未経験職種応募時の志望動機の書き方とは?例文を交えながら紹介!

経験したことがない職種の派遣求人に挑もうと思っている人のなかには、志望動機の書き方が分からずにお困りの人もいるでしょう。そこで今回は、未経験の職種へ応募するときの志望動機をどう書けばよいか紹介します。例文も載せてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

パート・専業主婦が未経験職種の派遣求人に応募するのってアリ?

パート・専業主婦のなかには、派遣社員として働いたことがない人もいると思います。はじめに、パート・専業主婦が未経験職種の派遣求人に応募するのは、アリかナシか見てみましょう。

未経験職種の派遣求人に応募するのはアリ

パート・専業主婦が未経験職種の求人に応募するのはアリです。未経験でも、今までの経歴や人柄によって採用してもらえるケースもあります。 社会経験のない女性が採用されるケースもあるため、職探しを諦める必要はありません。派遣会社の担当者へ相談すると、あなたに合った求人を紹介してもらえる確率も上がるでしょう。

職種によっては、未経験者の採用を増やしているケースがある

人材不足の職種では未経験者の採用を積極的に行っているケースがあります。派遣会社の担当者へ聞くと各職種の状況を詳しく教えてもらえるので参考にしてみてください。

競争率が激しい職種の場合、採用されるのは難しい

未経験者を募集している職種でも経験者の応募が多い場合は、採用されるのは難しいです。なぜなら、経験者は未経験者と比べ仕事ができると思われやすいからです。 しかし、職場によっては仕事の知識がある経験者よりも、知識がない未経験者を雇った方が仕事の出来がよいという理由で優遇されるケースもあります。

未経験の職種へ応募するときは、志望動機をどのように書けばよい?

志望動機の書き方によって、仕事の内定をGETできるかが決まります。この章では、未経験の職種へ応募するときの志望動機記入方法を見てみましょう。

採用側が未経験者に対して何を求めているか考える

志望動機を考えるときは、採用担当者がどんな人材を求めているかイメージしましょう。未経験者採用を行っている企業はたくさんありますが、各会社によって求めている人材は異なります。 「情熱的」「数字に強い」「コミュニケーション力に長けている」など、いろいろなパターンがあります。企業が求めている人材に適した、志望動機を考えると採用される確率が上がるでしょう。

採用側へアピールできる内容を志望動機に盛り込む

アピールできる内容は、志望動機に盛り込みましょう。例えば、営業職経験者が経理事務へ応募する場合であれば「数字の計算に強い」「職場内でのコミュニケーション力に長けている」といった形です。

活かせるスキル(資格)があることを志望動機でアピールする

応募した職種に活かせるスキル(資格)があれば、志望動機でアピールするのも1つの手です。システムエンジニア志望の場合は「ITパスポート」などのIT系の資格保有をアピールするというイメージです。アピールすべき資格か迷った場合は、派遣会社担当者のアドバイスを参考にしましょう。

未経験の職種へ応募した理由を明確にする

未経験の職種の仕事をしたい明確な理由も重要です。「今の仕事がきつい」、「ラクに見えた」という理由では、その職種を選んだ明確な理由が入っていないため採用してもらうのは厳しいです。 「〇〇の勉強をしているうちに、××(職種名)で働きたいと思った」というように、その職種へ対する想い・プロセスを記入すると志望動機の内容が採用側へ伝わりやすくなり、好評価を得られる可能性があります。

受け身の志望動機はNG

「会社に教えてもらいたい」など、受け身の志望動機はNGです。採用側に「自主性・積極性がないのでは?」と思われる可能性が高まるからです。会社は学校とは違い、勉強を教わる場所ではないことを覚えておきましょう。

未経験の職種へ応募するときに、アピールしやすい5つの項目

未経験の職種に応募するときは、志望動機で上手なアピールをすることも大事です。この章では、志望動機に使えるアピール材料を紹介します。

1.資格

資格を保有している人は、アピール材料にしてみましょう。外資系の経理事務で働くなら、国際会計検定の「BATIC」を志望動機でアピールするといった形です。 求人によっては、指定された資格を保有していないと応募できないケースもあるため、転職活動時に役立つ資格がないか派遣会社の担当者とチェックすることをおすすめします。

2.コミュニケーション力

コミュニケーション力も、多くの職種で必要となるので大事です。一見、コミュニケーション力が必要ないと思われる職種でも、必要となるケースはあります。 例えば、人と関わることが少なそうな「経理事務」でも、各部署に債務(債権)の支払い(受取)漏れがないか確認したり、会計処理方法を決めるために他部署と会議したりすることもあるので、コミュニケーション力は必要となります。

3.マネジメント能力

管理職・マネージャー経験がある人は、マネジメント能力をアピールするのも1つの手です。マネジメント能力をアピールすると、採用担当者から「リーダーシップがある」「プレゼン能力がある」人材だと思われる確率が高くなります。

4.発想力

新しいアイデアを思い浮かべる発想力も大事です。「仕事の効率性を高めるために何をすべきか?」「仕事のミスを減らす方法はないか?」など、派遣社員でも仕事について考える機会は多いです。職場によっては部署全体で話し合いが行われ、自身の意見を発表しなければならないケースもあります。

5.チャレンジ精神

仕事に対する意欲をアピールしたい人におすすめです。チャレンジ精神を上手にアピールできれば、採用担当者から「仕事の壁にぶち当たっても、乗り越えられる人材だな」と高評価を得られる確率が上がります

志望動機の例文を見てみよう

この章では、実際に志望動機の例文を5パターン紹介します。異なる業種の例文を載せていますので、志望動機を作成するときの参考にしてみてください。

人事部で働きたい場合

販売スタッフでありながら、人材育成・採用についての勉強をするにつれて、人事部への転身をしたいと思い御社を志望しました。人事部での勤務経験はございませんが、ドラッグストアの店長として従業員指導・アルバイトの採用など人材と関わる業務に携わってきました。 御社は、医薬品メーカーの企業ということもあり、前職との共通点があったため応募しました。人材育成・採用について勉強した経験・ドラッグストアで得た医薬品の知識を生かし御社で活躍します。

キャリアアドバイザーとして働きたい場合

キャリアアドバイザーとして、将来を迷っている人に対して役立ちたいと思い応募しました。私は3年前まで専業主婦をしており社会経験0でした。しかし、派遣会社のキャリアアドバイザーから「職探しのコツ」を教えてもらったり「励ましの言葉」をかけてもらったりしたおかげで今の人生を切り開くことができました。 今度は、私がキャリアアドバイザーとなり転職活動者をアシストできればと思っております。持ち前の明るさと、臨機応変に対応するスキルを生かし仕事に励みます。

リラクゼーション施設で働きたい場合

マッサージの技術で1人でも多くのお客様へ癒しを与えたく応募しました。前職は、家電量販店の販売スタッフとして重い商品を持つ機会が多かったこともあり腰痛持ちでした。私にとって、マッサージを受けている時間は至福の瞬間でした。 今度は私が、疲れている人をマッサージでサポートできればと思いました。持ち前のコミュニケーションスキルと持久力を活かし、多くの人に癒しを与えます。

ホームセンターで働きたい場合

DIY用品の購入でホームセンターへ何度も通っているうちに、ホームセンターで接客を行いたいと思い応募しました。私は日曜大工が好きで、家具を中心につくっています。3年前には「DIYアドバイザー資格」を取得しました。 日曜大工で身に着けた知識と資格を生かして、お客様へ分かりやすく説明することを心掛けます。

調理スタッフ(パン屋)で働きたい場合

趣味のパン作りを、仕事に生かしたいと思い応募しました。私は専業主婦生活を7年間送ってきましたが、趣味の一環としてさまざまなパンを作りました。パンを作り始めたころは家族にのみ提供していましたが、ご近所様へパンをおすそ分けしたところ「新作のパンを作ってほしい」「パンの作り方を教えてほしい」との声が増えました。 私自身もパン作りの勉強をするうちに、次第にパン職人の元で学びたいと思うようになりました。持ち前の粘り強さを生かし、お客様へ喜んでいただけるパンを作ります。

紹介予定派遣に応募する人は、面接対策も行った方がよい

紹介予定派遣求人では、面接試験を課されるケースがあるため対策を行った方がよいです。最後の章では、どのように面接対策をすべきか見てみましょう。

派遣会社を活用しよう

一番手っ取り早いのは、派遣会社の担当者に面接指導をしてもらうことです。1時間前後の練習時間を確保する派遣会社もあります。転職志望先の情報を聞けるチャンスでもあるのでおすすめです。

自身でも面接練習をしよう

派遣会社の担当者に面接指導してもらっても、指導内容を忘れてしまっては元も子もありません。指導内容を身につけるため自宅で繰り返し練習するのも大事です。ビデオカメラ・スマホの動画機能を使い、自身のクセを把握し改善すると、面接の出来栄えに変化が出るはずです。

志望動機に力を入れて、未経験職種の内定をGETしよう!

志望動機に力を入れると、未経験職種の内定をGETできる確率も上がります。ただ、紹介予定派遣求人以外の派遣求人では志望動機が必要になることはほとんどありません。志望動機が必要な求人か確認したうえで作成しましょう。