介護の仕事で役立つ6つの資格とは?おすすめの資格や目的別で詳しく解説

大変な仕事と言われている介護関係の仕事。

高齢化の時代である今だからこそ、需要が多いので求人数も増えてきています。

ですが、仕事内容によっては資格が必要なことも多く、未経験OKの仕事があっても時給が低かったりするので、なかなか良い仕事を見つけられない方も少なくないのです。

介護関係の仕事を目指すのであれば、やはり介護の資格を持っておくことをおすすめしています。

ここでは、どんな資格があるのか、取得条件やどのような仕事ができるのかを紹介していきます。

是非、資格を取得する際の参考にしてください。

介護の資格には何があるか分からないなら派遣会社に相談をしてみましょう
介護に特化した派遣会社であれば、どういう仕事に何の資格が必要かが分かるので、自分がやりたい仕事が何かなどから一緒に考えてくれます。

介護に特化しているので、資格や仕事に関する悩みにもお答えできます。困ったことがあればまずは登録をし、担当者に相談をしてみましょう。
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介護関連の仕事をするなら資格取得がおすすめ

高齢化社会となるにつれて注目を浴びているのが介護関係の仕事です。

求人情報でも介護職の求人を目にする機会が増えていて、介護職に興味を持つ方もいるでしょう。

介護派遣の働き方については、こちらの「介護派遣は正社員と何が違う?仕組みやメリット、おすすめ派遣会社を紹介」で解説しています。

ですが、急に始めようと思っても、経験や資格がなくてもできる仕事は限られてしまいます。

また、経験や資格がないことで、資格を持っている人と比べて時給も低めに設定されていることが多い傾向にあります。

そのことから、介護職をやっていこうと考えている方は、資格取得を考えておきましょう。

資格があればできることも多く、持っていて損はありません。

介護の資格は種類が多い


介護関連の資格には多くの種類があり、目的によって必要となるものが変わってきます。

介護職で有名な資格の1つに「ホームヘルパー(訪問介護員)1級・2級・3級」がありましたが、2012年度で廃止となっています。

ですが、1級・2級は無効にはならず、そのまま使えるので資格を取り直す必要はありません。

くわしくは、こちらの「ホームヘルパーの資格は廃止されても有効」をご覧ください。

では、細かくどんな資格かを説明する前に、大きくわけて「民間資格」「公的資格」「国家資格」の3種類があることを話しておきましょう。

民間資格

認定介護福祉士や介護事務などが民間資格に当てはまり、民間団体が独自に実施している資格です。

公的資格

介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの資格が、こちらの公的資格に当てはまります。

この公的資格とは、公益法人や各省庁などが実施しているもので、一定能力があると証明することが可能です。

国家資格

介護関係の資格では、介護福祉士が国家資格です。

この資格は、法律に基づき、国や国から委託を受けた機関が実施しているもので、一定水準以上の能力があると国から認められている証明になります。

最初に取得しておくべき2つの資格

ここからは、細かく介護関係の資格について紹介をしていきます。

介護職をしたいのであれば、まずは取得しておくべき2つの資格を紹介します。

介護職員初任者研修

介護職に携わる人が最初に取るべき資格です。

この資格を取得するために必要となる資格や経験などはなく、介護に必要な基礎的な知識や技術を学ぶことができます。

もちろん介護職だけでなく、家庭で介護を仕様とする方にもおすすめの資格なので、興味がある方は是非取得を目指してみてください。

また、現在は廃止されている「ホームヘルパー2級」と同等の資格でもあります。

【資格取得方法】
取得には、講習を受ける必要があり、開催している民間団体や公益法人は多くあります。

ところによっては、通信や通学でできるように整えていることもあるので、自分に合う方法で取得を目指してください。

受講費などはそれぞれ確認しておきましょう。

介護福祉士実務者研修

将来、介護福祉士の資格を取得したい方には必須となる資格で、介護職員初任者研修よりもさらにくわしく介護について学べます。

こちらも受講するために必要な資格や経験はありません。

また、研修終了後、実務経験が3年以上あれば、プロを目指す方に必要となる介護福祉士の実技試験免除にもなります。

そして、既に廃止されている「ホームヘルパー1級」と同等の資格でもあります。

【資格取得方法】
講習を行っているスクールで研修を終了させることで、修了証を受け取ることができます。

費用や期間などはスクールによって変わるため、自分に合うスクールを選ぶようにしましょう。

プロを目指す方に必要な4つの資格を目的別に紹介


前項目で紹介した資格は、介護職をする上であった方が良い資格でした。

ですが、将来的にも介護職に就きたい場合は、それ以上に持っておくべき資格があります。

ここからは、プロを目指す方のために必要となる資格を、分かりやすく目的別で紹介していきます。

自分が目指したい介護職の資格を取得できるよう、確認しておきましょう。

リーダーとして活躍するなら「介護福祉士」

介護福祉士国家試験を合格し、介護のプロだという証明になる資格です。

こちらの資格を取得した方は、仕事でもリーダーとしての活躍が期待できるだけでなく、要介護者の家族へのアドバイスや介護職員のマネジメントなども行います。

信頼度も高く、時給も資格がない方よりも多くなるので、ずっと介護職で活躍したい方は取得しておいてください。

【資格取得方法】
受験を希望される方は、社会福祉振興・試験センターの「介護福祉士国家試験」にて申し込み手続きや日程などを確認し、資格取得を目指しましょう。

上級の介護福祉士を目指すなら「認定介護福祉士」

高齢化していく社会で、利用される方のニーズに合わせた介護ができるよう、専門的な介護知識や技術が必要となるために出来た資格です。

この資格の狙いは、以下の通りです。

    1.介護福祉士の資質を高め、介護サービスの高度な要望に答えられるようにする。
    2.他業種と介護チーム、双方の情報や助言を共有し、介護サービスに活かす。
    3.介護福祉士の資格を取得した後も努力を続け、自己研鑽する拠り所になる。
    4.介護福祉士の資格の取得後、キャリアパスの形成をしていく
    ※参照元:一般社団法人 認定介護福祉士 認証・認定機構「認定介護福祉士とは」

介護業務だけに留まらず、介護サービスを向上させるため、介護職の人材育成、他業種や施設・地域などとの連携を取るマネジメントも行っていく必要があります。

【資格取得方法】
資格取得には、介護福祉士の資格があり、認定介護福祉士養成研修のⅠ・Ⅱ類を受講することが必要です。

また、この資格は公的資格に分類するので、地域によって申し込みを受け付けている場所が違います。

自身が住んでいるところに近い施設を選び、申し込みをしていきましょう。

介護の事務職をしたいなら「介護事務」

介護職の事務職は、身体的負担はあまりないのですが、介護施設の業務を円滑に行うために必要となる業務やケアマネージャーのサポート業務を担っています。

身体的負担があまりない事で年齢を気にせず長く続けることができ、介護職をしたくても身体的な負担が気になる方は介護事務を目指すのも1つの手段ですよ。

【資格取得方法】
必要となる資格や経験はなく、介護職経験がない方でも取得ができます。

また、講習をしているスクールは多いため、自分に合うスクールを選んで受講してみてください。

専門的知識を必要とする「ケアマネジャー」

介護を必要する方が利用できる保険やサービスを受けられるようにサポートをする業務です。

ケアをするためのプランや保険の紹介、サポート業者と利用者との調整、要介護者の家族への説明や相談などを担当しています。

要介護者や家族が安心して利用できるようにサポートをするので、保険などの専門的な知識を必要とする資格です。

【資格取得方法】
法定資格などを保有し、実務経験が5年以上があることが受講資格の条件です。

上記の条件を満たした方が「介護支援専門員実務研修受講試験」を受けることができ、こちらに合格をした後に「介護支援専門員実務研修」を受講します。

これらの試験や研修を経て、ケアマネージャーになれます。

また、申し込みなどは各都道府県で行っているので、自身が住む地域の施設などに問い合わせをしてください。

ホームヘルパーの資格は廃止されても有効


最初にも話したように、以前はホームヘルパーの資格には1級・2級・3級がありましたが、2012年度で廃止されています。

廃止と言ってもホームヘルパーの資格の効力がなくなるわけではなく、同等の資格が出来ています。

級によって変わるので、以下を参考にしてください。

  • ホームヘルパー1級……介護福祉士実務者研修
  • ホームヘルパー2級……介護職員初任者研修
  • ホームヘルパー3級……完全廃止

新たな資格となってもホームヘルパー1級・2級を持っている方は、資格を取り直す必要はなく、それぞれの資格と同等に扱ってもらえます。

どういうことかと言うと、たとえばホームヘルパー2級の資格を持っている方がいるとします。

求人情報で必要な資格として「介護職員初任者研修」と書かれていたとしても、同等の資格である「ホームヘルパー2級」があれば求人に応募することが可能です。

ただし、同等だからと言って履歴書に「介護職員初任者研修」と書くことはできません。

自分が所持している資格を書かなくてはならないので、「ホームヘルパー2級」と書きましょう。

このように、ホームヘルパー1級・2級を所持している方はそのまま使うことができます。

ですが、ホームヘルパー3級を持っている方は、現在では完全に廃止されているので、「介護職員初任者研修」を取得してください。

3級を持っていれば実務者研修の受講時間が一部免除されるので、より早い資格取得を目指せますよ。

資格取得と仕事を両立させるなら派遣

資格を取得したいけど、仕事をしていると資格取得の時間が取れない方もいて、なかなか資格を取得できないと悩まれているかもしれません。

そんな方は、派遣社員として働きながら資格取得を目指すことをおすすめします。

派遣会社であれば、資格を取得するためのサポートを行っている会社もあるので、仕事をしながらでも資格を目指すことをができます。

人材派遣会社ウィルオブ・ワークが運営している介護に特化した「ウィルオブ(介護職)」では、資格取得を目指す方のために勉強の時間と仕事の両立するために調整したり、各種サービスに合った研修なども行っています。

不安な時にもすぐに担当者に相談ができるので、資格を取得したいけどどうすれば良いか悩まれている方は話してみましょう。

まとめ

介護職で長く働きたい、今よりスキルアップしたい、時給を上げたいと、人によって希望することは色々あると思います。

資格を持っていれば、介護関係の仕事で自分ができることが増えるので、色々な業務に挑戦することができるようになります。

また、介護の資格は、家族に介護を必要とする方がいる場合でも役立つので、少しでも興味があれば取得してみるのも良いですよ。

今回紹介した資格は、いずれも介護に関する大切な資格です。

自分がどんな資格を必要としているかを知り、資格取得を目指しましょう。

また、資格を取得するためには時間がかかるので、働きながらの資格取得を目指す方は、資格によっては実質無料で支援してもらえる「ウィルオブケアアカデミー」を利用してみませんか?

通学や講師出張を選べるので、自分の働き方に合わせた受講ができますよ。

仕事と資格取得を両立させるなら人材派遣会社「ウィルオブ・ワーク」がおすすめ!
介護の資格には多くの資格があり、受けられる条件などもありました。また、仕事をしながらの資格取得が難しいと悩んでいる方もいるでしょう。

仕事と資格取得を両立させるにはどうすればいいかは、人材派遣会社ウィルオブ・ワークが運営する介護に特化した「介護のお仕事紹介サービス」に相談をしてみませんか?無理なく資格取得ができるように仕事の調整などのサポートをしてくれますよ。
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