組立作業の業務内容とは？魅力や向いている人など解説

組立作業に興味のある方の中には、具体的な業務内容や魅力などがわからない方は少なくありません。

組立作業は、製造業が未経験の方でも挑戦しやすい特徴がありますのでおすすめです。

ここでは、組み立て作業の業務内容や魅力、向いている人・向いていない人などを解説しています。

組立作業とは

組立作業とは、製造業に含まれる仕事電製品を完成させるために欠かせない存在の仕事です。

具体的な業務内容は製品や工程などによってことなります。

くわしい業務内容は、次の｢組立作業の業務内容｣をご覧ください。

組立作業に興味があり、手先の器用さに自信のある方はこの記事を参考に、組立作業を仕事にすることをぜひ検討してみてください。

組立作業の業務内容

ここからは組立作業の業務内容を、製品別に解説しますのでどのような仕事なのかイメージする参考にしてください。

大型機械の組立作業

大型機械とは、自動車や重機、航空機などのことでくわしい業務内容は工場や工程によってさまざまですが、たとえば以下の業務があります。

電子部品/精密機器の組立作業

工場によっては個人の作業スペースで多くの工程の組み立てをおこなうことがありますが、ネジやハンダで部品を取り付けるライン作業となることが基本です。

また、工場の業種や工程によっては目視検査やシール貼りなどの業務も担うこともあるので、手先が器用な方に向いている仕事です。

プラスチック製品の組立作業

プラスチック製品の組立作業とは、成形されたプラスチックの部品を組み合わせて製品を完成させる工程です。

扱う製品や部品が軽いこと、作業自体がシンプルなものが多いことなどが理由で体力に自信のない方や製造業が未経験でも挑戦しやすいことが魅力です。

組立作業の平均給料

以下の表は、機械組立工の平均時給です。

※参照：求人ボックス給料ナビ「機械組立工の仕事の年収・時給・給料（求人統計データ）」
※求人ボックス給料ナビ内では正社員は年収表記（平均年収492万）のため、上記表では1日8時間1か月20日働いた場合の算出

組立作業の魅力

ここからは組立作業の魅力を3つ解説しますので、組立作業に興味のある方はぜひ参考にしてください。

人と接する機会が少ない

組立作業は黙々作業が多い業務なので人と接することが少ない仕事のため、人と接することに苦手意識のある方におすすめです。

また、組立作業で人と接したい方は、休憩時間や休日に積極的に声をかけるかコミュニティに参加することで人と接する機会を作りましょう。

成果が形として残る

組立作業は製品を完成させることが仕事のため、仕事の結果がものとして形に残る魅力があります。

成果が形として残ることによって、モチベーション向上にもつながります。

未経験からの挑戦も可能

組立作業は、マニュアルがあることや研修が充実していることなどが理由で製造業が未経験の方でも挑戦可能な魅力もあります。

また、特別なスキルや資格も必要ないので仕事が見つかりさえすればすぐにでも始めることが可能です。

1つの工程をマスターすることで成長を実感できて、モノづくりへ貢献できていることを実感できます。

組立作業に向いている人

ここからは、組立作業に向いている人の特徴を解説します。

プラモデル等モノ作りが好きな人

日ごろからプラモデル作りやDIYが好きな人は製品が形になっていくことに喜びを感じることができる人が多く、そのような人は組立作業に向いています。

ただ、今は好きじゃなくても試しにやってみて楽しさを見出すことができれば好きになることは可能なので、あきらめる前にやってみるのもおすすめです。

手先が器用な人

組立作業は、小さな部品を正確かつ効率的に扱う仕事のため、手先の器用な人も組立作業に向いています。

ただ、手先が不器用な方も組立作業の仕事をあきらめる必要はありません。

日ごろから手や指の力を鍛えるトレーニングや細かい動きをコントロールする遊びを習慣化することで改善することが可能なので、試してみてください。

集中力がある人

集中力に自信のある人も組立作業の仕事に向いています。

それは、組立作業はもくもくと同じ作業を根気強く続けるかつ正確に、効率的に業務を進める必要がある仕事だからです。

集中力は環境を整えることはもちろん、生活習慣を見直すことや効果的な休憩を取り入れることで高められることが期待できます。

そのため、集中力があまり高くない人もあきらめる必要はありません。

就業するまでの流れ

ここからは、就業するまでの流れを解説します。

また、派遣社員として働くことに関しての流れは「派遣登録の流れ図解で解説！失敗しないポイントと注意点とは？」で解説していますので、合わせてご覧ください。

仕事探し

就職や転職をしたいと考えたら、はじめにすることは各種求人サイトから仕事探しをおこないます。

気になる求人が見つかったらその求人へ応募します。

職場見学・面接

派遣の場合は、応募前に入ってから気付くミスマッチのリスクを減らすために、職場見学が可能な企業ならそれをさせてもらうことをおすすめします。

応募後は書類選考がある企業なら書類選考に通ったら、もしくは書類選考なしで面接をしてもらいます。

就業開始

面接に合格し指定された日になりましたら、就業開始です。

就業初日は、指定される持ち物のほかに筆記用具とメモ帳を持っていくようにしましょう。

組立作業に向いていない人

ここからは組立作業に向いていない人の特徴を2つ解説しますので、自分にできるのか検討する際の参考にしてください。

体力に自信のない人

組立作業は立ち仕事である可能性があることや重機を取り扱う可能性があることなどが理由で、体力に自信のない人は日ごろから運動をして体力をつけましょう。

スケジュール管理が苦手な人

組立作業は、指定された日までに指定された個数を作らなくてはならないというノルマが課されることがあります。

そのような場合はスケジュール管理を徹底する必要があるので、目標を設定する改善方法をあきらめる前に試してみましょう。

組立作業に役立つ資格

組立作業は、資格を持っていなくても働くことは可能ですが、業務で役立ったり選考に有利になったりする資格があります。

組立作業を目指している方は、これらの資格の取得をすることも検討してみてください。

電気機器組立技能士

電気機器組立技能士とは、電気機器の製作技能を認定する国家資格のことを言います。

特級・1級・2級・3級があり、合格するとそれぞれの等級のそれを名乗ることが可能です。

この資格を取得することで、電気機器の組立作業に役立ちます。

パソコン整備士

パソコン整備士とは、特定非営利活動法人パソコン整備士協会が運営している、企業や法人のパソコンに関連するトラブルに対応できる能力があることを示す資格です。

取得をすることで、パソコンを組み立てる作業全般の業務で役に立ちます。

【各等級のレベル】

よくある質問

ここからは、組立作業に関するよくある質問を紹介します。

工場で勤務した経験がないのですが働くことは可能ですか？

はい、可能です。

組立作業は単純作業の繰り返しとなる業務が多く、製造業の業務がない人でも挑戦しやすい特徴があります。

くわしくは「未経験からの挑戦も可能」で解説していますので、ぜひご覧ください。

組立作業の仕事に就くまでの流れを教えてください

組立作業の仕事に就くためには、まず各種求人サイトから仕事を探すか派遣会社に登録して求人を紹介してもらうことから始まります。

次に、その中から気になった求人が見つかったらその求人に応募し、無事選考に通ることで組立作業の仕事に就くことができます。

「就業するまでの流れ」でくわしく解説していますので、合わせてご覧ください。

まとめ

この記事では、組立作業の業務内容や魅力、向き不向きなどについて解説してきました。

組立作業は、人と接する機会が少ないことや成長が形として残るなどが魅力なのでおすすめです。

ただ、業務内容が製品や工程ごとに異なり、体力が求められることやスケジュール管理が大変なことがあることに注意してください。

手先が器用で集中力に自信がある人は、組立作業を仕事にすることを検討してみてください。