Javaエンジニアの仕事について解説!メリット・デメリットや転職方法も紹介

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高度にIT化が進んでいる現代において、エンジニアの必要性が年々高まっています。

近年はスマートフォン向けアプリの開発の需要が高いプログラミング言語であるJavaを扱う技術者Javaエンジニアについて、仕事内容からメリット・デメリット、転職方法について解説します。

そもそもJavaエンジニアとは?

Javaエンジニアとは、プログラミング言語であるJavaを扱う技術者のことです。

Javaはスマートフォンアプリや在庫管理システムなど、多岐に渡って用いられています。Javaは、プログラミング言語の中では比較的容易な部類とされています。

しかし、未経験者が安易に習得できるほど易しくはありません。しかし、Javaには基本的な機能を中心に多言語へ応用可能なスキルや、プログラミングの主要な概念が組み込まれています。Javaを学習して極めれば、上級者としてステップアップする際にも、役に立つでしょう。

Javaは開発の現場で古くから用いられており、柔軟性・汎用性に優れ、金融機関のシステム構築など大規模な開発で使われることも多いです。近年はスマートフォン向けアプリの開発の需要が高く、多くの人材が求められています。

Javaを利用する場面

汎用性の高いJavaですが、実際にはどのようなシチュエーションで使用されるのでしょうか。ここではJavaでできることについて、解説していきます。

Javaでできること①基幹システム開発

Javaの特長として、まず基幹システム開発ができる点が挙げられます。
企業の基幹業務(人事・会計・販売・製造など)を一元管理する基幹システムの開発は、複数のプログラ厶を用いるため規模が大きくなります。
Javaは、オブジェクト指向(互いに役割を持った隣接するデータと処理手順をオブジェクトという一体化したまとまりと見なし、組み合せて相互に関連させて作動させること)という考え方を採用している言語です。オブジェクト単位で細分化したプログラミングが可能なので、大規模な開発における範囲を区切った開発に適しています。各単位が独立しており再現性が高いという特性から大規模開発で用いられており、みずほ銀行や三菱UFJ銀行などの大手都市銀行のシステム開発にも、Javaが用いられています。

Javaでできること②組み込みシステム開発

組み込み開発ができる点も、Javaの特長です。
Javaには家電製品向けの組み込み言語という一面もあり、家電製品やデジタルデバイスなどの組み込みを実装するためのプログラミング言語として運用されています。
テレビや冷蔵庫、洗濯機などの家電製品にはJavaが用いられており、カーナビなどのシステム開発にもJavaの技術が活用されています。
Javaは、OSやハードウェアなどのプラットフォームに依存しません。Javaは一旦中間形式のコードに変換することによって、さまざまなプラットフォームで実行できます。多様な端末やOSで操作が可能であることから、1995年の誕生から現在まで高い人気を誇っています。

Javaでできること③Webサービスやアプリ開発

Java の特長は、最後にWebサービスやアプリが開発できる点です。
汎用性やオブジェクト指向といった特性に加えて、サーバーサイドという目に見えない部分においても実行速度が早いことや、システムが強固であることからJavaが重用されています。
パソコンやタブレット、スマートフォンといった多様なデバイスで動作するサービス・アプリなどにも多く用いられています。
昨今インターネット上には数多くのWebサービスがあふれており、生活のインフラとしてや仕事を遂行するうえで、必要なものになっています。
例えば、TwitterなどのSNSや楽天などのショッピングのECサイト、チケット・ホテルの予約サイトなど、日頃よく利用するサービスは豊富です。
またJavaのプログラミング言語では、ソフトウェアの開発もできます。パソコンにインストールして使うソフトウェアにも、Javaが多用されています。Microsoft Officeの代わりに使われるOpenOfficeが、その一例です。他にもCGソフトやMinecraftというゲームなど、日常生活で利用するさまざまなものがJavaで作られています。

Javaエンジニアの仕事内容

Javaエンジニアの主な仕事はSEの指示の下で、コーディングを行うことです。これは、他のエンジニアやプログラマーと同様です。
コーディングとは、各々のプログラミング言語を用いてコードを実装していくことです。ソースコード(プログラミング言語で書かれた、プログラムを具現化するための文字列)を使用し、コンピュータに指示します。
コーディングの後で正しく作動するかチェックすることを、テストと呼びます。テストには単体のテストと、そのテストを通過したものを組み合せて作動状況を確認する結合テストがあります。その後の包括的なシステムテストや運用テストは、SEが行うのが一般的です。
また、Javaエンジニアは多言語のコードをJavaに移行することもあります。古い言語で作成されたシステムを汎用性の高いJavaで再作成するのは、よくあることです。よってJavaエンジニアには、複数の言語を扱うスキルも求められます。

Javaのメリット

Javaエンジニア
プログラミング言語はたくさんありますが、その中でJavaを用いるメリットは何でしょうか。

大規模なシステムも開発できる

Javaは人気言語でありながら、セキュリティ性も優れています。そのため、大規模なシステム開発が可能です。
オブジェクト指向の言語であるため、細分化して開発することによってセキュリティ性をより高めることができます。
この特性を生かすと、規模の大きいプロジェクトでも多数のエンジニアが開発できるため、企業の基幹のシステム開発にも多く用いられています。
都市銀行などを始めとする金融機関のシステムは巨大なので、開発には多くのエンジニアと長い時間が必要です。このようなシステムではJavaの汎用性や安定性が有用であるため、Javaを使いこなすことができれば、大規模なシステム開発に関わることができる可能性が高くなります。
このような経験から、Javaエンジニアとしてのスキルアップを図ることもできます。
IT化が急速に進み、IT業界は人手不足に陥っているため、Javaを極めればより良い条件の求人にトライすることもできるでしょう。

自由度の高い実行環境

システムを作動させるにあたって環境の自由度が高い点も、Javaのメリットのひとつです。
前述のとおりJavaはOSやハードウェアなどのプラットフォームに依存しないため、あらゆる環境下でシステムを作動させることができます。これは、JavaがJVM(Java仮想マシン)上で動作するプログラミング言語のためです。JVMとは、簡単にいうとプログラムを翻訳するものです。これによってWindowsでもMacでも、パソコンでもタブレットでも、その他の環境でも同じプログラムを動かすことができます。
JVMが動作すれば仮想環境の中でプログラムが動くため、どんな環境下でも処理が適切に行われます。
Javaは汎用性が高いため、多くの現場で需要があります。

豊富なライブラリ・APIで効率よく開発を進められる

Javaには、ライブラリ・APIが豊富に揃っています。
ライブラリとは、プログラムのパーツをまとめたファイルのことです。
JavaFX(グラフィック)やJavaParser(構文解釈)、OpenCV(画像処理)などが一例です。
APIは「Application Programming Interface」の略語で、Javaでアプリケーションを作成するために必要な標準機能を共有する仕組みです。配列処理・日付処理・データベース処理にかかる機能が、その一例です。Javaのルールに則ってAPIを使用すれば、自ら実装しなくても効率的に開発を進めることができます。
これらは、すべて無料で提供されています。
コーディングのエラーのリスクを減らすことができ、しかも短い時間で開発できます。

Javaのデメリット

ここからは、Javaのデメリットについて解説します。

小規模なシステム開発には向いていない

Javaのメリットとして大規模なシステム開発ができることを挙げましたが、Javaは小規模なシステム開発や個人規模のプログラミングには向いていません。
オブジェクト指向を強みとするJavaは、簡単な機能を作成する際はかえって手間を要するうえに、オーバースペックです。Javaのメリットである拡張性と再現性が発揮されないうえに、正しく動作しないこともあります。
規模の小さな案件には、RabyやPHPなどのプログラミング言語が適しています。それぞれのプログラミング言語の適性を理解したうえで、目的に適った言語を用いることが大切です。

オブジェクト指向を理解するのに時間がかかる

一般的にオブジェクト指向は、学習開始から理解・習得まで時間がかかるといわれているため、初心者には難易度が高い言語とされています。
プログラミング言語は自然言語と異なり、「0か1か」の概念を軸として抽象化を重ねます。プログラミング言語によって書かれたコードは、コンピュータによって0または1に書き換えられます。高度に抽象化され、集合化されたデータは、単純に型やメソッドによって定義されるため利便性が高い反面、高度な技術を持ち合わせないと扱いが困難です。
プログラムは「動けばよい」というものでなく、読みやすいよう、バグが起こりにくいよう、コードを修正しやすいよう、処理時間が最短になるように留意して書かなければなりません。
Javaはプログラミングが複雑に入り組んでいるため、コードを記述していくためには相当な量の学習を行い、実践経験を積む必要があります。
プロとして仕事をこなせるレベルまで技術を高めるためには、単にブログラミング言語を学習するだけでなく、ハードウェアやネットワークといった周辺知識も必須です。実力が不足している状態で開発を進めると設計が中途半端になり、はじめから作成し直すことになりかねません。幅広く学習して、経験を積みましょう。

Javaエンジニアとして転職する方法

Javaエンジニアとして転職するためには、転職エージェントを利用することをおすすめします。Javaは汎用性の高さから求人が多く、転職に有利なスキルといわれています。
しかし、求人数の多さゆえに適した企業を見定めるのが難しいのも事実です。
そこで、Javaエンジニアが転職する際のポイントを解説します。
はじめに、開発環境とフレームワークをチェックする必要があります。フレームワークとは、アプリケーションを開発する際、土台として機能させるソフトウェアのことです。具体的にはPythonのフレームワークがよく使われており、他にはシンプルなWebアプリケーションを開発するのに適したマイクロフレームワークの「Flask」や、あらゆる機能が備わったフルスタックフレームワークである「Django」などがあります。フレームワークは、骨組みや汎用的な機能を提供するものですが、利用することでプログラミングが制限されることがあります。使い慣れていないものを使用する場合は、不満や不便を感じるかもしれません。

職務履歴書を書く際は、担当した業務を細かく記載することが大切です。プロジェクトごとに、担当業務や概要をまとめるとよいでしょう。その際はプロジェクト名や内容、開発期間、フレームワークや開発言語も含めた開発環境、担当業務、役割などをまとめておくとアピールしやすくなります。
また、将来のキャリアパスを見据えて転職先を選ぶことも大切です。ポジションアップや技術の探究など、どのようなエンジニアになりたいかを考えましょう。
転職先の候補を絞ったら、希望する転職先に合ったアピールを行うことが肝要です。業務システム開発ではコミュニケーション力やマネジメント力、スマホアプリ開発では新たな技術習得の意気込みや関心の高さなどをアピールするとよいでしょう。
ITエンジニアとして市場価値を上げる方法を関連記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

Java エンジニアの仕事を内容やJavaの特徴、メリット・デメリット、転職方法について解説しました。
Javaは汎用性の高いプログラミング言語であり、現在は売手市場となっています。
Javaエンジニアとして転職を考えている方は転職エージェントを利用して、自分に合う転職先を見つけてください。

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