【Chance-Making 事例 56】意志あるところに道は開ける

ウィルオブのスタッフによるチャンスメイキング事例の紹介します。

チャンスメイキング事例とは、ウィルオブのビジネスビジョンでもある「Chance Making(チャンスメイキング)」に取り組む社員の活動を報告していくものです。

我々社員がどういった仕事をしているのか、少しでも理解を深めていただければと思います。

Aさんとの出会い

当時、ウィルオブ・ワークのコールセンターのお仕事をしていたスタッフのAさん。

人一倍、頑張りたいという思いは強いものの
生まれつき、片腕が使えないという身体のハンディキャップがあり
出来る業務が限られていたり、周りについていけないことがあると
どうしても疲れてしまい、体調を崩しやすいという問題を抱えていました。

コールセンターでの仕事も次第に体調を崩しがちになり
2か月間頑張りましたが、ついに担当コーディネーターに退職させて欲しいと相談。

その時に「うちで別の仕事が紹介出来ないか、確認しましょう!」と提案され
面談で出会ったのが販売業務を担当していたコーディネーターのKさんでした。

Aさんとの面談

初めてお会いしたAさんはニコニコして人当たりが良く
第一印象では接客のイメージの湧く方でしたが、Kさんは少々頭を抱えることになりました。

というのも、Aさん。

どんなことでもやります。
何曜日でも、どの時間でも働きます。

なんにでもイエスと答え、まるで本人の意思というものがなかったのです。

いくつか提案したお仕事もすべて
「大丈夫です。頑張ります。」と答えてくれるものの
将来に対して、何を考えているのかが掴めず
どの仕事も長期で続けられるイメージが湧きませんでした。

Aさんの本音とは

そこでKさんはストレートに
「このままでは、また短期で辞めてしまうのではないかと心配です!
本音を話してください!」と伝えました。

すると、それまで笑顔だったAさんが思い詰めた顔になり
自分の言葉でぽつりぽつりと話してくれました。

本当の希望条件を伝えると就業先が見つからず、何度も断られてきたこと。
自分に何ができるのか、何がしたいのかさえ分からないこと。
だから希望の条件は考えず、働かせてもらえるところで働き続けてきたこと。
仕事が続かないけれど、本当は長期で働きたいこと……。

本音を聞いたKさんは、Aさんのことを理解しようとしていなかった
最初の自分を恥ずかしく思いました。

そこから二人で改めて勤務条件を考えました。
体力のことを考え、週の勤務日数、時間を決め、月にいくらお金が必要か一緒に計算しました。

とにかく笑顔が素敵であったことと、本人の「対面で人の役に立ちたい」という意思を尊重し
接客業で頑張っていこうと決め、本当にやりたいことに
少しでも繋がる仕事を見つけることを、二人の目標としました。

時間はかかってしまいましたが、二人の努力は実を結び
スマートフォンの操作方法を案内するお仕事で就業が決定。

「スマートフォンは片手でも簡単に扱える!」と、ハンディキャップを物ともせず
Aさんは今日も持ち前の笑顔で、頑張ってくれています。

まとめ

将来のことを考えていない訳ではなく
今まで考える機会がなかった、気付くきっかけがなかった……。
そんな人は、Aさん以外にもたくさんいるはずです。

”本人さえ気づいていない能力を発見し、育み、発揮できる機会をつくる”こと。

改めて私達の介在価値を考えさせられる、チャンスメイキング事例でした。