介護派遣の時給は高い?低い?時給相場や時給を高くする方法などを解説

介護職と聞くと、大変なのに給与が低いイメージがあるかもしれません。

確かに、介護派遣は他の業種と比べると、大変な業務にもかかわらず時給が低めの傾向がありますが、実際は地域や業務内容によって違います。

より高い時給を得るには、真っ先に時給が高い求人を選ぶ方法が思いつくでしょう。

ですが、それよりももっと将来的に役立つ時給の上げ方があるのです。

ここでは、介護派遣の時給相場や、今の時給をより高くする方法を解説していきます。

時給をもう少し上げたいと考えている方は、是非参考にしてください。

派遣介護の時給の相場とは?気になる方は派遣会社に相談してみましょう
介護職は、いずれも大変な仕事なので、働く内容と時給が釣り合っていないと不満が出てくるものです。

介護派遣の時給相場や自分の時給に不満があって相談したいと思ったら、まずは派遣会社に登録をし、担当者に相談をしましょう。派遣先施設への交渉や、どのくらいが適正な時給かを一緒に考えてくれますよ。

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介護派遣の時給相場とは?

まずは、自分がもらっている時給が他と比べてどのくらいなのかを知っておきましょう。

もちろん、地域で設定されている最低賃金によっても変わりますので、一度確認しておくことをおすすめします。

正規雇用と非正規雇用を比較

介護労働安定センターが発表している「介護労働の現状について(pdf)」で、正規雇用と非正規雇用の給与の差がわかります。
(データでは「正規職員」「非正規職員」と表記)

ただし、こちらのデータでは正規職員の給与は月額でしたので、「1日8時間勤務、20日出勤した場合」で時給換算しています。

■労働者の所定内賃金(時給)平均一覧

労働者全体平均 介護職平均
正規職員 1,465円
(月給234,439円)
1,346円
(月給215,502円)
非正規職員 1,189円 1,004円

このデータから分かるように、正規雇用(正社員)の方が非正規雇用よりも高い傾向でした。

正規雇用には、昇給やボーナス以外にもフルタイムで働いていることもあって給与が高くなるのです。

他にも、正規雇用と非正規雇用の違いがあるので、こちらの「介護派遣は正社員と何が違う?仕組みやメリット、おすすめ派遣会社を紹介」をあわせてご覧ください。

他業種の時給とはどのくらい差がある?

では、派遣の中でも他の業種とはどのくらいの差があるのでしょうか。

こちらの比較は、株式会社リクルートジョブズジョブズリサーチセンターが発表している「2020年8月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査」を参考に見ていきましょう。

■三大都市圏(関東・東海・関西)職種別平均時給一覧

職種 平均時給
オフィスワーク系 1,512円
営業・販売・サービス系 1,413円
IT・技術系 2,146円
クリエイティブ系 1,802円
医療介護・教育系 1,503円

この結果を見ると、あまり高いように思えないかもしれません。

では、医療介護・教育系をさらに分類してみましょう。

■医療介護・教育系平均時給一覧

医療介護・教育系(分類化) 平均時給
医療事務 1,309円
治験関連 2,122円
介護関連 1,584円
看護師・准看護師 1,759円
研究開発 1,528円
インストラクター・講師 ——

このように、介護職は時給が低いというイメージがありましたが、介護関連だけを見ると全体と比べても高めの時給だと分かります。

職種によって時給が変わりますが、平均時給を知っておくことで、自分がどれだけもらえているか、まだ時給を上げられる可能性があるかを確認しておきましょう。

もし、時給を上げたいと思ったら、一度派遣会社の担当者に相談をすることをおすすめします。

介護派遣の時給は何故高い?


上記データを見て、介護関連の時給が何故高いのか疑問に思われるかもしれません。

ここからは、何故介護派遣の時給が高いのか、その理由を紹介します。

慢性的に人材不足

介護職は、人と接するので大変な仕事のため、ストレスや体力的な問題などで辞めていく人も多く、常に人材不足の状態になってしまいます。

ただ広告を出すより、派遣会社に依頼をした方が早い期間で活躍できる人材や希望するスキルを持った人材を確保することができるのです。

即戦力を確保したい

実際に求人を出しても、施設が希望するスキルや資格を持っていないと頼める仕事が制限されてしまいます。

ですが、実際にはどのくらいのスキルが求職者にあるのか分からないので、採用する方も慎重になります。

希望するスキルや資格、経験を持つ方をピンポイントで採用し、早く仕事で活躍してもらいたいと思う施設は時給が高くても求人を出すのです。

人材採用の手間を省くため

求人と一言で言っても、やることは多くなり、意外と手間な作業です。

求人広告を出し、求職者が来たら面接などを細かく行ってその人が施設が必要とする人材かを見極める必要があります。

広告を出す費用も安くはないので、長期間広告を出すよりも、派遣会社に依頼をした方が短期間で早く人材が集まるため採用までの手間を省くことができます。

交通費が含まれていることもある

派遣社員には福利厚生が付かないことがあり、交通費が出ない求人があります。

ですが、その分時給が高いのであれば、それは時給の中に交通費が含まれているかもしれません。

近年は交通費が別で支給される求人が増えていますが、中には交通費が別で支給されないものもあるので、仕事を探す際には注意しましょう。

時給を上げる5つのポイント


もし、今の仕事が平均よりも低かったらどうしたら良いのか、時給を上げるポイントを5つ紹介します。

経験やスキルを磨く

時給が高い求人には、条件として資格や経験、スキルなどを必要とするものが多い傾向です。

そのため、まずは自分のキャリアスキルを磨き、もっと時給が良くて専門的な仕事ができることをアピールする必要があります。

時間がかかりますが、資格や経験がない求人だけでなく、専門的知識を必要とする時給が高い求人を選べるようになります。

時給を上げる交渉をする

もし、今の時給が自分のやっている仕事と見合っていないと感じたら、派遣会社の担当者に時給を上げる交渉をしてみましょう。

派遣社員の雇用主はあくまでも派遣会社なので、なにかあったら派遣会社に相談ができます。

ですが、ここで重要となるのは交渉をする時期です。

契約期間が始まったばかりなどに交渉してしまうと、印象が悪くなってしまいます。

契約した内容の業務をしっかりこなし、勤務態度も良い状態で派遣会社に交渉をしてください。

これらをふまえ、最適な交渉時期は「契約更新の時期」です。

時給交渉も派遣会社から施設にしてくれるので、不満があっても直接施設に交渉しないようにしてください。

時給が高い仕事を探す

契約満了の時期を見計らって、次の転職をするときに時給が高い求人を探すようにしましょう。

元から時給が高いところを選べば、派遣先で働いている間はその時給をもらえるので、一番分かりやすく時給を上げることができます。

ですが、資格や経験がない状態で得られる時給は資格保有者に比べて低めではあるので、より高い時給で働きたい方は資格取得を目指すのもおすすめですよ。

派遣会社を複数登録して比較

派遣会社によっては、同じ仕事でも基本的な時給設定が違うこともあるので、複数派遣会社に登録をして比較するのも効果的です。

自分が興味を持った仕事でも時給がどのくらいか、交通費が別で支給されるか、勤務地は通いやすいかなどを比較し、より良い環境で働くことを目指してください。

夜勤の仕事をする

派遣に限らず、日中の勤務よりも夜勤の方が給料が高くなります。

これは、「深夜割増賃金」という制度が適用され、夜勤(深夜労働)以外にも時間外労働や休日労働が対象です。

22時~5時の間に勤務した時間が対象となり、通常の時給に1.25倍されます。

もし余裕があれば、深夜労働で出している求人を探してみましょう。

自分に合う派遣会社の選び方


では、自分に合った派遣会社とは何なのか、どうやって探せばいいのかわからない方は、とりあえずで入ってしまい、実際に登録をして後悔する場合があります。

そこで、登録前に自分でもどんな会社がいいのかくわしく調べておく必要が出てきます。

何をチェックすればいいのかを紹介していきます。

また、介護派遣の派遣会社についてはこちらの「介護派遣会社でおすすめの3社を紹介!会社の選び方やメリットなども解説」でも解説しているので、あわせてご覧ください。

派遣会社が保有する求人を確認する

何と言っても、派遣会社が保有する求人情報を確認してください。

求人数や扱っている業務内容、時給や勤務地といった細かい部分もチェックし、自分の希望する条件に近い求人をより多く扱う派遣会社を選びます。

転職の際に選択肢が広ければ、次の仕事が見つけやすくなるのもありますし、少ないストレスで長く続けることもできるようになります。

資格取得などのサポートの充実性

派遣会社によって支援サービスの内容が変わってきます。

もし、将来のために資格を取って本格的に介護職に就きたいと思っても、派遣会社で支援サービスが無ければ1人で資格取得の勉強をしなくてはなりません。

勉強をしながら仕事をするのは大変で、途中で諦めてしまう方もいるでしょう。

そこで、派遣会社では資格取得などの支援サービスを行っているかが重要になってきます。

介護派遣会社が行っていれば、仕事をしながら資格取得の研修をさせてくれる場合があり、無理なく勉強することができるのです。

会社の公式サイトで確認をするか、直接連絡をしてみてください。

相談しやすい派遣会社か

派遣会社といえば、仕事での悩みの相談を受けてくれたり、求人探しでアドバイスをしてくれる担当者(アドバイザー)がいることが強みです。

それなのに、その相談がしづらい派遣会社だと安心して仕事を続けることができません。

この判断は、派遣登録会で対面する社員の反応や話し方を見ることをおすすめします。

派遣登録会では、どんな仕事をしたいか、勤務条件はなにかなど、細かく話す時間があるので、この接し方で判断することができますよ。

ただ、その人の対応だけで判断するのは難しい場合は、とりあえず登録をしてみるのもアリです。

登録後の連絡のやり取りなどでも判断ができるので、自分が納得する対応をしてもらえる派遣会社を選んでください。

給料を上げたいなら正社員を目指すのもアリ

介護派遣の時給だとやっぱり足りないし、もっと安定した仕事をしたいと感じてしまうこともあります。

そう感じた方は、正社員を目指すのも給料を上げる1つの手段です。

正社員なら月給なので安定してますし、昇給やボーナスなども充実しているので、派遣よりも給料が多くなります。

ただし、フルタイムで働いたり、残業をしたりと会社に拘束される時間が増えるので、その辺りを考慮しましょう。

派遣社員から正社員になる方法は何か気になる方は、こちらの「派遣社員から正社員になるには?派遣で働きながら正社員を目指す方法」でくわしく解説しているので、是非ご覧ください。

まとめ

介護派遣の時給相場や時給の上げ方の話をしてきました。

正社員よりは低くなるも、職種別で見たら介護関連に関していえばそこまで低くないという結果と言えます。

介護の仕事は人と接するので、長く続く人が少ないので慢性的な人手が不足しており、少しでも即戦力となる人材確保のために時給が高くなっていたのです。

求人によって、高めの時給には交通費が含まれている場合もあるので、求人を探すときは給与の部分を細かく確認しましょう。

ですが、長期的に考えたとき、時給を増やすにはやはり自分自身のスキルアップや正社員になることが安定すると感じた方もいるでしょう。

自分には、どんな方法で時給を上げるのが合っているのかを今一度検討してみてください。

いろいろな時給の上げ方や働き方を比べ、より自分が満足して働ける環境を見つけて行きましょう。

自分の時給やスキル、勤務状況を見て満足いく働き方を探しましょう
時給を上げるには正社員を目指したり、時給が高い求人を探す、派遣会社に時給交渉を相談するなどの方法がありました。ですが、どれが自分に合うのかわからないものです。

そこで、自分の働き方について派遣会社に相談することをおすすめします。派遣から正社員を目指す方法もあるので、幅広い視点から提案してもらえますよ。

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