「コーディングテストは企業に実力をアピールできる絶好の機会」国内導入社数No.1 となる「Track Test」の強みや実際に受験したエンジニアのリアルな声とは?

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エンジニアの採用活動にあたり、コーディングテストを導入している企業は増加傾向にあります。しかし、選考においてコーディングテストがどのように影響するのかわからず、不安を抱いている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、国内コーディングテストの国内導入社数No.1 となる「Track Test 」を開発・運用している株式会社ギブリー HR Tech 部門 採用ソリューション事業部 カスタマーサクセス担当の田島 聖也様にインタビューを実施。

ウィルオブテックで実際に受験できる「Track Test」の強みや対策方法、またChat-GPTをはじめ生成AIによる不正対策などをお聞きしました。

さらに後半では、ウィルオブテックの責任者である松浦 正和さんとキャリアアドバイザーを担当している鈴木 知夏さんを交え、エンジニア採用のトレンドコーディングテストを実際に受験したエンジニアのリアルな反応など、盛りだくさんの内容でお届けします。ぜひ最後までご覧ください!

コーディングテストで自分のスキルを可視化しませんか?

「転職したいけど自分の実力がわからない」方も多いのではないでしょうか?そこでおすすめなのが、コーディングテストの受験です。2023年時点で350社以上の企業が導入しており、国内コーディングテストの先駆け的存在である「Track Test」を無料で受験できます!ぜひお気軽にトライしてみてください。

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「Track Test」は問題数やクオリティが充実。日々の業務を真摯に取り組んでいるなら、それが高得点や高評価につながる

株式会社ギブリー 田島様

まずは、「Track Test」の強みを教えてください。

田島:「Track Test」の強みは大きくわけて3つあります。まず、国内コーディングテストの先駆けであることです。コーディングテストは海外では主流であるものの、日本国内で利用されているものは2023年現在でもそう多くはありません。一方で、前身のサービスから数えると「Track Test」は2023年で7年目を迎えました。これまでに累計350社以上の企業様にご利用いただくなど、実績を積み重ね続けています。

また、少々手前味噌にはなりますが、エンジニアの力量をはかる問題の量や質に妥協がありません。「Track Test」は大学の教授に監修・共同開発いただき、GAFAを含む世界トップクラスのIT企業で働く現役エンジニアや競技プログラミングサイト AtCoderの上位ランク保持者など、100名以上の優秀なクリエイターによって問題が開発されています。

国内にもITリテラシーの知識を問うテストはありますが、エンジニアの専門的なスキルをチェックできるのは「Track Test」ならではです。もともと「Track Test」は、自社のエンジニア採用活動において「エンジニアのスキルを可視化して定量的に評価したい」という思いから、開発したツールでした。海外のコーディングテストにいち早く目をつけ、日本に持ち込めたのはエンジニアHR分野において革新的だったと感じています。

最後に、受験した際のデータを詳しくチェックできる点です。50万件以上の受験者データが蓄積されており、平均点や偏差値がわかります。現時点でのエンジニアレベルを可視化しやすく、力試ししたい方にもおすすめです。

「Track Test」を利用すると、企業は求職者のどのようなスキルをチェックできますか?

田島:フロントエンド、バックエンド、インフラ、データ、クラウドやセキリュティ、ネットワークなどエンジニアの職種ごとに必要な力を幅広くチェックできます。また、最近のトレンドでもあるデータサイエンスやAIなどの知識も確認できます。

「Track Test」を導入している企業数や企業規模について教えてください。

田島:企業数は徐々に増加傾向にあり、2023年1月には累計350社を突破しました。また、導入いただいている企業様の業種が幅広くなってきたように感じています。

以前までは、IT・Web業界の企業様メインで利用されていましたが、各業界で内製の動きが活発化している昨今では、大手自動車メーカーやホームセンター業界をけん引する企業様などさまざまな業界で「Track Test」の導入が進んでいます。エンジニアリングを外部に委託していた企業様が自社採用に切り替えるうえで、採用戦略のひとつとして「Track Test」を利用されている印象です。

実際に、「Track Test」を受験した方からはどのような声があがっていますか?

田島:新卒の方、中途の方とそれぞれからお声をいただくことがあります。例えば新卒の場合、コーディングテストが選考に含まれることで、志望度が上がる傾向にあります。

特に、プログラミングを経験している方からすると、「コーディングテストをクリアした、技術力のあるエンジニアが働いている会社」という指標にもなるようです。SNSや就活口コミサイトでも、コーディングテストの有無は情報共有されていますし、肯定的な声を聴くことが多いですね。

一方で、中途の場合は新卒同じような認識を持った方もいれば、コーディングテストが選考過程にあることで不安感を抱いていたり、緊張から実力を最大限発揮できなかったりする方も正直いらっしゃいます。しかし、コーディングテスト自体にネガティブなイメージを持つ声はあまり聞きません

たとえテストがうまくいかなくても、「今の自分に足りないスキルがわかって良かった」とポジティブにとらえていただける方がほとんどです。

たしかに、初めて「Track Test」を受験するとなるとやや身構えてしまう方もいるかもしれません。対策方法はあるのでしょうか?

前提として、「Track Test」自体は企業の採用活動に役立てられる側面もありつつ、基本的には候補者の方が自身のスキルを正しく可視化し、企業にアピールできる一助にもなるツールです。従来の選考では、スキルはあるのに履歴書・職務経歴書だけで判断され、書類選考で落とされてしまう方も少なくありませんでした。

しかし、「Track Test」でスキルがあると企業にアピールできれば、たとえ経歴が浅くても採用の可能性が高まり、候補者にとって新しいキャリアの一歩につながると考えています。対策していただく分には問題ありませんが、ぜひ肩肘張りすぎずに取り組んでほしいですね。

解けない問題があったとしても、「自分にはまだ伸びしろがある」と肯定的にとらえていただいて、スキルを磨くための向上心をはぐくんでもらえたら嬉しいです。

もし「Track Test」を事前に対策したいと考えていたとしても、特別なことは必要ありません。日常的にコーディングの機会がある方なら、きちんと業務に向き合っていただくことが備えになると思います。

一方、経験が浅い方であれば、AtCoderをはじめとした競技プログラミングとよばれるジャンルの学習がおすすめです。競技プログラミングはコーディングテストで出題される形式と似ている点もあるため、形式に慣れるという意味でも有効な手段だと思います。

また、採用選考以外で「Track Test」を受験できる機会は基本的にありませんが、ウィルオブテックに登録した方限定で本番と同じ形式のテストにトライできます。ぜひ模試感覚で受験してみてください!

鈴木:実際に、「Track Test」を導入している企業様の選考を受ける際、どのような問題が出るか気になっていた候補者様がいました。しかし、ウィルオブテックで一度練習した甲斐もあり、本番では安心して受験できたという声があがっています。

今後も、ウィルオブテックなら「Track Test」を事前に受験できることをもっと周知していきたいですね。

「Track Test」で実力試ししてみませんか?

まだ本格的に転職を考えていなくても、力試し感覚で「Track Test」の受験が可能です!ぜひお気軽にトライしてみてください。

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Chat-GPTをはじめ、AI技術を用いた受験にはどのように対処なさっていますか?

田島:Chat-GPTが出てくる前から、検索エンジンや書籍などで調べることは可能でしたが、そのころから調べながらの受験は禁止していません。もちろん、企業様によっては「エンジニアの純粋なスキルを確認したいから、調べながらの受験は不可」というケースもありますが、その線引きに関しては企業様の判断におまかせしています。

というのも、エンジニアにとって必要な情報をリサーチするのも立派なスキルのひとつだと考えているからです。私自身、前職でエンジニアとして働いていた際、はじめて使用するツールが多々あり、情報収集は日常茶飯事でした。

仮にプログラミングの経験がほとんどないのにも関わらず、Chat-GPTと対話しながら問題を解けたとしたら、相当優秀な方だと思います。きっと、速いスピードでプログラミングのスキルを身につけられるのではないでしょうか。いわゆる地頭の良い層を採用したい企業様のニーズも加味し、弊社としてはリサーチしながらの受験を一律で禁止していません。

とはいえ、厳密にエンジニアのスキルを確認したい企業様のニーズにあわせて、Track Test」の対策機能も順次アップデートしています。例えば、問題文をコピー&ペーストできない機能は以前より搭載しています。仮に生成AIなどを利用しようとした際にも、問題文を手打ちで入力する手間が発生してしまいます。

また、問題のレベルが上がると、一問一答形式ではまず解答に近づけません。Chat-GPTと対話し、時にエラー部分を読み解きながら解答する必要があります。結局、エンジニアリングのスキルがなければ、Chat-GPTとの対話が成立しないため、問題の質という観点からも対策になり得ると考えています。

さらに、テスト中にコピー&ペーストされた範囲をログとして残すようにしたり、エディタの編集記録を録画したりといった機能をリリースしました。今まではテストの結果を中心に企業様にお届けしていましたが、テストを受ける過程も詳細に確認できるようになりました

今後の採用活動は、「エンジニアのスキルを純粋に判断したい企業様」「Chat-GPTを使いこなして、生産的にコーディングしてくれるエンジニアであれば問題ない企業様」という2つのスタンスに大きく分かれると思います。どちらのスタンスにも寄り添えるように、今後も企業様の声に耳を傾けていきたいです。

替え玉受験に関しては、どのようにお考えですか?

田島:今のところ明確に検知したことはありませんが、「Track Test」導入前の企業様からご質問をいただくことはあります。不正行為対策の一環として、受験前に提供したIPアドレス、受験中のIPアドレス、テスト提出後のIPアドレスを全て確認できる機能もあります。

ただ、替え玉受験でテストを通過したとしても、その後の面接で技術面について深掘りされた際、見抜かれる可能性が非常に高いです。「Track Test」は自身のスキルを企業にアピールできる絶好の機会なので、自分の力で受験してほしいですね。

エンジニア需要は依然として高いが、未経験採用は落ち着きはじめている印象に。実力のあるエンジニアがより強く求められるフェーズへ

ウィルオブテック責任者 松浦さん

ここからは、松浦さんと鈴木さんも交えて、座談会形式でお話できればと思います。まず、昨今のエンジニア転職市場のトレンドについて、皆さんのご見解を教えてください。

田島:コロナ以前と比べても、ここ数年のエンジニア需要は非常に高いと思います。有効求人倍率は10倍前後を推移していますし、経済産業省が出しているIT人材統計によれば、2030年には最低でも約40万人、最大で約79万人のIT人材が不足すると試算されています。それぐらい、各企業の需要に対してエンジニア人材の供給が追いついていない状況です。

しかし、数年前の未経験者歓迎ムードと比べると、採用のハードルはやや高くなっていると感じます。コロナの影響が落ち着いてきたこともあり、海外の優秀な人材を採用する動きも徐々に見えはじめてきました。

特に最近は、海外の名だたるIT企業がレイオフを行っており、活躍していたエンジニアが国内にも一部流れ込んでいます。この動きがより活発になると、未経験からエンジニアを目指したい方にとっては懸念点かもしれません。

松浦:田島さんがおっしゃる通り、エージェントからみてもITエンジニアの転職市場は活発であることは間違いありませんが、ここ2~3年で「エンジニア未経験でもやる気があれば採用したい」から「本当に優秀なエンジニアなのか見極めたい」へフェーズに変わってきたように感じます。

エンジニアに求めるハードルが高くなり、積極的に採用したいけれど、安易な決断はしないという企業様が増えている印象です。

背景としては、未経験者や育成枠を採用したはいいものの、若手人材ばかりだと事業が円滑に進まず、企業の成長が鈍化してしまうと悩まれているようです。未経験採用を押し進めた企業様からは「戦力化するまで時間や労力がかかる」という声があがっており、若手層を育成できるような人材を求めている企業様が多く見受けられます

ウィルオブテック キャリアアドバイザー 鈴木さん

鈴木:現在お取組みしている企業様にお話を伺ったところ、エンジニア未経験者に入社後3か月の研修期間を設けているようですが、1人あたり1か月50万円の費用をかけているとのことでした。

単純計算で新入社員1人につき3か月で150万円を先行投資している状況です。1人前のエンジニアとして戦力化するにはそれだけ多大な時間や費用がかかりますし、経験者を優遇する流れは自然だと思います。

田島:また、エンジニアの生産性を高めるために、Chat-GPTをはじめとした生成AIを活用する動きが想像以上に加速しています。

生成AIによって作業効率が数倍まで上昇したケースもあり、そうなると1人のエンジニアで多くの作業を担当できるようになるため、エンジニアの採用人数を減らす企業も出てくるかもしれません。少なくとも、しばらくは国内エンジニアの需要は高いと予測できますが、油断はできない状況ですね。

今後は優秀なエンジニアがより重宝されるとのことでしたが、エンジニアが転職するにあたり、どのようなスキルが求められるでしょうか?

田島:これまで接してきた優秀なエンジニアには、そもそもエンジニアリングやものづくりが好きで、興味関心の高さが共通点としてあげられます。やはり好きなことを仕事にしている方は、非常に優秀な方が多いですね。

また、自走力・学習し続ける力・ブラックボックスを考える力も必要です。エンジニアは日頃の業務だけで自身のレベルを判断しようとすると、どうしても井の中の蛙になりやすい。

しかし、普段の業務で使用していない技術領域も日々アップデートし続けています。業務で使う機会がほとんどなくても、トレンド技術をキャッチアップしたり、興味があれば自発的に触ってみたりといった素質は欠かせません。

3つ目にあげたブラックボックスを考える力に関しては、前提に疑問を持つ力と言い換えても良いかもしれません。例えば、最近コードを必要としないノーコードのツールも多く出ており、使用しているエンジニアの方も少なくないと思います。

しかし、本来であれば、わかりやすいツールを作るのはエンジニアの仕事です。「便利なツールが出たから使えばいいや」と享受しているだけでは、成長が見込めないと考えています。そうではなく、「このツールはどのように作られているんだろう?」と突き詰めて考えられる力が今後一層エンジニアに求められるのではないでしょうか。

松浦:おっしゃる通りで、技術は移り変わりが激しく、今あるスキルをそのまま生かせるかというと疑問が残ります。現時点では対応できても、5年、10年経てば陳腐化してしまう可能性が高いです。

目まぐるしい環境変化に対応できるかどうかも、エンジニアのアンテナ感度の高さにかかっています。その点、優秀なエンジニアは情報収集を怠らなかったり、自分なりに技術を磨いたりと自己研鑽に励んでいますよね

エンジニア採用に力を入れている企業がコーディングテストの導入を決めている背景について教えてください。

田島: 企業様によって導入の背景は異なるものの、最近ではミスマッチの解消とテックブランドをつくることを目的として、「Track Test」を導入する傾向が強くなってきました。

従来の採用活動では、事前に提出された書類に準じて、「これまでどのようなスキルを習得してきたか」の話に終始しがちです。しかし、候補者のスキルを確認するだけでは自社の魅力を伝える時間が減ってしまい、結果的に候補者の志望度が下がってしまいます。

一方、コーディングテストを導入すれば、エンジニアの技術力をスコアで簡単に可視化できます。今まで技術について質問していた1時間を10分に短縮でき、残りの50分で自社の魅力を伝えたり、候補者の人物像を掘り下げたりなど時間を有効活用できます。

これまでの採用活動と比べると、マッチング精度をより高められるのではないでしょうか。 また、コーディングテストの導入によって、エンジニアの技術力を大切にしていることや候補者のスキルをアピールできる場があるというメッセージを届けられます。

難易度が高いコーディングの問題を出題すれば、自社のエンジニアのレベル感を間接的にアピールすることもできます。コーディングテストは、テック分野のブランディングにも一役買っていると考えています。

最後に、これから「Track Test」を受験するエンジニアにメッセージをお願いします。

田島:エンジニアにかかわらず、すべての採用活動において言えることですが、入社後にミスマッチを引き起こしてしまうのが一番の不幸です。

「Track Test」は候補者のスキルを正しく可視化できるためのツールなので、ポジションや年収含めて企業・候補者双方が納得できるような本来あるべき採用の姿を実現できると考えています。ぜひ、使えるところはフルで活用していただき、ご自身のスキルを存分にアピールしてほしいです!

今回は、「Track Test」を開発・運営している株式会社ギブリーの田島様にインタビューを実施しました。「Track Test」は企業がエンジニアの力量を測るだけではなく、エンジニア自身がスキルをアピールできるためのツールというお話が印象的でした。

少しでもコーディングテストに不安を抱いているなら、本選考の前に「Track Test」を受けられるサービスをぜひ利用してみてください!

エンジニアレベルをチェックするなら?

「Track Test」はエンジニアのレベルを可視化できるツールです。テストの結果をもとに、エンジニア転職に詳しいキャリアアドバイザーによるキャリア相談も無料で受けられます!ぜひ、今後のスキルアップにお役立てください!

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