何らかの理由でバイトを辞めたい、または辞めなければならない事情を抱えたとき、いつ、だれに、どのように伝えればよいかご存じでしょうか。
いいタイミングで伝えられないと、トラブルに発展する危険性もあります。
バイトの辞め方について、ノウハウをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
バイトを辞めたいことをだれにいつ伝えればいいのだろう?
あなたがバイトを辞めたいと思うのは、どんな理由からでしょうか。
「仕事がキツいから」「人間関係がよくないから」「このバイトでは、自分の成長は望めないから」なんて考えている人は、そのまま伝えてはいけません。
また、「どうしても明日辞めたい!」「もう、二度と行きたくない」と願ったとしても、そうはいかないのがお仕事というものです。
「もう行かないからと同僚に告げ、そのまま消えた」なんて、最低の辞め方です。
「じゃあ、どうすればいい?」と思った人も、不安になる必要はありません。
バイトの辞め方には、きちんとコツがあります。
スムーズに、円満にバイトを辞められるよう、参考にしてください。
バイトを辞めることを伝える前に確認すること
今のバイトを辞めることを店長などの責任者に伝える前に、本当にバイトを辞める必要があるのかを確認しましょう。
以下で辞める理由となる例をいくつか挙げます。
自分の辞める理由に近いものがあれば、確認する際の参考にしてください。
今のバイトよりも条件が良いところを見つけた
現状よりも待遇や仕事内容が良い仕事を見つけたら、職場を変えたいと思うものです。
ほかにも、仕事と給料が釣り合っていなかったり、自分に合わない仕事だと感じたなどの理由でバイトを辞めたいと考える方が多くいます。
とくに、貯金など目的がある方にとってはなるべく早くに仕事を変えようと行動に移されるでしょう。
ですが、求人がすぐになくなってしまうかもしれないからと急に辞めてはいけません。
急に辞められると職場で仕事をどうするかなど、困ってしまいます。
また、仕事を辞める前に、今の職場でもう少し条件が良くならないか責任者に相談をしてみるのも今より条件が良い環境で働く1つの手段です。
業務内容や待遇、職場が気に入っているのであれば社員としての雇用変更など、方法はいろいろあります。
見つけた条件が良い求人の仕事内容が今と変わらないのであれば、交渉で条件を良くして今の仕事を続けていた方が、仕事がしやすい環境で働ける可能性もあります。
学校や家庭の都合で辞める
学校や家庭の都合は、優先順位が高いので辞める理由としても多い傾向です。
バイト自体を辞めて学校や家庭の都合に専念する場合は、辞める方向でも良いことがあります。
ですが、それが時間がずれる、シフトが変わるなどであれば責任者にバイトの時間をずらしてもらえないかと相談をしてみましょう。
仕事内容によっては、シフト変更などが可能な場合があるので、どうしてもバイトを続けたい方は、理由や希望のシフト時間を伝えて検討してもらってください。
人間関係が厳しい
仕事が好きでも、人間関係がうまくいかないと精神的に負担が大きくなって続けることが難しくなってしまいます。
それを理由に辞める方も、意外と多いのです。
ですが、人間関係なのでその人を辞めさせるなどは難しいのですが、担当業務や職場で距離を離すなどの対応をしてもらえることがあります。
責任者などに相談をし、何かしらの対応をしてもらえそうであればしてもらい、無理そうであれば辞めるといった判断をするようにしてください。
やりたい仕事のために辞める
バイトに不満がなくても、自分がやりたいと思える仕事を見つけたら、辞める方向で考えるのも良いでしょう。
この場合も、一度責任者に相談をしてみてください。
やりたいことが見つかってバイトを辞めたいという理由を伝え、辞める時期や引継ぎなどの話し合いをします。
中には、もう少しバイトを続けてくれないか、といった相談を受けることもあるので、自分の中でどうしたいかをよく考え、責任者へ自分の考えを伝えましょう。
バイトの辞め方ノウハウ
では、実際に辞めるとなった時に伝え方やタイミングはどうなるのかを解説していきます。
辞める時にトラブルにならないようにするためにも、覚えておいてください。
辞めることを伝えるタイミング
辞めることを伝えるタイミングは、遅くとも辞める2週間前までとしなければなりません。
これは、民法上決められていることです。
「明日からは来ません」では、マナー違反どころか、法律違反になってしまいます。
多くの会社では、退職の申し出は一ヶ月前までに行うと定めているのですが、これは、退職の手続きや、人員確保に時間がかかってしまうためです。
また、シフト制で回っている職場だったら、2ヶ月前までとしている場合もあり得ます。
辞めたいと思ったら一度、就業規則を確認してみましょう。
伝える相手
辞めることを伝える相手は、最終的にはトップ、つまり社長や店長ということになります。
しかし、大人数が働く場では、社長や店長が遠い存在に思えてしまうことがあるでしょう。
そんなときは、まずは直属の上司に相談するのがベストです。
職制があいまいなら、リーダー格の社員や、新人のときにお世話になった先輩に相談してみましょう。
大事な話をするわけですから、仕事中の忙しい時間帯に切り出すわけにはいきません。
辞めることを伝えようと思った日は、早い段階で「今日、お仕事が終わったら大事なご相談があります。
少しだけお時間をいただけませんか」などとアポを取っておきましょう。
辞めるときの伝え方
辞める理由の伝え方を間違えると、引き留められる可能性があります。
忙しいことや人間関係が悪いことなど、会社側に改善の余地があることを理由にすると、「改善する努力をするから」「こんなふうに働き方を改めるのはどうだろう」と提案されます。
それで納得できるならいいですが、本当に辞めたいのであれば会社都合の理由は避けて、はっきりと伝えましょう。
「違う業界に就職したいと思っているから、将来につながるバイト先を見つけたい」「将来のために、学業に専念したくなった」「遠くへ引っ越しをする」など、嘘にならない範囲で理由を伝えます。
大事なのは、会社への不満などネガティブな要素を出すことなく、あくまで自分の都合で辞めるのだと主張することです。
「本当に、自分のわがままで申し訳ない」「本当は続けたいが、家庭の都合なので仕方ない」と頭を下げれば、きっと理解してもらえます。
周囲への対応
責任者へ伝えたら、今度は自分が辞めるまでに引継ぎや返却するもの、そしてお世話になった先輩や同僚への挨拶を行います。
職場によっては、いつ辞めるのかを連絡されることもあるので一概には言えませんが、最低でも自分がお世話になった人へはタイミングを見て辞めることを伝えておきましょう。
もちろん、理由など深く話す必要はありませんので、聞かれた時に軽く理由を話す程度で大丈夫です。
担当業務を他の人に引き継ぐ場合はその人には真っ先に伝わりますが、お世話になった方へは直接辞めることを伝えてお世話になったお礼をします。
休憩時間や仕事終わりなどの時間があるときに声をかけておくことで、引継ぎや荷物の返却などで時間に終われて結局挨拶が出来なかったという事態を防ぐことができますよ。
なかなか辞めさせてもらえないときの対処法
忙しい職場やブラックな職場の場合は、辞めることを話してもなかなか辞めさせてもらえないことがあります。
しっかりとした理由があるのに、何かと期間を伸ばされたりして辞めさせてもらえないと、自分のためになりません。
そういった事態に陥った場合は無断で辞めるのではなく、労働基準監督署や弁護士などに相談をしましょう。
無断で辞めてしまうと、自分が不利な立場になったり、大きな問題に発展してしまう恐れがあるので、1人で悩まず労働に関する機関に問い合わせてください。
自分を守るためにも大切なことなので、覚えておきましょう。
また、労働基準監督署への連絡先は地域によって変わりますので、厚生労働省「全国労働基準監督署の所在案内」を確認してください。
マナーを守って気持ちよく辞めよう
辞めることが決まった後は、仕事の引継ぎ作業や周囲への挨拶、そして職場から支給された備品を返却や預けていた私物の回収といったことを最終日までに済ませておきます。
重要となるのが、自分が辞めた後も職場の業務に悪影響を与えないことです。
ちゃんとした引継ぎや備品の返却が行えないと、辞めた後にトラブルとなってしまい、次の職場や学業などに悪影響を与えてしまいます。
また、業務上の問題だけでなく、今までお世話になった方へ直接挨拶をすることで、より一層感謝の気持ちが伝わります。
仕事で出会った方々は仕事を辞めたとしても一生関係が続き、自分の人生の財産になる可能性もあります。
マナーを守って気持ちよく辞めることができれば、次の職場でも晴れ晴れした気持ちで働くことができますよ。
まとめ
いかがでしょうか。
辞めるときのマナーを知っていれば、次への一歩を気持ちよく踏み出せます。
退職をする際の手続きや挨拶は社会人としてのマナーです。
無断で仕事を辞めたり、直接会っても急に「明日辞めます」と告げるのもマナー違反であり、職場に迷惑をかけてしまいます。
後々のトラブルにも繋がる可能性があるので、しっかりと手順を踏んで仕事を辞めるようにしましょう。
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