派遣として就活するとき、新卒の就活や一般的な転職活動の時と比べ、髪色をどうしたらいいかと悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。派遣として働き始めるまでには派遣会社との面談、企業面談、就業開始という段階があります。今回はそれぞれの段階にふさわしい髪色をご紹介します。知識がないまま不適切な髪色で就活し、悪印象を与えることのないようにぜひ参考にしてみてください。
目次
派遣会社に登録に行くときふさわしい髪色とは?
派遣として働くための最初のステップである、派遣会社の登録会。登録面談時にふさわしい髪色について、意外と悩んでしまうという方も多いのではないでしょうか。「新卒で就活をしたときや、学生のときのように真っ黒な髪色でないといけないのだろうか」、「いや、企業の面接ではないし、髪色は気にしなくても大丈夫!」などさまざまな考え方があると思います。
迷ってしまうときは、派遣の登録面談が何のために行われるのかを考えてみましょう。あなたが派遣として働くには、派遣会社の面談担当者に「この人は企業に紹介しても大丈夫な人材だ」と思ってもらう必要があります。最近では髪色が自由な職場もありますが、あなたの年齢や服装に髪色がマッチしない場合、常識を疑われる可能性も出てきます。髪色が少し明るかったとしても、信頼を損なわない常識の範囲内(7~9トーン)であれば、問題視されないことが多いでしょう。
登録面談の段階では、派遣会社側が「企業に派遣する候補者を選ぶ」という視点で面談をしていることを忘れないようにしましょう。「派遣先が求める条件を満たしているか」、「社風に合う人材かどうか」をという観点であなたを面談していますので、もし希望する勤務先企業がある場合、その企業に適した髪色から大きく外れていると、他の人が候補として選ばれる可能性もあります。それを考えると、無難に黒からダークブラウンといわれる7~9トーン程度の髪色に抑え、面談に行くようにすると安心でしょう。
企業面談・就業時にふさわしい髪色とは?
派遣会社の紹介を受けて就業先となる企業との面談を行うとき、また初出社の日などの場合は、どちらも登録面談時より髪色を意識することが重要です。就業が決まったからといって髪色を明るくし、企業面談の時と大きく異なった髪色で就業した場合、初日から周囲に与える印象が悪くなる可能性もあります。就業時こそ就業先になじめるような髪色に合わせておくと安心です。
髪色の印象は、働く企業の従業員の髪色によって基準が変わります。金融系などの堅い職場の場合は働いている人の髪色が黒(5か6トーン程度)であることが多く、少し明るいだけで目立ってしまう可能性があります。しかし、ファッション系の企業などの場合、働いている人の髪色は明るいことが多いため、少し明るいくらいがむしろ自然でしょう。企業で働いている人の大多数が、どのくらいの髪色をしているのかを知っておくと、判断がつきやすくなります。
企業によっては髪色の明るさ(トーン数)を、雇用規定で定めている場合もあります。特にお客様に対応する職務内容なら厳しく髪色をチェックされる可能性もありますので、チェックを通るような髪色にしておきましょう。一般的な企業であれば、面談時・就業時どちらにしても7~9トーン程度の中で、その企業の従業員の髪色に沿った明るさに抑えておくことが重要です。もし心配なのであれば、地毛に近い暗髪にしておくと安心して就業開始ができるでしょう。
髪を黒染めする場合の注意点
髪を社会人にふさわしいとされる暗い色(主に黒色)に染めるときには、いくつかのポイントがあります。髪を暗く染める際のポイントや注意点をまとめましたので参考にしてみてください。
黒染めで不自然な黒にしない
学生ではありませんので、明るい髪の毛を黒染めなどで真っ黒にしないことをおすすめします。地毛よりも黒いと肌からも浮いてしまい、不自然な印象を与えてしまいます。地毛が明るいというくらいの6トーンを目指して、黄色みが出ないような調合をしてもらってカラーリングしておくとよいでしょう。
美容院でムラなくキレイな仕上がりに
カラー代を節約しようとしてセルフカラーをすると、髪がうまく染まらずに短期間で明るくなる、ムラのある仕上がりになってしまうことも考えられます。美容院でムラのないきれいな仕上がりにすれば、違和感を覚える人もいないでしょう。
トリートメントと40度以下のお湯でカラーをキープ
黒くカラーリングした後でも髪の毛のコンディションが悪いと、カラー剤が抜けてしまうことがあります。きれいな髪色をキープするためにも、しっかりトリートメントをして髪が傷まないようにすること、そして、染めてから少しの間は40度以下のお湯で髪の毛を洗うようにすると、カラー剤が抜けにくくなります。このように少しの注意で就業先に合わせた髪色をキープすることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
派遣の就活での髪色は地毛に近い色が安心!
元々の髪色がほとんど黒色である日本人にとって、明らかに染めているとわかるような色合いの髪色が職場では好まれにくいことはみなさんご存じのはずです。今回は、派遣の就活の場面ごとに押さえておくべき髪色のポイントや、髪を暗く染める際の注意点などをご紹介してきました。これから就活という方はぜひ参考にして、好印象を与えられるように心がけてみてください。