SIerが転職を検討する際、失敗しないためには自己分析や書類作成、面接対策など多くの準備が必要です。 そんな時に頼りになるのが転職エージェント。
しかし、SIerの転職をサポートしている転職エージェントは多く、どのように選べば良いか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、SIerにおすすめの転職エージェントを厳選してご紹介します。また、転職エージェントの選び方や活用方法、SIerが転職を成功させるポイントなどもあわせて解説するのでぜひ最後までご覧ください。
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SIerにおすすめの転職エージェント5選
まずは、SIerにおすすめの転職エージェントを5つご紹介します。ぜひ自分に合った転職エージェントを見つけてみてください。
ウィルオブテック|面談満足度90%!徹底されたヒアリング力が強み
ウィルオブテックは株式会社ウィルオブ・ワークが運営している転職エージェントです。元エンジニアやIT業界出身のキャリアアドバイザーが多く在籍しています。
2024年1月時点で面談満足度は90%と高水準のサービスを受けられます。一人ひとりにあわせた丁寧なヒアリングとIT業界・職種への理解度が強みです。機械的なスキルマッチではなく、現職の不満や悩みを聞いてもらいたい方や納得のいくまで転職活動を進めたい方におすすめです。
また、ウィルオブテックでは一度に求人を大量送付することは一切ありません。優良企業の求人のみを紹介してくれるため、入社後のミスマッチを防げるでしょう。在職中で忙しく、多くの求人に目を通す余裕がない方にもうってつけです。
レバテックキャリア|クリエイター向けの求人も多数保有
https://willof.jp/techcareer/lp/column03/?utm_source=willoftech&utm_medium=column&utm_campaign=106
レバテックキャリアはレバテック株式会社が運営している転職エージェントです。レバテックでは多くの転職支援サービスを運営していますが、その中でもレバテックキャリアは中途採用の転職サポートに力を入れています。
エンジニア以外にもクリエイター向けの求人が多数あり、2024年8月時点で求人掲載数は2万件以上にものぼります。転職市場にどのような求人があるのかまずは確認してみたい方に向いています。
なお、フリーランスとして業務委託の案件を探しているなら、同系列のサービスである「レバテックフリーランス」を活用してみてください。
ギークリー|ゲーム業界の転職を視野に入れているなら
ギークリーは株式会社Geeklyが運営しているIT転職エージェントです。エンジニア部門のほかに、クリエイター部門やIT営業・マーケ部門、ゲーム部門などがあります。「IT業界に興味はあるけど、どの職種に進めばいいかわからない…」と考えている方におすすめです。
特に、ゲーム業界の求人を提案してくれる転職エージェントは珍しいといえるでしょう。少しでもゲーム業界に興味がある方にもギークリーはうってつけです。
ビズリーチ|年収1000万円以上の求人が3割を占める
ビズリーチは株式会社ビズリーチが運営するハイクラス向けの転職エージェントです。ダイレクトリクルーティングの先駆け的存在としても知名度が高く、レジュメを登録しておくだけでヘッドハンターや企業の採用担当者からスカウトが届きます。
ハイクラス向けの転職エージェントということもあり、年収1,000万円以上の求人が全体の3割以上を占めています。今回の転職で年収アップを目標にしている方におすすめです。なお、ビズリーチの利用には審査が必要な場合があるため、注意しましょう。
マイナビIT AGENT|年収診断で自分の市場価値がわかる
マイナビIT AGENTは株式会社マイナビが運営している転職エージェントです。同系列のマイナビエージェントは全業界・全職種を対象としていますが、マイナビITエージェントはIT・Webエンジニアの転職支援に特化しています。
マイナビIT AGENTの特徴のひとつに、市場価値をはかるためのヒントとなる「年収±診断」があげられます。自身の現在地を把握して年収アップを目指したいなら、ぜひ「年収±診断」を受けてみるとよいでしょう。
SIerが転職エージェントを使うメリット
続いて、転職エージェントを利用する主なメリットを4つご紹介します。
特に、今まで転職エージェントを利用したことがない方は必見です。
キャリアカウンセリングを受けられる
エンジニアは需要が上がり続けている職種ではあるものの、エンジニアを積極的に採用する企業は優秀な人材を採用する傾向があるので、転職活動が難しくなっています。
そのため、転職エージェントのキャリアアドバイザーからカウンセリングを受け、自分の働き方や強みなどを理解することが重要です。
将来的にどのような仕事をしたいかも整理することができるので、転職活動に大いに役立ちます。とくに、キャリアアップを目指して転職をする方はキャリアカウンセリングを受けつつ転職活動を進めることがおすすめです。
非公開の求人情報を紹介してもらえる
転職サイトに掲載されている多くの求人情報から自分に合うものを探して応募していくのは大変ですが、転職エージェントを活用すれば希望した条件に見合う求人を見繕って紹介してもらえます。
また、サイトに掲載されている求人情報はだれでも見られる情報なので、応募上限に達したり採用が決まったりすると終了してしまいます。言い換えれば、転職サイトを見て転職活動をするのはほかの求職者との争奪戦です。
じっくり自分に合う求人を見つけたい方は、転職エージェントに登録した人しか見られない非公開の求人から探したり、転職エージェントから紹介された求人を確認してみたりする方法をおすすめします。
非公開求人のなかには公開するとすぐに埋まってしまう好条件のものや、大手・人気企業のものもあるので、様々な求人から検討するうえでも転職エージェントに登録しておくのはメリットと言えます。
書類添削や面接などのサポートを受けられる
転職活動で不安な要素は人によって変わりますが、よく聞かれるお悩みとして、書類の作成や面接対策に困るというものがあります。
書類でいえば自己PRや志望動機などは定型文がないため書くことが難しいと感じる方は少なくありませんし、面接では企業ごとに知りたいことや大事にしているものが異なるため、準備するのに時間や労力がかかりがちです。
キャリアアドバイザーは書類の添削も行っているので、書き方や内容に対するアドバイスをしてくれます。また書類だけでなく面接に関してもチェックを入れてくれるので、不安を解消した状態で当日面接に臨むことができますよ。
企業との連絡・交渉を代行してくれる
一人で転職活動をしていると、企業との連絡も自分で行わなくてはなりません。そのため、質問しづらいことや言いづらいことがあって聞きそびれたままになることもあります。
転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーが代行して企業に連絡を取ってくれるので、質問しにくいことでも気兼ねなく相談することが可能です。また給与に不満があれば給与アップの交渉もしてくれることもあるため、より自分が働きやすい環境に転職できる可能性が高まります
転職エージェントの選び方・活用のコツ
転職エージェントの利用を決めたとしても、どのエージェントを選べばよいかわからない方も多いでしょう。
そのような方のために、転職エージェントの選び方や活用のためのポイントを解説します。
複数の転職エージェントを組み合わせて使う
転職エージェントと聞くと、どこか特定の1社に絞って利用するイメージを持っている方もいるかもしれませんが、1社に絞らなければならないというルールはありません。
むしろ複数社に登録して、どのエージェントの担当者が自分にマッチするかを吟味したほうが良いでしょう。
もし、複数の転職エージェントを併用する場合は事前にキャリアアドバイザーへ伝えてみてください。他社で内定が決まった場合もスムーズに伝えられますし、他社での条件を伝えることで企業との交渉を手厚くしてくれる場合もあります。
サポートの内容を確認する
転職エージェントはそれぞれ独自のサービスやサポート内容で、転職希望者を集めています。各エージェントがどのようなサービス内容を展開しているのかを確認し、自分に合ったサポートが受けられるエージェントを選択しましょう。
特にこれまで転職経験のない方であれば、書類の添削指導が手厚いことや、面接指導が丁寧に行われることだけでなく、面接を受けた会社の心証がどうだったかというフィードバックをもらえるかも気にしましょう。
希望条件をしっかり伝え、主導権は自分が持つ
転職エージェントは多くの求人からマッチングした企業を紹介してくれますが、希望する条件が決まっていなかったり揺らいでしまうと、マッチングの質が悪くなってしまいます。年収や希望する働きかたなど、譲れない条件を2~3個明確にして伝えましょう。
条件や価値観などが固まっていない場合は自己分析をしてみましょう。転職エージェントによっては自己分析のサポートをしてくれる場合もあります。
また、キャリアアドバイザーは転職のプロですが、すべてのアドバイスが正しいとは限りません。紹介される求人が希望からズレてきた場合や、転職を急かされていると感じる場合は、流されることなくしっかり伝えましょう。
SIerが転職を考えてしまう主な理由
そもそも、SIerが転職を考えてしまう理由はどのようなものが多いのでしょうか。
SIerはIT技術職の企業という性質上、給与面での待遇がよい場合も多いですが、それでも転職を考える人は意外と少なくありません。 主な転職理由をチェックしていきましょう。
下流工程の業務負担が大きい
SIerに勤めていると、「下流工程にあたる業務が多くてつらい」という現場の意見をよく耳にします。
主に開発段階にあるシステムのテストや保守などを担当するSIerは、タスク量が多いうえに基本的に単調作業になることも多いのが特徴です。
そのためクライアントとのやり取りや設計などの上流工程と比べてやりがいを見いだしにくく、さらに負担も大きいという理由から、転職を考えるエンジニアが少なくありません。
給与に不満がある
給与面での待遇に不満があるという理由で、SIerからの転職を検討するパターンも数多くあります。
SEをはじめとした専門職は比較的高水準の収入になることが多いですが、それはあくまで傾向なので、実際のところの待遇は企業の規模によります。
特に中小クラスのSIerでは業務の量や責任に対して給与が低いことも多く、大手ほどの待遇は望めない場合もあります。
そもそも、SIerを志望して就職した人の多くは、やはり給与面での待遇の良さに期待しています。だからこそ給与額に納得できないことは、転職を考える大きな要因になりやすいのです。
より上流の工程に携わりたい
SIerに就職したとしても、残念ながら誰もが上流工程にかかわれるというわけではないのが実情です。これは本人のスキルだけでなく、会社の特徴も関係してきます。
SIerと一口に言っても、会社の規模や知名度、得意分野などはそれぞれ異なります。クライアント企業の事業戦略にかかわって大きな案件を担当する大手企業もあれば、より下請けの下流工程をメインでこなしていく中小企業もあります。
このため「三次請けなど下流工程ばかりで納得できない」という理由から、上流工程にかかわれる仕事を目指し、より大手のSIerを志望して転職するエンジニアも珍しくありません。
希望のキャリアパスが実現できない
特に中小のSIerに勤めているエンジニアを悩ませるのが、自分自身のキャリアパスの考え方です。
大手であれば、実現したいキャリアパスを持って業務に従事できるチャンスが生まれます。かかわるプロジェクトも大型で、キャリアを積みやすいものが多いからです。
しかし中小のSIerの場合は、小規模の案件をこなすことが多いという性質上、思い描いていたキャリアパスを実現しづらくなってしまいます。このため今後のキャリアをより明らかに描いているエンジニアは、積極的に転職を考えるようになるのです。
新しい技術に挑戦できない
IT業界のトレンドや最新技術などは日々変化し、それに合わせて動いていくことが理想的なかたちとなります。しかしながら、特に中小のSIerでは設備投資の予算に限界もあるため、「最新の技術に触れられる機会が少ない」ことが難点です。
したがってテクニカルスキルを磨き、知識をつけていくことにより意欲的なエンジニアは、中小クラスのSIerでは満足できないこと多いのです。
SIerが転職を成功させるポイント
SIerで転職をするなら転職エージェントの利用がおすすめと伝えましたが、キャリアアドバイザーに任せきりでは転職成功の確率は上げられません。
ここからは、より転職を成功に近づけられるポイントを紹介するので、待つだけでなく積極的に転職活動を行えるようにしましょう。
自己分析を行う
自分に合う求人を探すためには、ある程度条件を絞ることが大切です。以下の内容を参考に自己分析を行い、キャリアアドバイザーに伝えてましょう。
- 転職の目的と現状の課題
- やりたい仕事や得意なこと
- 苦手な仕事やできない仕事
- 保有している資格
- 現状のスキルと身に付けたいスキル
- 将来目指している働き方
- 通勤が可能な範囲の設定
- 給与や待遇面の希望 など
また、自分ではわからない場合はキャリアアドバイザーに相談しましょう。転職エージェントによっては自己分析を手伝ってくれたり、経験・スキルをどうアピールするかのサポートをしてくれます。
転職先の情報を集める
転職エージェントによっては、転職先の職場環境や退職率など詳しい情報を教えてもらえます。求人情報だけでは見えない情報を聞くことができるので、より自分に合う職場を見つけることも可能です。
また、複数の転職先の情報を比較することで、相場や特色も見えてきます。自分がどこまで希望を通せるかの目安にもなるので、キャリアアドバイザーとともに情報を集めていきましょう。
あわせて、転職先の職場だけでなくエンジニア業界についても情報を集めることをおすすめします。
エンジニアにおすすめの転職先について
「SE(システムエンジニア)の転職先でおすすめは?年代別の難易度も解説!」
エンジニアの年収について
「エンジニアの年収を職種・年齢別で紹介! 年収を上げる方法とは?」
自分の働き方を見直す
転職を決意したとき、自分の働き方で反省点や気にする点、これまでの傾向などを見直しておくことをおすすめします。そのうえで、やりたいことと希望する転職先の働き方がマッチしているかを考えましょう。
「自社サービスのエンジニアに転職したところ、スキルアップを目指していたのに技術力はあまり求められていなかった」などということもあり得ますので、目指したい働き方のために必要な経験ができる職場をキャリアアドバイザーと一緒に探していくと良いでしょう。
スキルを身につける
転職を考えている人のなかには、自分のスキルをきちんと理解していないことがあります。実際、同じ企業に長く働いていると自分のスキルが客観視できなくなってしまいがちです。
中途採用の場合は新卒採用とは違い、即戦力となる人材であることが重要です。「自分の能力」や「自分のスキルがどう会社に貢献することができるのか」をきちんとアピールすることが大切です。
転職を希望する職種のスキルがない場合、スキルをつけてからの転職もおすすめです。プライベートでも学び開発してみる、プログラミングスクールに通うなど、スキルアップを目指しましょう。
キャリアアドバイザーには正直に相談
転職エージェントを活用するのであれば、キャリアアドバイザーに正直に話すことが重要です。それは希望条件についてや他の転職エージェントを使っていることだけでなく、わからないことや苦手なこと、転職や働き方で不安なことなども正直に話すようにしてください。
キャリアアドバイザーは、聞いた希望条件や不安要素などを踏まえて求人を紹介します。そのため、正直に話してもらえないと探した求人が希望に沿わない可能性が高まってしまうのです。
もし、より良い条件の仕事をしたいからと自分にはないスキルや経験をあると答えてしまうと、就職が決定しても働き始めてから仕事についていけなくて苦労をしてしまいます。せっかく転職したのに、ミスマッチを起こして短期離職をしては意味がないので、ありのままの自分を伝えていきましょう。
SIerから転職しやすい?オススメ転職先とそれぞれのメリット
では、SIerから転職するにはどういった業種や企業が選択肢として挙げられるのでしょうか。
同じ業界も含めて、転職を考える際にはあらゆる可能性を考えて視野を広げておきたいところです。おすすめの転職先とそれぞれの特徴、メリットについて、事前によくチェックしておきましょう。
大手SIerから中小SIer
まず注目しておきたいのは、同じ業界内での転職です。これまでに築いてきたキャリアや身につけてきた知識を活かして転職活動しやすく、そうした経験を実績としてアピールしやすいことがポイントです。
特に大手から中小SIerへの転職は、テクニカル・マネージメント両方の面において重宝される傾向にあります。うまくいけば中小の管理職に就くことで、年収を上げられることもあるでしょう。
ただ、それでも中小の場合は大手と比べて規模が小さいため、傾向として年収は下がってしまう場合が多いです。有利かつスムーズに転職することを優先するか、それとも年収キープもしくはアップを優先するかの判断になるでしょう。
中小SIerから大手SIer
同じ業界で転職を目指す場合は、せっかくならより大手を目指しておきたいところです。中堅SIerから大手に転職できれば、要件定義のフェーズからプロジェクトにかかわれる可能性があり、エンジニアとしてのやりがいを感じられることも多くなるでしょう。
もともと描いていたキャリアパスが明確にある人は、大手にこそキャリアパスを実現するためのチャンスがたくさんあると言えます。当然、年収アップにつながる可能性も出てきます。
ただ、テストやコーディングなどの業務はより下請け専門のSIerへ回るため、コーディングに触れる機会は少なくなる傾向にあると言ってよいでしょう。
そのため自分でコーディングすることで、システムを作っているという実感がほしいというタイプの人には、性質的に大手は向かない可能性があります。
Web系企業への転職
エンジニアとしてのテクニカルスキルやコミュニケーションスキルなどを持っている優れた人材は、Web系の業種においても需要が高いと考えられます。Webエンジニア、Webデザイナーなどの仕事が主に該当します。
エンジニアとして培ってきたキャリアを存分にアピールすれば、スムーズに転職できる可能性は十分に高まるでしょう。ただ、残念ながら年収は下がるケースが多い傾向にあるため注意は必要です。
コンサルティングファームへの転職
IT系のコンサルに強いコンサルティングファームへ転職するのも魅力的な選択肢として挙げられます。
DXが進む現代においてITコンサルタントの需要は非常に高く、「業務をデジタル化したいが何をどうすればよいのかわからない」という企業からはたくさんの依頼があると考えられます。
ITコンサルでは、新システムを導入するなどして、ITの観点からあらゆる経営課題を解決に導いていきます。このためエンジニアとして培ってきた技術力や提案力は、重宝されやすいと言えます。
コンサルティングファームの給与面の待遇は平均よりもかなり高水準です。転職は一筋縄ではいかないことも多いですが、その分年収アップには期待できるでしょう。
SESへの転職
積極的に検討したい転職先としてはSESもあります。SESではIT人材が不足している企業から依頼を受けて常駐し、開発や運用、保守などの業務に携わることができます。
SESではあらゆる企業に出向いて仕事をする機会があるため、人脈形成のチャンスでもあります。ゆくゆくは独立を考えているなら、培ってきた人脈を今後に活かすことも可能です。
ただ、同じエンジニアでもSIerと比べると年収は低い傾向にあり、ときには業務負担の多さに対して給与が見合っていないと感じられることもあるため、転職先に選ぶべきかどうかは慎重に判断する必要があります。
こちらの「SESからのおすすめ転職先は? 内定獲得のポイントも解説!」でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
一般企業の情報システム部への転職
SIerやSESではなく、そのほかの一般企業のシステム部への転職にも大きなメリットがあります。培ってきた技術力や提案力もアピール材料として役立つため、30代以降でも転職はしやすいと言えます。
要件定義などの上流工程に携わってきた場合、転職先のシステム部の中核として経験・能力を期待される可能性があります。年収がアップするかどうかは企業・業界の規模や役職次第です。
しかしこれまでに触れてこなかった業界に飛び込むことで、「ビジネスマンとしての経験値が総合的に上がる」という点は、将来を見据えれば大きな魅力として考えられます。
こちらの「社内SEへの転職は難しい? 失敗しないポイントと求められるスキル」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
SIer転職に求められるスキル
エンジニアとして働くのに必須の資格はありませんが、ある程度スキルや知識が備わっている方が採用される可能性は高まります。
IT技術は発展し続けているため、専門的な知識を学び続けることは重要ですが、長く働くためには基礎的なスキルも必要といえます。
ここでは、資格ではなく実際にSIerでおすすめのスキルを解説していきます。すぐにでも学び始めることができるので、ぜひ参考にしてください。
プログラミングスキル
転職先として希望する職種によっては、直接プログラミングを行う機会はないかもしれません。
しかし、SIerとして業務を進めるうえでプログラミングの知識は必要です。そのため、最低限の知識は身に着けておきましょう。
コミュニケーション能力
システム開発に携わる社員に設計内容の説明をしたり、多くのIT系専門職がいて連携が必要な職場の場合、相手に伝えるコミュニケーション能力は必要です。
それだけでなく、クライアントの要望をくみ取るヒアリング能力もあると、大規模なプロジェクトに携われるチャンスが生まれます。
周囲の関係者とエンジニアの間で認識の違いが起こったり、その後の工程でトラブルにならないよう、コミュニケーション能力があると安心して働けますよ。
論理的思考
どのような会社・職種に転職する場合でも、システムに触れる以上、仕組みを理解して組み立てられる思考力がなくてはうまく設計・開発することができません。
また、技術面だけでなく、クライアントや他のIT専門職に説明をするときも順序だてて説明できると、伝えたいことが伝わりやすくなります。つまり論理的思考を持つことにより、設計時点での見落としやミスを軽減でき、余計な工数がかかる心配がなくなります。
まとめ
SIerには会社の規模によってさまざまな課題があるため、それによって転職すべきか悩む人も少なくありません。そのため転職するかどうか迷ったときは、転職理由や転職先の選択肢について、まずはしっかりと理解を深めていきましょう。
一人で転職活動をするのが大変であれば、転職エージェントの選び方や活用のコツを参考に、キャリアアドバイザーへ相談してみてください。
また、あわせて解説をした転職を成功させるポイントは、転職エージェントを使わなくてもできることなので、転職前に確認をしておくと良いでしょう。
ウィルオブテックでは4人に3人が年収アップに成功しています。SIer経験を活かして年収アップを目指すなら、転職サポートの進行満足度90.7%を誇るウィルオブテックにおまかせください!
無料のキャリア相談を予約するよくある質問
SIerが転職する際の注意点は何がありますか?
SIerに限りませんが、不満を感じた際にすぐに転職を決意するのではなく、まずは現職のまま不満を解決する方法がないかを考えましょう。
そのうえでどうしても現状が変わらず、不満も解消されない場合は転職エージェントの活用を検討してみてください。
SIerに将来性がないと聞きましたが本当ですか?
将来性に課題のあるSIerが存在することは確かですが、SIerがなくなることはないと言えます。
官公庁や金融システムなどの大型案件は定期的に発注されますし、DX(デジタルトランスフォーメーション)需要に企業が対応するためにはノウハウ・経験があるSIerが頼りにされます。またSIerの課題である多重下請けや長時間労働によるエンジニア離れなども、法改正により是正が進んでいるため、SIerは今後も存続するとされています。
SIerが年収を上げるにはどうしたら良いですか?
転職以外の方法では、クラウドソーシングなどを使い副業を行ったり、基本情報技術者試験などのエンジニアの技術や知識の証明になる資格を取得することで収入やスキルアップが見込めます。
また、成果報酬型であるフリーランスとして活動し成果を挙げることで、実力に見合った報酬を受け取ることも一つの方法です。
SIerとして働くメリットはありますか?
業界や規模によっても変わりますが、安定して仕事がある場合が多く、プロジェクトごとに異なる知識やスキルが身に付けられるというメリットがあります。
また、エンジニアという職種は収入が高い傾向がありますが、メーカー系・ユーザー系のSIerは大手企業が母体であることが多いため、更に年収や福利厚生の面で好待遇が期待できます。