ネットワークエンジニアの平均年収は? 年収アップの方法も解説

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この記事でわかること

  • ネットワークエンジニアの仕事内容はどんなものか
  • ネットワークエンジニアの年代別平均年収
  • ネットワークエンジニアの年収アップにつながる資格やスキル
編集者プロフィール
ウィルオブテック事業部
坂田 雄平

過去に8年ほど、受託企業でITエンジニアの経験あり。長年培ってきたエンジニア経験をもとに、求職者さまに寄り添ったキャリア支援を得意としている。

ネットワークエンジニアは需要が多くスキルによって年収アップも望める仕事です。この記事では、ネットワークエンジニアの年収や資格、年収アップの方法を解説します。

ネットワークエンジニアの平均年収の相場をチェックしたい、年収を上げる方法が知りたいという方は必見です。

久松さん

監修者プロフィール

合同会社エンジニアリングマネージメント 社長
久松 剛さん

慶應義塾大学大学院政策メディア研究科博士(政策・メディア)。2000年より慶應義塾大学村井純教授に師事。合同会社エンジニアリングマネージメント社長兼レンタルEM。ベンチャー企業3社にてIPOや組織改善コンサル、PjMなどを歴任後、2022年に合同会社を設立。
現在はスタートアップから日系大手企業まで企業規模を問わず、採用や組織改善コンサル、セミナー、執筆など幅広く活躍中。

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ネットワークエンジニアとは?

ネットワークエンジニアとは、サーバーやコンピューターなどを接続するコンピューターネットワークの設計や構築から、運用時の保守・監視までを行う技術者のことです。インターネット接続、社内ネットワークといった通信環境の設計や構築、保守がネットワークエンジニアの主な仕事です。

ネットワークエンジニアはIT企業への就職が一般的です。ネットワークだけでなくサーバー環境の設計や構築まで幅広い業務カバーすることで活躍の場が拡がります。

ネットワークエンジニアの主な3つの仕事内容

ネットワークエンジニアの主な仕事には、ネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク保守・運用があります。

ネットワーク設計

ネットワーク設計は、コンピューター同士をつなぐネットワークを一から設計する作業です。クライアントの希望に合うシステムを設計するための細かいヒアリングから始め、求められている要件を的確にまとめなければなりません。

設計では、ネットワークの主な用途、提示された要件に適したネットワーク構成や、使用するシステム、ルーター、スイッチ、セキュリティソリューションなどの機器類、導入する回線まで全てを決める必要があります。

プロジェクトマネージメントをする際にはQCD(Quality:品質、Cost:費用、Delivery:納期)を意識して組み立てる必要があります。

回線から使用するシステムまでネットワークの全般的な知識はもちろん、クライアントにアピールするプレゼンテーションスキルやコミュニケーションスキルも求められます。

ネットワーク構築

ネットワーク構築は設計時に立てたスケジュールをもとに、ネットワーク構築に使用する機器の設置、ソフトウェアの設定などを行います。

構築にかかる期間はネットワークの規模によって異なります。大規模なネットワークの場合には完成までに数ヶ月以上かかることもあり、複数のネットワークエンジニアが作業を分担して進めていくケースが一般的です。

ネットワーク構築が完了したら、運用テストを行ってから実際の運用を開始します。

ネットワーク保守・運営

ネットワークを稼働中は、常に問題なく使用できる状態を維持し、システムダウンなどの大きな問題が発生しないように保守や運営などの業務を行わなければなりません。

サービスを安定的に提供するため、機器やシステムなどの監視や、トラブル発生時には原因を発見してトラブルを解決する作業が保守・運営の仕事です。

トラブル発生時には、原因究明・解決を行います。機器ベンダーとの連絡や交渉をしながら障害に対応する場合もあります。

また、24365(24時間365日)をシフト制で監視するオペレータ職もあります。機器からのアラートを受信し、マニュアルに基づいて一次対応をしたり、顧客や上長に対して連絡(エスカレーション)したりする業務です。

ネットワークエンジニアの中には、交代制でこうしたオペレータからの緊急連絡を受ける仕事がある場合もあります。

▼ネットワークエンジニアついては
こちらのネットワークエンジニアってなに?他のエンジニアとの違いについても解説でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

ネットワークエンジニアの年収は?

ネットワークエンジニアの年収は、スキルレベルが上がるにつれ高くなる傾向があります。特にSIerやNIer(ネットワークインテグレーター)では保有資格によって手当が出る組織が多いため、難易度の高い資格に挑戦することをおすすめします。

ネットワークエンジニアの年代別平均年収

サーバーやシステム運用や管理などを業務とするシステムエンジニアの年収は、全国平均が557.6万円とされています。

また、システムエンジニアの中でも、ITインフラの設計や開発などを担うシステムエンジニアやネットワークエンジニアの全国平均は684.9万円です。

参照元:令和5年度 厚生労働省 日本版O-NE「システムエンジニア(業務用システム / 基盤システム)」

ネットワークエンジニアを含むシステムエンジニアの年収は、全国平均が557.6万円とされています。また、ネットワークエンジニアとしての年収は全体平均で446万円程度です。

年齢的には20代、30代で370~525万円が最も多いといわれています。40代になると役職につくケースや高いスキル、保有資格の保持が増えることもあり、年収500~700万円ほどの方が増加します。

参照元:令和5年度 厚生労働省 日本版O-NE「システムエンジニア」 
参照元:「doda」公式サイト 平均収入ランキング

他エンジニアとの年収比較

ネットワークエンジニアの年収を他のエンジニアの年収と比較すると、それほど大きな差はみられません。よくネットワークエンジニアと比較されやすいのはサーバーエンジニアです。

ネットワークエンジニアの平均年収は約450万円ですが、サーバーエンジニアの平均年収は400~500万円といわれています。サーバーエンジニアは平均年収に幅がありますが、両方の年収を比べてみると大きな差額ではありません。

ネットワークエンジニアは今後も必要とされるため、需要が期待できる仕事です。新しく登場する技術を吸収しながら、需要のあるエンジニアを目指しましょう。

ネットワークエンジニアの年収アップにつながる働き方

ネットワークエンジニアで年収アップを目指すには、年収の高い企業へ転職する方法や、フリーランスとなる方法があります。よりよい条件を求めて職場環境を変えることが年収アップにつながります。

転職して年収アップを目指す

ネットワークエンジニアは、転職によって年収アップする可能性があります。具体的には、通信業界大手や、NIer、クラウドベンダーなどへの転職が考えられます。

「要件定義・設計・提案」などの上流工程に対応できるエンジニアとしてのスキルがあると転職に役立ちます。大企業ならではの安定した収入や福利厚生、毎年の昇給などにより、将来性も期待できます。

たとえば、ITインフラにおける上流工程の設計や開発を担うシステムエンジニアやネットワークエンジニアの全国平均は690万円です。

参照元:令和2年度 厚生労働省 日本版O-NE「システムエンジニア 」 

フリーランスで年収アップを目指す

他の会社に転職をするのではなく、独立してフリーランスになった場合でも会社員のときより多くの年収を得られる可能性があります。フリーランスでは契約内容によって報酬が異なりますが、業務量を必要に合わせて調整できるため、より年収アップが期待できます。

クライアントのオフィスに常駐して働くケースが多いですが、会社の福利厚生や社会保障などは受けられませんので、その差分を意識して意思決定しましょう。

ある程度自由な働き方ができる半面、契約終了後の収入が保障されていないなど安定性がないため、メリットやデメリットをよく比較検討して決めることが重要です。

ネットワークエンジニアの年収アップにつながる資格

ネットワークエンジニアは、「Cisco認定」「ネットワークスペシャリスト試験」などの資格を持っていると年収アップにつなげやすくなります。

さらに、クラウドやサーバについての認定資格である「AWS認定」「LPIC認定」も視野に入れると活躍の幅が拡がります。

広い業界で活用できる資格や国家資格、世界中で通用する資格を身につけると、年収アップを目指せるでしょう。

Cisco認定

ネットワーク機器会社Cisco Systems社の機器は、多くの会社で採用されており、その認定試験であるCisco認定は実践的な資格として人気があります。多くのネットワークエンジニア採用企業においても重要視されています。

コラボレーション、CyberOps、データセンター、DevNet、設計、企業、セキュリティ、サービスプロバイダとテクノロジーごとに分類されており、各テクノロジーごとにエントリ、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート、アーキテクトの5段階に分類された試験が存在します。

そのため、業務に必要な内容を選び、下位のレベルから順番に受験することが可能です。上位のグレードほど有識者としての評価がなされるため高収入が狙えます。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、経済産業省によって認定されている国家資格です。

ネットワーク技術の試験では国内で最も難易度が高い試験で、資格取得者はネットワークシステムの企画から構築・保守までの全体的な知識を持ち、主導できるレベルが認められます。

下位資格の「基本情報処理試験」「応用情報技術者試験」に受かってから受験するケースが一般的ですが、希望すれば下位資格取得前に受験できます。

AWS認定

AWS認定資格は世界中の企業で導入されている、Amazonの公式認定資格です。

ネットワークエンジニアであってもクラウドに関する知識を保持しておくことで、業務の幅が拡がります。

人気の高い資格で、認定されると世界中で利用されているクラウドサービスAWS(Amazon Web Service)の各種サービスに関する知識を持っていることが認められます。

大きく3種類の「レベル別資格」試験、「専門知識認定資格」試験に分かれています。レベル別では基礎・入門レベルの「ベーシック」から難易度が上がる「アソシエイト」「プロフェッショナル」まで、内容別の資格が存在しています。

より難易度の高い専門知識認定資格試験には「高度なネットワーキング」「データ分析」「セキュリティ」「機械学習」「データベース」といったものがあります。

LPIC

LPIC(Linux Professional Institute Certification)は、世界共通基準でもあるLinuxの技術力を認定する資格です。

ネットワークエンジニアであってもサーバエンジニアの領域をキャッチアップしておくことで業務の幅が拡がります。

資格保持者は、Linuxの基本的な使い方からシステム管理、サーバー構築など専門的な知識があると認められます。レベルは1~3までの3段階(レベル3は分野によって3種類)あり、下位試験から順番に受験できます。

ネットワークエンジニアの年収アップにつながるスキル

ネットワーク系の資格以外にも、ネットワークエンジニアの年収アップにつながるスキルとしてコミュニケーション力や英語力があります。業務の特性上、これらのスキルも身につけると有利です。

コミュニケーション力

ネットワークエンジニアには、ネットワーク関係の技術や知識だけでなくコミュニケーションスキルも欠かせません。

実際にネットワークを使用するクライアントからのヒアリング力、上司や営業への説明、一緒に作業を進めるエンジニアと上手く連携するスキルなどが必要です。

ネットワークエンジニアは多くの人々と円滑なコミュニケーションを取りながら仕事を進める必要があります。

英語力

ネットワークエンジニアには、「エラーメッセージを読み解くとき」「英語の製品マニュアルを読むとき」など、英語力が必要な場面が多々あります。

特に最新技術の情報は英語で書かれたものが多いため、情報をチェックする際にも英語が必要です。英語力があるネットワークエンジニアは外資系企業への転職がしやすく、国外で働くことも可能です。

IT業界の先進的なアメリカや中国で働く場合には、日本で働くよりも高額の年収を狙えます。

クラウドサービスの知識

AWSやAzure、GCPなどのクラウドサービスの利用が拡がっています。

自社でデータセンターを持っている企業であっても、こうしたクラウドサービスとの相互接続をし、ハイブリッド型でサービス提供をしているところも多くあります。

業務の幅を拡げるためにも意識してキャッチアップしておくと良いでしょう。

▼エンジニア転職については
こちらのIT/Webエンジニアの失敗しない転職エージェント15選!おすすめの特徴を徹底比較でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

まとめ

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築、運用・保守までを行う技術職です。

ネットワークエンジニアは資格取得やスキルアップによって評価がされやすく、年収アップにつながりやすい職種です。

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よくある質問

ネットワークエンジニアの平均年収はいくらですか?

ネットワークエンジニアの年収は、年代が上がりスキルレベルが上がるにつれ高くなる傾向があります。基本的には、システムエンジニアなど他のエンジニアの年収と比べても大差はありません。システムエンジニアの年収は、全国平均が684.9万円とされています。詳しくは「ネットワークエンジニアの年収」で説明しているので確認ください。

ネットワークエンジニアの年収を上げるためにするべきことはありますか?

よりよい条件を求めて職場環境を変えることが年収アップにつながると言われています。「フリーランスで年収アップを目指す」「転職して年収アップを目指す」「副業して年収アップを目指す」が例としてあげられます。詳細は「ネットワークエンジニアの年収アップにつながる働き方」で説明しているので確認ください。

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