保育士におすすめの転職エージェント10選！見つけるポイントも解説

保育士として転職するために転職エージェントを検索してみると、数が多くてどこに登録をするか悩んでしまう方は少なくありません。

しかし、転職エージェントは自分に合うところを選ばないと希望する転職から遠のいてしまう恐れがあるので、ポイントを押さえて探すようにしましょう。

この記事では、保育士におすすめの転職エージェント10選の紹介や活用方法、登録から就業までの流れなども解説していきます。

はじめて転職エージェントを探される方や良いところが見つからなかった方などは、この記事を参考にして転職を進めてみてください。

転職エージェントを選ぶ3つのポイント

登録するのであれば、自分に合う転職エージェントを選びたいと思われる方は多くいます。

何を見て判断すれば良いかわからない方は、転職エージェントを探すときに以下3つのポイントを押さえて検討してみてください。

• 希望する職種や地域の求人数
• サポート体制の充実さ
• 転職エージェントや担当者との相性

保育士におすすめの転職エージェント10選

転職エージェントのなかには職種に特化したところがあるので、転職したい仕事が決まっているのであれば特化型の転職エージェントの利用がおすすめです。

ここでは、保育士を目指す方におすすめの転職エージェント10選の比較をしていきます。

ウィルオブ・ワークは、東証プライム市場上場企業のグループ会社で、幅広い雇用形態や職種での転職をサポートしているいわゆる大手企業です。

なかでも「ウィルオブ保育士」は保育業界に特化しているので、保育系の求人が豊富に備わっています。

また、面接で聞きにくい実際の給与額や現場の雰囲気などを事前に得ることができるため、未経験の方でも安心して転職を決められます。

最初から正社員として働くのが不安な方は、派遣社員として仕事を探す方針に切り替えることもできるので、自分に合う働き方を検討することができますよ。

ウィルオブへの相談・登録はこちら

【保育士コンシェル】

職種	保育士・主任保育士、施設長、保育補助、学童指導員、栄養士など
求人数	4,021件　※2024/11/5時点
特徴	・こだわり条件で細かく検索 ・LINE活用で気軽に相談可能 ・スピード対応で高評価
公式サイト	https://job.hoikushiconcier.com/

高待遇の求人を含む非公開求人数が多数ある転職サイトで、こだわり条件から仕事を探すことができます。

また、コンサルタントの対応も満足度が高く対応スピードも速いので、スムーズな転職を目指している方に向いています。

ブランクがあっても挑戦することができるので、気になる方はぜひ活用してみてください。

【保育士ワーカー】

職種	保育士、幼稚園教諭、保育教諭、保育補助、児童指導員など
求人数	22,127件　※2024/11/5点
特徴	・幅広い雇用形態に対応 ・豊富な非公開求人を保有 ・転職後もマイページは利用可能
公式サイト	https://tryt-worker.jp/hoikushi/

医療・福祉業界で人材紹介や派遣サービスなどを行っている大手企業が運営する保育業界に特化した転職エージェントで、さまざまな雇用形態に対応しています。

そのため、自分に合う働き方をキャリアアドバイザーとともに探すことができます。

通常は転職エージェントを経由して求人に応募しますが、トライワーカーダイレクトに登録をすると施設から直接スカウトが届くので施設と直接やり取りすることが可能です。

【ヒトシア保育】

職種	保育士、幼稚園教諭、保育教諭、栄養士、学童指導員など
特徴	・就職・転職フェアに参加可能 ・施設の雰囲気や方針がわかる ・1対1でのカウンセリングがある
公式サイト	https://hitoshia-hoiku.com/

保育業界のなかでも保育士・幼稚園教諭・保育教諭の求人を多く扱っている求人サイトで、幅広い雇用形態への対応が可能です。

保育職にくわしい専任コンサルタントが1対1でカウンセリングをしてくれるので、未経験の方も安心して転職に関する不安や疑問を相談することができます。

ヒトシア保育では全国の主要都市で「就職・転職フェア」を定期的に行っており、直接園の採用担当者と話ができるので直接確認したい方はぜひ参加をしてみてください。

【マイナビ保育士】

職種	保育園、認可保育園、企業内保育所、幼稚園、こども園など
特徴	・保育施設から仕事を探せる ・将来的な働き方も相談可能 ・マイナビグループの関連サイト
公式サイト	https://hoiku.mynavi.jp/

マイナビグループが運営しており、保育職に特化した転職・求人サイトです。

保育園に精通したキャリアアドバイザーが希望条件に沿う求人を紹介してくれるので、転職について相談をしながら進めたい方におすすめです。

また、転職だけでなく退職の交渉や引継ぎなどのサポートも行ってもらえるため、トラブルが起こりにくい退職を目指すことができます。

【ほいく畑】

職種	保育士、幼稚園教諭、栄養士、調理師、調理補助など
特徴	・厚生労働省大臣認可 ・ブランクや子育て中の方にも対応 ・地域に根差したネットワークがある
公式サイト	https://hoikubatake.jp/

厚生労働省大臣認可を受けているサービスなので、はじめて保育業界に挑戦される方も安心して転職の相談ができます。

運営会社の株式会社ニーソネットは福祉に特化した人材サービスを提供していることもあり、長年の実績とネットワークを活かして豊富な求人情報を扱っています。

サイト内では保育士の仕事で役立つコラムが豊富に掲載されているので、わからないことや知りたいことがあればこちらも参考にしてください。

【ミラクス保育】

職種	保育士、幼稚園教諭、看護師、学童保育、ベビーシッターなど
特徴	・首都圏で最大級の求人数 ・福祉・医療の分野に特化した運営会社 ・幅広い雇用形態に対応
公式サイト	https://hoiku.miraxs.co.jp/

福祉や医療業界で人材サービス事業を行っている株式会社ミラクスが運営しているため、保育業界の求人も数多く扱っています。

全国展開はしていますが、おもに北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・九州の7エリアを中心に活躍をしているのでその地域の方におすすめです。

また、求人情報では該当するポイントや担当コンサルタントのコメントも掲載されていて、どのような求人なのかがわかるので応募を決める参考にしてください。

【キララサポート保育】

職種	保育士、栄養士、保育教諭、幼稚園教諭、児童指導員など
特徴	・現場のリアルな情報が聞ける ・幅広い雇用形態に対応 ・LINEでも相談可能
公式サイト	https://kirara-support.jp/hoiku

全国で保育園を運営し、医療・福祉行基に特化した人材サービスを展開している業界特化型の転職サイトです。

施設に訪問をして採用担当者と密に連絡を取っているため、求人情報ではわからない職場のリアルな情報を聞くことができます。

コンサルタントが面接対策や書類添削などのフォローも行ってくれるので、はじめて保育業界に挑戦する方も安心して転職を目指せます。

【保育士バンク！】

職種	保育士、保育補助、幼稚園教諭、児童発達支援管理責任者、園長など
特徴	・保育園以外の施設形態からも探せる ・公式アプリやコミュニティが充実 ・保育士バンク限定の求人情報がある
公式サイト	https://www.hoikushibank.com/

累計40万人以上が利用した信頼と実績を持つ人材サービスの求人サイトで、保育業界に特化しています。

アドバイザーは保育業界を良く知っている方なので、一人ひとりの条件に適した求人を紹介してもらえます。

転職活動に活用できるマイページ機能や、時間を気にせず探せるスマホアプリなども充実しているので、自分でも仕事を探したい方におすすめです。

【レバウェル保育士】

職種	保育士、児童指導員、保育教諭、幼稚園教諭、ベビーシッターなど
特徴	・求人数は業界最大級 ・対応エリアは全国 ・自分のペースで転職活動が可能
公式サイト	https://levwell.jp/brand/childcare/

医療や福祉業界の求人を保有し、扱う職種は50以上と幅広い仕事から自分に合うものを選ぶことが可能です。

職場についても求人情報だけではわからないような運営方針から職場の雰囲気まで知ることができ、良い面だけでなく悪い面も教えてもらえます。

保育の現場についてくわしく調べてから転職を決めたい方や、これからはじめて保育業界に挑戦される方におすすめです。

転職エージェントを上手く活用する5つのコツ

転職エージェントを比較してきましたが、自分に合うところを見つけたのであれば転職を成功に近づけるためにやった方が良いことがあります。

ここでは、転職エージェントを活用するコツを5つ紹介していくので自分の転職で活かせるように心がけておいてください。

複数の転職エージェントを活用する

転職エージェントの登録数に上限はないため、複数の転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。

それぞれが保有する求人を見ることができるので、より多くの求人から仕事を探すことができるメリットがあります。

ただし、多すぎても管理が難しくなってしまうため最初は3社～5社程度、最終的に1～2社に絞るようにするのがおすすめです。

希望条件や目標を明確にする

転職エージェントだけではありませんが、求人情報を見るために希望条件をいくつか設定して検索していきます。

そのため、転職エージェントを利用する際は事前に希望条件をいくつか決めておきましょう。

目安としては絶対に外せない条件を1～3個、あったら嬉しい条件を5個程度あるとアドバイザーの方も希望に合う求人を探しやすくなります。

また、将来の目標を立てておくとどのような働き方が良いかアドバイスをしてもらえるので、まだ目標が立てられていない方は相談をしてみるのもおすすめです。

転職エージェントのサポートや制度を活用

転職エージェントによって細かい内容は変わりますが、仕事の紹介だけでなく面接対策や履歴書の作成・添削などのサポートを受けることができます。

自分が苦手とする要素があれば、そのサポートをしてもらうことで転職の成功率も高まります。

ほかにも、職場の雰囲気や働く条件の交渉などの直接言いづらいことを代わりに行ってくれるところもあるので、満足いく転職になるよう遠慮せずに活用していきましょう。

マイナス部分も正直に伝える

転職エージェントに自分のことや希望を伝えるとき、プラスな部分ばかりでなくマイナスな部分も伝えるようにしましょう。

たとえば、以下の内容がマイナス部分に該当します。

• 勤務できない曜日や日数
• 不得意なことやできないこと
• これまで転職した回数
• 自分の短所
• 専門的な部分でわからないこと　など

これによって評価が下がるのではなく、条件を避けたり改善したりしていくかのアドバイスを受けることができるので苦手を克服するチャンスでもありますよ。

キャリアアドバイザーとの相性

キャリアアドバイザーは、転職活動を進めるうえで大切なパートナーといえます。

そのため、お互いが納得いく転職ができるようにわからないことや求人の最新情報などを共有が必要です。

しかし、キャリアアドバイザーと相性が悪いと認識の違いやスムーズな連絡ができないなどの不具合が生じてしまいます。

そういった部分で摩擦が起こると転職活動の進みにも影響が出てしまうので、相性が悪いと感じたら担当を変えてもらうことも検討しておきましょう。

転職エージェントを利用する流れ

ここでは、はじめて転職エージェントを利用される方に向けて登録から就業までの流れを紹介していきます。

しかし、ここで説明する内容はあくまでも一般的なものなので、くわしい流れについては登録される転職エージェントに確認をしてください。

転職エージェントへの登録

利用する転職エージェントを決めたら、公式サイト内にあるフォームから登録を行います。

転職エージェントによっては電話からの登録にも対応していますので、作業がしやすい方法を選んでください。

フォームに必要な情報の入力が完了したあと、転職エージェントの担当者から連絡が入ります。

このとき、希望している働き方や条件などのくわしいヒアリングを行うための面談が設定されます。

担当者との面談

ここでは、転職を進めるために必要な情報を共有するためのヒアリングが行われます。

聞かれる内容として多いものは、以下一覧を参考にしてください。

• 希望する条件
• 転職時期
• 将来の展望
• 今のスキルや経験
• 保有資格　など

また、ここで聞かれた内容によって紹介される求人や面接通過に影響するものではないので、マイナスな部分も含めて正直に答えていきましょう。

無理に話を盛ったり事実と違うことを伝えてしったりすると認識のずれが生じ、紹介される求人が希望と離れてしまって就業まで時間がかかる恐れがあります。

仕事探し

ヒアリングを終えたら転職活動が本格的に始まりますが、面談時に希望条件に合う求人があれば紹介をしてもらえます。

そうでない限りは、面談のあとに担当者がヒアリング内容をもとにいくつか仕事を紹介してくれます。

求人情報の更新は早いので、連絡が来たらなるべく早めに返事をするようにすることが良い求人を逃さない方法の一つです。

もちろん、担当者に任せきりにするのではなく自分でも求人を探してみることにより、就業を早める可能性を高められますよ。

応募・面接

気になる求人があれば担当者と確認をし、働けると感じたら応募をします。

このとき、履歴書やサイト独自の書類を提出するのでその作成をしておきましょう。

一人で履歴書や書類の作成が大変であれば、担当者に相談をしてアドバイスを受けつつ作成することができます。

就業

書類選考を通過して面接も終えれば、結果を待ちましょう。

内定とならなかったら次の転職先を探しますが、内定が決まったら仕事の開始日を決めます。

このとき、転職活動期間に仕事をしていた方は退職手続きを行う必要があります。

転職エージェントによっては退職に関するアドバイスやサポートを行っていますので、一人で退職に向けた準備が大変な場合は相談をすることも可能です。

退職に向けた手続きや引継ぎ、お世話になった方への挨拶、身辺整理などを行ってトラブルを起こすことなく新しい職場で仕事をスタートさせましょう。

保育士の現状

これまで保育士への転職に関する解説をしてきましたが、ここからは保育士の現状を紹介していきます。

今の保育士を知って、転職を検討する参考にしてください。

保育士の求人倍率

保育士は、常に人手不足である業界と言われていることもあって求人倍率は常に高い水準を保っています。

【保育士の有効求人倍率（令和5年7月・令和6年7月比較）】

※参照
・こども家庭庁「保育士有効求人倍率の推移（全国）」
・厚生労働省「一般職業紹介状況（令和5年7月・令和6年7月）」

全職種と比較しても保育士の有効求人倍率は高く、前年度の同時期と比較してもその倍率を上げているため需要が高いといえます。

そのため、保育士は一年を通して求人が出ているのでいつ転職を目指しても仕事が見つかる可能性が高いのです。

保育士の平均時給

保育士は時給が低いと思われていますが、実際はそこまで大幅に低いわけではありません。

【職種別平均時給】

※参照：求人ボックス給料ナビ「保育士 / 一般事務 / 営業 / ショップ店員 / ITエンジニア」（2024/10/8時点）
※正社員の時給は年収から月20日8時間で時給を算出したもの

ただ、これはあくまでも保育士全体の平均値のため、保有資格や経験によって変わります。

給料を考慮しての転職を目指している方は、保育士の平均的な給与を目安に仕事を探してみてください。

保育士が退職する理由

保育士が離職してしまう理由としては、以下の内容が上位にあがっていました。

※参照：厚生労働省「令和4年版　厚生労働白書」

現役の方のなかにもこれらの理由で退職された可能性もありますので、次の転職先を選ぶときの参考にしてください。

なかには柔軟な対応をしてくれるところもあるので、長く働くためにも職場に確認をしておきましょう。

保育士が再就職をするときの希望条件

保育士への転職を考えている方のなかには、過去に働いていて復帰したいと考えている可能性もあります。

実際にそういった場合もあり、その際に気にしている希望条件の上位を紹介します。

※参照：厚生労働省「令和4年版　厚生労働白書」

この結果を見てみると、給与アップよりも働きやすさを重視していることが見えてきます。

また、雇用形態を気にしている割合も多いため、正社員として転職することに不安が残るのであれば派遣社員やパートから始めることもおすすめします。

実は多い潜伏保育士

潜伏保育士とは、保育士の資格を保有しているのに保育所などで働いていない方のことをいいます。

そのため、保育士の登録者数と従事者数に大きな差が出ていることがわかります。

【保育士の登録者数と従事者数の推移】

※参照：厚生労働省「令和4年版　厚生労働白書」

また、就業を希望していない理由も発表されていたので、保育士への就業をためらっている理由の上位を紹介していきます。

同じような悩みや不安を抱えている人が多いといえるので、応募する前に転職エージェントの担当者に相談をしておくとより希望に合う転職を目指せますよ。

※参照：厚生労働省「令和4年版　厚生労働白書」

よくある質問

保育士の転職エージェントを選ぶ際、よく質問されることを質疑応答形式で紹介していきます。

転職エージェントですぐ仕事は見つかりますか？

一人ひとりの希望条件や探し方にもよるため一概には言えませんが、一人で探すよりも転職エージェントに相談しながらの方が負担なく仕事を探すことが可能です。

また、転職エージェントが保有する求人について担当者はくわしいので、希望条件に合う求人をスピーディーに紹介してくれます。

このときの対応によって、仕事がすぐ見つかるかの早さは変わってきます。

より早い転職を目指している方は、こちらの「転職エージェントを上手く活用する5つのコツ」を参考にして転職活動を進めていきましょう。

転職エージェントではどのようなサポートがありますか？

転職エージェントによって細かい内容は異なりますが、基本的に転職に関するサポートを受けることが可能です。

仕事の提案をしてくれるのはもちろんですが、面接対策や履歴書の添削、キャリア相談など今後の働き方に関連する内容にも対応してもらえます。

各転職エージェントでどのようなサポート体制が備わっているかは、こちらの「保育士におすすめの転職エージェント10選」からご確認ください。

まとめ

保育士におすすめする転職エージェントで共通していることは、いずれも保育業界に特化していることです。

そして、さらにそれぞれの特徴を比較して自分の希望に近い求人を多く保有しているか、サポートしてもらいたい制度が備わっているかの確認もしてください。

自分に合う転職エージェントを見つけることは、転職活動のしやすさにもつながるので慎重に行いましょう。

また、保育士の現状についても触れていますので、そちらを参考にして自分が重視している要素が何かを明確にしておくのもおすすめです。

未経験の方も現役の方も今回の内容を参考にし、保育士として希望に近い職場への転職を目指していきましょう。