高収入者の多い花形企業として知られるSIer。しかし昨今では、一部から「SIer には将来性がない」という声も聞こえてくることがあります。この記事ではSIerの将来性が不安視される要因と、今後の展望、またSIerでエンジニアが生き残るためには何が必要かについて紹介します。
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システム開発や導入を請け負う企業SIer
SIerというと、企業のシステムの開発から運用までを請け負う企業、というイメージを持つ方が多いでしょう。この記事ではSIerというビジネスモデルの概要、またSIerとよく混同されるSI・SESとの違いについて解説していきます。
SIer(エスアイヤー)の概要
SIer(エスアイアー)とは、System Integrator(システムインテグレーター)に~をする人という意味のerをつけた和製英語です。
システムインテグレーションとは、直訳すると、システムの統合となり、ITシステムに関わるコンサルティングから開発・運用までをワンストップで受注するITサービスのことになります。
その上で~erを加えて、システムインテグレーションを行う事業者・企業をSIerとよぶのです。くだけて解釈するとシステム屋さんといったイメージでしょうか。
転職サイト「doda」※によれば、技術系 IT/通信 の平均年収は452万円となっています。
参照元:doda公式サイト「平均年収ランキング(平均年収を検索)【最新版】」(2020年12月07日時点)
SIerという業務形態は、1987年に当時の通商産業省が「システムインテグレーション認定制度」を創設したことから広まるようになりました。
その当時、世界的に業務のIT化が進んでいたのですが、多くの日本企業は、資金不足やノウハウの欠如から遅れをとっている状況でした。
そこで通商産業省が日本企業のIT化を進めるために、打ち出したのが「システムインテグレーション認定制度」だったのです。システムインテグレーション制度に登録した日本のSIer は200社を超えると言われます。
この制度により、日本の企業が自社のシステム化を信頼性の高いSIer に外注できるようになり、資金やノウハウなしでもシステムの投資が行えるようになったという経緯があります。
90年代にはインターネットの急速な普及やWindows の登場などにより、業務のIT化がより進みました。SIer 大手のネットマークス、ユニアデックスなどが創設されたのもこの時期です。
SIerとSE、SESとの違い
SIerと似た言葉にSE(エスイー)やSES(エスイーエス)というものがあります。SIerが「システムの開発・運用を請け合う企業」であるのに対し、SEとは「システムの設計や開発を行う技術者」を指す用語です。
SEのことを、システムエンジニアともよびます。SEの多くがSIerに勤務しています。
SESとは「エンジニアを、準委任契約で派遣するサービス」のことです。準委任契約とは、受注する企業が発注者から依頼を受けた分の作業につき、労働力を提供するという委託契約になります。
発注者は労働時間に応じて料金を支払うのですが、エンジニアの育成などの手間がなく、自社に必要なスキルを持つエンジニアを見つけられるというメリットがあるのです。
SIerとSESの違いについてはこちらの「SIerとSESの違いを紹介!契約形態や必要スキルなど様々な観点で徹底比較」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
SIerの課題
この項では、SIer が抱える「将来性」という課題について見ていきましょう。昨今では、「SIerには将来性がない」「SIerは”オワコン”だ」という声が一部の人から聞かれる状況です。
これは、SIer というビジネスモデルが時代にそぐわなくなってきているという考えが根底にあるものと推察されます。具体的に、どのようなことが原因で「将来性がない」と言われるのかについて見ていきましょう。
スキルが身につかない
まず1つ目の原因が、SIer に勤めていてもなかなかスキルが身につかないということです。一般にSIerは「システムに関する高度に技術的な仕事をこなせる」と思われています。
しかし実際には、技術的なスキルが要求されない顧客との調整や資料の作成、納期管理などコーディーネーターのような作業がメインとなる場合もあります。
このように事務的な管理作業がメインになってしまうと、プログラミングやシステム設計・構築など専門スキルを習得する機会が少なくなってしまいます。
スキルアップを目指す人にとっては、物足りない業務内容にだんだんと不安がつのってくることしょう。
クラウドサービスの普及
SIer の将来性に疑問符がつく原因として、次にあげられるのがクラウドサービスの普及です。
SIerがもっとも得意としているのは、「企業のニーズにあわせた独自のシステムをゼロから開発すること」でした。
しかし、Amazon AWSやGoogle Cloud Platform など、大手企業のクラウドプラットフォームサービスや、PaaS・SaaS※とよばれるサービスなど、「一からシステムを開発しなくても使える既存のサービス」が登場してきました。
これら「使いたいサービスを使う分だけ利用できる」柔軟なサービス形態が、多くの企業のニーズを満たしています。コスト面にも鑑み、自社システムを開発するよりも、クラウド型サービスを採用する企業が、実際に増えてきているのです。
※PaaS:
「Platform as a Service」の略で、ソフトウェアが稼働するための環境(ネットワーク・ハードウェア・OS)をインターネット経由で提供するサービスです。
※SaaS:
「Software as a Service」の略で、インターネット経由でソフトウェアを使用するサービスです。ユーザーは必要なソフトウェアのみの利用が可能です。
加えて、SIer にとって大きな利益をもたらしていたシステムの運用や保守も、クラウドサービスにとって代わられているという現状があります。
企業がオンプレミスのサーバーをクラウド型のサーバーに置き換えてしまうと、ハードの運用・保守の必要がなくなってしまいます。SIerとしては、その分の年間運用・保守料などの利益を失ってしまうことになるのです。
これら定期的な収入源が消えてしまうのは、SIer の収益に大きな影響をもたらすと言えます。
人材不足
従来SIerは多くの優秀なエンジニアを多数雇用できていたため、迅速に大きな案件を複数件同時進行する、といった仕事の進め方が可能でした。
しかし昨今では、過酷な労働環境を敬遠してのエンジニア離れなどもあり、慢性的にエンジニアが不足している状況です。みずほ情報総研の調査データ※によれば、約16万人~約79万人のIT人材不足が予測されています。
参照元:みずほ情報総研「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT人材等育成支援のための調査分析事業)-IT人材需給に関する調査-」
SIerのエンジニア不足の原因として、「スキルアップが難しい・労働環境がよくない」といった職場環境の問題が多く指摘されています。職場環境がよくなければ、優秀なエンジニア達はSIerを敬遠してしまうのは当然です。
優秀なエンジニアの獲得が難しくなっていることは、IT業界におけるSIerの競争力に陰りを落とす要因の1つであると言えるでしょう。
多重下請け構造による格差
SIerの雇用問題として、以前から問題となっているのが多重下請け構造です。多重下請け構造とは、顧客から直接依頼を受ける「元受け企業」の下に、一次・二次・三次受けという多数の下請けが連なっている状態のことです。
多重下請け構造となる理由の1つとしては、元請け企業がリスクを避けるため、自社でエンジニアを雇用しないということが上げられます。
元請けとしては、受注できたときだけのために、給与が高い優秀なエンジニアを数多く雇用しておける体力がないとも言えるでしょう。
結果として「受注完了した案件でエンジニアに対応してもらう必要のある部分のみを、下請け企業に委託する」という流れが一般化します。
多重下請け構造は法の目をかいくぐって行われ、行政の指導がなかなか入らなかったことも影響し、「強い会社が仕事を受注し、実際には何もせずに下請けに仕事を丸投げして利益だけをピンハネする」といった例が横行し、常態化することにもなりました。
多重下請けでは、最下流の下請け企業の待遇がもっとも悪くなる傾向にあります。発注元からの要求は年々厳しくなるのに加え、予算も限られているためです。
その結果、下流で実際に作業をするエンジニアの労働環境は過酷な上に、収入は低いといった状況になります。また業務を手掛けられるフェーズが決まっているため、スキルアップを図るのも難しい状況です。
このような就業条件下の下流の下請け企業では、当然離職率が高くなってしまいます。その結果、「雇用しても人が定着せずすぐに離れ、新規に雇用が必要になる」という悪循環を繰り返すことになるのです。
国際競争力がない
どの業種でも、限られた国内市場だけの収益に頼っている企業は、頭打ちになってしまうと言われています。ITも例外ではありません。そのことから、SIerというビジネスモデルは国内だけのものであることが指摘されています。
海外では、一部を外注することがあっても、システムの開発から運用まで、すべてを外注するといったビジネスモデルは少ないのが現状です。
このことから、日本独自のSIerというビジネスモデルを掲げての海外進出が厳しいと予測され、SIerの将来性に不安が持たれることにもなっています。
SIerが今後も必要とされる理由
前項では、SIerの将来性が疑われる問題について触れてきました。結論としてSIerがなくなってしまうかどうか、というと、現実的に問題はあるもののSIer業界がなくなってしまうわけではないと考えられています。
その証拠として、SIerの市場規模は近年も成長を続けており、(IT専門調査会社「IDC Japan」の予測によれば)2021年以降にはSIの案件の再開などにより設計・構築セグメントの2020年から2025年のCAGR(Compound annual growth rate、年平均成長率)は3.0%となる見込みと、大きな収益が期待されていることがあげられます。
参照元:IDCJapan株式会社「国内ITインフラストラクチャサービス市場予測を発表」
この項では、SIerが今後も必要とされる理由について掘り下げて見ていきます。
官公庁・金融機関からの案件発注
まず、最初にあげられる理由としては官公庁・金融機関などから発注される大型案件の存在があります。これらの大型案件は定期的に発注され、セキュリティの堅牢性が特に重視されるプロジェクトになります。
案件の規模が大きいため、大型案件を手掛けられる信頼と実績のあるSIerでなければ受注が難しいと予測されています。官公庁・金融機関からの案件の受注が、SIerの収益に大きく寄与すると見られているのです。
DX需要拡大による追い風
DX(デジタルトランスフォーメーション)需要が増している点も、SIerにとっては追い風となっています。DXは、2004年にスウェーデンのウオメ大学教授が打ち出した、「ITの浸透が人々の生活をよい方向に変化させるという」概念が基本になったものです。
DXの主な成功例としては、「クリック一つで注文ができるインターネットショッピング」「銀行のオンラインバンキングサービス」「インターネットから予約ができるUberなどの、タクシー配車サービス」などが挙げられます。
企業がDXに対応するためには、古いレガシーシステムを更新し、スマートフォンからでも予約ができるプラットホームへ移行していくなど、大幅なシステムの入れ替えが必要になることも予想されます。
そのような場面で、長年のシステム開発・管理のノウハウと経験の蓄積があるSIerが頼りにされるはずです。新しいシステムの選定、導入に対しても、コンサルティング的な役割が求められることでしょう。
働き方改革による労働環境の是正
また現在は働き方改革により、長時間労働の是正が進んでいます。多重下請けについても、2重派遣の禁止など厳しく取り締まれているため、”ブラック”な職場環境による、エンジニア離れという問題は大部分が改善されると予測されています。
これらがSIerは今後も存続し続ける、とされる理由になります。今後は時代の流れに合わせて、システムの専門家という強みを強化していけば、IT業界のトレンドの移り変わりが早かったとしても、形を変えたサービスを提供していける見込みが大いにあります。
ITエンジニアが市場価値を高めるための対策
この項では、ITエンジニアとして市場価値を高めるために、どのようにキャリアを形成していけばいいかについて考えていきます。
SIerで働くにしても、生き残っていくためには、「働いた時間が、確かな経験年数となる」職歴を積み重ねていくことが大切です。
特に何も考えないまま会社から与えられる業務をこなしているだけでは、数年後に同期と大きな差が開いてしまう事態も生じるかもしれません。
キャリアのスタートの時点から、専門スキルを身につけていくか、それともマネージメントとして管理能力を身につけるかなど、何を強みとするかにつき大まかな指針を持っておいたほうがいいと言えます。
市場価値を高めるために具体的に心がけたいことについて4点挙げていきます。
専門スキルを培う
まず1つめは、専門スキルを培うことです。専門スキルがあれば人と一歩差をつけたキャリアを形成していけます。
専門スキルの選択については、需要の増大が見込まれる分野に目を向けて培うのが効果的です。
例えば、昨今であれはIoT・AI などの分野です。IoT・AIの開発に現在はPythonが多く採用されているようなので、Java エンジニアなどは、合わせてPythonを習得するといいでしょう。
そのほか、Web系エンジニアの需要も強くあります。
特にWebは、ソーシャルメディア、インターネットショッピングなどの利用者が増えていることから、安定した需要があると考えられます。
PHPやJava でのバックエンドエンジニアとしてのスキル、フロントエンドエンジニアとしては、Java Scriptなど広い範囲で活用できる言語をマスターしておけば、転職、フリーランスとして独立したい場合にも有利です。
Web開発系は若い従業員が多い傾向にあり、年功序列制による風通しの悪さがなく、柔軟な考えの人が多い点も考慮したいポイントです。
そのほか、プログラミングスキルがあれば、今後リーダー、プロジェクトマネージャーの役割につく機会があった場合、エンジニアと技術的な話ができるため、エンジニアからの信頼を得やすい、というメリットもあります。
こちらの「Javaの将来性は今でも高い?Javaエンジニアに必要なスキルも紹介」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
▼言語「COBOL」については
こちらの「COBOLの将来性は? 特徴や今後エンジニアが身につけるべき知識を紹介」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
▼言語「PHP」については
こちらの「PHPの将来性はある?現在のPHPエンジニアのニーズを詳しく解説!」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
▼言語「Python」については
こちらの「Pythonの将来性は高い?メリットやできることも合わせて解説!」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
副業でスキルを高める
もし、会社でどうしても技術的な工程に携われず、事務的な作業をやらなければいけないという場合は、副業でスキルを高めるという手もありでしょう。
安い報酬条件でなら、「スキルが低くても受注できる案件」も見つかるはずです。そのような案件を何件かこなしていけば、副業からでもスキルを高められ、また実績としてアピール材料をつくれるでしょう。
エンジニアの副業についてはこちらの「エンジニアの副業事情を紹介!メリットや案件の探し方や注意点」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
上流の管理スキルを身に着ける
上流工程やプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーなど、プロジェクトと人をまとめられる能力を持つ人は、常に多くの企業が求めている人材です。
プロジェクトリーダーが持つ交渉力、リーダーシップ能力などヒューマンスキルは場数を踏んで身につくものでもあるため、一朝一夕には築けません。このスキルを身につければ、ほかの人と差をつけるために有利に働くでしょう。
そのほか、プロジェクトマネージャーは予算配分や納期管理など収益に関わるところも手掛けるため、統括的なプロジェクトマネージメントスキルを身につければ、シニアになっても需要が多い人材になれることが予測されます。
こちらの「プロジェクトマネージャーに転職するには? 向いている人や将来性を解説」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
独立する
SIerでシステム開発や導入を担当して経験やスキルを積んだあと、フリーランスとして独立するという方法もあります。フリーランスであれば、会社や上司の意向に関係なく「自分がやりたい」と思う案件を手掛けることが可能です。
フリーランスとして独立するためには、専門知識が必須になります。Webプログラムや、グラフィック系は独立しやすい職種でしょう。
年を取ってから経験を積むのはハードルが高くなるため、できるだけ若いうちにきつい仕事もこなして経験を積み、応用の利くスキルを身につける必要があります。
自社開発を行う企業に転職する
市場価値の高いエンジニアを目指すのであれば、自社開発を行う企業に転職するという選択肢もあります。自社開発を行う企業は高いスキルが求められるため、スキルの高いエンジニアが集まってくる傾向にあります。
また、新しいスキルを学習する機会も豊富です。さらに自社開発を行う企業は、実力や実績で仕事の評価してくれる傾向があるため、向上心やモチベーションを維持しやすいというメリットもあります。
SIerの転職についてはこちらの「SIerからの転職おすすめのキャリアパスは?転職先の選び方」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
「SIerと自社開発の違いとは? 必要なスキルや転職での注意点を解説」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
まとめ
SIerへの就職を躊躇してしまう理由は、会社の将来性について不安があるからではないでしょうか。変化の激しい今の時代、会社は絶対的な存在として頼れるものではありません。
会社のために、と一所懸命働いても、業績などの理由であっけなく解雇されるのでは、という不安があると就職をするのに2の足を踏んでしまうものです。
ただ、SIerの需要は今後も引き続き見込め、成長できるポテンシャルも非常に大きい業務形態であると言えます。
また、SIerは「専門的な技術を身につける」または「プロジェクトマネージャーとして大きな案件を手掛ける」など、将来につながる経験を培える場所でもあります。
とはいえ、SIerへの就職には落とし穴が多いものです。
「Webプログラミングをしたいと思って入社したもののテクニカルサポートが主だった」「入社してみると上司の意向で思ったようなプロジェクトに関われない」など、キャリア形成には実際にやってみないとわからない壁が立ちはだかるケースは少なくありません。
SIerエンジニアにとって、将来を見据えて「経験を重ねる=仕事のキャリア」働き方を選ぶことは、非常に大切です。そのためには受け身ではなく、主体的にキャリア形成を行う必要があります。
どんどん若いエンジニアが入ってくる中で、長い間生き残って働き続けるためには、最初のキャリア形成から時間の経過を軽視しないことが後悔しないための第一歩と言えます。
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キャリア相談を申し込むよくある質問
Sierは将来性がある仕事でしょうか?
はい。将来性のある職業といえるでしょう。「SIer には将来性がない」という声もありますが、今後は時代の流れに合わせて、システムの専門家という強みを強化していけば、IT業界のトレンドの移り変わりが早かったとしても、形を変えたサービスを提供していける見込みが大いにあります。詳細は「SIerが今後も必要とされる理由」で説明しているので確認ください。
Sierが市場価値を高めるために身につけるべきスキルはありますか?
キャリアのスタートの時点から、専門スキルを身につけていくか、それともマネージメントとして管理能力を身につけるかなど、何を強みとするかにつき大まかな指針を持っておいたほうがいいと言えます。将来を見据えて「経験を重ねる=仕事のキャリア」働き方を選ぶことは、非常に大切です。そのためには受け身ではなく、主体的にキャリア形成を行う必要があります。詳細は「市場価値を高めるための対策」で説明しているので確認ください。