ここでは、インタビューを通じてウィルオブ社員の想いをお伝えします。
今回インタビューしたのは
「株式会社ウィルオブ・ワーク ミドル・シニア推進部 ミドル・シニア推進新宿グループ 菊地佳子さん」
ウィルオブのビジョンであるChance-Making Company実現のために奮闘する社員です。
――それでは、よろしくお願いします。
菊地さん:
よろしくお願いします。
目次
派遣社員の30歳代男性Mさんはどんな人?
――今回インタビューさせていただくのは、30歳代男性Mさんについてですが……この方は派遣社員で働いているということですよね?
菊地さん:
そうです。Mさんは、ある企業で法人からのIT関連の相談を請け負うコールセンター(受電対応)でのリーダーをしていました。
――重要な立場のお仕事をされていたようですね。
菊地さん:
リーダーという立場を任されるポジションに魅力を感じたことや、コールセンターという業務内容に興味があったこともあって、この仕事での勤務を開始したのが始まりでした。ですが、その仕事ももう3年目に差し掛かっていました。
――3年も続けてこられたのは、それだけの実力がある方だからなのですね。
菊地さん:
ですが、実はMさんは派遣という働き方にあまり良い印象を持っていない方だったんです。
――派遣のどこにそういう印象を持たれたのでしょうか?
菊地さん:
派遣という働き方はいつでも辞めることができるし、昇給もないとMさんは思っていました。ほかにも、派遣なので仕方のないことですが、一つの会社にずっといられることもないという部分でMさんに良くない印象を与えていたようです。
――確かに、そう取られることもありますね。
菊地さん:
そのため、派遣社員なら頑張る必要がないと感じ始めてしまい、スキルアップもできないと派遣を辞めたいと思ったようです。派遣のままだと将来が不安という気持ちもあったかもしれません。
――では、Mさんはもう派遣を辞めるつもりでいたのでしょうか?
菊地さん:
そうかもしれません。ですが、辞めるという気持ちになったからとすぐに辞めたのではなく、今後のキャリアの相談に来てくれました。
キャリア相談での面談
――キャリア相談に来た時のMさんはどういった様子でしたか?
菊地さん:
話を聞いていると、先ほども少しお話ししましたが、派遣は正社員じゃないから「昇給がない」「スキルアップが見込めない」「ずっと同じ会社にいられない」などの点から派遣は社会的立場が弱いと思われていたようです。
――なるほど……正社員と比べたらそう感じるかもしれませんね。
菊地さん:
とくに、Mさんは派遣社員として働く前に正社員で働いていたことがありますから。そのため、まずは派遣社員について理解してもらうことから始めました。弊社の派遣社員は、研修や福利厚生などが利用できることを説明しました。
――そういうことは、最初に説明されているはずではないですか?
菊地さん:
……実は、当時はこのあたりのアナウンスがあまり行われていなかったこともあり、認知度が低かったのです。そのため、Mさんもこのことを知らなかったらしく、研修と聞いて興味を示してもらえました。自分のスキルアップにも繋がるかもしれないと思われたようです。
――確かに、研修制度は大きな魅力の一つですからね。
菊地さん:
ほかにも、未経験で新しいことにチャレンジすることができ、福利厚生も整っている環境であることも説明しました。こうした話を続けると、Mさんは自分が良い仕事環境にいたのだと気付き、派遣社員に対する認識を変えてくれました。
今の仕事に魅力を見出す
――知らない部分を知ってもらい、認識を改めてもらえたことは嬉しいですね。
菊地さん:
はい。そして、こうした派遣についての話から、Mさんの仕事の状況の話へと進めていきました。すると、Mさんは今のリーダーという仕事でもスキルアップができるのではないか、と思うようになっていきました。
――派遣への不満を解消することで、今度は自分の仕事について見直すことができるようになったんですね。
菊地さん:
Mさんの意識が変わり始めたことに気付き、私はMさんがリーダーとしてやってきた内容を一つずつ丁寧に聞くことにしました。すると、細かい部分でMさんがリーダーとして与えていた功績を感じたのです。
――リーダーを任されるくらいですからね。Mさん自身、実力はあるのでしょう。
菊地さん:
そうなんです。なので、私はMさんが何に不満を抱いているのか、何が不安なのかを聞きました。そうしていくと、Mさんはだんだんと入社当時の気持ちを思い出していったのです。
――入社当時の気持ち、とはどういったものでしょうか?
菊地さん:
まず、もともとリーダーのように責任ある仕事について自分を成長させたいと思っていたことです。自分自身が影響を与えられるようなスキルと人間性を身に付けて、自分のチームのメンバーが生き生きと働けるようなチームを作りたい、と思っていたのです。
ほかにも、お客様からの問い合わせに答えてお礼を言われたり、問題が解決できた瞬間の達成感が好きでコールセンターの仕事に魅力を感じていたそうです。
――最初の気持ちは大切ですね。とても良い志を持ってMさんは仕事を始めていたのですね。
菊地さん:
そんな気持ちを思い出したMさんは、今の仕事でもっと頑張るべきなのではないか、と気持ちが前向きに変わりました。まだまだ成長できる今の仕事で何もやり切っていないのではないかと感じ、高い志を持って今の仕事を継続することに決めたのです。
そして今回再び交渉へ……
――とても良い気持ちの変化ですね。その後のMさんの仕事ぶりはどうなのでしょうか?
菊地さん:
キャリア相談したことで意識が変わり、リーダーとしての自分のスキルを上げるため、メンバーにリーダーとしての働きを見せることで安心して仕事に励んでもらえるようにと日々努力をしています。それに伴い、今まで以上に活躍をされているそうです。
――気持ちを新たに!という感じですね。Mさんが前向きに仕事に取り組めるようになって良かったですね。
まとめ
――では、今回のことを通して何か得られたことや、思うことがあれば教えてください。
菊地さん:
今回のことを通して、私はMさんがもう一度今の仕事にやりがいを見出すことができて、とても嬉しかったです。
実は、私が行った面談自体は利益が出るものではありません。ですが、私は利益よりも働く人がもう一度働くことに前向きになってもらったり、何か目標を見つけてもらうことにやりがいを感じ、大切に思うのです。
――菊地さんがやりがいを感じる仕事は素晴らしいですね。
菊地さん:
ありがとうございます。私と話すことで何かを見つけて次の仕事に繋げられたときや、話をして感謝をされることに喜びを感じるので、とくにやりがいを感じるのかもしれません。これからも、誰かのためになる仕事を続けられるように頑張っていきたいと思います。
――これからもその気持ちを忘れず、頑張ってください!それでは、今回はインタビューを受けていただきありがとうございました。
菊地さん:
ありがとうございました。
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