工場勤務の志望動機の書き方とは?書く時のポイントや例文などを紹介

製造業や工場勤務は、求人数が多いことや時期や職種に関係なく安定して求人が出ていることから、興味を持つ方は多くいます。

ですが、応募しようと履歴書を前にしてみると、志望動機を書くことが苦手であればどう書けば良いか悩んでしまうものです。

そんなときは、何を書くかポイントを決めてくと志望動機が書きやすくなります。

この記事では、工場勤務を目指す方向けの志望動機を書く時のポイントを、例文を交えながら解説していきます。

志望動機でいつも悩んでしまう方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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工場勤務での仕事とは?


何を作る工場なのか、どの仕事に就くかによって業務内容が大きく変わるのが工場での仕事です。

ひとことで工場勤務といっても、精密機械系・自動車系・食品系など多種多様な業種があり、製造の過程の中でも組立・検査・製造といった作業内容の違いがあります。

そのため、工場勤務を目指すための履歴書では、募集先の工場の業種や業務内容、他の企業とどう違うのかなどを考慮し、志望動機の文章を考えることが非常に大切です。

また、作業内容によってどんな人が向いている業務なのかも変わってくるので、まずは自分に合った仕事を選ぶことをおすすめします。

工場が求める人材の傾向

履歴書の志望動機を書く際に重要なのは、企業が求めている人物像を理解することです。

業種は幅広く、それぞれに向き不向きがある工場勤務ですが、共通して企業が必要としている人材の特徴があります。

企業がどのような人材を求めているかをふまえて、志望動機を書いてみてください。

健康的で長く続けられる

工場勤務は、立ち仕事や力仕事といった体力が重視される仕事が多く、体力のある方におすすめの仕事です。

もちろん、ピッキングや軽作業といった仕事もあるのですが、健康面をアピールすることで企業側に「長く勤めてくれそう」という印象を与えることができます。

過去にスポーツ経験がある、日常的に筋トレやランニングを趣味としているなどは、工場勤務の志望動機でプラスになりやすい要素です。

また、健康面のアピールと合わせて、自己管理能力・忍耐力・継続力についてもアピールできるとより印象的な志望動機になりますよ。

【例文】

    私は体力や忍耐力に自信があります。中学生の時からサッカー部に所属し、大学まで続けていました。レギュラーになれない時もありましたが、諦めずに忍耐強く練習やトレーニングを重ねて努力を続けました。結果が伴わない時もありましたが、その時の経験が自分の糧となっています。現在でもランニングと筋トレは毎日続けています。一つのことを長く続けられる忍耐力と、それによって身に付けた体力を活かし、貴社で長く働くことができると考えています。

コツコツ作業や単純作業が得意

工場勤務では1つの作業を何度も繰り返し行うことが多く、コツコツと集中して業務に取り組める方におすすめです。

繰り返しの単純作業が好き、作業に飽きない、1つのことに集中して取り組めるなどはとくに同じ作業を行う業務の志望動機として適しているといえます。

また、コツコツ作業できる真面目さと合わせて丁寧さや根気強さもアピールできると、より良い印象を企業に与えることができます。

【例文】

    私は手先が器用で、細かい作業を黙々と続けるのが得意です。集中力にも自信があり、ひとつひとつの作業を丁寧に取り組むことができます。子供のころは美術や技術、家庭科が得意科目で、常に好成績でした。とくに、洋裁は今でも続けていてポーチやバッグなどの簡単な小物作りから、自分の洋服まで作ることができます。時には失敗することやうまくいかないこともありますが、持ち前の根気強さで何度でもチャレンジし、最後まで取り組んできました。貴社の業務においても、私の特性を生かして働くことができると考え、志望いたしました。

協調性がある

1人でもくもくと作業するイメージのある工場勤務ですが、グループや2人組で作業する業務もあるので協調性が求められたりします。

人の意見を聞きながらチームワークを重んじる方や、他人の気持ちを考えながら行動できる方は、工場勤務でも重宝される人材です。

【例文】

    協調性を持って様々な方とともに行動できるのが私の強みです。ゴミ拾いのボランティア活動を趣味として学生のころから続けていて、30代から70代まで幅広い世代の参加者と協力しながら取り組んでいます。最初は、他の参加者とどう関わったら良いのか分かりませんでした。ですが、他の方のアドバイスや意見に耳を傾け、自分も少しずつ意見や提案をすることもできるようになってお互いに意見交換をしながら活動ができるようになりました。貴社の業務でも、周囲のスタッフの方と積極的に協力しながら業務に取り組めると思います。

志望動機の書き方のポイント


何をどう書いたら良いのかもよく分からない状態で志望動機を書き始めても、企業の意図に沿ったものは書けません。

ここでは、志望動機を書くための3つのポイントを紹介します。

紹介するポイントを意識することで、ぐっと書きやすくなりますよ。

応募先の企業をよく調べてから書く

まず応募先の企業について何も知らない状態では、志望動機は書けません。

理念や規模や方針は何か、自分の応募したい部署はどんな役割なのかなど、その企業について調べてみましょう。

調べることによって自分がその企業で働くイメージがしやすくなり、具体的にその企業の雰囲気や求めているものが分かってきます。

なぜその企業が良いのかを書く

企業が志望動機を通して知りたいのは、数ある企業の中から自分たちの企業を決めた理由です。

志望する企業とそれ以外の企業で、自分にとって何がどう違うのかを明確に伝えることが非常に重要です。

応募する企業のことを調べたうえで、その企業の何が魅力なのかを自分なりに伝えましょう。

具体的な自分の体験を交えて書く

人によって感じ方は違うので、応募先の企業のどういう部分に興味を持ったかも変わってきます。

つまり、企業が知りたい自分たちの企業を選んだ理由という部分も、人それぞれ違ってくるということです。

実際にあった具体的な自分のエピソードを用いると、企業に自分の人となりを伝えることができます。

正直でありのままの自分を伝えることで人間性と真摯な姿勢が伝わり、良い印象を与えられるようになりますよ。

志望動機を書く時にやってはいけないこと

志望動機の書き方にはセオリーがあり、これを守らないと企業に良い印象を与えることができません。

良いポイントを押さえたつもりでも、前もって気を付けていないと意外と悪い印象を与えてしまうケースがあります。

ここでは、志望動機に書くと企業に良い印象を与えない例をあげていきます。

どの企業にも当てはまるアピール

企業理念に共感したなどは志望動機にありがちで、どんな企業にも当てはまる表現なのであまりおすすめできません。

定型文のような文章は、企業側が見たときに、ほかの企業の履歴書でも使いまわせそうだという印象を与えてしまいます。

たとえば、企業理念に共感したことを志望動機としたいのであれば、自分の体験や仕事の目標・方向性などに基づいて具体的に説明する必要があります。

つたない言葉でも良いので、まずは自分のオリジナル要素を加え、等身大の志望動機を書くようにしましょう。

待遇や労働条件を理由にあげる

休日が多い・給与が高い・残業が少ないといった、労働条件を理由にした志望動機を書くのはNGです。

企業側が見たときに、より良い条件のほかの企業があれば転職されてしまうのでは、この企業で働く熱意があまりないのでは、というようなマイナスな印象を与えてしまいます。

待遇面を全く考えずに企業に応募することはありませんが、志望動機では事業や業務内容について書くようにしましょう。

受け身すぎる志望動機

スキルを身に付けたい、技術を学びたい、成長したいといった志望動機は、成長意欲があるように思いますが、見方によっては悪い印象を与えてしまいます。

なぜなら、成長したいという気持ちはあくまでも志望者の都合であって、企業側としてメリットのあるものではないからです。

また、仕事を覚えたら転職してしまうのではないかと解釈される可能性もあります。

基本的に企業は何かを学んだり、勉強をするために行くところではないということを踏まえて志望動機を考えてみてください。

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仕事の系統別の特徴と例文

工場での仕事は、業種によって仕事内容が大きく変わってきます。

仕事内容が変われば、企業が求める人物像も変わってくるので、それに沿ったアピールをする必要があります。

ここでは、3つの業種の系統別の特徴やそれぞれに合わせた例文を紹介します。

精密機械系

精密機械系の工場では、主に時計や医療機器、カメラやスマートフォンなどの組立・検査をライン作業で行っています。

扱う商品や部品が小さく細かい作業が多いので、集中力と几帳面さが求められます。

作っている製品にどのように興味を持ったか、加えて手先の器用さや細やかさをアピールすると良いです。

【例文】

    私は、いつも身近にあるスマートフォンの製造に興味があります。そのため、実際に自分も関わってみたいと思い、貴社を志望しました。今や日常的に使われているスマートフォンはただの機械ではなく、人々の気持ちをつなげていくものだと考えています。昔から手先が器用で、日曜大工やDIYが趣味です。自分の部屋の飾り棚や時計を手作りしたり、友人へのプレゼントにローテーブルを作ったりした経験があります。貴社の業務においても、持ち前の器用さを生かして技術を身に付けながら、多くの人々の生活を便利にする手助けをしていきたいです。

自動車系

自動車系の工場では、自動車のパーツごとにプレス・溶接・塗装・組立・検査などを行います。

車やプラモデルが好きな方や、大きいパーツを扱うので体力のある方におすすめの業種です。

作っている製品にどのように興味を持ったか、加えて体力面や協調性についてのアピールもあると好印象です。

【例文】

    子供のころから自動車に強く興味を持ち、よくプラモデルを作っていました。そのうち本物の自動車の製造に関わりたいと思うようになり、貴社を志望しました。自動車づくりを通し、生活に欠かせない自動車の魅力をより多くの人に伝えられたらと考えています。また、学生時代にはバスケ部で部長を務め、体力には自信があります。部長としての経験でチームワークやコミュニケーションを大切にするように心がけています。製造業は未経験ですが、これまでの経験を活かし貴社に貢献できればと考えています。

食品系

食品系の工場では調理加工やピッキングなどが行われていて、比較的簡単な作業が多いので未経験者でも挑戦しやすいのが特徴です。

どのように食品に興味を持ったかの具体的なエピソードを志望動機に書くことで、企業側に良い印象を与えられます。

【例文】

    大学時代にコンビニでアルバイトしていた時に取り扱っていた商品に興味を持ち、食品工場で働きたいと考えていました。貴社の熱心な商品開発の様子をメディアで拝見し、こんな情熱のある現場で仕事をしたいと感じて志望しました。個人的にも料理が趣味のため、簡単な調理の工程であれば即戦力になると思います。家族の誕生日に自分なりに工夫して料理を作った時にとても喜んでもらえたことがあり、そのときの嬉しさが強く印象に残っています。貴社で働くことで、消費者の生活に寄り添い、食べることの幸せを伝えていきたいです。

仕事の内容別の特徴と例文

工場で行う作業はライン作業がメインですが、その中でもいくつかの工程にわかれているのです。

ここでは、代表的な3つの工程を解説していきます。

製造

工場の中で最も人員が割かれるのが製造の工程で、材料の加工や部品の製造など、内容は多岐にわたります。

製造の仕事のための志望動機では、応募したい企業が何を作っているところなのか理解する必要があります。

工場によって作っているものや事業内容が異なるので、それに沿って志望動機を考えなくては的外れなこと書いてしまう可能性が出てきます。

そのうえで、ものづくりが好きという部分をアピールし、製造業をやってみたいと思った理由も書くようにしましょう。

【例文】

    高校生の頃にテレビで見たロボットコンテストをきっかけに、ロボットや機械に強く興味を持ちました。それ以来ロボット製作教室に通って、ものづくりにのめり込んでいきました。貴社の工場では、ライン作業の中でもさまざまな工程に携われるという部分に惹かれ、志望しました。製造業は未経験ですが、ロボット製作で基本的な機械の仕組みは理解しているので、業務を早く覚える自信があります。また、一つのことに集中して長く作業を続けられるので、作業の反復も苦になりません。

組立

工場の中で製品の組立を行う工程で、ラインで流れてくる部品を他の部品と組み立てて製品を完成させる作業です。

組立の仕事の志望動機は製造の仕事と同じく、応募したい企業が何を作っているところなのかを把握しておく必要があります。

たとえば、自動車系の工場であれば体力が求められますし、精密機械系であれば丁寧さや几帳面さが求められます。

そのうえで、扱っている製品に興味があることをアピールするのが良いです。

【例文】

    以前から電化製品が好きで、ものづくりに携わることを希望していたのですが、貴社の電化製品のつきつめられた機能美に感動し志望しました。数多くの企業の電化製品がある中でも、貴社の製品は特に無駄が少なくわかりやすく作られており、機械の操作が苦手な人でも使いやすいのがとても魅力的だと考えています。私は電化製品が好きなので、簡単な修理の仕方や扱い方には自信があります。貴社の工場では製造以外の工程も行っているので、そちらの業務にも興味を持っています。幅広い業務に携わり、貴社に貢献できればと考えています。

検査

ライン作業で作られた製品を、最後に総合的に点検する工程です。

不備のある製品をしっかり見極める必要があるため、高い集中力や丁寧さ、真面目さが必要になってきます。

手芸やアクセサリー作りなどの、コツコツとした細かい作業が得意であることをアピールするのがおすすめです。

【例文】

    私は、一つのことに集中して根気強く取り組めます。手芸やジグソーパズルが趣味で、一度作業を始めると作り終わるまで没頭してしまいます。どちらも細かい作業で大変なことも多いですが、手芸の作品を友達にプレゼントしたときに「すごく丁寧に作られていて、まるで既製品みたい」と褒められたことがあり、嬉しいと同時に自分の自信にもなりました。貴社の業務では、私の集中力や丁寧さを活かせると考えています。細かい作業も得意なので未経験ではありますが、比較的短期間で技術を身に付けることができると思います。

まとめ

多くの人が悩みがちな志望動機ですが、ポイントを押さえつつ工場ごとの特色をつかめば難しいことはありません。

まずは、業務内容や求められている人物像をふまえ、そのうえで自分が働きたいと思う工場に合わせた志望動機を書くことが大切です。

また、志望動機を書く時は何よりもその熱意を伝えることが肝心なので、この記事を参考に自分なりの等身大の気持ちを正直に表現してみてください。

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