エンジニアがスキルアップすべき理由は？スキルアップが必要な技術や勉強方法を解説！

「今の給料にも仕事内容にも満足しているけど、スキルアップって本当に必要なの？」そんな疑問をお持ちのエンジニアの方もいるのではないでしょうか？

今回は、エンジニアにスキルアップが必要とされる理由やスキルアップの方法などについてご紹介します。

エンジニアがスキルアップするべき理由は？

まずは、エンジニアは常にスキルアップをするべきと言われる理由について解説します。

技術の移り変わりが激しい業界で生き残るため

エンジニアのスキルアップが欠かせない一番の理由は、IT業界の成長スピードが関係しています。IT業界の技術革新のスピードはその他の業界に比べて非常に速く、技術がめまぐるしく移り変わっていきます。

ITエンジニアとして長く活躍し続けるためには、技術の進化に合わせて自身のスキルも高めていく必要があります。

エンジニアは過去の実績や扱えるスキルで評価されるため

エンジニアの市場価値は、過去の実績と現在扱えるスキルで決まることが多いです。

実績が豊富でも、扱えるプログラミング言語やビジネススキルが限定されていると、評価が上がりづらい可能性があります。IT業界で自身のキャリアを高めていくには、スキルアップが欠かせません。

昇格・昇給や転職などのキャリアアップのため

エンジニアに限った話ではありませんが、昇格・昇給、または転職などのキャリアアップを成功させるには、スキルアップが必要不可欠です。

IT業界は能力主義の側面があるため、現状に満足せず、エンジニアとしての技術力やビジネススキルを高めていけば、若いうちからスペシャリストやマネジメント職にステップアップできます。

エンジニアがスキルアップすべき技術と目指せるポジション

エンジニアはどのようなスキルを高めていく必要があるのでしょうか？また、スキルアップによってどのようなポジションを目指せるのでしょうか？

ここでは、エンジニアがスキルアップすべき技術と目指せるポジションについてご紹介します。

エンジニアがスキルアップすべき技術は？

まずは、エンジニアがスキルアップすべき技術をご紹介します。

プログラミングスキル

プログラミングスキルはエンジニアにとって欠かせないスキルです。

目指すキャリアによって異なりますが、スペシャリストを目指す場合はいくつかの言語に限定して経験や理解を深めましょう。

一方、リードエンジニアやマネジャーなど、上流工程を目指す場合は幅広い言語に精通しておくことが大切です。

いずれにしてもエンジニアとって、プログラミングスキルを高めることは必須といえるでしょう。

コミュニケーションスキル

一人で仕事をするイメージが強いかもしれませんが、エンジニアの多くはチームで活動しています。

複数人でひとつのシステムを構築するなどの機会も多く、チーム間での情報伝達や共有などのコミュニケーションが頻繁に行われます。

また、クライアントへのヒアリングや状況説明などを行う場合もあり、エンジニアにもコミュニケーションスキルが求められます。

エンジニアとしてのキャリアップを目指すなら、コミュニケーションスキルも高める必要があるでしょう。

マネジメントスキル

エンジニアのキャリアアップとして、プロジェクトを企画・運営するプロジェクトマネージャーなどの職種があります。

プロジェクトマネージャーの仕事には、チームメンバーの編成や評価、プロジェクトの企画・設計・進捗管理などがあり、人やプロジェクトをゴールに導くまで、全体をマネジメントするスキルが求められます。

上流工程を目指す方は、コミュニケーションスキルと合わせてマネジメントスキルを高めておく必要があります。

語学力

IT業界の最新の情報やトレンドの他、新しいプログラミング言語の教材などは英語でリリースされることがほとんどです。

いち早く情報をキャッチし学ぶためには、英語を読解するスキルが必要です。

また、語学力があることで、グローバルな大規模プロジェクトに参加できるなど、仕事の幅を大きく広げることにもつながります。

語学力を高めることも、エンジニアとしてのキャリアップにつながるでしょう。

スキルアップによって目指せるポジションは？

エンジニアがスキルアップすることで、どのようなポジションを目指せるのでしょうか？

各分野のスペシャリスト

特定の言語や分野に関する高度なスキルを持つエンジニアのことをスペシャリストと呼びます。

特定の言語・分野にたいして、高度なスキルを身につけることで、市場価値の高いスペシャリストを目指すことができます。

フルスタックエンジニア

フルスタックエンジニアとは、システム構築の上流から下流まで、すべての工程を自分１人で担当できるエンジニアを指します。

特定の言語や分野に絞らず、エンジニアとしての幅広いスキルを高めることでフルスタックエンジニアを目指すことができます。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、エンジニアやプロジェクトを管理するマネジメント職です。

プロジェクトの企画・設計・管理など、幅広い業務を指揮する仕事で、高いコミュニケーション・マネジメントスキルが求められます。

技術力と合わせて、コミュニケーション・マネジメントスキルを高めることで、プロジェクトマネージャーを目指すことができます。

ITアーキテクト

ITアーキテクトは、システム開発の要件定義・設計やメンバーへのディレクションを担当する技術者のことです。

プロジェクトの設計図を作る仕事にあたり、上流から下流までシステム開発のあらゆる業務に精通している必要があります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業のIT導入やIT戦略の立案を外部パートナーとして行う仕事です。ITに関する知識やスキルの他、コミュニケーションスキルや経営に関する知識も求められる職種です。

エンジニアとしてのITの知識や経験を活かし、その他のビジネススキルを高めることでITコンサルタントを目指すこともできます。

スキルアップに必要な準備と学習方法とは？

最後に、スキルアップを実現するための準備や学習方法についてご紹介します。

学習前にやっておきたい準備

すぐに学習に取り掛かる前に、やっておきたい準備を明確にしておきましょう。

業界の動向やトレンドを押さえる

まずは、業界の動向やトレンドを日々キャッチするようにしましょう。

「どのような技術がどのように活用されているのか？」「将来的には、どのようなエンジニアが求められるようになるのか？」などを押さえておくことで、学習するジャンルや今後のキャリアを明確にすることができます。

中長期的な目標、今後のキャリアプランを明確にする

業界の動向やトレンド、将来性などを踏まえて、中長期的な目標やキャリアプランを立てましょう。

目標・キャリアプランの実現のためには何が足りないか？を逆算することで、自分が高めるべきスキルを明確にすることができます。

エンジニアの人脈を形成する

同業の人脈を増やし、定期的に情報交換することで、自分では見つけられなかった情報を得ることができます。

また、効率的にスキルアップするための知見を共有してもらうこともできます。

スキルアップのモチベーション維持にもつながるので、同業界のさまざまなプロフェッショナルと交流を持つようにしましょう。

エンジニアのスキルアップに適した勉強とは？

エンジニアがスキルアップするために、どのような勉強が適しているのかひとつずつ確認していきましょう。

セミナーや勉強会に参加する

興味がある分野のセミナーや勉強会は、スキルアップだけでなく人脈形成にも役立つ貴重な機会です。

IT業界では多種多様なセミナー・勉強会・交流会が行われているので、興味のあるものがあれば積極的に参加するようにしましょう。

書籍・動画・Web講座などで学習する

最近は、無料から有料のものまで、書籍・動画・Web講座など、さまざまな媒体でさまざまなジャンルの教材を閲覧することができます。

このような教材を有効活用することで、独学でも十分に知識やスキルを高めることができます。

スキルアップがしやすい企業に転職する

興味のある分野のプロジェクトを抱えている、進みたいポジションやジャンルのポストがあるなど、スキルアップのために転職するという選択肢もあります。

OJTで仕事をしながらスキルアップも叶えることができるので、条件に合致した企業がある場合は転職を検討してもよいでしょう。

▼転職相談したい方向け
ウィルオブテックのキャリアアドバイザーにインタビューを実施しました。「【キャリアアドバイザー紹介】元エンジニアの経験を活かして、現場感に沿った長期的なキャリア相談が強み」もあわせてご覧ください。

資格を取得する

ITストラテジスト試験・システムアーキテクト試験・CCNAなどなど、IT業界にはさまざまな資格試験があります。

このような資格取得を目指して学習することで、モチベーションを維持しやすくなるほか、取得に成功すると市場価値を高めることもできます。

興味のある資格がある場合は、スキルアップを目指して資格取得を目指すのもよいでしょう。

▼ITストラテジスト試験に興味がある方向け
「ITストラテジスト試験の難易度は？合格するメリットや必要な勉強時間について解説！」もあわせてご覧ください。

▼CCNAに興味がある方向け
「CCNAとは？試験の難易度や取得するメリット、合格率を上げるためのポイントを解説！」もあわせてご覧ください。

まとめ

IT業界は技術革新が非常に激しい業界です。その中で長く活躍するためには、自身のスキルを高めていくことが重要です。

現状に満足していたとしても、数年先に同じポジション・条件で仕事をできているかどうかはわかりません。エンジニアとして長く楽しく働き続けるためにも、ぜひスキルアップにチャレンジしてみてください。