『Webマーケティングの大衆化』をミッションに掲げ、比較メディア事業をはじめとして、これまで50以上の事業(問題解決)を展開してきた株式会社ベーシック。同社は2021年から主力であるSaaS事業に舵を切り、プロダクトを更に強化するためにもエンジニアの採用に注力しています。
採用活動の中では株式会社ウィルオブ・ワークが提供するエンジニア特化型採用支援サービスウィルオブテック(以下、ウィルオブ)を導入いただきました。
エンジニア採用に苦戦する企業が多い中、サービス導入から1年で4名の採用を実現したベーシック社ですが、背景にどのような採用課題があったのか、なぜウィルオブを導入いただいたのか。
ベーシック社の人事広報部 人事グループ マネージャーの伊藤 総和様と大谷 桃子様に、ウィルオブとの取り組みについて話を伺いました。
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株式会社ベーシックについて
株式会社ベーシックについて教えてください。
大谷:当社は『Webマーケティングの大衆化』を目指して事業を展開しています。マーケティングが誰でもより簡単により早く、身近な存在になることを目指しており、世の中の社会課題の解決に対して、マーケティングの力を持って挑戦し続けている会社です。
事業としては、国内最大級のWebマーケティングメディア『ferret』、BtoB企業がマーケティング活動を行う上でのお困りごとをまるっと解決していくBtoBマーケティングサービス『ferret One』、25万人以上のユーザーに利用されているフォーム作成管理ツール『formrun』に加え、2023年4月には日程調整ツール『bookrun』のオープンβ版をリリースしています。
採用前の課題と導入のきっかけ 採用活動においても進化する必要があった
左から、人事広報部 伊藤 総和様、大谷 桃子様
ウィルオブのサービスを導入するにあたり、採用面でどのような課題があったのでしょうか?
伊藤:コロナの影響が少し落ち着いてきたタイミングで、これまで抑えていた採用活動をしっかりと進めていこうという意思決定がありました。
そのなかでも、SaaSの事業モデルである以上、プロダクトファーストでないと事業はスケールしていきません。 ビジネスサイドで優秀なPdMやプロダクトマーケに知見のある方の採用が続いていたことも相まって、エンジニアの採用を強化していく必要がありました。
ただし、エンジニアの採用ニーズが年々高まり、採用難易度が上がり続ける中、弊社においても例外ではありませんでした。ダイレクトスカウトやRPO(採用代行)を導入するなど、対策は打っていましたが、思うように応募数も入社数も伸びなかったのが実情です。
そこで、一度自分たちの活動を振り返ってみたところ、これまで「エンジニアは市場価値が高い故にエージェントをあまり使用せず、リファーラルやスカウト媒体を通して転職先を探す方の方が多いのではないか」と捉えてしまっており、改めてエージェントサービスの可能性について探り始めました。
弊社には大事にしているコンピテンシー(行動特性)として「TRY&LEARN」というものがあるのですが、数字を用いた仮説検証の元で、ミッションの達成に向けて、高速でPDCAを回すことを重要視しています。
採用競合調査や採用チャネル毎の歩留まりなどを精査していく中で、ウィルオブ様の情報を聞き及び、前職の繋がりもあったことや、人材業界の雄としての歴史もあることから信頼できそうという印象があったのでお声がけしました。
採用前の不安と結果 不安はあったが、自社に寄り添ったサポートのおかげで想像以上の結果が出た
ご依頼いただく際、不安なことはありましたか?
伊藤:転職サービスは、担当として付いてくれるキャリアアドバイザー(CA)やリクルーティングアドバイザー(RA)によってサービスの質が上下してしまうものだと考えています。
エージェントの質が高ければ、求職者様のキャリアビジョンや価値観まで深堀りしてくれます。紹介先で働くことと求職者様の価値観を結び付けたキャリアコンサルティングによって、入社後の早期活躍やリテンションにも繋げやすくなります。
大きい会社だから安心できるというものではないので、求職者様の人生や価値観まで寄り添っていただける方に担当してもらえるのだろうか、という不安は正直ありました。
不安に対し、ウィルオブのサービスはいかがでしたか?
伊藤:その方が叶えたい価値観や挑戦機会など、非常に細かく求職者様の情報を共有いただけますし、弊社のことを理解したうえでの採用支援をしていただけるので非常に助かりました。
実際、他社のエージェントと比べてみても、書類の選考通過率で言えば2倍、採用決定までの到達率で言えば4倍もの差が数字として現れています。
送客いただいている人数にも大変助かっていますが、数だけでなく、人材のマッチングやグリップという点も含めて支援してもらえていると感じました。
エージェントの質とは 利益だけを追求しているサポートではなかった
良い結果に繋がって何よりです。エージェントの対応はいかがでしたか?
大谷:他社のエージェントでは表面的な情報や条件面ばかりが伝えられがちなのですが、ご担当いただいた方については事前に求職者様の志向性などを掘り下げて共有していただけるので、弊社としてはとても有難かったです。
伊藤:採用において、弊社では企業文化のベースとなるコンピテンシー(行動特性)と合う方かどうかという点を重視しています。
目的からしっかり考えられる逆算思考性を持っているか(GOAL ORIENTED)、仮説検証思考の意識があるか(TRY&LEARN)、協調性、協業性が高い方かどうか(TEAM SPIRIT)の3つを大事にしており、このような観点から親和性が高い方とぜひ一緒に働きたいと考えています。
やりとりの中で印象的なことはありましたか?
大谷:既に他社様で内定が出そうな方に、その方のキャリアを考えて、より活躍できる機会がベーシック社にあると信じてくださった結果、追加で弊社を提案してくださったことが印象的でした。
会社として利益だけ求めていたらエージェントサービスとしては必要のない動きですし、できない動きだと思います。本当に求職者様の価値観やキャリアを思っていて、会社の風土とマッチすることを追及しているからこそのアクションだと感じました。
入社後の活躍 結果を出すだけでなく、社内に良い副次効果をもたらしてくれた
ご紹介したエンジニアは入社後、どのように活躍されていますか?
大谷:期待以上の活躍をみせてくれています。事業成長率でいえばコロナ禍以前と比べて、MRR(月次経常収益)の伸び率が約10倍にまでなっています。
SaaSの事業会社である以上、顧客の声を中心に、新機能開発や機能改善をビジネスメンバー・エンジニアメンバーが一丸となり取り組んできた結果だと思います。中でもウィルオブ様にご紹介いただいたエンジニアメンバーはビジネスへの理解度や向上心も高く、組織全体へ良い刺激を与えてくれています。
伊藤:私たちは「エンジニアだから、エンジニアの仕事だけやっていれば良い」と考える会社ではありません。
私たちが掲げるミッションである『Webマーケティングの大衆化』というゴールを考えたとき、大前提として顧客第一主義である必要があり、全ての主語は顧客と考えて事業を推進していく必要があります。その実現のためにはビジネスサイドもエンジニアサイドも、お互いがリスペクトをし合い、お互いの知見を高めていくことがことが非常に重要なことだと思います。
ウィルオブ様も当社のその考えを理解してくれていると感じており、ご紹介いただく人材は会社のミッションビジョンに対しての共感度や主体性の高い方がほとんどです。
また、実際にウィルオブ様経由で入社いただいたエンジニアメンバーはビジネスサイドとも積極的に交流を図っており、これまでに経験してきた良い取り組みや意識を展開してくれることで、社内に良い波及効果を生んでくれています。
活躍できているとのことで安心しました。副次効果としては、ベーシック社の社内文化や考え方と相乗効果を生むことができたということでしょうか?
伊藤:そうですね。まず前提として、弊社は問題解決のプロフェッショナル集団でありたいと考えていますが、そのためにも、入社したばかりの方だとしても意見が言いやすい心理的安全性の高さを開発組織としては心がけています。
マネージャーだから偉い、先輩だから偉いといった意識はなく、入社年次や性別、年齢などは関係なく、お互いを尊重し合う風土が根付いています。イメージでいえばホラクラシー型の組織に近い風土だと思います。
そのため、自主性・主体性の高い方でなければ活躍することも難しいため、そのような方をご紹介いただけることは大変有難く感じています。
今後期待すること ともに成長し、社会に変革を起こしてほしい
本日はありがとうございました。今後、ウィルオブや入社したエンジニアに期待することはありますか?
伊藤:現状『ferret One』『formrun』の2つのSaaSプロダクトがあり、これらのプロダクトの磨き込みに加え、4月にオープンβ版としてローンチした『bookrun』も正式リリースに向けてより開発に力を入れていくフェーズとなります。そのため、継続的に優秀なエンジニアの方にはお会いし続けたいと思っています。
大谷:私たちが掲げるミッションの実現のためには、まだまだエンジニアの数が足りていません。組織も拡大し複層化していく中で、今後はハイレイヤーやマネジメント層の採用も強化していく必要があるので是非期待したい部分です。
伊藤:ご紹介いただいたエンジニアメンバーにも、ぜひ引き続き活躍を続け、当社の開発組織を力強く引っ張っていける存在になっていってほしいですね。当社では自身の成長がそのままプロダクトの成長や事業の成長に直結していきます。
『Webマーケティングの大衆化』という大きな目標に向かって、共に挑戦と成長を楽しみたいと思えるような方のご紹介を、引き続きぜひお待ちしています!
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