社会人となると、一人暮らしを始める方も多く、一日でやらなくてはならないことが増えます。
すると、よく社会人になってからできる悩みの一つでもある「生活リズムの乱れ」です。
生活リズムが安定しないと、体調が安定せずに常にどこか不調であったりして、睡眠時間も不規則で不眠や寝坊の原因に……。
社会人になってからも大切ですが、社会人になる前の大学生の時から生活リズムを整え、生活環境が変わっても体調を崩さず生活をすることができるようになります。
そこで今回は、社会人の生活リズムを整えるコツを紹介していきます。
目次
生活リズムを整えるコツが3つ
生活リズムを整えるためには、以下のような方法があります。
- 体調や仕事への影響が大きい「健康管理」
- 一日の流れを見直して自分の時間を調整する「スケジュール管理」
- 心身を癒すための時間を作る「自分の時間」
これらは、社会人になってからとくに難しくなることで、ついおろそかになりがちになるものばかりです。
しかし、実際は少し気を付けるだけで生活リズムとは整えることができます。
それぞれの方法を詳しく解説します。
①健康管理は生きるうえで必要不可欠
健康管理とは、自身の健康状態を管理するものであり、生きる上で重要なことになります。
たとえば、急に体調を崩してしまうと仕事を休むこととなり、その日に行う予定であったスケジュールが遅れてしまうのです。
すると、自分の業務が遅れたことで会社の業務にまで影響が出る可能性もあるため、周囲に迷惑をかけてしまいます。
ほかにも、私生活で急に体調を崩してしまい、食欲がなくなって動くのがだるいと言った症状が起こり、思うように動けない自分に対してのストレスが溜まってきます。そこまで来てしまうと、精神的にも悪い影響を与えてしまうのです。
しかし、絶対に体調を崩すなとは言えません。人間なので、だれにでも体調を崩してしまうことはあるのですから。
そうならないように努力する必要であり、それが「健康管理」なのです。
健康管理と聞くと難しいと思われますが、アスリートや趣味で体を鍛えたい方以外であれば、普段の生活の中で少しだけ気を付ける程度でも健康管理は可能となります。
押さえておくべき健康管理のポイントは3つです。
- 栄養のバランス良く一日三食の「食事」
- 帰りに一駅歩くだけでも効果がある「運動」
- 夜更かしは控えて規則正しく質の良い「睡眠」
これらに気を付けるだけでも免疫力が付き、健康な状態を保つことができます。
②自分の生活を見直す「スケジュール管理」
自分が今、どんな生活を送り、どこに時間をかけているかを把握することによって、自分のスケジュールを管理できるようになります。このスケジュール管理は、仕事をする上でも使える能力なので、苦手な方は一度試してみましょう。
会社によっては、決まった時間に出社するのではなく、フレックスタイム制を取り入れているところも少なくありません。そんなときは、起きる時間を一定にすれば解決するので、不規則だからと思わずに作ってみましょう。
作るポイントは、細かく作るのではなく、大まかに作ることです。
細かすぎると制約が厳しくなり、ストレスとなってしまいます。スケジュール管理をするには、だいたいの時間がわかればOKです。
ただし、起床・仕事または勉強・食事・就寝の時間は必ず書くようにしてください。
ほかの余っている部分に趣味の時間を入れたり、あえて自由な時間としてスケジュールを入れなかったりして余裕のあるスケジュールを組み立てていきます。
要は、一日の流れが安定していれば良いのです。
一日のスケジュールが安定すると、自然と体もその生活に馴染んでいき、寝起きが悪かった人でも、その時間の近くになれば自然と起きられるようになります。
同じ要領で、寝る時間が近付くとだんだん眠くなる、食事の時間になれば空腹を感じるようになる、このように身体が変化していくのです。
毎日のスケジュール管理ができてくれば、対象のスケジュールが変わったとしても、調整がうまくできるようになり、仕事も私生活もスムーズに動けるようになります。
一度自身のスケジュール管理を行い、規則正しい生活リズムを作るには何を調整したらいいかを見直していきましょう。
③心身を癒すための時間を作る「自分の時間」
心と体は密接な関係にあります。
体が不調になれば、気持ちも落ちてしまい、元気がなくなってしまいます。逆に心が不安定だと落ち着かず、体の動きも鈍ってケガや失敗が増えていくのです。
そこで、心身ともに癒せるよう、自分のための時間を作ることが必要となります。
この時間は、自分のストレスを発散し、リラックスするためのものなので、やることは何でもOK。
- 無心で掃除をすることによるストレス発散
- 料理や小物づくりなどをして達成感を味わう
- 音楽が好きなので決まった時間に音楽教室を入れる
- 自分へのご褒美にカフェ巡り
- 日常から抜け出して気持ちをリセットするための弾丸旅行
空いた時間にやることを決めておくのも良いですし、いくつかやりたい候補を挙げておいてその時になったら選んでもいいでしょう。自分に合った「自分の時間」を過ごす方法を探してみてください。
生活リズムを作ることは仕事にも役立つ
生活リズムを作るということは、自分の中でルーティンを作ること。
つまり、ルーティンを作れるようになれば、このスキルを仕事でも活かせるようになります。
仕事とは、何事にも整理整頓が業務効率アップのカギとなるので、いかにスムーズに仕事をこなせるか、管理する能力は非常に有用なものです。
何の仕事を優先させるか、この仕事にはどのくらい時間をかけていたか、資料を集める時間とまとめる時間でどのくらい必要となるのかなど、管理した方がいいものは多くあります。
もし、普段から管理能力が低いと感じている方がいれば、まずは自身の生活リズムを作るための一日のスケジュール管理から始めてみることをおすすめします。
自分に合う生活リズムが整うまでには時間がかかる
生活リズムとは、すぐに整うものではなく、数日様子を見て自分がどういった生活を送っているのかを知ることから始めます。
その中で、自分が動きやすい時間や休む時間などの傾向が見えてくるようになるので、その傾向をくみ取って生活リズムを作っていきます。
仕事の環境によって生活リズムは大きく変わるので、もしかしたら生活のリズムをどこで安定させるか見極めるのも大変でしょう。
そのため、しばらくは仕事の様子を見つつ調整をする必要が出てきます。
そして、一番ネックになるのが生活リズムに体が慣れるまでの時間です。
いくら生活リズムを管理しようとスケジュールを立てても、体がついていかなければ苦痛となってしまいます。一気に生活リズムを変えるのではなく、一つずつ変えていくことで、だんだんと体も習慣付いてリズムが整っていくようになるのです。
何が何でも生活リズムを作らなくてはという使命感を持たず、できるところから焦らず始めようという気持ちでいるようにしましょう。
まとめ
社会人となり、不規則な生活から抜け出したいと思っている方は、まずは自分の今の状況を知ることが重要となります。
自分を見直すことにより、何が悪いのか、意外と何が必要なのかがわかるようになるので、生活改善には良い機会となるでしょう。
これから社会人としての生活が始まる方や、すでに働いているけど生活を改善したいと思っていた方、この生活リズム作りを始めてみませんか?