WEBエンジニアの失敗しない転職方法とは?必要な準備などを解説!

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この記事でわかること

  • Webエンジニアとはどのような仕事か
  • Webエンジニアに向いている人
  • Webエンジニアに転職する方法と年代別の難易度
編集者プロフィール
ウィルオブテック事業部
坂田 雄平

過去に8年ほど、受託企業でITエンジニアの経験あり。長年培ってきたエンジニア経験をもとに、求職者さまに寄り添ったキャリア支援を得意としている。

近年、モバイル端末やIT技術の進化にともない、転職市場ではWebエンジニアの需要は高まっています。Webエンジニアとして転職するにはどのような点に気をつければよいのでしょうか。

本記事ではWebエンジニアに必要な適性や、年代別での難易度、また転職の際に準備しておくべき事柄について紹介します。

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Webエンジニアとは?概要と仕事内容を解説

Webエンジニアとは、PCやスマートフォン上で提供されるWebサービスに必要な機能の開発やアプリケーションの設計、プログラミングなどを行う職業を指します。

具体的な仕事内容としては、システムの構築やWebサイトがきちんと表示するために必要な保守・運用といった業務を担当します。

さらに細かく分類すると、フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアなどにわけられ、前者はユーザーの画面上に表示される目で見てわかる部分の開発を行います。Webディレクターやデザイナーがこうしたい、といった画面デザインがきちんと実装できるよう開発を進める仕事です。

後者は、ユーザーからは直接見えない部分の開発や運用を担当します。主に、Webサイトを運営するのに必要なサーバーの管理やOSの管理、データベースの更新といった専門性の高い業務が多いです。

Webエンジニアの向き不向き

Webエンジニアの職種に向いている人と向いていない人にはどんな特徴があるのでしょうか。以下で詳しく解説します。

Webエンジニアに向いている人

Webエンジニアに向いている人は、まずプログラミングに打ち込める、プログラミングが好きというのは必須の条件でしょう。

実務の段階で必ずプログラミング言語を使って作業するため、プログラミングが苦手という人はWebエンジニアには不向きかもしれません。

Web業界はトレンドのスピードがはやく、それについていくためには常に情報や技術をアップデートしていかなくてはなりません。そういった点においても、自主的に抵抗なく前向きに取り組める方が向いているでしょう。

加えて、クリエーションが好きというのも重要な要素です。ものづくりや職人に近い仕事といっても過言ではないため、なにかを作って形にしたいという気持ちも大切です。また、Webエンジニアは黙々と地道に作業するスキルも必要ですが、コミュニケーション能力もなくてはなりません。

Webサイト制作やアプリケーションの開発は一人ではできず、チーム内のWebディレクターやデザイナー、場合によっては関係会社のメンバーともコミュニケーションを取りながら仕事を進めることになります。そういったことが苦にならない人が向いていると言えるでしょう。

Webエンジニアに向いていない人

そもそも、IT業界のテクノロジーや技術という分野に興味がない人は、Webエンジニアには不向きでしょう。たとえ未経験であっても、「テクノロジーに興味があり、探求心もある」という人なら、どんどん知識を吸収し、スキルが向上していく可能性が高いでしょう

逆にこうした技術に興味がない場合、Webエンジニアになったとしても、続けていくことは難しいかもしれません。

また実際の現場においては、課題意識を持つことも重要視されます。どういったサービスを提供すればユーザーが満足するのか、クライアントの要望に応えるためには何が必要なのかを常に課題として考える頭が必要です。

さらには、効率化を求めることも大切です。どうすれば今よりさらに効率的に運用できるのか、手動で行っていた作業を、システムを使って運用できないかなど、今ある仕事を効率的に変えていこうという姿勢が重要です。

このような性質がない人は、Webエンジニアには向いていないかもしれません。

失敗しないためのWebエンジニア転職の準備

失敗しないためのWebエンジニア転職の準備
実際転職をする際に失敗しないよう、準備しておくべき事柄について紹介します。きちんと準備・対策をして転職を成功させましょう。

▼エンジニアの転職については
こちらのIT/Webエンジニアの失敗しない転職エージェント15選!おすすめの特徴を徹底比較でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

キャリアパスを明確にする

Webエンジニアとして働く自身のキャリアパスをきちんと明確化することが重要です。なんとなくWebエンジニアを目指していたのでは途中で挫折したり、一定の年齢になってもスキルがともなわなかったりする可能性も出てきます。

キャリアパスをしっかり描くことで、将来のビジョンが明確になり、何歳までにこれぐらいのスキルを積んでおこう、という意識を持って日々の仕事に取り組めるようになります。

Webエンジニアの場合、技術のスペシャリストとしてキャリアを築いていくのか、または最初はプログラミングからスタートして、徐々にサービス開発に携わり、最終的にはプロジェクトマネージャーなどといったマネージメントサイドに就くキャリアパスもあります。

このように、「自身が目指すところがどこなのか」をはっきり定めておくことで、仕事へのモチベーションも保てるでしょう。

▼プロジェクトマネージャーの転職については
こちらのプロジェクトマネージャーに転職するには? 向いている人や将来性を解説でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

情報収集する

情報収集も転職活動をするうえでは重要なことです。

現代社会ではインターネットが普及していることから、昔よりも情報収集がしやすくなっています。ある程度の情報収集ができることは非常に有益ですが、逆に情報量が多すぎて何から調べたらいいのかわからない、どの情報が重要なのかがわからないといったこともあります。

そんなときはセミナーや勉強会などに積極的に参加し、情報収集すれば効率的に情報が集まりやすいでしょう。特にセミナーなどは同じ意識を持った人たちが集まる場所なので、横のつながりも増え、情報交換をすることでモチベーションのアップにもつながります。

また、前述もしましたが、Web業界はトレンドや最新の技術を常に追いかける姿勢が重要です。トレンドは常に変化していくので、いつまでも古い技術や知識を持ったままでいたのでは、転職活動において企業に採用したい人と思ってもらえないでしょう。

常に情報はアップデートして最新のトレンドを押さえておくことが重要です。

できるだけ20代のうちに転職を考える

Webエンジニアもそうですが、転職は20代のうちにするほうが有利に働くことが多いです。

30代40代でももちろん転職できる可能性もありまますが、企業側が求めるスキルやコミュニケーション能力、マネージメント力など総合的に必要な人材でないとなかなか転職は難しいでしょう。

20代であれば、エンジニアの経験が浅いまたは未経験でも、ポテンシャルを見込んで採用してもらえる可能性が高いため、今の仕事に満足していないということであればずるずると同じ職場に居続けてしまうのではなく、早めに転職活動を行うのが賢明です。

ポートフォリオをつくる

Webエンジニアに限らず、Web業界での転職を考えているのであれば、ポートフォリオ(制作物)をきちんと面接で持参するのとしないのでは、企業担当者の印象は雲泥の差です。

また、面接時にではなく、履歴書や職務経歴書を提出する段階で一緒にポートフォリオを出すように言われることもあります。

ポートフォリオはスキルをアピールできる絶好のチャンスでもあるので、自身のプログラミングスキルでこんなサイトを制作してきた、成果物としてこんなものがある、といった点をアピールすれば転職活動においては絶対的に有利に働きます。

また、ポートフォリオを作ることはアウトプットすることにもなるので、自身のスキルがどれくらいあるのかも客観的に認識できます。ポートフォリオはすぐに作成完了するものではないので、転職活動を少しでも考えているのであれば早めに作っておくのもよいかもしれません。

▼スキルシートついては
こちらの採用率アップ! エンジニアのスキルシートの書き方とPR方法でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

プログラミングスキルを高める

Webエンジニアをとして転職活動をするには、プログラミングスキルをきちんと習得しておくことも重要です。転職はゴールではなく、仕事で成果を出すことを主眼に、日頃からスキルアップしようとする気持ちが大切です。

プログラミングスキルは「習得しよう」と思えば、いくらでも高みを目指せる分野です。プログラミング言語でいえば、JavaScriptやPython、PHP、Rubyなどたくさんあります。

また言語以外にもバージョン管理ツールであるGitの操作手順や、データベースの構築、Webアプリケーションフレームワークへの理解など、スキルを磨いて身につければつけるほど転職活動の現場ではアピール材料になります。

転職活動用の情報収集と並行して、スキルアップも忘れずに行えることが理想的でしょう。

▼言語「Python」については
こちらのPythonの将来性は高い?メリットやできることも合わせて解説!でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
▼言語「Java」については
こちらのJavaの将来性は今でも高い?Javaエンジニアに必要なスキルも紹介でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。
▼言語「PHP」については
こちらのPHPの将来性はある?現在のPHPエンジニアのニーズを詳しく解説!でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

Webエンジニア転職の難易度 - 年代別で解説

続いては、Webエンジニアに転職する際の難易度がどれくらいなのかを、年代別に紹介します。

20代のWebエンジニア転職:未経験でも問題なし

業界に関わらず、年齢が若ければ若いほどポテンシャルで採用してもらえる可能性が高いです。また、Web業界はほかの業界と比べても、学歴や職歴に対してそこまで固執しない風土もあります。

それゆえ、未経験からWebエンジニアを目指したいと思って転職活動しても、十分やっていけるでしょう。また、Webエンジニアは納期がタイトな案件をこなしたり、遅い時間にシステムトラブルが起きて緊急対応をしたりするケースもあるため、体力も必要です。

そのあたりも考慮すると、若いほうが有利と言えるでしょう。

30代のWebエンジニア転職:スキルが必要

30代のWebエンジニア転職は、不可能ではないものの、前述した20代のように未経験でもポテンシャルを重視してもらえるというわけではなく、転職難易度は上がる傾向にあります

これまで培ってきた技術のレベルや職歴、現場での実績などが面接等で問われてきます。

面接の場では、やってきたことを漠然と述べるのではなく、きちんと数字で実績を示せるようにしたり、携わったサイトやシステムをポートフォリオで説明できるようにしたりして、「どの分野までエンジニアとして活躍してきたのか」を具体的に示せるかが重要なポイントです。

またチーム内のポジションにおいても、マネージメント経験があればスキルとして有利に働きやすいです。30代はとにかくスキルが問われてくるので、習得したものはすべて説明できるようにするとよいでしょう。

また、35歳から未経験でWebエンジニアを目指すことは非常に稀であると言えます

40代のWebエンジニア転職:転職には経験が必要

40代のWebエンジニア転職は、不可能とまではいいませんが、現実的に狭き門であることは覚えておきましょう。20代であれば未経験であっても教育して育てようという気持ちが企業側にもあります。

しかし、40代となると基本的に即戦力として活躍できる人しか採用しない場合が多いため、これまでの高いスキルやマネージメント力が問われます。

Web業界は若い年齢で活躍している人材も多いため、雇われるポジションにもよりますが、作業者レベルでの業務は基本的に若い人を企業側も求めます。

簡単ではありませんが、もし40代でWebエンジニアとして転職を考えているならば、これまでの職歴やエンジニアとしてのスキル、マネージメント力はもちろん、コミュニケーション力や折衝・交渉力など、技術面以外でのスキルがプラスアルファとして評価されることもあるため、総合力があることをしっかりアピールすることが重要です。

▼エンジニアの転職については
こちらのIT/Webエンジニアの失敗しない転職エージェント15選!おすすめの特徴を徹底比較でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

まとめ

PCやスマートフォンなど、IT技術の進化とともにWebエンジニアの需要も高まっていますWebエンジニアでの転職活動を考えているならば、早い段階での転職活動をおすすめします。

スキルや技術はもちろん必要ですが、20代であればポテンシャル採用してもらえる可能性もゼロではありません。

30代以降で転職を考えているならば、スキルを磨くことはもちろん、情報収集やアピールにつながるポートフォリオしっかりと準備しておくことが重要です。

何からはじめたらよいかわからないといった人は、転職エージェントの無料相談やカウンセリングを活用しましょう。正しい対策とステップを踏んで、Webエンジニアの転職をぜひ成功させましょう。

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よくある質問

転職に失敗しないための準備すべきことを教えてください。

基本的なことではありますが、「情報収集する」「ポートフォリオの作成」「プログラミングスキルを高める」ことは重要です。詳細は「失敗しないためのWebエンジニア転職の準備」で説明しているので確認ください。

エンジニア転職において、転職サイトとエージェントの違いを教えてください。

転職サイトを利用する場合、応募書類の作成や面接対策など全て自分で準備が必要になるのに対して、IT転職エージェントは経験豊富な担当キャリアアドバイザーが転職活動をサポートをしてくれる点が大きく違う点となります。

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