近年、AIやデジタル化などが発展していくのに比例するよう、エンジニアの需要も増えています。
そして、今ではエンジニアが不足している自体が続いているため、求人も多く掲載されることによって一年を通して安定しているといえます。
しかし、一言でエンジニアといってもその仕事は多岐にわたるので、自分がどのようなエンジニアに進めば良いか悩まれる方は少なくありません。
この記事では、エンジニア10種類の仕事内容や求められるスキル、エンジニアとして長く活躍する4つのコツなどを紹介していきます。
これからエンジニアを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
- エンジニアの仕事は幅広く需要が高い!
- エンジニアといってもその職種は幅広く、必要な技術や資格も変わってきます。そのため、まずはどのような仕事をしたいかを明確にしましょう。
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エンジニアとは?
エンジニアとは、IT技術やシステム開発に関わる専門職の総称です。
ただ、その業務は幅広いため扱う業務によって職種が変わるので、仕事を探すときは自分がどのような技術を活かして働きたいかを明確にしておく必要があります。
たとえば、システム開発に携わる業務をしたいならシステムエンジニア(SE)、Web上のシステムやアプリなどのシステムに携わりたければWebエンジニアと変化します。
幅広い業界で必要とされるエンジニアは、今後も需要が高まる傾向がある職種の一つです。
エンジニアの種類と仕事内容
実際にエンジニアの仕事にはどのようなものがあるか、ここでは需要が高いエンジニアの仕事10種類を紹介していきます。
コンピューターを動かすためのプログラミング言語を活用し、指示書に基づいてシステムやソフトウェアなどのプログラミングを行います。
ほかにも、システムのバグを発見して処理をする業務が含まれるので、修正を繰り返すことも続けられる方におすすめです。
また、業界に関係なく必要とされているため、掲載されている求人数も多い傾向があります。
クライアントの要望をもとにシステムの仕様を設計することが主な仕事です。
システム開発に大きく関わるため、以下の工程が一般的な業務の流れといえます。
- 要求分析・要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- プログラミング
- テスト
- 運用・保守
また、技術や知識だけでなくプロジェクトを管理する能力やコミュニケーション能力も必要になるので、将来的にリーダーとしての立場を目指している方におすすめです。
Webアプリやサイトの構築・開発、ITシステムやアプリケーションの設計・開発などWeb開発全般を担当するエンジニアです。
さらに、Webエンジニアは利用者が目にする表部分を担当するフロントエンドエンジニア、サーバーやデータベースなど裏部分を担当するバックエンドエンジニアに分かれます。
どちらも連携して仕事をすることが多いためどちらの知識も必要ですが、仕事を探すときは自分がどちらを担当したいかを明確にしておくことをおすすめします。
IT技術や知識を活かして営業担当者のサポートを行うため、営業とエンジニアの両方の知識が必要になる職種です。
技術者よりも営業に近い働き方なので、サポート業務だけでなく直接顧客に交渉することを考慮して営業スキルも身につけておきましょう。
こちらは、IT業界や自動車業界のような自社製品やサービスがある業界での需要がありますよ。
機器やシステムなど、動作を制御するソフトウェアやハードウェアの開発・設計に携わるエンジニアのことです。
家電製品・自動車・産業ロボット・医療機器など、さまざまな製品の内部に組み込まれる制御プログラムを担当するため重要な業務だといえます。
多くの分野で活躍できるので今後も需要が増えることが見込まれるため、必要な知識やスキルを早めに身につけておきましょう。
ネットワークやコンピューターの設計・構築・運用・保守を行うエンジニアのことで、安定したネットワーク環境を保つために不可欠な仕事です。
そのため、求められる知識やスキルも多いため苦労することもありますが、社会貢献性が高いのでやりがいも感じられます。
また、業務を行う過程で身につけた知識やスキルはエンジニアとしてのキャリアアップにも活かせることも、ネットワークエンジニアの魅力といえます。
デバイスとインターネットをつなげるシステム開発や運用を行うため、ソフトウェアとハードウェアの知識を必要とする仕事です。
- ※IoT:Internet of Thingsの略
訳すると「モノのインターネット」であり、モノがインターネット経由で通信することを指す
製造業・農業・物流・医療などのリモート需要が増えている業界での活躍が見込まれますが、家電や都市インフラでも普及の取り組みが広がっています。
今後も必要とされるエンジニアなので、これから目指す方はソフトウェアとハードウェアについて知識やスキルを身につけておきましょう。
IT基盤であるサーバーやネットワークなどの設計・構築・運用・保守をうるエンジニアのことで、ITサービスの根幹を支える縁の下の力持ちともいえる役割を持っています。
サーバーやネットワークだけでなく、クラウドやセキュリティといった多岐にわたる知識やスキルが必要となる仕事ですがキャリアの選択が広い仕事です。
IT企業や通信事業、企業の情報システム関連などのIT業界全般で活躍できるので、長くエンジニアとして働きたい方は転職を検討検討してみてください。
おもな業務は、機械学習や深層学習などのAI技術(人工知能技術)を活用し、課題解決や新しいサービスの開発に携わるエンジニアのことをいいます。
ほかにもデータとアルゴリズムを駆使して企業の課題解決やデータ基盤の構築、モデル運用など担当する業務は多岐にわたります。
今後も需要が増えるエンジニアの一つであり、つねに新しい技術を学ぶことが必要なAIエンジニアは面白みがあるのでやりがいをもって働くことができますよ。
AWSやGCPなどのクラウドサービスを活用し、企業のIT基盤を設計・構築・運用を行うエンジニアです。
クラウド環境の設計・構築、インフラ運用・管理、コストの最適化、セキュリティ対策など幅広い業務を担当することから基礎的な知識やスキルなども必要とされます。
未経験からの挑戦は難しく、専門学校やスクールなどで知識を得てITエンジニアとしての実務経験を積んでからキャリアアップする方法がおすすめです。
エンジニアに求められるスキル

この記事で紹介したエンジニアは10職種でしたが、それ以外にも多くのエンジニアとしての職種はあるため求められるスキルも職種によって異なります。
そのため、エンジニアで共通して求められているスキルを紹介していきます。
エンジニアに転職するかの目安として、押さえておきましょう。
専門的な知識や技術力
どのエンジニアでも必須といえる要素なので、希望する職種でどのような知識や技術が必要かを確認して学習をしておく必要があります。
また、つねに技術は進化していくために長くエンジニアとして携わるのであれば勉強を続け、知識や技術のアップデートを目指していきましょう。
問題解決力
システムやインターネットなどの構築や運用をしていくと、トラブルやエラーなどの不具合は必ずといっていいほど起こります。
企業の業務に影響を及ぼすこともあるため、原因を究明して論理的に仮説や検証を行って問題を早急に解決する必要があります。
もちろん発生した不具合の解決だけでなく、同じようなことが起こらないように改善策を提案して実行していくことも大切です。
コミュニケーション能力
プログラミングやシステム構築などは一人でコツコツ作業することもありますが、エンジニアリングは基本的に一人で解決することはありません。
プロジェクトリーダーやマネージャー、ほかのエンジニア、顧客などさまざまな人と関わって協力しあいながら業務を進めていきます。
また、話し合いをする際は専門的な知識を持っていない方に対しても、わかりやすく説明をするための努力も必要です。
柔軟性や協調性
どの業界でもいえることではありますが、仕事をしていると何が起こるかわかりません。
そのため、どのような状況でも対応できる柔軟性や、問題が発生したときにチームリーダーやマネージャーなどに情報を共有する協調性もあると良いです。
タスク・スケジュール管理
業務によっては日常的に対応しなくてはならない業務もあるため、優先順位をつけてタスクを管理することはスムーズな業務をする上で欠かせないスキルです。
日頃からタスクやスケジュールの確認をしておくと、何かトラブルが起こったときの対応もしやすくなりますよ。
エンジニアを目指す方法
これまでの説明を検討し、やはりエンジニアを目指したい方はエンジニアに挑戦をしてみてください。
ここでは、未経験や経験者がどのようにして目指すかを紹介していきます。
ただし、あくまでも一般的に言われていることなので、今回の方法を参考に自分に合う方法を探してみてください。
【未経験者】基礎知識や技術を身につける
「エンジニアに求められるスキル」でも話しましたが、エンジニアは仕事によっては未経験から始められない仕事もあります。
そのため、まずは専門学校やスクールなどに通って基礎知識を身につけるようにしましょう
基礎的な部分を身に付けたら、仕事探しでは未経験を受け入れている求人を選び、エンジニアとしての経験を積みましょう。
【経験者】転職サービスに相談
エンジニアは需要があるため求人は一年を通して多く掲載されていますが、より良い職場を求めて希望する条件と合う求人を探すことは大変です。
そこで、一人で探すのではなく転職サービスに相談をしながら仕事を探してみましょう。
今はハローワークだけでなく、派遣会社や転職エージェントなどプロに相談をしながら転職を検討することができます。
希望条件や挑戦したい仕事を探す手伝いはもちろん、転職サービスによっては面談の履歴書の添削、資格取得支援、キャリアプランの提案などを行ってくれますよ。
今よりスキルアップしたい、今とは別のエンジニアを目指してみたいなどの希望があればエンジニアに特化した転職エージェントへの相談がおすすめです。
【キャリアアップ】資格取得を目指す
経験や年齢に関係なく、キャリアアップしたい方は資格取得を目指すことで土台固めができます。
エンジニアの業務で必要な技術や、自分が不足している知識やスキルなどを保有している証明にもなるため、仕事でも転職でも有効です。
資格は種類豊富でどれを取得するべきか悩まれているのであれば、自分がどのようなエンジニアを目指したいかを明確にすることで見つけられますよ。
自分にも自信がつくため、勉強をしつつ資格取得も検討してみてください。
エンジニアとして長く活躍する4つのコツ

エンジニアとして働くのであれば、これから需要も増える傾向にもあるため長く働ける工夫が必要です。
ここでは、とくに必要と考えられる4つのコツを紹介していくので、自分の働き方を見つめ直す参考にしてください。
学び続ける習慣
エンジニア業界は技術の進化とともに変わることが多いため、新しい知識やスキルを学ぶ姿勢は大切です。
学ぶ意欲がないと技術が変わっていく業界についていけず、挫折してしまう可能性があります。
新しい技術を身につけることを楽しめるよう、学ぶ意識を持っておきましょう。
実務経験を積む
勉強ばかりではなく、実際に学んだことを現場で実践することは大切です。
どの仕事でも同じですが、なんでも挑戦をして失敗や成功を経験し、そこから得られるものは大きな成長の糧となります。
失敗を恐れるのであれば、実践前に周りの人に相談をすることもおすすめですよ。
周りと自分を比較しない
これは経験が不足している方に見られることですが、自分より優秀な社員がいる職場だと自分に自信をなくしてネガティブに陥ることがあります。
人と比較をすることで切磋琢磨して足りない部分を補い合うのであれば良い刺激といえますが、比較しすぎてマイナスになるのであれば気にしない方が良いです。
足りない部分は学んで身につければ良いので、自分が任された仕事を着実にこなして前向きに仕事に励むことが大切です。
攻めのITと守りのITを身につける
エンジニア業界では、攻めのITと守りのITがあります。
この2種類をバランスよく身につけることで、対応できる業務の幅が広がって現場で長く活躍しやすくなるので何が該当するかを覚えておきましょう。
【攻めのIT】
- データを活用した市場分析
- ITによるサービス開発や強化
- 新しい技術や製品の活用
- 事業や製品の拡大 など
【守りのIT】
- 定期的なシステムメンテナンス
- ITを活用した業務効率化
- データ管理 など
よくある質問
ここでは、エンジニアについてよくある質問を紹介していきます。
エンジニア職は未経験から目指すのは難しいですか?
未経験を受け入れている求人もあるので、未経験からでも始めることは可能です。
しかし、エンジニアとして基礎的な部分の知識は必要になるため、事前に勉強や資格取得をしておく必要があります。
こちらの「エンジニアを目指す方法」でも解説しているので、自分の状況に合わせてエンジニアを目指していきましょう。
人と話すのが苦手だけどエンジニアとして働けますか?
もちろん、エンジニアとして働けます。
ただ、一人で黙々と作業をするだけではなく人と関わることが必要にはなるため、業務上で必要なコミュニケーションは必要だといえます。
ほかにもエンジニアに必要なスキルはあるので、こちらの「エンジニアに求められるスキル」をご覧ください。
まとめ
IT化が進む社会でエンジニアの仕事は今後も需要が増えていく傾向があり、仕事の種類も幅広い業界です。
未経験からでも挑戦できる仕事もありますが、基本的な知識は必要なので勉強や資格取得をしてからの転職をおすすめします。
自分がどのような仕事に携わりたいかを「エンジニアの種類と仕事内容」を参考に、エンジニアとしての働き方を検討してチャレンジしてみてください。
- エンジニア職は需要が高いので転職は今がチャンス!
- エンジニアは学ぶことが多いので、未経験の方で転職を検討される方は早めに知識やスキルを身につけておきましょう。
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