派遣社員として働く場合、ノルマがないから楽だと思っていませんか？ 実は、派遣社員でも仕事によってはノルマが発生する場合もあります。ノルマなどのプレッシャーが苦手な人は特に、事前にどのような契約形態になっているかの確認が必要です。働き方が大きく変わる可能性もありますので、ノルマの有無や、メリット・デメリットなどを確認してから勤務を開始しましょう。
目次
派遣社員でもノルマはある？
派遣社員は基本的に正社員や契約社員の補助として働くことが多いため、「ノルマなんてあるはずがない」と思っている人も多いかもしれません。しかし、派遣社員に求められる業務内容は業種・職種・企業によっても異なります。ノルマがある業種としては、不動産や通信、広告系などが挙げられ、営業が多い業種の場合は派遣社員でもノルマを課されるのが当たり前の企業もあるようです。もちろん、この業種だから必ずノルマがあるわけではなく、職種・企業によっても異なるため、確認が必要です。 また、雇用形態を問わずノルマがある場合も考えられますので、自分の勤め先となる企業がどんなことを求めて派遣社員を募集しているのか、業務内容はどんなものかをしっかり把握しておくことが重要になってきます。これを確認せずに勤務を開始した場合、相手先企業にも迷惑がかかるだけでなく、自分のキャリアも思ったように進めることができなくなりますので、注意しましょう。
派遣社員でノルマがある職種、ない職種の傾向
先程ご紹介した業種以外にも、派遣社員でもノルマがある職種とない職種には傾向があります。まずは自分の希望職種がどちらかを確認してみるとよいでしょう。ではその職種傾向について、実際に例を挙げてご紹介していきます。
派遣社員でもノルマがある職種の傾向
派遣社員でノルマがある職種の傾向としては、営業・テレアポ・販売職などがあります。一般的に、売る工程を担当する職種の場合、派遣社員でもノルマが課されることも多いです。営業職の場合であれば、担当顧客から四半期・半期・通期などの期間でどのくらい売上を立てなくてはならないという売上ノルマ、新規顧客を何社開拓してこなければならないという社数ノルマ、あるいは商品を何件売らなくてはならない件数ノルマなど、さまざまなものがあります。その配属部署が既存顧客の担当なのか、新規顧客を開拓する部署なのかは事前に確認しておかないと、働き方のイメージに合わない場合もあるしょう。 テレアポの場合は単純に件数ノルマを課されることが多く、電話をかける件数・受ける件数・そこからアポイントにつながった件数・受注件数などさまざまです。その企業が扱っている商材によって電話で受注できるのか、アポイントだけを行うのかなどの違いが生まれますので、具体的に聞いておくと想像しやすいでしょう。 販売職の場合は、携帯販売・スーパーなどの試食販売・アパレル販売などさまざまな販売職があります。アパレルの場合は売上ノルマで見られることも多いですが、携帯や試食販売などは売るものが決まっているため、契約（販売）できた件数で見られることが多いです。 正社員や契約社員よりは少ないけれどしっかりノルマがある場合や、努力目標のような形でノルマがおりてくる場合もありますので、どの程度の強制力を持ったノルマなのかは確認しておきましょう。
派遣社員でノルマがない職種の傾向
逆にノルマがない仕事としては、事務・営業事務・経理・イベント運営などの単発案件などがあります。仕事が売上に直接関係しない職種や単発の
仕事の場合はあまりノルマが課されることはありません。それよりも業務を正確に遂行することや、売上を上げてくる部署のフォローを行うことが求められているため、大きなプレッシャーを感じずに対応することが可能です。
ノルマの有無によって変わる働き方
派遣社員として働くときには、ノルマの有無によって働き方が大きく変わる可能性が高いです。自分がどのような働き方を希望しているのかを改めて考え、希望する働き方がどちらなのかをよく検討してから応募するようにしましょう。ノルマがある場合プレッシャーを感じますが、その分達成感を味わうこともできます。また、今後正社員としての勤務を希望していてノルマをしっかり達成しているなどの実績がある場合、その実績が評価されて転職しやすくなる可能性もあります。 逆にノルマがない仕事の場合は、プレッシャーを感じることなく落ち着いて仕事ができるでしょう。コツコツ積み上げるタイプの場合はノルマなしの働き方を心地よく感じるかもしれません。どちらにしても自分がどちらの働き方が魅力的と感じるかで決定すれば、働きにくさを感じることはなくなるでしょう。
まとめ
派遣社員だからといってノルマがないと決めつけてしまった場合、入社後こんなはずではなかったという後悔することにもなりかねません。自分が
望む働き方を手に入れるためにも、事前にノルマの有無は確認し、自分が想像している働き方と相違がないかは確認しておく必要があるでしょう。自分が納得できる転職をするためにぜひ参考にしてみてください。
