業界別でみるSIerの志望動機例! 書くときのポイントも解説

  • はてブ

SIerを目指して就職活動を進めるにあたり、志望動機をどのように記載するかという点は多くの人がぶつかる壁となります。
志望動機という項目は職種を問わず採用面接で重視されるポイントとなりますので、事前に入念な準備をしたうえで書くことが内定獲得への一歩となります。
そこで今回はSIerの志望動機を書くときのポイントを例文とともに解説します。今現在SIerへの就職をお考えの方はぜひ参考にしてください。

SIerとしてキャリアアップしたい!・・そんな場合は今後について少しお話ししてみませんか?

エンジニアとしてステップアップを考えているのならば、客観的に自分の「強み」や「市場価値」を知ることが重要です。
キャリアアドバイザーとともにスキルや今後についての整理をしてみませんか?
ウィルオブテックキャリアは専属2名体制で今後についてお悩みのあなたをサポートし、キャリアアップへ導きます

キャリア相談をする

SIerの仕事内容

SIerの仕事内容は以下のとおりです。

・顧客の要望を聞いて方向性を決める
・方向性をもとにシステムを設計する
・設計書をもとにシステムを開発する
・開発したシステムのテストをする
・システムの運用や保守を行う

企業やSIerによって詳細が異なることもありますが、基本的にはこの流れで行うことが主流となります。

以下で詳しく解説していきます。

顧客の要望を聞いて方向性を決める

まずはシステムを必要とする顧客の依頼内容をヒアリングします。
一般的には以下の要素をヒアリングします。

・どうしてシステムが必要なのか(理由)
・システムを使って何がしたいのか(目的)
・システムに求めること(機能や性能)

顧客にはシステムに関して十分な知識がある方もいれば、システムに関する知識がほとんどない方もいます。おそらく後者の方が多いでしょう。どんな顧客から依頼されても対応できるように、システムに関する全般知識は頭に入れておかなくてはいけません。

ヒアリングを終えたら、要望をもとに開発の方向性を決定します。細かなヒアリングを行うほど、正確な方向性を確立することが可能です。なお、ヒアリング業務は基本的には経験豊富な方が担当します。

方向性をもとにシステムを設計する

ヒアリングによって決めた方向性をもとに必要な機能や性能を定める要件定義を行います。要件定義を怠ると、効率の良いシステム設計ができません。

要件定義が終わると、その内容をもとにシステムの設計に移ります。
一口にシステム設計といってもその種類はさまざまで、以下が代表的な例です。

・ハードウェア設計
・プログラミング設計
・データベース設計

設計の流れとしては大枠を決める基本設計が終わったあとに、細かな箇所を決める詳細設計が行われます。

設計の業務には技術的な知見が必要となるため、SEをはじめとした技術や経験のある方が担当します。

設計書をもとにシステムを開発する

前工程で作成した設計書をもとにシステム開発に取り掛かります。設計を骨組みだとしたら、開発は肉付けの作業です。

設計の段階で決めた方法やプログラミング言語を用いるので、設計書を疎かにすると、このタイミングで支障が出ます。

設計の大部分を占めているのは、コードの入力と修正です。この2つを繰り返すことで、不具合の少ないシステムを開発することができます。

主な担当者はプログラマーですが、場合によっては開発者が担当することも少なくありません。

開発したシステムのテストをする

システムの開発が終わったら、次にテストを行います。テストはテストエンジニアが担当するケースもありますが、テストを専門的に行う企業に依頼することもあります。

テストの目的は主に以下の2つです。

・顧客の要望と開発したシステムの機能や性能が一致しているか
・システムが正しく稼働するかの確認

開発の段階で何度も修正を行っているとはいえ、実際に稼働しないと判明しない問題点も多く存在します。

また、テストにも複数の種類がありますので、それぞれの段階ごとに実施する必要があります。

・単体テスト
・結合テスト
・総合テスト

システムの運用や保守を行う

テストを終え、システムを納品した後もSIerの業務は終わりではありません。

顧客が問題なくシステムを運用できるようサポートする必要があります。システムの利用状況や稼働状況を分析して、運用方法のアドバイスや環境に適したチューニングが主な業務となります。

また、万が一システムに異常が確認された際は早急に対応しなければいけません。そのため、運用や保守を担当するエンジニアが顧客の会社に常駐することも一般的です。

顧客の会社に常駐しているエンジニアはシステムに異常が起きないように事前に対策する保守業務も行います。

顧客の元へ派遣される形態としてSESもあります。SIerとSESの違いについては以下の記事をご覧ください。

▼SIerについては
こちらのSIerとSESの違いを紹介!契約形態や必要スキルなど比較して解説でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

SIerに求められるスキル

SIerに求められるスキルは以下の3つです。

・自分やチームをマネジメントする能力
・顧客やチームに対するコミュニケーションスキル
・システムに関する知識

自分やチームをマネジメントする能力

マネジメントという言葉には複数の意味がありますが、ここでいうマネジメントスキルとは自分や他人を律するスキルとなります。

システム開発はチーム単位で行い、納期も決められています。そのため、特にリーダーとなる人はチームをまとめつつ開発の進行具合や業務の振り分けといった複数の業務を同時に行うマネジメント能力が必要となります。

顧客やチームに対するコミュニケーションスキル

2つ目は、コミュニケーションスキルです。

SIerは関係者が多数存在するため、さまざまな立場の方と関わらなければいけません。
そのため、コミュニケーション能力が低いと以下のようなトラブルが発生してしまいます。

・チームとの情報共有ができずにシステム開発に支障が出たり滞ったりする
・顧客の要望を聞き逃し、不満を覚えさせてしまう

また、いくら順調に開発が進んでいたとしても、いつトラブルが起こるかわからないのが事実です。そのようなイレギュラーに対して臨機応変に対応するためにもコミュニケーション能力は必要になります。

システムに関する知識

システムの設計から運用、保守まで幅広く担当するため、システムに関する全般知識が必須となります。

システムに関する知識が不十分であれば、顧客の悩みや要望に対して提案できる解決策やアドバイスが乏しくなってしまいます。顧客の悩みや要望に対して最善の提案をするためにも、システムに関する全般知識は身につけておきましょう。

▼SIerについては
こちらのSIerに将来性はある?今後も必要とされる理由と市場価値を高める方法でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

SIerの志望動機を書くときのポイント

SIerの志望動機
SIerの志望動機を書くときのポイントは次のとおりです。

・なぜSIerとして働きたいのかを明確にする
・SIerになってやりたいことを具体的に書く
・結論を冒頭に書く

それぞれについて以下で解説していきます。

なぜSIerとして働きたいのかを明確にする

なぜSIerとして働きたいのかを明確にしましょう。
明確な志望動機がないと当然ながらその時点で不採用となります。

採用する立場から考えると、志望動機の内容そのものよりも、当事者が今後SIerとして仕事を進めるうえで自分の考えを持っているかどうかという点を確認する必要があります。
そのため、自分なりの考えで構わないので時間をかけてでも明確な理由を見つけておきましょう。

SIerになってやりたいことを具体的に書く

SIerになってやりたいことを具体的に書きましょう。

やりたいことが明確な人は目標達成のためにどのようなステップを踏めば良いかという具体的なイメージがつかみやすい傾向にあります。

また、具体的にやりたいことを面接官に伝えることで、入社後にどんな仕事を任せるかという判断の重要な材料になります。志望動機を書く際も、より具体的に内容を記載できるよう、入社後のイメージを膨らませておくことは大切です。

結論を冒頭に書く

結論を冒頭に書くことで、言いたいことや要点をスムーズに伝えることができます。

わかりやすい志望動機を書きたい場合は、PREP法と呼ばれる文章の型を使いましょう。
概要は以下のとおりです。

・結論
・理由
・具体例
・結論

上記に文章を当てはめていくことで、わかりやすい上に強い主張を持った文章を書くことが可能です。なお、文章が書きやすくなるといったメリットもあります。

SIerの業界別でみる志望動機の記入例

ここでは以下のSIer業界別に分けて志望動機の記入例を紹介します。

・メーカー系SIer
・独立系SIer
・ユーザー系SIer

メーカー系SIerの志望動機の記入例

メーカー系のSIerには派生元の親会社が存在するので、親会社について触れると良いでしょう。

メーカー系SIerは親会社が存在するため、収入が安定しているのが特徴です。そのため、収入の安定性を志望動機として書く人も少なくありません。

しかし、収入面についての志望動機は「印象が悪い」「内容が薄い」と判断されることも多いため、事実だとしてもそれだけの記載は控えておきましょう。その企業の製品や研究に興味があることを主張しつつ「開発を担当してみたい」という思いを伝えることが大切です。

以下に例文を記載しますので、ぜひ参考にしてください。

例文:
私が御社を志望した理由は、御社が開発する製品がさまざまな企業で活躍していることに感銘を受けたからです。昨今、どの業界でも業務が複雑化しているので、社員一人ひとりの負担が大きい傾向にあります。その負担を少しでも減らすことができるため、御社の製品に感銘を受けました。私は、エンジニアを志す身として、そのような価値のある製品の開発に携わりたいと思っています。

独立系SIerの志望動機の記入例

独立系のSIerは親会社が存在せず、他のSIerに比べて働き方が自由であることが特徴です。そのため、特定の取引先を持っていないことが多く、さまざまな業務を自分たちで行わなければいけません。

しかし、キャリアアップがしやすく、さまざまなシステムを開発できるメリットもあります。
このような特徴をもとに志望動機を書きましょう。

以下に例文を記載しますので、ぜひ参考にしてください。

例文:
私が御社を志望した理由は、多種多様なシステム開発に携わった経験をもとにキャリアアップをしたいと考えているからです。キャリアアップをしたい理由は、システム開発に関する幅広い知識や経験を蓄えて、顧客に最適な提案をしたいからです。これを実現できるSIerは御社しかないと思っています。

ユーザー系SIerの志望動機の記入例

メーカー系のSIerが電子機器の販売メーカーを親会社に持つのに対し、ユーザー系SIerは一般企業を親会社に持つのが特徴です。メーカー系SIerとの大きな違いは、取引先が親会社でもあるということです。

親会社のシステム開発チームが会社になっているので、親会社の業務を促進させるためのシステム開発も行います。そのため、親会社がどのような業界の企業なのかを把握したうえで志望動機を書きましょう。

以下に例文を記載しますので、ぜひ参考にしてください。

例文:
私が御社を志望した理由は、より専門的な業界で活躍したいからです。前職もエンジニアとして働いていましたが、さまざまな業界と関わりのある企業だったので、それぞれの業界に関する知識を会得しなければいけませんでした。しかし、私は金融業界で活躍したいという希望があり、御社の環境が適していると思っています。

SIerの志望動機でライバルと差を付ける方法

就職活動において、他の就活生が存在することを意識するだけで視点が変わります。
他との競争の中で差別化を図ることは重要な戦略の1つです。

ここではライバルと差を付けるために以下の3つのポイントを紹介します。

・専門的な知識を会得していることを伝える
・経験者からのアドバイスをもらう
・インターンシップに参加する

専門的な知識を会得していることを伝える

1つ目は、専門的な知識を会得していることを伝えることです。知識の差は就活生の力量を測る上でわかりやすい指標になります。

例えば、システム開発の全般知識を持っている就活生とシステム設計の知識しかない就活生を比べた際、採用されやすいのはもちろん前者です。

また、応募する企業が得意とする分野を研究し、自分の知識が活かせるかどうかという点も事前に必ず確認しておきましょう。

経験者からのアドバイスをもらう

2つ目は、経験者からのアドバイスをもらうことです。

経験者のアドバイスは、表面的な企業研究では得られない情報を得ることができます。
OB・OG訪問などを活用して、経験者からのアドバイスをもらいながら就職後の具体的な将来像を明確にしていきましょう。

インターンシップに参加する

3つ目は、企業が主催するインターンシップに参加することです。インターンシップに参加することで、参加していない他の就活生との差を広げることが可能です。

実際に現場を経験してもなおSIerへの就職活動をするということは、それだけ志望動機が強いという証明にもなりますし、志望理由への説得力も高まります。

まとめ

SIerは顧客のヒアリングから運用、保守までを担当します。そのため、システム開発に関する全般知識やコミュニケーションスキルの会得が必要となります。

就職活動においてSIerの志望動機を書く際は「なぜ働きたいのか」と「就職後にやりたいこと」を明確にすることで、より内定獲得への確度も高まります。

他の就活生との差別化を図るためにも経験者にアドバイスを聞く、インターンに参加するという機会があれば積極的に参加しましょう。

SIerは専門職の傾向が強い職種ですので、就職活動に不安がある方は転職エージェントの利用がおすすめです。客観的な目でアドバイスをもらいながら、内定獲得に向けて就職活動を進めていきましょう。

SIerとしてキャリアアップしたい!・・そんな場合は今後について少しお話ししてみませんか?

エンジニアとしてステップアップを考えているのならば、客観的に自分の「強み」や「市場価値」を知ることが重要です。
キャリアアドバイザーとともにスキルや今後についての整理をしてみませんか?
ウィルオブテックキャリアは専属2名体制で今後についてお悩みのあなたをサポートし、キャリアアップへ導きます

キャリア相談をする

よくある質問

Sierの志望動機を作るときのポイントはありますか?

はい。志望動機の作成のポイントとして、まずは「企業を選んだ理由」「Sierとして働きたい理由」「入社後の目指す姿」3つがポイントとしてあげられます。
その上で転職活動を成功させるためには、スキルの棚卸しや求人情報のリサーチなど、十分な対策を行う必要があります。エージェントを活用することもおすすめです。
詳細は志望動機における確認ポイントで説明しているので確認ください。

Sierに求められるスキルは何ですか?

はい。よくあげられているのは「知識・経験・スキル」「マネジメントスキル」「コミュニケーション能力」などになります。
詳細はSierに求められるスキルで説明しているので確認ください。

関連記事

SIerについて

エンジニアの志望動機について