Javaの将来性は今でも高い?Javaエンジニアに必要なスキルも紹介

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Javaエンジニアとして働こうと志す場合、将来性に不安を抱える人もいるのではないでしょうか。本記事では、Javaエンジニアへの転職を考えている人やこれから働く人に向けて、Javaの将来性・需要性が高い理由や懸念されている点の他、求められるスキルや知識、得られるメリット、気になる平均年収の相場などを詳しく解説します。

Javaの将来性が高いといわれる理由

Javaの将来性

Javaは現在、プログラミング業界において、世界中で高いシェア率を誇っています。それでも、技術が日進月歩していく中、将来に対する不安を拭えない人もいることでしょう。「Javaの将来性が高い」といわれている見解について、改めて確認していきます。

歴史が長く、世界で使われる

Javaは、インターネット黎明期(1985〜1994年頃)から使用されているほど歴史が長く、世界中で多くの開発に寄与してきました。プログラミング言語は多数存在しますが、その中でもJavaは、ベーシックで汎用性のある言語とされており、現在でも新規案件の多くがJavaで開発されています。そのため、しばらくは他の言語に置き換えられる心配はなさそうです。 

スマホアプリ開発の言語に採用される

スマートフォンのシェアは、世界中で年々伸びており、新たな機能の進化も著しいため、Androidアプリ関連の需要はますます高まってきています。

ほとんどのAndroidアプリが、Javaを搭載した、Google社の提供する総合開発ツール「Android Studio」で制作されています。スピーディーな開発が可能で、テスティングも容易であることから、日本を含め、グローバルに普及している状況です。

したがって、スマートフォンのアプリにおいては、Javaのシェア率が最も高く、Javaエンジニアの需要も高止まりしています。日本では、iPhoneのシェアが多く信じがたいのですが、世界的に見ると、Androidが圧倒的なシェアを占めているのです。

サーバーサイドの利用において需要が高い

「サーバーサイド」とは、ユーザーの見えている画面であるフロントサイドとは対極にあり、フロントサイドからの要求に応じて、必要な情報を送る役割を果たしています。こうしたサーバーサイドで動作するアプリケーションも、Javaがプログラミングしているケースが多いのです。サーバーサイド利用の需要は、中小企業から大企業まで広範囲にわたります。

さらに、「Spring Framework」や「Play Framework」、「JSF」などのメジャーなフレームワークのスキルも身に付けると、Javaエンジニアとして重宝されるでしょう。フレームワークとは、アプリケーション開発時に、簡単に必要な機能を実装するための枠組みで、バグを減らす役目もあります。

大規模な開発に向いている

Javaはオブジェクト指向の言語で、セキュリティ性が強固であることから、大規模な開発に向いています。多くの大手企業や官公庁でも採用されていることでポピュラーです。

オブジェクト指向には、プログラムを小さなパーツに細分化し、それらを組み合わせてシステムを動作する特性があります。大人数のエンジニアが、各パーツに分かれて開発を行えるため、大規模なシステム開発に好んで使用されています。このような傾向は、今後も続いていくものと考えられるでしょう。

さらに、Javaはプログラミングを習得する上で、最初に学ぶべき基本の言語だとされています。Javaには、プログラミングの根本的な概念が詰まっており、他言語への応用が利くことから、同様のオブジェクト指向型に分類される他言語の習得も、容易になるメリットがあります。

Javaエンジニアについて解説している、下記関連記事を参考にしてみてください。
※同時作成のKW「Java エンジニア」の記事へUを内部リンク設置ください。

プログラミング言語の中で安全性が高い

Javaは、プログラミング言語の中で、安全性の高い言語として知られています。なぜなら、インターネット上で利用されるプログラムを書くことが前提条件であり、セキュリティを考慮した設計に基づいているからです。

加えて、前述したオブジェクト指向であるため、細分化してセキュリティを高めた開発を行っています。このような安定性や汎用性が好まれ、各企業の中枢となる基幹システムで使われています。

さらに、Javaは銀行や証券会社から、楽天などのECサイト、チケットやホテルの予約サイト、Twitter、Googleまで、強固なセキュリティが求められるシステムにおいても、高い採用率が誇りです。

また、Javaがバグを修正しやすいこと、OSやハードウェアなどのプラットフォームに依存しないため、PCやスマートフォン、タブレット端末など、さまざまな環境下で動作できることなどが、企業からの採用を後押ししています。

Javaの将来性を懸念点

ここまでは、Javaのメリットを中心に着目してきましたが、反対にJavaが抱える懸念点についても確認していきましょう。

他言語の需要が高まり、案件が減少し始めている

Javaは案件数が多く、実績も伴うプログラミング言語ですが、近年は他のプログラミング言語の需要が高まり、案件が減少し始めている状況です。

具体的には、2003年頃に開発された、プログラミング言語の「Scala」が頭角を現してきています。安全性を持つオブジェクト指向型なので、とても人気が高いです。転職サイトの「ビズリーチ」や、ビジネスチャットの「Chatwork」など、堅牢性が求められる大規模な企業やサービスにも採用されています。

また、Scalaはコードがシンプルであるため、コーディングの量がJavaの半分程度でよいことから、Javaの代替言語になりつつあります。それに加えて、関数型の機能が使える点も特徴のひとつです。Javaとの互換性を保つべく開発された後発の言語なので、Javaのライブラリを使用したり、JavaからScalaを呼び出したりできます。

Javaエンジニアは、Scalaの習得を視野に入れた方がよい、との意見もあります。したがって、「PHP」などの言語もJavaとの親和性が高いことから、現状ではJavaから撤退するのではなく、Javaを基盤としてScalaも習得しておくことが、得策なのではないでしょうか。

Javaの案件数は多いものの、高収入案件が少ない

Javaは、初学者のプログラミングの習得に適した、「プログラマーの入口」ともいうべき言語であり、エンジニアの数も比較的増えてきています。しかし、シェア率が高いため、求人や案件はたくさんあるのですが、Javaエンジニアの年収は、他の言語を扱うエンジニアの年収と比べると、市場価値が上がりにくい分、至って高くないのです。

高収入の案件を獲得するためには、Javaだけではなく他言語も習得したり、コミュニケーションやマネジメントなどのスキルを身に付けたりするなど、プラスαの武器が必要でしょう。

Javaエンジニアに求められるスキル

次に、Javaエンジニアに求められるスキルや、重宝されるエンジニアが持つスキルについて解説します。

Javaの基礎的な知識

Javaエンジニアを目指すなら、Javaの基礎知識をしっかり学ぶことから始まります。出てきた疑問点をそのまま放置しないよう、理解を積み重ねていきましょう。

そして、エンジニアとしてキャリアアップするためには、応用はもちろん、周辺の知識や技術の習得も欠かせません。長い目で見ても、基礎固めが施されていないと、将来が厳しくなってしまうので、一歩ずつ着実に進めていくことが重要です。

Javaを習得するためには、はじめに標準入力や四則演算、条件分岐、ループ処理など、Javaの文法知識を理解してから、基本的な概念であるオブジェクト指向の仕組みを把握していきます。

オブジェクト指向とは、端的にいえば、小さなロットのプログラミングを束ねて、大きなロットを作っていく手法です。そして、「オブジェクト」というひとつの単位に、データや仕様などをまとめたものを管理する仕組みになっています。

一般的に、オブジェクト指向の概念を習得することは、いとも簡単ではないのです。しかし、Javaはすべてこの指向に基づいて書かれているので、避けては通れません。オブジェクト指向に関する書籍はたくさん販売されていますので、徹底的に身に付けるとよいでしょう。

また、周辺知識として、フレームワークやデータベース、システム開発に関する知識も、併せて習得する必要があります。

フレームワークとは、アプリやシステムの開発に際して、土台となるソフトウェアであり、Javaの汎用的な機能をまとめたものです。フレームワークを使うことで、イチからシステムを構築するのではなく、工数を大幅に減らして、効率的に開発を進められるメリットがあります。

データベースとは、アプリケーションで使うデータを保存するための場所を指します。データを保存するだけではなく、複数のデータを一元管理したり、目的のデータをすぐに探し出したり、データを編集して活用したりするなど、いくつかの役割が挙げられます。

システム開発に関して、Javaの知識が備わっているだけでは対応は不可能でしょう。Javaは大規模な開発で使われることが多いため、企画から要件定義、設計、開発、テスト、リリースまでの手順を把握しておくと、現場での対応がスムーズになります。

Javaは人気のプログラミング言語であるため、インターネット上で多くの情報を閲覧できます。疑問点はその都度、検索したり調べたりなどして、解決していくのが無難です。

アプリ開発に必要になる知識

Webアプリの開発も、Javaの知識が備わっているだけでは、当然対応できません。加えて、サイト上に文字・画像・テキストボックス・リンクなどを配置するためのHTMLや、Webページのデザインを整え、スタイルを指定するためのCSSの知識も必要です。

前述の通り、スマートフォンの普及により、Androidアプリ開発の需要が高まってきています。Javaで作られているAndroid Studioを用いることで、世界中で汎用的に使われているAndroidのスマートフォンやタブレット向けアプリの開発が可能です。よって、Android Studioの使用方法や、開発したアプリをGoogle Playに登録する方法も、押さえておくべきでしょう。

新しいアプリの開発や、すでにJavaでリリースされたアプリの更新などの改修・保守作業が続くため、今後もJavaによるアプリ開発は需要が高いと考えられます。常に、新しい知識を身に付け、実務経験を積みながら、Javaエンジニアとしてステップアップしていくことが望ましいです。

Javaエンジニアがキャリアアップする方法を紹介しているため、以下関連記事を参考にしてみてください。
※同時作成中のKW「Java エンジニア」記事へ内部リンクを設置ください。

Javaエンジニアの平均年収について

正社員のJavaエンジニアの平均年収は、約500万円ほどです。

地域によって高低差があり、東京では約560万円、近畿では約490万円、その他では約440万円とのデータが出ています。

令和元年9月の国税庁のデータによると、日本の平均年収は約441万円なので、他業種の平均年収と比較すれば、Javaエンジニアの年収は高い傾向にあります。

参照元:求人ボックス「Javaエンジニアの仕事の年収・時給・給料
参照元:国税庁「民間給与実態統計調査

Javaは大規模なシステム開発や、金融機関やECサイトなどの、強固なセキュリティが求められるシステム開発に向いている点を理由に、大手企業が多く採用していることが高収入に起因している、と考えられるでしょう。

しかし、数あるエンジニアの中では、Javaは中央値にあたりますが、Javaの後発のプログラミング言語である、Scaraエンジニアの年収は最高値にあたる約630万円です。Scalaの躍進が目覚ましいことや、ScalaはJavaと互換性が高いことを鑑みると、Javaを習得した後には、Scalaも習得した方がよいかもしれません。

Javaは元々、エンジニアの中では、最初に学ぶべき言語であるとされています。Javaを基幹とし、他にも技術や知識、経験を積み重ねていくことによって、自分の市場価値を上げるとともに、年収アップが可能になるでしょう。

それに加えて、資格を取ったり、大手企業への転職を試みたり、コミュニケーションやマネジメントなどのソフト面のスキルを磨いたりすることも、年収アップに効果的です。

まとめ

ここまで、Javaエンジニアの将来性について、懸念点も含めて解説してきました。

そして、Javaエンジニアとして第一線にいるためには、どんな知識や資格が有効であるかもチェックしました。総じて、Javaエンジニアの将来性は、現時点ではまだまだ高いでしょう。

しかし、一部の後発された他言語が伸びていることも事実なので、新しい知識を取り入れるための勉強は欠かせません。また、Javaは企業の中枢システムを担うことが多いため、仕事の規模も膨大で、やり甲斐があることが魅力的です。

Javaエンジニアへの転職を希望されるのであれば、転職エージェントの利用も検討してみましょう!

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