派遣で退職する時の挨拶はどうすれば?心地よく終わるための退職挨拶

契約期間の満了や、個人の諸事情によって派遣先企業を退職することはあると思います。

ですが実際に退職するとなると、派遣先企業にどのような挨拶をすればいいかとがわからないという方も多く見受けられます。

退職の直前になって慌てないよう、派遣先企業を退職する際の挨拶のポイントをお伝えいたします。

派遣先の退職時にどうすればいいのかは派遣会社に相談をしましょう
社会人マナーとして退職時の挨拶は、派遣社員であっても大切です。ですが、実際にはどのように挨拶をすればいいのか、いつ挨拶をするべきかなど分からないことが多く悩まれる方はいます。

そこで、1人で分からないことは、派遣会社に相談をしてみましょう。多くの派遣社員を担当している派遣会社の担当者であれば良いアドバイスをもらえますよ。
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派遣先企業に退職挨拶は必要?


たとえ1ヶ月など短期の派遣期間であっても、派遣先企業のお世話になった方々に挨拶をすることは「社会人のマナー」として大切です。

退職が決定した日や、もしくは退職当日などタイミングを見計らって派遣先企業の方々に挨拶は必ずしましょう。

どういう挨拶をすればいい?

退職挨拶をする上でのポイントは、出来るだけ簡潔な内容で挨拶をすることです。

退職理由や派遣先企業での出来事などを長々と話しても、派遣先企業の方々は困ってしまいます。

もし送別会を開いてもらえるのであれば、その際に退職理由や思い出などは話すようにしましょう。

また、湿っぽい内容にならないように気をつけることも大切。派遣先企業の方々のモチベーションを下げないよう、シンプルかつ端的な挨拶を心掛けましょう。

挨拶ではなにを言うべき?

まず挨拶で伝えるべきなのは、退職する日付です。挨拶日が退職日の場合には「本日をもって」と、当日に退職することを明言しましょう。

他には退職理由と感謝の気持ちを簡潔に話すことも必要になります。

退職理由が契約満了以外であれば「一身上の都合」などと話すようにしましょう。

最後は派遣先企業へのエールとして、今後の職場の発展を祈る思いを伝えて挨拶をしめると派遣先企業の方々も自分も気持ちよく挨拶を終えられます。

  • 自己紹介(〇〇部所属の△△ですなど)
  • 退職日
  • 簡単な退職理由
  • 感謝の気持ち
  • 今後の発展をお祈りする
  • 必要であれば、引き継ぎ内容など

挨拶を行う際には、対面やメールなどでもこの5つを端的にまとめることを心掛けましょう。

退職挨拶はいつしたらいい?


なかなか気軽には言い出しづらい内容である退職の挨拶は、いつすればいいのかタイミングがわからないという方も多いです。

シチュエーションに応じた、退職挨拶のタイミングを3つ紹介します。

朝礼の際

一番多くの方に挨拶ができるのは朝礼の際です。

朝礼の規模や参加人数などにはよりますが、ある程度の方には自分が退職をすることを報告することができます。

他部所の方がいる際には「〇〇部の△△です」などと、事前に自己紹介をしてから退職の挨拶をするのがおすすめです。

朝礼の際に行う場合には、長々と話してしまうと挨拶を受ける側の業務に支障が出てしまう可能性があります。

そのため、手短にすることを心掛けましょう。

終業後

朝礼がない場合などには、なかなか直接挨拶することが難しいです。

もし終業後に時間を取っていただけるようであれば、就業後に挨拶をしましょう。

抑えておきたいポイントは、朝礼同様に短めに挨拶をすること。

終業後に早く帰宅したいという方も多いでしょうし、なにより残業がある人は時間を気にします。

そのため、できるだけ短縮して挨拶をするようにしましょう。

終業後にメールにて挨拶

朝礼がなかったり終業時間がまばらな場合だったり、フレックスタイム制であったりとなかなか時間が取れない場合も企業によってはあります。

そんな時には、せめてメールで退職挨拶をしましょう。

理想としては、直接ご挨拶をしてから終業後に改めて退職の挨拶をメールでするのが良いです。

挨拶をした当日にお休みだった方や、時間が合わなかった方などがいる場合もありますので、出来るだけ滞りなく全員に挨拶をするようにしましょう。

メールでの退職挨拶のポイント6つ


直接挨拶をしたとしても、改めてメールで挨拶をしておくことで、より丁寧な印象も与えることができます。

さらに、将来的に派遣先企業とお付き合いする際ことになっても、支障なくやりとりができます。

ですが、メールでの挨拶はどのようにすればいいのかがよくわからないという方も多いとは思います。

ここでは、メールで退職挨拶を行う上でのポイントを6つご紹介します。

メールの件名はわかりやすいものを

メールの件名には「退職のご挨拶(〇〇)」などと自分の名前を添えた件名のメールを送るようにしましょう。

情報リテラシーが高くなってきている今、よくわからない内容のメールは開かないという人も多くなってきています。

件名だけみて「退職の挨拶」だとわかるような件名にしましょう。

派遣先企業外の取引先や営業先のお世話になった方に送る際には「退職のご挨拶(△△社〇〇)」のように社名を添えることも大切です。

時下の挨拶はどの人にも通用するものを

メールの内容にもよりますが、マナーとしては時下の挨拶を記載するほうがいいと考える人もいます。

退職する時期によっても異なりますが、メールを受け取る側からすればもらった時下の挨拶が合っているのか、わからなくなることもあります。

そのため「時下ますますのご健勝のこととお喜び申し上げます」などと適度に誰にも通用するものを選ぶのがおすすめです。

「ん?」と思われないような文面にすることで相手に違和感を抱かせないように気をつけましょう。

メールの送信先はどうしたら?


退職挨拶のメールは、誰に送ったらいいのかがわからなくなるかもしれません。

その際には、業務上少しでも関わった人全員を入れるのがおすすめです。

メールアドレスがわからなく、挨拶メールを送れないということもあると思います。

そのような場合には「ご連絡が行き届かない方もいらっしゃると思います。

大変申し訳無いですが、よろしくお伝えいただけたら幸いです。」などと文面に付け加えるといいですね。

もし他の部署の方と関わりがなく、所属していた部署内の人だけに送るのであれば具体的なメッセージなどを入れても喜ばれます。

送信先アドレスの分類に注意!

派遣先企業の方々のみとはいえ、送信先アドレスを「Bcc」に入れ、自分のアドレスを「To」に入れることを忘れないようにしましょう。

Toに入れてメールを送信してしまうと、そのメールを受信した人が、自分以外の誰に送られたメールなのか宛先からわかってしまいます。

メール受信者の気分を害してしまったり、情報漏えいにつながったりする可能性もあるため「Bcc」で送ることを忘れないようにしましょう。

退職挨拶メールの内容と構成

実際の挨拶と同様、簡潔でわかりやすい内容と構成になるよう記載しましょう。

メール受信者が必ずわかるように「〇〇所属の△△(名前)です。」などと名乗ってから、本題である退職の旨を伝えます。

もちろん、退職の旨だけではなく退職日もきちんと記載しましょう。

退職の理由を記載する場合、契約期間の満了であればそのとおり「契約期間満了のため、×日付けで退職させていただきます。」などと書くのがおすすめです。

契約期間の満了ではなく、異なる理由での退職の場合には「一身上の都合」と記載すると当たり障りないですね。

退職の旨を記載したら簡潔なお礼と今後の派遣先企業の発展をお祈りする文を記載してしめます。

メールの流れとしては、以下の内容がおすすめです。

  • 自己紹介
  • 退職の旨を伝える(退職日とともに)
  • 退職の理由
  • 簡潔なお礼
  • 今後の発展を祈る文章

退職後の連絡先はどうしたらいい?


実は退職後に悩みになりやすいのが、退職後の連絡先。退職後に引き継ぎの関係など、さまざまな事情で自分への連絡が必要な場合もあります。

派遣先企業で付与されたメールアドレスをしばらく残してせるならともかく、残せない場合には専用の連絡先としてフリーアドレスを取得してもいいですね。

出来るだけプライベートに関する連絡先は残さず、退職後に必要なやりとりだけに使える連絡先を残すと、引き継ぎなどの残務処理がスムーズにこなせます。

挨拶の際の細かな気遣いは必要?

言葉や文で退職の挨拶をするのは、定形の内容があるため簡単です。

しかし、個人の判断で行う細かな気遣いはどうしたらいいのかと悩むこともあるのではないでしょうか。

そんな時に必要に応じて行える、退職の際の細かな気遣いを2つご紹介します!

お菓子を配る

正社員の方々が退職する際に、お菓子を配る光景を目にしたことはあると思います。

派遣社員でも、同じようにお菓子を配るべきだろうかと悩む人も多いのではないでしょうか。

退職時にお菓子を配らないからといって、それがマナー違反にはなりません。

強制される行為ではなく、あくまで退職する社員個人の気持ち次第となります。

配りたいと思った場合には、できるだけ常温保存が可能で、ひとりひとりに配りやすい個包装されたものを選ぶのがおすすめです。

小物を配る

小物の贈り物もお菓子と同様に、退職者の気持ち次第で配るとよいです。

小物を配る際には、お菓子より注意が必要です。

役職を持つ方や特にお世話になった方と、同僚としてお世話になった方に、それぞれ別のものを配るのは問題ありません。

ですが、同じ価格のものであっても差別として受け取ってしまう人も中にはいるため、同僚の方々にはそれぞれ違うものを配るのは控えたほうが賢明です。

また、もらう側が気を遣わず受け取れるよう、リーズナブルな値段のものを配るのがおすすめです。

実際に使いづらいものをもらっても相手が困ってしまうため、仕事上で使用できるボールペンや付箋などの小物を配るのがおすすめです。

ハンカチなども趣味に分かれてしまうため、万人受けするものを選ぶようにしましょう。

まとめ


派遣社員が退職する際に行うべき、退職挨拶のポイントをご紹介しました。

短期・長期など在籍期間にかかわらず、派遣社員であっても退職の際の挨拶はしっかりするのがマナーです。

出来るだけ直接のご挨拶とメールをセットにするのが望ましいですね。

退職後に新しい仕事を通して、元派遣先企業とお付き合いすることになっても問題ないよう、円滑に退職の挨拶を済ませておきましょう。

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参考サイト:

退職時の挨拶について解決したら次の仕事に関する質問を派遣会社にしましょう
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