ChatGPT・AIがエンジニアの仕事と転職に与える影響とは?

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この記事でわかること

  • 調査対象のエンジニアの内、約8割がChatGPTを認知・約3割がすでにChatGPTの使用経験あり
  • AI運用に関するルールの整備は不可欠だが、ChatGPTの登場により、エンジニアの価値向上を期待できる
  • 特にプロンプトエンジニアは今後需要拡大が見込まれるため、ChatGPTを積極的に使いこなすというマインドシフトが重要
編集者プロフィール
ウィルオブテック事業部
上松 大輝

過去に4年ほど、SEとしてシステム開発やネットワーク構築業務に従事。その後、エンジニアの転職を支援するウィルオブテックで求職者さまのキャリア支援を担当。過去のエンジニア経験を活かし、現場感に沿った具体的なキャリアの提案が得意。

米国企業OpenAIが提供する生成AIサービス「ChatGPT」は、2022年11月の公開以来、強い衝撃とともに世界中で広まりました。こちらのメールマガジンでは、ChatGPTがエンジニアの仕事に与える影響について、株式会社Jiteraがエンジニアを対象に実施した「ChatGPTに関する調査」をもとに考察します。

※参考:ChatGPTに関する調査|株式会社Jitera

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ChatGPTの利用経験があるエンジニアの割合

2023年4月に株式会社Jiteraは、20代から50代のエンジニアを対象に、ChatGPTに関する調査結果を公表しました。調査期間は2023年3月20日~3月23日までで、回答数は529名です。

調査概要によれば、29.1%のエンジニアがChatGPTの利用経験があると答えました。また22.1%のエンジニアが「サービスを知らない」と回答しました。つまり、調査対象のエンジニアのうち、8割弱はChatGPTのサービスをすでに認知しており、約3割は実際に利用したことになります。

すでに広く知られ始めたように、ChatGPTは自然言語による文章作成や翻訳以外にも、情報の検索・要約・分析・コードの記述やチェックなど、多種多様な用途に活用可能です。調査に回答したエンジニアも、「コーディング方法に関する質問」「バッチファイルの記述」「評価面談の文章作成」など、さまざまな用途でChatGPTを活用していました。

登場以来、ChatGPTに関するニュースは連日のように各所で見受けられ、その認知度や利用率は今後さらに上昇していくものと予想されます。

自社サービスとChatGPTの連携について

同調査では74.8%のエンジニアが、自社サービスにChatGPTを連携および活用したいと考えています。さらに、5.7%のエンジニアは、すでに連携済みとのことでした。

つまり、約8割のエンジニアは、ChatGPTを仕事で活用することについて前向きな考えをもっています。この回答結果に基づけば、今後ChatGPTを仕事の中で活用するのは当たり前になっていく可能性が高いと言えるでしょう。実際に2023年4月18日には、神奈川県横須賀市が活用実証の開始を公表しており、ChatGPTの導入は民間企業だけでなく、自治体レベルでも始まっています。

※参照:自治体初!横須賀市役所でChatGPTの全庁的な活用実証を開始(2023年4月18日)

他方で、まだ登場して間もないChatGPTを自社サービスに連携させることに対して、不安を感じる傾向も見られます。Jiteraの調査に回答したエンジニアは、自社サービスとChatGPTを連携させる際に心配な点として、「セキュリティやプライバシーの問題」(66.1%)、「開発にかかる予算」(41.0%)、「コーディングの工数」(38.3%)などを主に挙げています。

「セキュリティやプライバシーの問題」についてはユーザー側のリテラシーも問題となっており、「社員が会社の機密情報をChatGPTに入力してしまった」という不祥事がすでに大企業でも起きているようです。この問題を受け、OpenAIの方でも、ChatGPTにチャット履歴をオフにする機能を追加するという対策を施しました。急激にAIの利用が広がっていく中、AI運用に関するルールの整備も企業にとって喫緊の課題になりつつあります。

ChatGPTがエンジニアの仕事や転職に与える影響

ChatGPTの登場は、AI技術の進化に対する期待を高める一方で、言い知れぬ不安も同時に感じさせるものです。SF映画でよく見られる「AIによる人間の支配」まではいかずとも、「AIに人間の仕事を奪われるのではないか」という不安は多くの人の頭をよぎったのではないでしょうか。

Jiteraの調査に回答したエンジニアも、過半数の人がAIの発達によってエンジニアの仕事の一部がなくなると考えているようです。具体的には、「コーディング」(43.1%)、「テスト」(31.0%)、「システム設計」(20.0%)が「AIの発達によってなくなると思う仕事」のトップ3です。他方で、「なくなる仕事はない」と答えた人の割合は19.7%と、2割にも達しません。

先述のように、ChatGPTはユーザーの要望に応じてコードを迅速に自動生成できます。ChatGPTが今後さらに普及・発展していけば、言われるがままにコードを書くだけのエンジニアが仕事をAIに奪われてしまう可能性はたしかに否定しきれません。

とはいえ、ChatGPTの地位が確立されるということは、同時にエンジニアを含めた技術者の活躍の場が今以上に広がることにもつながります。ChatGPTをうまく活用して大きな成果を出せるエンジニアになれば、より一層重宝されるでしょう。つまり、ChatGPTの登場でむしろエンジニアの価値が上がる可能性が高まるといえます。

今後エンジニアとして生き残っていくためには、ChatGPTへの警戒心や忌避感を抱くより、積極的に使いこなそうとするマインドへのシフトが重要になるでしょう。

プロンプトエンジニアの需要が急増

上記のように、ChatGPTの発展はエンジニアの仕事を奪うだけでなく、新たな需要を生み出します。その好例が、プロンプトエンジニアの需要拡大です。プロンプトエンジニアとは、ChatGPTへの指示に関して高度なスキルを有し、最大限の成果を引き出すことに長けたエンジニアを指します。

ChatGPTをうまく使いこなすためには、プロンプトとよばれる指示文の作成に一定のコツや工夫が必要です。中には、「ChatGPTへの質問は簡潔かつ、段階的にした方が回答精度を高めやすい」という意見もあるほどです。

今後、ChatGPTの需要が飛躍的に拡大する中、プロンプトエンジニアは一層重宝され、高収入を期待できる将来性の高い仕事です。ChatGPTはエンジニアの仕事を奪うだけでなく、成功のチャンスも与えてくれるでしょう。

※参考:プロンプトエンジニアの需要急増| Yahoo!ニュース

まとめ

ChatGPTを利用するエンジニアは増加しつつあります。さまざまな企業や組織がChatGPTの活用方法を模索している状況は、エンジニアにとってキャリアアップのチャンスでもあります。エンジニアとして今後のキャリアを考える際には、ChatGPTとの向き合い方も考える必要がありそうです。

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参考サイト

ChatGPTを利用したことがあるエンジニア

<参考URL>
7割以上のエンジニアがChatGPTと自社サービスの連携に意欲。一方で、 ChatGPTの連携で心配なこと 1位「セキュリティやプライバシーの問題」2位「開発予算」3位「コーディングの工数」
ChatGPTの活用方法!エンジニアの業務に活かせるか利用してみた
ChatGPTはプログラマーの手助けをし、新しい仕事の機会を開くもの
チャットGPTとは?始め方、使い方から実際に使ってみた様子まで紹介

自社サービスとChatGPTの連携について

<参考URL>
7割以上のエンジニアがChatGPTと自社サービスの連携に意欲。一方で、 ChatGPTの連携で心配なこと 1位「セキュリティやプライバシーの問題」2位「開発予算」3位「コーディングの工数」
SELF、ChatGPTとの相互連携システムを開発
SELFが「ChatGPT」と連携。GPTの企業導入の不足点を補い、企業利用、社内活用のハードルを下げる
サムスン、機密情報をChatGPTにリークして大問題に
ChatGPTなど生成AIの企業利用、機密情報漏えいの恐れも-リポート
ChatGPTに履歴をオフにする機能が追加
自治体初!横須賀市役所でChatGPTの全庁的な活用実証を開始(2023年4月18日)

ChatGPT等の生成AIがエンジニアの仕事や転職に与える影響

<参考URL>
7割以上のエンジニアがChatGPTと自社サービスの連携に意欲。一方で、 ChatGPTの連携で心配なこと 1位「セキュリティやプライバシーの問題」2位「開発予算」3位「コーディングの工数」
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プロンプトエンジニアの需要が急増

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