エンジニアを目指している方の中には、エンジニアの種類を知りたいと考えている方は少なくありません。
エンジニアは開発系エンジニア・インフラ系エンジニア・IT関連職の3種類、さらに細かく分けると13種類以上もあります。
ここでは、エンジニアの種類や向いている人、目指す方法など解説しています。
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- エンジニアは、もともと工学に関する専門的な知識やスキルを持った人材という意味で、技術者という言葉で表せることも多いです。
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エンジニアとは
はじめに、エンジニアの定義と平均収入を解説しますので、エンジニアを目指す際に参考にしてください。
エンジニアの定義
エンジニアとは、技術者を意味する言葉です。
とくに、高度な情報技術に関する専門知識とスキルを用いて製品やシステムなどを設計や開発などをする技術者の総称として用いられています。
近年はさまざまな分野のエンジニアが存在しますが、この記事ではその中でもIT業界で活躍しているエンジニアの種類を解説しています。
エンジニアの種類
ここからは、エンジニアの種類を13種類解説します。
システムエンジニア
システムエンジニアは、SEとも呼ばれ、クライアントの要望を分析して企画・開発・運用・保守などを行う技術者のことを言います。
システムの設計やプログラマーへの開発の指示、テストや運用もシステムエンジニアの仕事です。
論理的思考力やコミュニケーションスキル、問題解決能力などが求められ、マネジメント職への転換やITコンサルタントへのキャリアアップが期待できます。
プログラマー
プログラマーとは、プログラミングの言語を使ってさまざまなシステムやアプリケーションを開発するエンジニア職のことを言います。
企業向けシステムからスマホアプリやゲーム、家電製品の制御システムまで現代のあらゆる分野で活躍が不可欠となっています。
プログラマーの仕事は、バグの発見と修正、ECサイトやSNSなどアプリの開発、ゲーム系などさまざまです。
プログラミング言語の知識はもちろん、学習意欲と継続力、コミュニケーション能力などが必要となっています。
組込みエンジニア
組込みエンジニアは、家電や自動車などの製品内部に搭載されているソフトウェアを設計/開発する技術者です。
プログラミングやテスト/品質管理、ハードウェアとの連携が組込みエンジニアの主な仕事です。
ハードウエアやOS/リアルタイムOSの知識、プログラミング言語やシステム設計スキルが必要です。
インターネットに接続される家電やデバイスの増加や慢性的な人手不足の影響で需要は高まっています。
家電や自動車、産業ロボットなどさまざまな分野で活躍の場があることが魅力です。
アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアとは、アプリケーション開発の全工程を担う専門職です。
アプリは業務系システムやスマホアプリ、WEBアプリなど多岐にわたります。
設計や開発、テストや運用などが主な仕事で、さまざまな職場への転職に役立つ高度なプログラミングスキルや知識を習得できることが魅力です。
プログラミング言語やデータベースなどの技術的スキルやロジカルシンキングなどの能力が求められます。
フロントエンジニア
フロントエンジニアとは、アプリやサイトなどでユーザーが直接目にする部分の設計や開発、実装をおこなう職種で、フロントエンドエンジニアとも呼ばれます。
WEBデザイナーやほかのエンジニアと連携をしながらUI/UXを設計と実装、コーティングなどをおこなうことが主な仕事です。
最新技術への関心が求められ、ユーザーの反応を直接感じられることが魅力なのでおすすめです。
バックエンドエンジニア
バックエンドエンジニアは、フロントエンジニアとは逆で、ユーザーから見えない裏側のシステムを開発、管理する専門職です。
ユーザーの快適な利用とシステムの安定化を支える役割を担うので、データベースやインフラに関する専門知識が求められるため需要が高い職種です。
サーバーサイド言語やデータベースの知識、システム設計のスキルなどが求められます。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業や個人の快適なデータ通信を実現するために、ネットワーク環境の設計や構築、セキュリティ対策や障害対応などをおこなう専門職です。
ネットワークが安定しているか監視し、問題が発生した時には復旧作業をおこなうことやセキュリティ対策が主な仕事です。
クラウド環境やゲーム業界などの影響で、需要が年々高まっていることも魅力です。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアとは、サーバーの設計、構築、運用、保守を専門的におこなうエンジニアのことを言います。
また、サーバー障害やセキュリティ障害が発生した時に原因を特定して迅速に復旧させることもサーバーエンジニアの仕事です。
クラウドやネットワーク、セキュリティに関する知識が求められます。
データベースエンジニア
データベースエンジニアとは、企業が保有する膨大なデータを効率的かつ安全に管理するためのデータベースを設計、開発、管理する専門技術者です。
クライアントの要件に基づいて設計、構築し運用することがデータベースエンジニアの主な仕事です。
データベース製品に関する知識やセキュリティ知識、論理的思考力が必要な職種です。
社内ITエンジニア
社内ITエンジニアは、社内SEとも呼ばれる、自社の情報システムやITインフラの開発や運用、保守を担う職種です。
社内からの問い合わせやPCトラブルに対応するヘルプデスク、業務効率化につながる新しいITソリューションを企画、提案するなどさまざまな仕事があります。
業務範囲は企業規模による違いがあります。
- 大企業:業務が分業化されていて、特定の領域の専門的な業務をメイン担当する傾向がある
- 中小企業:業務を幅広く担当するケースがある
社内ITエンジニアは、コミュニケーション能力やビジネス企画力、問題解決能力や技術力が求められます。
セールスエンジニア
セールスエンジニアとは、自社の製品やサービスを専門知識を活かして技術面から提案する、営業活動をサポートする職種です。
製品やサービスのデモンストレーションや技術的な質疑応答、導入後のサポートなどが主な仕事です。
顧客の技術的な相談相手となったり、顧客からの信頼獲得をしたりなど、スムーズな商談成立につながるので重要な役目となっています。
ITに関する深い専門知識や営業スキル、コミュニケーション能力などが求められます。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、企業の情報システムをサイバー攻撃や不正アクセスから守る専門家のことを言います。
セキュリティを考慮した設計と構築、サイバー攻撃への対応、従業員へのセキュリティ教育などが主な仕事です。
ネットワーク環境や利用のシーンが多様化し、サイバー攻撃が巧妙化されていることが理由で必要とされています。
専門知識やコミュニケーション能力、責任感が求められます。
ゲームエンジニア
ゲームエンジニアとは、その名の通りプログラミング技術を用いてゲームを設計、開発する専門職のことを言います。
具体的には、キャラの動きやアイテムの効果、ゲーム全体のロジック実装などをおこない、家庭用ゲームやスマホゲームなど幅広いジャンルで活躍しています。
ゲームエンジニアの主な業務は、プログラミングによるゲームの機能実装やゲームにバグがないかの確認、修正などです。
未経験歓迎の求人もあること、需要が高いこと、活躍の場が幅広いことなどが魅力なので、ゲーム好きにおすすめの仕事です。
プログラミングのスキルや専門分野の知識、ゲーム開発環境の知識などが求められます。
エンジニアの平均収入
以下は、エンジニアの中の3つの種類の平均時給です。
どの表も「求人ボックス給料ナビ」の情報を参照しており、その中では正社員は年収表記になっているため、時給換算(1日8時間、1か月で20日働く計算)で計算しなおして表記しています。
【ITエンジニア】
正社員 | 2,343円 |
---|---|
派遣社員 | 2,145円 |
アルバイト/パート | 1,195円 |
※参照:ITエンジニアの仕事の年収・時給・給料(2025/9/29時点)
【システムエンジニア】
正社員 | 2,651円 |
---|---|
派遣社員 | 2,146円 |
アルバイト/パート | 1,198円 |
※参照:システムエンジニアの仕事の年収・時給・給料(2025/9/29時点)
【WEBエンジニア】
正社員 | 2,406円 |
---|---|
派遣社員 | 1,789円 |
アルバイト/パート | 1,200円 |
※参照:WEBエンジニアの仕事の年収・時給・給料(2025/9/29時点)
エンジニアに向いている人

ここからは、エンジニアに向いている人の特徴を解説します。
新しいことを学ぶことが好きな人
エンジニア、特にITの業界はめまぐるしく進化し、その影響で新しい技術やツールが続々と登場します。
そのため、新しいことを学ぶことが好きという方にエンジニアは向いています。
粘り強さがある人
エンジニアの仕事は粘り強く、根気よく業務に臨む必要があります。
それは、困難な状況でもあきらめずに解決策の試行錯誤を続ける必要があることが理由です。
システムの不具合や予期せぬエラーに粘り強く取り組んで、長期的なプロジェクトを遂行できる体力や継続力などが求められます。
チームワークを大切にできる人
エンジニアは、チームで共通の目標に向かって一丸となってタスクの調整や情報共有をする必要があります。
そのため、他メンバーと円滑なコミュニケーションをとれ、協調性の高い人、つまりチームワークを大切にできる人がエンジニアに向いています。
チームワークを大切にするための工夫はたくさんありますが、まずは報連相を徹底するようにしましょう。
エンジニアを目指す方法
ここからは、エンジニアを目指す方法を2つ紹介しますので、実際にエンジニアを目指そうと考えた方は参考にしてください。
スクールや学校に通う
エンジニアを目指せる学校やスクールは全国に数多くあり、そこに通うことは時間やお金が確保できている方におすすめの方法です。
スクールや学校は体系的に学べるカリキュラムが組まれており、講師の質も高い特徴があり、未経験から目指したい方に特におすすめです。
スクールや学校に通う時間やお金をしっかり確保でき、順を追って学んでいきたいと考えている方は通うことを検討してみましょう。
動画教材や通信講座を活用する
エンジニアについて学べる方法は、スクールや学校に通うだけではありません。
動画教材や通信講座も調べればたくさん出てきます。
動画教材や通信講座は、スクールや学校と違い好きな場所や好きなタイミングで受講できる特徴があります。
そのため、時間は取れないがお金は確保できている方は、活用することをおすすめします。
よくある質問
ここからは、ITエンジニアに関するよくある質問を紹介します。
エンジニアは何種類に分けることができますか?
エンジニアは大きく分けると以下の3種類、細かく分けると13種類に分けられます。
- 開発系エンジニア
- インフラ系エンジニア
- IT関連職
13種類のエンジニアについては、こちらの「エンジニアの種類」で解説しています。
エンジニアは独学で目指すことは可能ですか?
はい、可能です。
しかしやはり難しさはあるので、スクールや学校に通ったり動画教材を活用したりすることをおすすめします。
くわしくは「エンジニアを目指す方法」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、エンジニアの定義や種類、向いている人の特徴などについて解説してきました。
エンジニアは、大きく分けて3種類、細かく分けて13種類に分けられます。
エンジニアを目指したいと考えたら、独学で学ぶことも可能ですが、スクールや学校に通うか動画教材を活用する方法がおすすめです。
新しいことを学ぶことが好きで、粘り強さに自信のある方はエンジニアを目指してみることを検討してみてください。
- エンジニアの種類を知りたい方はウィルオブにご相談ください
- エンジニアは、大きく分けると3種類、細かく分けると13種類に分けられ、種類ごとに目指し方は異なります。
ウィルオブでは、エンジニアの求人を数多く取り扱っているだけでなく、相談や資格取得支援などにも対応していますので、ぜひ一度ご連絡ください。 >>相談・登録はこちら