「医療現場は常にコロナと戦っている」病院受付の派遣として働くHさんの思いとは

新型コロナウイルスは様々な仕事で働く人たちに影響を与えました。

特に、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う解雇・雇い止めが派遣社員やアルバイト・パートを中心とした非正規社員への影響は深刻化されています。

今回はウィルオブの派遣社員として病院でご勤務いただくHさんにお話を伺いしました。

実際にコロナウイルスの影響はどのようなものだったのか、コロナウイルス感染拡大前と現在で何が変化したのか、正直なお気持ちお聞きしたインタビューです。

スタッフインタビュー第12弾です。

Hさんのお仕事とは?

――まず、Hさんのお仕事内容を教えていただけますか?

私は、ウィルオブの派遣社員として、2019年2月から入社し2020年8月現在の約1年5カ月就業しています。

その内の1年弱は現在の派遣先の病院で受付事務のお仕事をしています。

新型コロナウイルスの影響

――2020年に入って新型コロナウイルスが流行りましたが、病院でのお仕事やご自身にとっての変化はありましたか?

変化…そうですね~、ありましたね。

受付での業務が増えた事とか、自分自身も変化ありました。

――変化があったのですね。まず、お仕事では具体的にどんな変化があったのですか?また、それはいつ頃からでしょうか?

私の勤めている病院は2020年2月あたりから来院者一人ひとりの検温や手指消毒が徹底されたので、受付の通常業務の「来院受付・会計・入院手続き・事務処理」にプラスしてその対応もする事になりました。

受付は院内で一番最初に患者様含む全ての来院者の対応をする場所なので、一人ひとりとなると結構大変でした。

今までも患者様には検温をしていたのですが、脇に挟むタイプの体温計を使用していたんです。

今までも消毒はしていましたが、今までよりも病院側も患者様も敏感になっていますので、次の方へお渡しする前には入念に消毒をして結構時間も掛かりました……途中からは非接触型の体温計に切り替わったので、随分と楽にはなりましたね。

後は、入院受入れもある病院なので、入院患者様への面会禁止になりました。

面会に来られたご家族等がお持ちになった着替え等のお荷物・差し入れ等も直接病室まで持っていく事が出来ない状況なので、受付でのご説明や担当看護師へお荷物引渡し等の取次ぎの対応も今はほぼ毎日あります。

――患者様や来院者一人ひとりに検温や面会禁止によって生じる対応等、安全のために業務内容が増えたり、やり方の工夫をされているということですね。他にも変化はあったのでしょうか?

他は……受付には飛沫防止の透明ビニールシートを設置して、受付スタッフはフェイスシールドをし対応をするようになりました。

ただ、今までビニールシート越しでの対応をした事が無かったので、慣れるまで違和感はありましたね。

また、休憩時も休憩室が密にならないように時間をずらしたり、席も向かい合わせで座らないよう離れて座ったり、ご飯を食べる前も手指消毒は徹底してルール化されています。

私個人的は食べ物自体にも今は素手で触らないようにしているので、コンビニ等のサンドイッチやおにぎりにのようなビニール包装になっているものを選んでいますね。

――院内では感染予防徹底の為のルール化がしっかりされているのですね。ご自身でも意識して気を付けて日々の業務をされているとの事ですが、私生活での変化や意識されていることはあるのでしょうか?

はい。

私は病院勤めなので感染リスクは他の人よりあるという意識をもって行動しています。

まず、院内でも私生活でも日頃から衛生面等は気を付けているのですが、新型コロナのような感染症は基本的な予防法を徹底する他ないので、手洗い・うがい・消毒は徹底しています。

特に顔は目・鼻・口と粘膜があるので、消毒をしていてもなるべく触れないようにしていますし、仕事から帰ったら直ぐにお風呂に入るようにしたり、人の多い所には行かないようにしています。

近くに母が住んでいるのですが、高齢でもあるので感染予防の為にも今は会いに行かないようにして念には念をという感じで意識して気を付けています。

――しっかりと徹底されているのですね。Hさんは、この状況下でお仕事を続ける事への抵抗や不安は無かったのですか?

実際、母に会えないのは正直辛いですし、まぁ不安が無いという訳でもないですが、今はコロナに感染しない様に行動する事が一番なので……。

日々緊張感の中で受付業務をしているせいか、いつもより神経質になっているなと思うこともあります。

ただ、病院ではコロナ以前からも変わらず衛生面に関して気を付けてきていたので、この状況下で予防対策としての変化はありましたが、病院勤めだからといってそこまで大きな不安や抵抗というのは無く仕事は続けられています。

後は……今この状況下でも仕事を頑張れているのは、患者様の存在も大きいんですよね。

――Hさんにとって、コロナの影響は業務が増えて大変な事はあるものの、コロナによってお仕事への抵抗や不安というのは無いのですね。また、お仕事を頑張れているのが“患者様の存在が大きい”との事ですが詳しくお聞きしてもいいですか?

はい。

実は私、今の病院に以前も務めていたんです。

その時に対応した事のある患者様に、「Hさん、久しぶり!戻ってきてくれたの?」と笑顔で声を掛けてくださって、名前まで覚えてくれていて……私、とても感動したんです。

――それは嬉しいですね!その患者様にとって Hさんの印象がとても良かったんじゃないでしょうか?

いやいや、ただ、私おしゃべりが好きで(笑)

外来受付でもそうですが、入院受付の時には患者様本人やご家族の方からよくお悩みや色んなお話をお聴きする機会も多かったのもあり、他愛な話もよくしていたので患者様やご家族の方とも顔見知りになっていました。

それで戻った今でも良好な関係を作れているのはあるかもしれません。

だから、今のコロナで大変な時期ではあるのですが、「この人たちの為に頑張ろう!」って思いながら日々頑張れています。

――そうだったのですね。Hさんにとって前向きに働き続けられる理由があるんですね。

はい。

患者様と触れ合っていると、今がどんなに大変でも“微笑ましくなる”そういった場面が1日に何度もあるので、私も患者様に元気や勇気をもらうことがあるんです。

だから、コロナに負けてらんないですよ(笑)

――Hさんのお話をお聞きしてると、本当に今のお仕事が好きなんだなぁ!と感じますね。そもそもHさんは何故この仕事を選んだんですか?

私、人と話す事が好きなんです!

なので、基本は人と関われるような仕事を選ぶようにしているんです。

また、以前に看護助手をしていた事もあって、その時に患者様のお話を聞くことや対応していた時が楽しくて未経験でもできる「病院の受付事務」を選びました。

――病院勤めは何か資格とか経験が無いと出来ないと思っていましたが、未経験でも働けるんですね!?

はい。

看護助手も病院の受付事務も未経験から始めました。

余談ですが、私、今の仕事に就くまで色んな仕事を経験してきたんですよ。

初めは化粧品販売の仕事で百貨店で接客販売業務をして、次にファミリーレストランのホールや引っ越し業者の受付事務もした事もあります。

ちなみに繁忙期は引っ越し現場にも行きお客様と話しながら楽しく梱包作業をしていましたよ。(笑)

後は、掃除用具のレンタル&お掃除サービスやホテルでブライダル会場のアテンドも経験しました。

そして病院での看護助手・受付事務というところでしょうか。

――Hさん、様々なお仕事を経験されてきたんですね!?

はい!

まぁこんなに転職していたら「続かない人」って思われるかもしれないですが(笑)。

私は元々「色んな事にもチャレンジしたい」という性格なので、“気になったものはやってみる”というスタンスで仕事を通して経験してきました。

そのおかげで、出来ることも増え、回りまわって今の仕事に全て活かせていると思っています。

――Hさん行動派ですね!ちなみに、派遣のお仕事を選んだのも関係はあるのでしょうか?

はい、「色んなことをチャレンジしたい」ので私にとっては派遣の働き方があっていると思っています。

今後もまだまだやりたいことや興味あるお仕事は出てくると思は思いますが、今はこの病院でのお仕事は続けていきたいと思っています。

――それは、コロナ禍でご自身の心境の変化があったりしたのでしょうか?

コロナだからとかではなく、今まで色んな仕事を経験してきて「一番この仕事が向いているな」と思えたからです。

新型コロナウイルス後に仕事で変わったことや感じたこと

――では、コロナウイルスの時期をきっかけに変わった仕事への意識はありましたか?

私はニュースでやっていたようなコロナの影響で仕事が無くなったり、減るという事はなかったのですが、知人や周りからはそういう話を聞いていたので、今自分が仕事をし続けられている事へのありがたさは十分にあります。

そのおかげで、子供の学費等も払い続けていられていますし、コロナがなかったら毎日生活が出来ている事にこんなにも感謝することって今までなかったと思います。

だから、これからもしっかり責任もって続けていきたいと思っています。

Hさんは、お仕事を続けられている「ありがたさ」をコロナウイルスによって再認する事が出き、より一層お仕事に前向きに取り組む事ができているんですね。

Hさんがウィルオブを選んだ理由

――最後に、Hさんは数ある派遣会社で何故、ウィルオブで働く事を選んだのでしょうか?

実は、今までいくつかの派遣会社に登録していて、ウィルオブもその中の1社ではあったのですが、自分の条件に合った仕事がタイミング的に別の派遣会社であり、その時はウィルオブでお仕事をする事はありませんでした。

ですが、たまたま昨年の1月末にウィルオブの担当営業さんから「最近どうですか?お仕事は探していませんか?」と連絡をいただきました。

その時、私は前の派遣会社の仕事を辞めたばかりで、丁度他のお仕事を検討している所だったので、とてもタイミングがよくてビックリです!

しかも、私が以前にお伝えしていた条件を覚えて下さっていて、その条件に合ったお仕事が見つかったからと何気なくご連絡してくださったのです。

私は他で検討しているお仕事の事も話したら「そちらを優先していいので、もし困ったことあったら気軽に相談してください」と仰ってくださったのでとても安心できました。

そうこうしている内に、検討していたお仕事が募集を終了してしまったので、ダメもとでウィルオブの担当営業さんにご連絡をしたら快く対応して頂いて、お仕事もご紹介して頂いて本当にうれしかったです。

今まで登録していたほとんどの派遣会社の担当営業さんから連絡はなかったし、こちらから連絡してもちゃんと対応してくれなかったりしていたのでそれが普通なのかと思っていました。

ですが、ウィルオブの担当営業さんは本当にこまめに連絡をしてくれるし、就業していた派遣先にも契約の交渉をしてくれたり、凄く親身になって対応してくれるので、本当に信頼できる営業さんに出会えたなと思えたのでウィルオブで働き続けたいと思います。

今も最低でも月に1回は「最近どうですか?」と、1分ほどではありますが電話をしてくれますよ。

まとめ

コロナウイルスの影響で病院内での働き方は変わった事もあり日々の業務や自己管理は強いられて大変になる事もあるが、それでも変わらずポジティブに頑張れるのは今の仕事や患者さんへの感謝の気持ちとウィルオブの担当営業との出会いが大きかったのですね。

また、現場で頑張って働く派遣社員にとって担当営業からの “たかが”「1分くらいの電話」は “されど”「1分の電話」であったのだと改めて気付かされました。

今回はインタビューを受けていただきありがとうございました。

仕事探しでも就業中でも寄り添ってくれる派遣会社を選びたいならウィルオブがおすすめ
仕事をしていると、突然トラブルが発生したりと予測できないことが起こります。そんなとき、自分の事情や希望を聞いて対応してくれるような会社を選びたいところです。そこでおすすめするのが、派遣会社ウィルオブ。

あなたの希望する条件にあわせて仕事を紹介するだけでなく、仕事での悩みや不安も聞きます。働きやすい環境を整えるため、親身になってサポートをしてくれますよ。
“ウィルオブ”への登録はこちら