バイト先から突然クビを宣告されたら?まずやるべきことを徹底解説!

バイト先から突然クビを宣告されたら、どうしますか?悪夢のように思えるかもしれませんが、実際にあり得る話です。

しかし、「クビ」といわれたからといって、あっさり引き下がる必要はありません。事前に知っておきたい確認すべきことと、その後の対処法について解説します。

クビになるにはさまざまな理由がある

バイト先をクビになるには、さまざまな理由があります。ほとんどはクビになる本人に問題のあることが多いですが、バイト先の事情による場合も、ないわけではありません。

職務怠慢

遅刻や無断欠勤が多い、仕事を覚える努力が見受けられないといった態度は、職務怠慢とみなされ、クビの理由になります。戦力にならないどころか、職場に迷惑をかけてしまう状況では、解雇を決断せざるを得ないと経営者が判断するのです。

この場合、改善するよう再三の注意を受けているはずなので、本人にも自覚があることがほとんどでしょう。

人間関係のもつれ

一緒に働く仲間と衝突を繰り返し、仕事が滞ってしまうほど関係が悪化したら、その原因をつくった側が解雇されてしまう可能性があります。恋愛関係がこじれる、不倫が発覚するなどがあったときも、何らかの処分の対象となるでしょう。

犯罪行為

バイト先や一緒に働く仲間の金銭を盗んだり、お客とトラブルになって傷害事件を起こしたりしたら、クビになる可能性は高まります。重大な自動車事故なども解雇の原因となりうるものです。

経営不振

バイト先の経営状態が著しく悪化したときに、やむなく人員整理をする場合があります。いわゆるリストラです。
但し、この場合は労働者に非があるわけではないため、一部の例外を除き、下記を企業側が基本的にはすべて満たす必要があります。

<整理解雇の4要件>
1.整理解雇が本当に必要なほど危機的な状況か
2.整理解雇を回避するために十分な努力を行ったか
3.解雇対象者を公平かつ合理的に選定したか
4.労働者の納得を得るために誠意をもって協議・交渉したか

当てはまったら要注意!クビになる前兆

実は、重大な契約違反や過失を犯した場合を除き、クビになる前には前兆があることも多いものです。今自分の働き方が当てはまっていないか確認してみましょう。

本来のシフト終了時間よりも早上がりが続く

出勤人数に対して客数が少なかったり、業務がなくなってしまうと 本来シフトで決められた時間よりも早く上がることがあります。それが続くようであれば、アルバイトの人数を減らす方向で企業が考え出す可能性があります。

シフトの勤務日数を減らされる

同様に、勤務日数が減らされた場合もアルバイトの人数調整を行う可能性があります。

重要な仕事を任されなくなる

重要な仕事を任せている人には辞められては困ります。よって重要な仕事を任されなくなったということは、辞めても良いと見られている可能性があります。何度も同じミスをする、勤務態度が悪い、等がなかったか自分自身を振り返り、思い当たることがあれば改めていくことが必要です。

責任者や同僚から避けられる、もしくは風当たりが強い

仕事は一人でできることもありますが、チームワークも大切です。職場で働く人間関係が働きやすさを左右していると言っても過言ではありません。人間関係が悪化により居心地が悪くなって退職することも想定される中で、その環境をあえて作られるようであれば注意した方が良いでしょう。

遅刻やミスを注意されなくなる

「言っても分からない」「意味がない」と見放されてしまった可能性があります。注意されたり叱られているうちはまだ企業側が「改善して働いてほしい」と思っている状態です。もし思い当たることがあれば、勤務態度を改めて勤務に取り組みましょう。

急にノルマや目標が課せられる

「ノルマを達成しなかった」「ノルマを達成するために努力しなかった」という理由をつけるためかもしれません。急にノルマや目標ができた場合には、上司に確認してみましょう。

クビを宣告されたら確認すべきこと4つ

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急にクビを宣告されても、1つ返事で受け入れる必要はありません。次のことをきちんと確認しましょう。

クビの理由

まずはクビになってしまう理由を経営者に尋ねましょう。自分自身に思い当たることがなければ、なおさらです。

もしも誤解があるようであれば、誤解を解くことができたならクビを撤回してもらうことは可能かもしれません。誠心誠意をもって、解雇理由について尋ねましょう。

就業規則

解雇の理由がはっきりしたら、就業規則をチェックします。解雇に関する規定が書かれている部分に、自分の解雇理由が当てはまるかどうかを確認してみましょう。

もしも当てはまる場合は、正当な解雇ということになります。

不当解雇ではないか

就業規則に当てはまらない解雇の場合は、不当解雇かもかもしれません。自分で納得できた解雇理由だとしても、「結婚や妊娠を理由とする解雇」や「業務中のケガによる休業のための解雇」などは、法律的に禁止されています。宗教や性別による解雇も不当解雇に当たります。

自分の意思を告げる

解雇理由に納得がいかず、バイトを続けたいと思ったら、はっきり自分の意思を告げましょう。とくに不当解雇にあたる場合は、解雇通告を撤回するよう働きかけ、続ける意思を表明します。

バイト先も、よく話し合えば解雇を撤回してくれるかもしれません。いずれにせよ、これまでバイト先とどれだけ信頼関係を築けてきたかが、交渉が成立するかどうかのキモになります。

クビになってしまった際の対処法

バイト先ととことん話し合いを設けても、解雇が撤回されないということはあり得ます。また、「不当解雇だから辞めない」と経営側とケンカしたままバイトを続けても、精神的に辛くなってきてしまうでしょう。結局、実際に辞めてしまう可能性は高いです。

実際にクビになってしまったら、解雇予告手当を請求しましょう。労働基準法には、「解雇の30日前までに解雇予告をする必要がある」とあります。

その一方で、予告せずに解雇を行う場合には、最低でも30日分の賃金を支払う必要があるのです。これを、解雇予告手当といいます。

解雇予告手当があれば、もしくはクビを宣告されても一ヶ月間はそのまま働くことができれば、安心して次のバイト先を探すことができます。金銭的に困窮せずに済むよう、法律に守ってもらいましょう。

ただし、「従業員の責に帰すべき理由による解雇の場合」は別です。つまり、遅刻・欠勤など職務怠慢や、犯罪行為をしたときなどは即時解雇を免れません。

即時解雇になってしまった場合、次のアルバイトを探すまでの期間に単発派遣で働くこともできます。但し、単発派遣で働くことのできる人や職種は限定されています。
詳しくは「単発の派遣の期間は最低何日から可能?始める前に知っておきたい情報」をご覧ください。

おわりに

クビを宣告されると、まるで自分がすべて否定されてしまうかのような、不安な気持ちにおちいってしまいます。しかし、自分に引け目がないと思うのであれば弱気にならず、粘り強く話し合いを行うのが重要です。

実際に解雇されても、金銭的な面でのダメージは少なく済むよう、解雇予告手当を忘れずに請求しましょう。