バイトをしていると、「正社員になったほうが稼げるから、思い切って就職活動しようかな」という思いが頭をもたげてくることがありますよね。
「でも、今の働き方が変わるのは不安」なんて、心が揺れ動いている人のために、バイトと正社員のメリット・デメリットを徹底比較します。
自分に合った働き方はどっちなのか、考える材料にしてください。
目次
バイトと正社員では働き方が大きく異なる
バイトと正社員の違いには、どんなものがあると思いますか。
「責任の有無」「異動の有無」「残業の断りやすさが違う」「正社員だと辞めづらい」などなど、ちょっとイメージしただけでも結構出てきますよね。
バイトと正社員では、働き方が大きく異なります。
その働き方の違いによって、メリットとデメリットが発生するため、注意が必要です。
自分が何を一番大事にするか、それを叶えてくれる働き方はどちらなのかを見極めなければなりません。
バイトのメリット
働く日数と時間を自分で決められる
バイトの一番大きなメリットは、なんといっても働く日数と時間を自分で決められることです。
プライベートな予定や、自分の夢のための勉強に割く時間を取りやすいのは嬉しいですね。
責任が少ない
責任の重さはバイトによって違います。
しかし、最終的な責任は正社員が負うという職場がほとんどでしょう。
あまりに無責任なのは問題ですが、「いざというときは正社員が助けてくれる」という安心感が、働きやすさにつながります。
副業できる
自分のいろんな可能性を見出したいという人は、さまざまな職種のバイトを掛け持ちすることができます。
昼と夜で違う仕事をすれば、リフレッシュして長続きするという効果も見込まれます。
異動がない
同居家族がいる場合、大規模な異動がないことは働くうえで大きなメリットです。
異動になれば、人間関係を一から築かなければならないという不安からも解放されます。
バイトのデメリット
収入が不安定
多くは時給ベースなので、サービス業ではない場合、大型連休がある月は急に収入が下がります。
賞与も出ないため正社員よりかなり年収がダウンし、やむなくバイトを掛け持ちしている人が少なくありません。
やりがいに欠ける
責任が少ない代わりに、大きな仕事も任せられません。
どんどん新しい、大きな仕事に挑戦したいと思う人には、バイトはおすすめしません。
正社員のメリット
収入が安定する
連休のある月も、お給料は変わりません。
昇給があったり、賞与がもらえたりするので、収入はかなり安定します。
さまざまな福利厚生が受けられる
正社員が受けられる福利厚生のありがたみは、家族ができてから痛感することになります。
産休や育休、介護休暇、扶養家族のための補助など、手厚い福利厚生が、家庭生活の維持を助けてくれます。
やりがいが大きい
努力すればするほど認められ、大きな仕事を任されるようになるのは正社員ならではのことです。
役職がつけば、さらにモチベーションが高まるでしょう。
正社員のデメリット
縛りが大きい
正社員は、会社側が定めた時間と日数を守って働かなければなりません。
もちろん申請すれば休暇は取れますが、その日の分の仕事を誰かに助けてもらったり、調整したりということが必要になり、わりと大変です。
責任が大きい
自分が任された仕事の責任を負うのはもちろん、部下やパート、アルバイトのミスなどをフォローしなければなりません。
長く勤めて管理職などになれば、さらにその責任は大きくなってきます。
意に沿わない異動にも従わなければならない
異動は基本的に業務命令ですから、意に沿わない異動であっても従わなければなりません。
遠くへ異動する場合、家族がいる人は、家族とともに引っ越しをするか、単身赴任をするか、悩ましい選択をすることになるでしょう。
メリット・デメリットを比較して自分に合った働き方を選ぼう
自由に働けるバイトと収入が安定する正社員、どちらにもメリットとデメリットがあります。
1つの会社でやりがいを持って長く働きたいと考えるなら、正社員の道を選ぶのがおすすめです。
1つの会社に縛られず自由に働きたい人には、アルバイトをおすすめします。
自分に合った働き方はどちらなのか、考えてみましょう。
おわりに
最近では、異動のない枠を作って正社員を募集するなど、正社員ならではのデメリットを補完する動きもみられます。
これからは、「自由に働きたいからバイト」「安定したいから正社員」といった固定観念に縛られず、希望する働き方を実現してくれる企業を探すことが、大切になってくるかもしれません。
働きやすい職場を、自ら探しに動きましょう。