今回は、ウィルオブにて、コールセンターでご勤務いただくYさんのお話です。
スタッフインタビュー第19弾です。
登録したきっかけや仕事に就くまでの経緯について
――ウィルオブにご登録いただいたきっかけについておしえてください。
はい。
大学卒業後、自分のやりたいことがわからず、みんなが就職する中、飲食店でアルバイトをしていました。
派遣に登録したのは、ふと、今のままでいいのかな、と思ったからです。
友達との会話が噛み合わなくなったり、両親から就職しなさいと言われて。
そんな時、たまたま、求人媒体で見た仕事をきっかけにして、ウィルオブに派遣登録しました。
登録後に、電話でお話ししたコーディネーターの山下さんは、私がまだ、新しいことへチャレンジすることに悩んでいると伝えると、「変わりたい気持ちがある時がチャンスですよ!少し考えてみて、今の仕事を変えたくなったら、いつでも紹介しますね」と言ってくれました。
その言葉に背中を押されて、「自分にもチャンスがあるのかな」、「チャレンジしてみようかな」と思い、コールセンターでの仕事にエントリーしました。
――コーディネーターの後押しがあったのですね。
そうですね。エントリーするまでのやり取りは、とても印象に残っています。
実は、山下さんに悩みを聞いていただき、決心して「やります!」とお伝えしたのですが、山下さんが、「勇気を出してくれて、ありがとう。」って言ってくれました。
その時、今まで友達や両親に感じていた気持ちを全部わかってくれたように感じて、涙が溢れてしまったのです。
たった一言ですが、自分の感じていた劣等感を理解し、受け止めてくれたような気がしました。
山下さんは、きっと驚かれたと思いますが(笑)
――自分を理解してくれたことが、大きかったのですね。
はい。
今まで、誰にも理解されない。そんな思いをどこかで感じていたのだと思います。
そんな私に、「必ず変われるから一緒に頑張ろう」 とか 「勇気を出してくれてありがとう」と言って、励ましてくださったことが、今でも心に残っています。
新しいことへのチャレンジ
――未経験業務へのチャレンジ。業務に慣れるまではいかがでしたか。
怒られてばかりでしたね。
コールセンターの業務は、元々、得意だった「人とのコミュニケーション」が生かせることと、パソコンスキルなどの「ビジネススキル」が身につく仕事と言われてチャレンジしたのですが、初日から、分からないことの連続でした。
元々、働いていた居酒屋では、あまり言葉遣いが厳しくなかったのですが、コールセンターでは丁寧語、尊敬語、謙譲語が正しく話せないといけませんので、とても怒られました。
さらに、コミュニケーションをとりながら、慣れないパソコン操作をしなければならず、周囲の方よりも、1件の電話に対して倍以上の時間がかかっていましたね。
――未経験業務へのチャレンジは、大変でしたね。
そうですね。
自分はこんなこともできないのか、という気持ちになりましたね。
あとは、一度習ったことをもう一度聞いてしまったり、自分と周りを比べてしまって、どんどん気持ちは落ち込んでいきましたね。
――今は、リーダーとして働かれているとのことですが、その後、どのような変化があったのですか。
はい。
まずは、毎日どこかで達成感や喜びを感じる時間を作るようにしました。
山下さんから頂いたアイデアなのですが、人間は、嫌なことがあってもなにか楽しいことがあれば、やる気を維持できるそうで、「料理をつくる達成感」や「買い物に行くといった喜び」が得られる時間を作るようにしました。
そのおかげもあって、一番つらい時期を乗り越えることができたと思っています。
あとは、「焦ったときは、基本に忠実」ということも意識しました。
――焦ったときは基本に忠実。これは、どういった内容ですか。
はい。
まず、私の場合は、気持ちが焦る時は、早く変わりたいからこそ、気持ちが空回りして、仕事が中途半端になったり、大事な手順を省略してしまうことがありました。
当然ながら、基本ができていないので、ミスにつながり、お客様や会社に迷惑をかけてしまう結末を招いてしまいました。
そして、これがさらなる焦りにつながり、気が付いたら、自分が失敗しないことしか考えられなくなる。そんなことがありました。
ふと我に帰ったときに、自分の視野が狭くなっていることに気が付き、このマイナスのサイクルを脱しないといけないとわかりました。
それからは、「今、冷静じゃないな」と思ったら、冷静な頭で自分の状況を確認して、「基本をしっかり行う」ことを意識するようにしました。
この意識をもつことで、少しずつできることが増え、前に進むことができるようになりました。
失敗を何度も繰り返したことで、自分の何がいけないのか、どうすればいいのかを考えることができたことが、こういった成長につながったのだと思います。
少しずつ周りの見る目が変わってきた
――たくさんの失敗で成長ができたと語るYさんですが、Yさんの変化は、周囲の方も感じるところだったのですか。
はい。
働きはじめてから1か月ほど経過した頃、初めて、上司から「電話応対を聞いていたけど、言葉遣いがきれいになったね。毎日のドリルが身についてきたね」というメールをもらいました。
実は、あれから、山下さんに勧められて、毎日、正しい日本語のドリルを解くようにしていたのです。
ドリルを解いているなんて、恥ずかしいので上司には話していなかったのですが、なぜか上司にバレていました。(笑)
どうして私がドリルを解いていると知っているのか聞くと、実は、山下さんに「Yさんは一生懸命頑張っています。必ず、成長できる方なので、引き続きサポートをお願いします。」と頭下げられたそうなのです。
この時は、上司からの言葉に加え、自分を応援してくれる山下さんのやさしさに胸がいっぱいになりました。
――とても印象的な出来事ですね。この出来事をきっかけにして、ご自身の中で変わったことはありますか。
はい。小さな成功の積み重ねで、自分に自信がついたと思います。
努力すれば、できないことはないのでは。そのように考えることができるようになったと思います。
新しいことへのチャレンジで得られたこと
――未経験スタートで、新しい自分を知るチャンスを手に入れたとのこと……ぜひ、これから新しいことにチャレンジされる方へ一言いただけますか。
はい。
今までの私は、チャレンジすることに臆病で、今の状態でいいやと思っていました。
それなのに、周りから向けられる感情には抵抗し、本当は心の底では変わりたいけど、「変わったところで、どうなるわけでもないし」とか「変わることに何の意味があるのだろう」といった考え方ばかりでした。
今思えば、現実から目を背けていたなと思います。
きっかけは、ウィルオブの山下さんだったと思いますが、それ以外にも、たくさんの方に背中を押してもらったことで、考え方を変えることができたと思っています。
当然、まだ、完全に変わったわけではありませんし、新しいことにチャレンジすることが、怖くないとも思いません。
ですが、新しい世界にチャレンジしたことで見えた世界は、自分に自信を与え、「本当に自分がやりたいこと」を考える力をくれたと思っています。
ぜひ、これから新しい世界にチャレンジしようとされている方や少しでも変わりたいと感じた方は、その気持ちを素直に受け止めて、新しい自分に会うチャンスをつかんでもらえたら、嬉しいなと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、「Yさんの新しいことへのチャレンジで得られた新しい自分」について、ご紹介いたしました。
初めてのチャレンジでは悩むこと、苦しいことが、沢山あると思いますが、ぜひ、辛いときは我慢せず、私たちウィルオブに頼ってくださいね。