保育士だけどブランクが不安!復帰しやすい職場と必要な準備はこれ。

保育士として働きたいけれどブランクがある。

そんな悩みから復職が進まない方も多くいらっしゃいます。

実際に、保育士のブランクからの復帰は厳しいものなのでしょうか?

この記事では、ブランクのある保育士の不安や対処法、復帰しやすい職場などをご紹介します。

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ブランクがある保育士の不安とは

ブランクがある保育士が感じる不安ポイントは下記4つです。

  • 保育のトレンドについていけるか不安
  • 体力がおいつくか不安
  • 同僚と上手くやれるか不安
  • 家庭と両立できるか不安

それぞれについて詳しく解説します。

保育のトレンドについていけるか不安

ブランクの期間が長ければ長いほど、自分の知識や経験がどこまで活かせるのか不安になります。

近年では、勤怠管理がタブレットであったり、連絡帳や保護者への連絡がアプリになっているケースも少なくありません。

知識をアップデートする為にも、行政や民間企業がブランクのある保育士に向けて開催している、復帰支援研修などに参加してみるのが良いかもしれません。

復帰に向けて様々なサポートが受けられるので、お住いの自治体のホームページなどをチェックしてみてください。

体力が追い付くか不安

保育士の仕事は、保育園の規模や担当する年齢によっては体力勝負な一面も。

ブランク直後は派遣やパートなどの雇用形態にするなど、自分に合った働き方を考えてみると良いかもしれません。

また、ブランクOKの求人など、理解がある保育園を選ぶのも解決に向けたポイントとなります。

同僚と上手くやれるか不安

保育士は人間関係のトラブルが一番のストレスと言われています。

閉鎖的な環境なので苦労される人も多いのが実情です。

人間関係への不安が強い方は派遣会社転職エージェントの利用がおすすめです。

定着率や職場の雰囲気など、面接では聞きにくいことを担当者に事前に確認することができます。

家庭と両立できるか不安

ブランクがある保育士の中には出産をきっかけに退職した方が多くいます。

育児が落ち着き、保育士として復帰を目指す時、仕事と両立できるか不安になるのは当然のことです。

家庭と仕事と両立する上で一番大切なことは、周囲の理解を得ることです。

もしもの時に両親に頼めるか、パートナーと家事の分担ができているかが大きなポイントとなります。

「できる方がやる」だと負担が偏りやすいことが多くあります。

子供の送り迎えなど大きな部分だけでなく、朝のお着換えや準備物の用意、歯磨きはどちらがするなど細かいことまで決めておき、「自分ばかり」と思うストレスを最初減にしていきましょう。

ブランクがある保育士の需要

会社員であればブランクは次の就職に不利になる場合がほとんどです。

しかし保育業界は人手不足でどこの保育園でも有資格者の確保に追われています。

ブランクのある保育士が求められる理由を、詳しく解説します。

保育士にブランクのハンデは無い

保育士の資格を有しながら保育士として働いていない人を滞在保育士と呼ばれているのはご存じでしょうか?

2021年現在で、保育士の登録者数は約173万人。

そのうち保育士として働いているのは約65万人です。

つまり全体の約60%が滞在保育士となります。

人手不足に悩まされる保育業界では、いま滞在保育士に注目が集まっています。

ある程度、慣れる期間を要するものの、1から教育する必要がないからです。

こうした背景から保育士にブランクのハンデは無いと言えます。

出典:こども家庭庁

子育て経験がプラスポイントに

子育てによるブランクは、保育士の場合むしろ歓迎される場合がほとんどです。

子育ての経験を保育の現場で活かすことができるからです。

子育て中の保護者は不安を抱えることが多くあります。

そんな時、子育て経験のある保育士に現実的な視点から寄り添ってもらえれば、心強いものです。

同僚の保育士からも、保護者からも頼りにされる存在として活躍できます。

ブランクがある保育士が復帰のための準備

行政の復帰支援研修を受ける

各自治体がブランクのある保育士に向けて復帰のサポートを行っています。

例えば、スキルや知識を回復するためのセミナー保育現場での実習などがあります。

自治体によってはブランクから復帰をした保育士のインタビュー冊子を用意しているところもあります。

「保育の現場に復帰したい」「保育士の資格を活かしたい」という気持ちを後押ししてくれます。

復帰者に向けた就職準備金などのチェック

厚生労働省の取り組みにより滞在保育士の再就職支援が行われています。

具体的には、就職準備金として上限40万円(無利子)での貸付があります。

「貸付」とありますが、保育士として2年勤務することで返還が免除される仕組みです。

その他に、各自治体独自の支援もあるので、お住いの自治体のホームページをご覧ください。

出典:厚生労働省

ブランクがある保育士におすすめの働き方

ブランク直後は、派遣パートなど負担の少ない働き方がおすすめです。

派遣やアルバイトであればクラス担任を持つことがありません。

補助業務を中心に、少しづつ業務に慣れることができます。

紹介予定派遣や正社員登用制度がある職場であれば、派遣やアルバイトとして職場の雰囲気を知ってから正社員を目指すことも可能です。

ブランクがある保育士が復帰しやすい保育園

ブランク直後は、保育士の数にゆとりがある保育園がおすすめです。

例えば小規模保育園であれば、一般的な保育園の配置基準+1名を配置する決まりがあります。

また小規模保育園はクラス担任制を取らず、保育士全員で子供を見るスタイルが基本です。

定員数が6~19人と少なく、0~3歳未満のみなので行事やそれに伴う持ち帰り仕事も少ない傾向です。

0~3歳未満は比較的に運動量も少ない時期なので、体力的な負担も比較的に少なくなります。

詳しくは、『小規模保育園で保育士として働くメリットはこれ!』で解説しているので、ぜひご覧ください。

ブランクがある保育士のまとめ

人手不足の保育業界では、いま滞在保育士に注目が集まっています。

ブランクがある保育士は、むしろ経験者として引く手数多というところです。

特に子育て経験がある保育士は、先輩ママとして子供や保護者から頼りにされることは間違いありません。

厚生労働省や自治体のフォローも活用し、ブランクを乗り越え、自分に合う職場を探しに一歩踏み出してみてください。

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