知っておくと失敗を9割回避!新社会人や派遣社員の服装マナーを紹介

新社会人の中には、仕事では思いっきり活躍したい方や、とにかく平穏な日々を送りたい方がいるでしょう。

そんな新入社員にとって、新しい活躍の場となる会社ですが、誰もが不安になり、悩むのが服装などのマナーです。

「最初から服装やマナーで失敗するのはイヤだなあ」
「かといってリクルートスーツで出社するのはちょっと……」
「仕事用のシャツや小物が欲しいけど、どんな物を買ったら良いんだろう」

このようなことでお悩みではないでしょうか。

実際、服装やマナーの「これは許される・許されない」といった境界線はあいまいで、社会人マナー以外にも、組織ごとに暗黙の了解があったりします。

この記事では、男女別の服装マナーやNG例などを解説していくので、服装での失敗を回避するためにもぜひご覧ください。

また、新しい職場で働く面では派遣社員にも同じことが言えるので、新社会人だけでなく派遣社員として働いている方の参考にもなりますよ。

派遣会社であれば服装などの不安を相談できます!
新社会人も派遣社員も、新しい職場で働くとなったら服装や身だしなみは重要です。しかし、実際に何が適しているかがわからず自信が持てない方は少なくありません。

ウィルオブでは、仕事探し以外の身だしなみや服装のマナー、社会人としての基本などもサポートしています。悩まれている方はぜひ一度ご相談ください。 >>相談・登録はこちら

【男性編】新入社員・派遣社員の服装マナー

新入社員や派遣社員の服装選びは、会社のルールやマナーのマニュアル本に書いてあるとおりにしようとしても、なかなか上手くいかないものです。

それは、多くの方が「ルールや空気感に合わせて浮かないようにしたいけど、ダサい格好はイヤだ!」と思うからです。

近年では服装自由で勤務できる会社も増えてきましたが、依然として男性はスーツ勤務の会社が多くあります。

面接に行った会社や、通勤時間帯に乗る電車の中では、スーツをオシャレにビシッと着こなしたビジネスマンを見かけることがあるでしょう。

そんなかっこいい大人を見ると、「自分もあんなふうに、オシャレにスーツを着こなしたいな……」と思ってしまうものです。

また、スーツを着こなせる自信がないからビジネスカジュアルで勤務しようと思ったとしても、服装はどこまで許されるのか分からず困っている方は多くいます。

まずは、新社会人として好感を持たれる服装マナーと、オシャレに着こなしていくコツを紹介していきます。

とにかくフレッシュ感と清潔感が大事!


新社会人の服装で特に気をつけたいポイントは、とにかく若々しいフレッシュ感清潔感を意識することです。

とくに、派遣社員は清潔感を大切にすることをおすすめします。

この2つが非常に重要で、いくら無難にリクルートスーツで出社してもポイントを押さえていないと先輩社員や上司、お客様に不快感を与えてしまいます。

どうすればフレッシュ感と清潔感を出せるか、注意すべきポイントを説明します。

スーツ・ビジネスカジュアル共通のポイント

髪型・過度なパーマやツーブロックは控える
・耳周りやえり足が短いと爽やか
・寝グセはNG
・整髪料でほどよく整える
・ふけが肩に落ちないように
・ひげは毎日剃る
・鼻毛や眉毛は適度に整える
・乾燥肌や肌荒れはこまめにケア
身体・爪は定期的に整える
・耳の後ろや首元を清潔に
・足の臭いが気になるならケア
持ち物・名刺入れは忘れない
・シワのないハンカチやポケットティッシュを携帯
・リップクリームはあると便利

社会人でもパーマやツーブロックといったおしゃれな髪型の方は多くいらっしゃいますが、新入社員としてはフレッシュ感が足りないと受け取られてしまう可能性があります。

逆に、髪型にまったく無頓着なスタイルだと、だらしない・清潔感がないと思われてしまうこともあるので、周りにどうみられるかも確認しましょう。

髪型は、耳周りやえり足を短めに、手で触れてもベタベタしない程度に整髪料で軽く整えるくらいがおすすめです。

学生のうちは意外と周りに注意されないのが首元ですが、仕事の場ではパソコンの操作やお客様とのやり取りでとくに指先が目立ちます。

その際、爪が伸びていたり爪の間が汚れていたりすると、それだけで好感度は下がってしまうのです。

爪は定期的に、できれば週1回程度に爪の白い部分が少し見える状態までカットしましょう。

ここまで、スーツ・ビジネスカジュアル共通のポイントをお伝えしましたが、スーツの場合はどのような点に注意すればフレッシュ感や清潔感を与えることができるのでしょうか。

さらに、各部位のポイントについてを紹介していきます。

スーツの場合

スーツ・リクルートスーツでなくてもOK
・サイズはゆったりよりもジャストなものを選ぶ
・チャコールグレーや紺などの無地が無難
・シングルスーツの2ボタンタイプがおすすめ
・ズボンはセンタープレスがあるもの
シャツ・レギュラーカラーかワイドカラー
・シワがないシャツを着用
・襟元や袖口は汚れやすいので注意
・白か薄い水色などがおすすめ
ネクタイ・紺や赤で落ち着いた色味
・柄は無地だけでなくストライプやレジメンタルもおすすめ
・ネクタイピンがあると便利
・装飾のない黒の紐革靴がおすすめ
・汚れがないかチェック
・かかとが潰れないようにする
小物・靴とベルトは色を揃えるとGOOD
・腕時計は時間が見やすく服装に馴染むものを選ぶ
・シャツの下にはインナーを着用する

就活のときに使ったリクルートスーツを着るのが無難です。

リクルートスーツでなくても大丈夫ですが、いきなり派手なスーツを着てしまうと浮いてしまうのでおすすめしません。

控えめながらも垢抜けた雰囲気で着こなすことができる、チャコールグレーや紺のスーツをおすすめします。

シャツは、ネクタイの色に合ったワイドカラーかレギュラーカラー、アイロンがけ不要のタイプが便利です。

新社会人や派遣社員であれば、消耗品でもあるシャツは奮発して高価なシャツを買わないようにするのがポイントです。

もちろん、余裕がある場合は話が別なので金銭面を検討しつつ購入してください。

社会人のシャツは、しっかり洗濯していても首元や袖口が黒ずんでしまいますし、4月に入社の方の場合、3ヶ月もすればクールビズ期間に入ってしまうのです。

季節の変わり目やクールビズなどによって新たなシャツを購入する機会が多いので、そのつもりでシャツを選ぶといいでしょう。

このクールビズ期間は、ボタンダウンカラーのシャツが重宝します。

ボタンダウンは首元がだらしなく見えないので、ワイシャツ1枚でもビシっと着こなすことができるからです。

また、9月にはクールビズが終了するので、春をリクルートスーツで無難に過ごした方は、クールビズ終了のタイミングに合わせて自分好みのスーツを購入するのもおすすめですよ。

ビジネスカジュアルの場合

トップス・はじめは襟つきのシャツなど着用
・鮮やかな色の服は避ける
・無地やパターン柄でまとめる
ボトムス・基本はスラックスやチノパン
・靴下が見えないくらいの長さが基本
・くるぶしくらいの長さでもOKな場合がある
・カジュアルさならローファーがおすすめ
・スニーカーならスーツと合うものを選ぶ

私服のような自由な服装での通勤が認められている会社であっても、いきなり個性的な服装で出社するのはリスクが高いです。

先輩社員や上司の服装がラフだとしても、新入社員としてはビジネスカジュアルな服装が好まれます。

慣れてきて服装をカジュアルにする場合もいきなりカジュアルにするのではなく、様子を見ながら変えましょう。

たとえば、ジャケットの下をシャツからロンTに変えてみたり、チノパンをくるぶしくらいのパンツにするなど、少しずつカジュアルにしていくのがベターです。

【女性編】新入社員・派遣社員の服装マナー


新社会人や派遣社員でも、仕事の服装であってもおしゃれを楽しみたい方が多くます。

実際、女性の場合は男性よりも服装の自由度が高い会社が多く存在します。

そして、新人っぽさ全開の地味な服装より、スマートな大人の女性であるように感じられる服装の方が、先輩社員やお客様からも好感を持たれやすい傾向があるのです。

やろうと思っても、おしゃれというのが難しくて、どこまでおしゃれをしていいか悩まれていませんか?

その結果、地味すぎる服を買っても結局1度しか着ることがなくタンスの肥やしになってしまう、といった失敗をしてしまいます。

そんな仕事の服装の悩みを抱える方に、女性の新入社員の服装マナーや後悔しないアイテム選びの方法を紹介していきます。

就活生っぽさをなくして品のある社会人に!

女性新入社員の服装マナーのポイントは、優しい色づかい品の良さです。

新人らしい若々しさやフレッシュ感を優しい色遣いで、スマートな大人の女性の印象を品の良さで、それぞれ演出することができます。

優しい色遣いと品の良さを合わせ持ったアイテムは、どのように選ぶのが良いのかを解説していきます。

女性新新入社員の服装マナーやおすすめアイテム

トップス・胸元が開きすぎているのはNG
・インナーが透けないよう注意
・黒や紺のジャケットはマスト
・ブラウスは水色・ピンク・レモン色
・カーディガンは1着は欲しい
・着回しが効くツインニットも便利
ボトムス・スカート丈は膝が隠れる丈のもの
・ストッキングや無地タイツを着用
・柄は無地やワンポイント程度に ジーンズは控える
・ネイビーのフレアスカートが便利
・黒のクロップドパンツもおしゃれ
・黒・紺・ベージュのパンプス
・歩いてヒールがカツカツ言わないもの
・スニーカーも鮮やかな色は避ける
・金属など装飾があるものは控える
・営業職は車が運転できる靴を意識
小物・冷房対策にひざ掛けがあると良い
・名刺入れは個性的な色でもOK
・化粧道具は常に持ち歩く
・バッグは高価で派手なものは避ける
・ピアスやネックレスは控えめに
・指輪やネイルは慣れてから
化粧・カラーコンタクトは黒なら可
・口紅は赤色が強いものは控える
・つけまつ毛は我慢
・チークやアイシャドーは抑えめに

水色やピンク、レモンイエローなどのパステルカラーは、可愛らしい新人らしさが感じられます。

大人っぽくて品のある黒やネイビーと合わせることで、新入社員の服装に必要なフレッシュ感大人のスマートさを両立させられるのです。

特にネイビーのフレアスカートは、先輩社員の誰もが持つ超便利アイテムで、ジャケットやダブルニットなど、どのようなトップスにも合わせられます。

どんな服を買うか迷っている場合は、ネイビーのフレアスカートをまずは1着持っておくことをおすすめします。

また、着回しが効く服を選ぶこともポイントです。

社会人の服は、カバンが擦れたり歩き回って汗をかいたりと、意外に消耗が激しいものです。

頻繁に買い換えることを視野に入れると、組み合わせることを前提にして買って服を無駄にしてしまうことがありません。

また、先輩社員の中には華やかなメイクやネイル、アクセサリーを身につけている方もいるでしょう。

そのような場合も、いきなり先輩社員の基準に合わせるのではなく、同期の社員とタイミングを図りながら徐々に華やかさを出していくと、自然に服装を変えていくことができますよ。

新社会人・派遣スタッフのNGな服装

これまで服装選びのポイントを紹介してきましたが、ここからは避けた方が良い服装のポイントを紹介していきます。

もし、良いと思って選んだものがNGな服装に該当しそうな場合は、別のものに変えるか職場の同僚や上司に相談をしてみましょう。

とくに、派遣社員の場合は職場が変わる機会が多いので就業開始前に派遣会社の担当者に確認をしておくと安心ですよ。

【NGな服装例】

・派手なデザインや露出の多い服装
・ラフすぎる服装(ジャージ・サンダルなど)
・香水や整髪料などの強い香り
・ネイルの派手なデザインや色味 など

職場によってはラフでもOKとするところもありますが、来客が多かったりリモートでの対面業務があったりする仕事ではルールが決まっているところがあります。

自分が勤務する職場にどのような服装が適しているかを確認し、周りに馴染めるように心がけてください。

スーツはいつまで着用する?

最初はスーツで出勤をしていたものの、そろそろスーツからカジュアルなものに切り替えたいがタイミングがわからずずっとスーツになってしまうことがあります。

タイミングとしては、まずは初出勤から一週間は職場の雰囲気を見て社員がどのような服装をしているか確認するのがおすすめです。

職場の雰囲気がわかってきたら少しずつカジュアルな服装に切り替えていくことで、自然とスーツからカジュアルな服装への切り替えが完了します。

もし、それでもタイミングが掴めない場合は、同僚や上司に相談すると安心して服装を変えることができます。

派遣社員も同じく様子を見ながらで大丈夫ですが、気になるのであれば派遣会社の担当者に相談するのが無難です。

服装で悩まれる方は多いので「こんなことで相談していいのか」と思わず、思い切って相談することで早期の解決に繋がります。

よくある質問

ここからは、新社会人・派遣社員の服装選びでよく聞かれる質問を紹介していきます。

おしゃれをしたいけどどのくらいまで大丈夫ですか?

職場のルールや雰囲気によって変わるため、明確にどこまでとは言い切れません。

ただ、どのような服装や小物を選ぶにしても、過度なおしゃれはあまり好まれない可能性があります。

しかし、個性を出したい方も少なからずいますので、こちらの「新社会人・派遣スタッフのNGな服装」を参考にどこでおしゃれをするか検討してみてください。

「服装自由」の範疇はどこですか?

結論から言えば、会社によってさまざまです。

しかし、多くの場合はビジネスカジュアルをイメージしているので派手な服装や普段着すぎる服装はあまりおすすめしません。

【男性編】新入社員・派遣社員の服装マナー」「【女性編】新入社員・派遣社員の服装マナー」を参考にどのような服装で出勤するか検討してみてください。

初出勤はスーツを着用した方が良いですか?

基本的にはスーツが無難なので安心して選べます。

しかし、職場によっては制服に着替えるのでスーツじゃなくても大丈夫、といった場合もあります。

自分がスーツで良いか悩まれる方は、初出勤前に新社会人であれば職場の上司に、派遣社員であれば派遣会社の担当者に相談をすることをおすすめします。

まとめ

いかがでしょうか。

新社会人の服装マナーについて話してきましたが、会社によってビジネスカジュアルやスーツなどのルールはさまざまです。

しかし、どのような場合でも若々しいフレッシュさと、当たり前の身だしなみをしっかりと整えるのが新入社員としての服装マナーと言えます。

服装なんかで仕事ややる気を評価されるなんて……と思う方もいるかも知れません。

しかし、これから生きていく社会では、周囲からどのように見られるかを常に考えなくてはいけません。

周囲から良く見られれば、先輩社員や上司も好意的に仕事を教えてくれますし、営業などはお客様からの印象にも直結します。

逆に、周囲から良くない印象を持たれてしまうと、思わぬ場面であなたが損をしてしまう可能性があります。

そして何より、一人の社会人として前向きに頑張ろうという気持ちや学ぶ姿勢が大事です。

そのような気持ちを持って仕事にのぞむことができれば、自然と身だしなみも整うようになります。

いろんな経験を通して、社会人生活を楽しんでいきましょう。

第一印象にもつながるからこそ派遣会社に相談をしてみませんか?
人の目を意識する必要が出てくる社会人だからこそ、身だしなみについて第三者に相談することをおすすめします。

ウィルオブでは、多くの求職者と接してきた担当者からアドバイスをもらえますし、基礎的なマナー研修も行っています。服装で悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。 >>相談・登録はこちら