派遣の時給相場とは?手取り額・時給アップについても紹介!

派遣の仕事を探すときに、時給が気になる人は多いはず。おおよその時給相場をハッキリさせたうえで働きたいですよね。そこで本記事では、派遣の時給相場・職種別平均時給ランキングなどを紹介します。派遣社員として働く予定がある方は、ぜひ参考にしてみてください。 

派遣の時給相場を見てみよう 

はじめに派遣の時給相場を見てみましょう(はたらこねっとの関東エリア平均時給を基に紹介します)。2018年5月の未経験歓迎派遣案件における平均時給額は1,542円で、経験者歓迎の案件は1,545円でした。未経験者・経験者向け求人の平均時給額の差は3円しかありません。未経験者でも高単価の仕事に巡り合えるチャンスはあるので、派遣会社を利用して求人を探してみてください。 

派遣の職種別平均時給ランキングを紹介 

職種によっても、平均時給にバラつきがあります。この章でも「はたらこねっと」の関東エリア平均時給を基に平均時給が比較的高い職種を3つ紹介します。  

IT・エンジニア系 

IT・エンジニア系は、主にコンピュータの本体開発やシステムに携わる業務を指します。なかでも「ネットワークエンジニア」(未経験者向けの平均時給2,343円、経験者向けの平均時給2,402円)、「SE・プログラマ(オープン系)」(未経験者向けの平均時給2,299円、経験者向けの平均時給2,389円)と高単価です。 

WEB・クリエイター系 

WEBクリエイター系とはデザイン、ホームページの編集、映像、記事制作に関わる業務を主に指します。なかでも「WEBディレクター」(未経験者向けの平均時給2,058円、経験者向けの平均時給2,056円)、「WEBデザイナー」(未経験者向けの平均時給2,031円、経験者向けの平均時給2,040円)は比較的高額です。  

通訳・翻訳 

通訳・翻訳も平均時給が高く、未経験者向けの平均時給は2,019円、経験者向けの平均時給は2,005円となっています。外国語が得意な方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。 

アルバイトの時給よりも派遣の時給が高い理由とは?

派遣の他にアルバイトという業務形態もあります。しかし、多くの企業ではアルバイトよりも派遣の方が時給は高いです。なぜ、アルバイトよりも派遣の時給が高いのか理由を見てみましょう。 

業務内容が違う 

アルバイトと比べ、派遣の業務内容は専門的知識を要するケースが多いです。つまり、アルバイトの求人と比べ、派遣の求人で求められるスキルの方が高度になりがちということです。派遣の求人では即戦力を求められるケースが多いため、職種によっては未経験者採用をほとんど行っていないケースもあります。結果、アルバイトよりも派遣社員として働いた方が時給は高くなりやすいのです。 

人材を探すときの費用が少なくて済む 

アルバイトの場合は、自社で募集をかけたり面接をしたりする必要があるため人事面のコストは比較的高いです。しかし、派遣社員の場合は人材を探すコストが安く済みます。さらに、派遣社員であれば給与・社会保険料の支払いなどの事務処理も派遣会社で行われるため、アルバイトと比べランニングコストも発生しません。それらも、アルバイトより派遣の時給が高い理由だといっても良いでしょう。 

派遣の額面総額と手取り額は違う

派遣会社に記載されている時給の金額が、丸々手元に入ってくるわけではありません。ここでは、派遣の額面総額から何が控除されるか紹介します。  

雇用保険 

雇用保険を支払うと、退職して仕事が見つからない場合に「失業給付制度」「就職促進給付」などの制度を利用できます(制度を利用するための条件は細かく設定されているので注意してください)。従業員支払い分の雇用保険料は、下記の公式で計算されます。 

税引前給与×1000分の3(農林水産・清酒製造、建設事業の場合は1000分の4) 

健康保険料 

健康保険料を支払うと、医療費・処方費が3割負担で済むだけではなく、高額療養費制度の利用もできます(適用対象外の場合アリ)。なお、保険料率は自治体・健康保険組合によって異なるので注意しましょう。健康保険料の従業員負担分計算式は下記の通りです。 

標準報酬月額×保険料率÷2(40歳以上の方は介護保険料の支払い義務もあります)  

厚生年金保険料 

厚生年金保険料は、老後に年金を受け取るために支払う税金です。国民年金保険料の場合は収入に関係なく支払額は統一されていますが、厚生年金保険料は給料が高くなるほど支払額は増えます(年金の支給額も増えます)。厚生年金保険料の従業員負担分計算式は下記の通りです。 

標準報酬月額×18.3%÷2 

所得税 

毎月、給与支給時に控除されますが、あくまで「仮」の税額です。正式な税額は毎年12月末に再計算されます(所得控除は、この段階で加味されます)。1年間で支払った所得税額が正式な税額より多い人は余計に支払った分のお金が返ってきます。しかし、逆に1年間で支払った所得税額が正式な税額より少ない人は追加で支払わなければなりません。また収入額が高くても、所得額が低ければ税額も下がるので覚えておきましょう。 

住民税 

住民税も所得に応じて発生する税金ですが、前年度の所得を基に計算されています。前年度の所得が少なかった人は、その年の住民税は安いです。しかし、前年度の所得が多かった人は、その年の住民税は高くなるので気を付けてください。
住民税の場合も所得税と同様に、収入額が高くても所得額が低ければ税額は下がります。ただし、自治体によっては住民税の金額が割高になっているケースもある(例.自治体独自の税項目を追加しているなど)ので気を付けましょう。 

派遣の時給アップは可能?それとも不可能? 

最後に、派遣契約期間中に時給アップできるか紹介します。とくに、現在の時給が安いと感じている派遣社員の人は必見です!  

時給アップする可能性はある 

派遣会社の営業担当者へ相談すると、時給アップすることはあります。ただし、理由がない状況で時給アップをしてほしいといっても、応じてもらうのは難しいです。逆にいうと、明確な理由があれば時給を上げてもらえる可能性は高まります。理由の具体例は下記の通りです。 

  • 自身と同じ業務をしている派遣社員の時給が〇〇円高いから時給を上げてほしい 
  • 派遣社員として働きだした頃と比べて、業務量が〇倍程度増えたから時給を××円上げてほしい 

 

上記のように明確な理由を派遣会社の営業担当者へ伝えると、派遣会社・勤務先企業ともに親身になってくれる可能性が高いです。 

時給アップが難しいケースとは 

時給アップが難しいケースもあります。主な理由は下記の通りです。 

  • 勤務態度が悪い 
  • 仕事のスキルが乏しい 
  • 勤務先企業の財政状況が厳しい 

 

勤務先企業からネガティブな印象を持たれている場合は、時給をアップしてもらうのは難しいです。ただ、現在は時給アップしてもらえなくても、定期的に派遣会社の営業担当者に時給アップの交渉をすると、どこかのタイミングで時給アップされるかもしれません。ただし、しつこく時給アップを要求すると派遣会社からの印象が悪くなることもあるので気を付けましょう。 

派遣先企業・派遣会社によって時給は異なる 

時給は派遣先企業だけではなく派遣会社によっても異なります。未経験者向けの業務内容でも、時給が高めに設定されている場合もあります。ぜひ、派遣会社に相談して高単価の求人を探してみてはいかがでしょうか? 

※本記事の内容は2018年7月現在の情報です。 

参考サイト: