履歴書の特技が書けない!自分に合う特技の見つけ方や特技の書き方を紹介

履歴書を作成するとき、項目通りに書けば良いのですが、趣味や特技欄といった自分の言葉で書かなくてはならない項目は難しいと感じてしまうものです。

特に、特技がないと思っている方にとっては一番の難所と言えます。

ですが、特技は誰もが持っているものなので、自分には何もないと思いこまず、自分を見つめ直せばきっと見付かります。

そこで、表現に迷いがちな特技欄の書き方や例文の紹介、特技が見つからないときの見つけ方などを紹介していきます。

書き方や特技の見つけ方を上手く活用することで、良い印象を与えることができますよ。

これから履歴書を書こうとしている方の参考にもなると思うので、是非ご覧ください。

自分の特技が何か客観的なアドバイスが欲しい方は派遣会社にご相談を!
特技を履歴書に書くのであれば、表彰や受賞などすごいことを書かなくてはならないと思っていませんか?実は、特技はそういったものでなくても、自分が普通と思っていることが特技になることもあります。その特技をどうアピールするかによって、自分の強みになっていくのです。

自分の特技が見つけることが苦手な方は、人材会社のプロに第三者視点で見てもらうことがおすすめです。派遣会社であれば、担当者から書き方や特技が何か、そして特技を仕事に活かすにはどうすれば良いかなどのアドバイスを受けられます。何を書けば良いか悩まれている方は是非一度ご相談ください。
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趣味・特技欄はなぜ必要?

特技を書くのが苦手は人にとっては「なんでこんな項目があるの?」「仕事と関係ないよね?」と思われるかもしれません。

ですが、この項目は意外と必要となります。

ここでは、履歴書に書く特技の意味を説明していきます。

応募者の人柄が見える

その人が何を特技にしているかで、その人がどういう人なのか、何に興味があるのかが見えてきます。

その人が会社に合うかという部分も採用するための大事な要素なので、面接官は人柄も重視しています。

応募者の特技の話をすることで少しでもその人らしさを見ようと、この特技を話題に出します。

面接の空気の緩和

面接となると、応募者はその会社で採用されたいと思い、面接官は応募者を見極めなければと互いに緊張してしまうものです。

そこで、堅苦しい質問ではなくこうした特技を聞いて応募者の好きな話題を出すことで面接の空気の緊張がほぐれます。

面接官も、応募者が話すことをきっかけに話題を広げればその人の内面が見えてきて、より応募者の人柄を理解することができます。

つまり、この特技というのは応募者が緊張をほぐしつつ自分らしさを出せるし、面接官は応募者の人柄を見ることができる、重要な質問材料と言えるのです。

特技の見つけ方


特技と言い切ることは難しいことです。

何を基準にして言って良いのか、周りと比べたときに自分は特技と胸を張っていいのか、などのように悩んだことがあるのではないでしょうか。

特技や趣味は目に見えた点数があるわけでもなく、自分の匙加減で決まってしまうようなものです。

そこで、どういった場合に特技と言っていいのかなどの目安を挙げていきます。

自分に合った目安を見つけ、特技を見つけていきましょう。

好きなことや時間をかけられること

まず、一番わかりやすいのは自分が好きなことやいつまでやっても飽きないようなことです。

誰かと比べるものではなく、「好きだから詳しい」「好きだからずっと続けられた」というものが自然と特技になっていたりします。

また、好きであるからこそいろいろ調べたり経験をして詳しくなる……それだけでも十分特技になります。

ですが、あまりにマニアックすぎる内容だと、相手に理解されず引かれてしまう場合がありますのでご注意ください。

経験してきたことを思い出す

今まで生きてきた中で「あれ、これは苦痛ではなかったな」「意外と好きだったのかも」と思い当たることがいくつかあるかもしれません。

そうであれば、それは自分に合っている可能性があります。

それが仕事で生かせるようなことであれば大きな特技となり、強みにもなりますよ。

あまり意識していないものの中に特技が隠れていたりするので、一度自分のことを思い返してみてはいかがでしょうか?

ただし、「小学○年生のときに○○入賞」などのようにあまりにも昔過ぎる経験は今でも特技と言えるかは分かりません。

ここ数年や社会人になってからの経験の方が記憶や経験した感覚を覚えているので、昔と今のギャップなく特技と言えますよ。

説明ができる

人に聞かれ、それについて説明ができたら、それだけ興味を持って深く理解出来ているからです。

つまり、そのことについてはほかの人よりも詳しく、得意とする分野だと言えるでしょう。

たとえば、料理のレパートリーが多かったり、調理過程での技術について詳しく説明できる人は、すでにその「料理」というものを特技と言えます。

自分では当然のように好きなことをしていても、それを人に説明したり教えたりできるのであれば、それは立派な特技となるのです。

どんなことが当てはまるのか、実際に何について説明できるかを試してみてください。

近年、企業は仕事に関する能力以外の人柄や興味があることなども注目するようになってきています。

普段の仕事とはまったく違った側面を持つ特技を持っていることは、仕事でも違う視点からのアイディアが出るかも知れないという期待が持てるので、プラス要素となりますよ。

仕事に繋がりそうなこと

特技の中には、仕事でも役立ちそうなものもあります。

実際に、どのようなことが仕事に繋がりそうな特技か、参考までに紹介します。

書道や英会話などは、取引先やお客様への手紙を書く際に手書きを利用する会社であれば重宝されますし、英会話などはこれからの時代に必要な技能です。

人と仲良くするのが得意な方は、コミュニケーション能力が高いと思われるので、色々な職場で大切な能力と言えますよ。

長く続けているものがあれば、1つのことを長く続けられるという印象を与え、「1つのことに打ち込める集中力」「長く続ける持続力」など潜在能力が高いと印象づけられます。

仕事をする上で集中力や持続力は必要なので、長期的なプロジェクトや注力している企画でこうした潜在能力に期待ができる方は成果が出せると期待されます。

これらのように、視点を変えることで特技で何ができるのか、どう仕事に活かせるかが変わってきます。

特技の伝え方によって印象は変わるので、あまり特技らしい特技ではないことであっても、工夫をして伝えるようにしましょう。

どんなことで人に褒められたか

これまで、職場だけではなく学生時代でも何かしら人に褒められたことがあれば、そのエピソードを特技として話せるようにしておきましょう。

目立つポジションでなくても、サブの役割としてきちんと成し遂げたことがあれば良い特技になります。

自分自身では「大したことじゃない」と思っていることで謙遜している場合でも、実は他者からみたら素晴らしいこともあります。

どんな小さなことでも、自分が何をして褒められたかを思い出し、自分でこれが特技なのかと納得できるものを探してください。

趣味・特技欄の書き方


では、実際にどう書いていけばいいのかを紹介します。

難しいと考えている方でも、ポイントを抑えれば書きやすくなりますよ。

内容は分かりやすく簡潔に

枠で区切られていると、その中いっぱいまで文章を書かなくてはならないという気持ちになってしまいます。

ですが、この枠はあくまでも目安であり、その中身を埋める必要はありません。

重要なのは、内容が分かりやすいかです。

基本的には、「特技などの名称」「補足的な説明文」の2つで構成するのが一番見やすい構成です。

たとえば、以下のようにまとめられます。

    読書(1ヵ月5冊読むことを目標とし、読んだ後は感想を文章でまとめています。)

このように、文章にしなくても伝えたいことを伝えることがで可能です。

文章を書くことが苦手な方が長い文章を書こうとすると、「結局何が言いたいのかわからない」といった内容になることもあり、伝えたいことが伝わりません。

苦手な方は無理をせず、「名称」「補足的な説明文」の基礎を守って短くても良いのでまとめるようにしましょう。

ただし、スペースが気になるからとわざと大きな文字で書いたり文字間隔を空けて書くことはしないようにしましょう。

見た目のバランスも悪いですし、書くことが無くて無理に書いてるのかと思われ、悪い印象を与えてしまう恐れがあるのでご注意ください。

面接でも説明することを想定する

履歴書に書いても、面接で直接本人から趣味や特技について聞きたいと思うのが面接官です。

趣味や特技を履歴書に書くときは、面接で説明することも想定しておきましょう。

履歴書に詳しく書いたとしても、やはりその人が本当にそれを特技としているのか、どんな話し方をするのかなどを見るために高い確率で質問されます。

しっかりと伝えたいことを話せるように、前もってどんなことを話すのかを決めておくことで、面接当日に緊張で話したいことを忘れてしまうことを防ぐ予防策になります。

考えておくことは、以下3種類の内容です。

  • 特技は何か
  • 何故それが特技と言える理由
  • その特技で成果を残していればそのことも伝える

よくありそうな「読書」「スポーツ」「料理」などの場合は、特にこういった前もって準備することにより、面接官の印象に残るような返答ができるかもしれませんよ。

面接の際に印象を良くするポイントや、逆に嫌がられるポイントが「面接の自己紹介で印象をよくする7つのポイントと例文、嫌がられる自己紹介の例も紹介」で解説されています。

面接に自信がない方は、こちらもあわせてご覧ください。

例文一覧

では、実際にどのように書けば良いのか、いくつか例を挙げて紹介していきます。

何にポイントを置けば良いのかについても説明しているので、是非ご覧ください。

安心の定番となる特技

    料理、読書、スポーツなど

これらの特技は、様々な場面で使えて社会的にも必要となる場合が多いものです。

専業主婦をしていて社会経験が少なく履歴書に書くことが思いつかないというパートの人でも、料理や読書といった仕事経験に左右されないのでおすすめです。

困ったときは特技として検討してみましょう。

ただし、定番とも言える特技である一方、特技として挙げる人が多いので、周りに埋もれてしまわないようご注意ください。

【特技欄】
料理(家では自炊をしていて、栄養バランスを考えてレシピを考えることが好きです。)
【面接時】
私は、1人暮らしを始めてから自炊をきっかけに料理が好きになりました。とくに、栄養バランスを考えて彩りある料理は見た目でも楽しめるので、自分でレシピを考えたり、より良くするための改善点を日々探しています。

社会で役立つ特技

    パソコン操作、掃除、書道、整理整頓、コミュニケーションをとることなど

こういった特技は、社会に出ても役立つので重宝されます。

「パソコン操作」は、会社側にとっても仕事を教えるときに理解が早くなるので、即戦力として期待されて採用される確率が高くなります。

「掃除」の場合は、清掃業であればもちろん必要となりますが、それ以外でも役立ちます。

掃除ができることを言い換えれば、「身の回りの片づけができる」「整理整頓ができる」となり、清潔感があると印象付けられます。

人と接するのに清潔感は大切なことになりますので、悪い印象を与えることはほとんどない特技になるのです。

このように、別視点で見て言い方を変えて説明するのも特技としてアピールできるのです。

【特技欄】
パソコン操作(パソコンは家でも良く使っていて、特にタイピングが得意なので早く文章を打つことができます。)
【面接時】
学生時代には、パソコンの授業が取り入れられていたこともあり、タイピングが得意になりました。ExcelやWord、PowerPointなどのアプリも仕様していたので、前職でも資料が見やすいと言われ、データリストの基礎となる表を作成していました。

交流で役立つ特技

    ハンドメイド、スポーツ、釣り、ブログ、旅行の計画を立てるなど

直接的に仕事で役立つことではないかもしれませんが、人となりが見えてくる特技もよく見らることがあります。

自分が経験したことや相手からの話を聞くことでさらに知識が広がり、周りとの交流も円滑になるので会社の人と慣れるきっかけにもなります。

また、長く続けていることであれば、1つのことを続けられる持続力があるという印象を与えられますよ。

【特技欄】
ハンドメイド(特にビーズのアクセサリー作りが得意です。作り方などもブログで紹介しています)
【面接時】
子供のころから細かい作業が好きで、ビーズなどをつなげてネックレスを作ったりしていました。大学時代にアクセサリーの材料を扱う手芸店に出会い、そこでビーズを使ったより細かいアクセサリーを作ろうと始めました。今では、ブログに作り方やコツなども紹介しています。

性格から見つける特技

    何事も前向きにとらえられる、好奇心旺盛、集中力がある、負けず嫌い、行動力があるなど

これらは特に何がというものではなく、自分の性格から導き出す特技です。

ただ自分の性格をいうのではなく、そこからどういった結果がだせるかを説明することで特技となります。

また、この性格の場合は「特技などの名称」「補足的な説明文」で構成するのが難しいこともあります。

どのときの書き方は、まずはどんな自分がどんな性格なのかを紹介し、それをどう仕事に活かせるかをアピールします。

デメリットとなりそうな場合も、どれをどうプラスに変えるかによってデメリットをメリットに変えることができます。

【特技欄】
作業を始めると時間を忘れて没頭してしまうほどの集中力があります。
【面接時】
私は、昔から何でも作業を始めると時間を忘れて没頭してしまうことがあります。ですが、そのおかげで前の職場が電話などで騒がしい時があっても作業に専念出来ました。

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注意が必要な特技


これまでいろいろな特技について説明をしてきました。

ですが、中には特技としては悪印象を与えてしまうものもあるので、特技として書くことに注意が必要なものを紹介していきます。

ギャンブル系

「日常のストレスをパチンコやスロットで発散しているうちに、自慢できるほどの腕前になった!」という方がいるかもしれません。

確かに、日常のストレス発散にギャンブルを趣味としている方はいらっしゃいますし、そのこと自体が悪いと決めつけてはいけません。

しかし、それが仕事に影響してくる面接だとしたらどうでしょうか。

普段は熱心に仕事をして結果を出してくれても、その収入がすべてギャンブルに使用しているのでは?と思われてしまっては、せっかくの好印象も台無しです。

了見が狭く感じられるようにも思えますが、“ギャンブル好き”という印象はあまりポジティブに働かなさそうですよね。

政治や宗教系

政治については、時事的問題をよく知っているということで、社会に興味があるという印象を与えることができます。

ですが、あまりに偏った考え方であったり、差別的な意見を言ってしまう可能性があるので、印象が悪くなってしまいます。

差別的な印象を与えてしまうようなことは言わないように、注意をしておきましょう。

嘘の特技

自分の特技が仕事に活かしたり、良い印象を与えられなさそうだと思ったとき、あまりやったことがないのに特技としてしまう、嘘の特技は書かないようにしてください。

面接時に印象を良くしたとしても、入社した後にその特技について問われたり、特技を活かした仕事を期待されるとボロが出てしまい、嘘だとばれてしまいます。

すると、「この人は採用されるために嘘をつくのか」と思われてしまい、最悪、解雇となってしまう可能性も出てきます。

特技が思いつかなくても「特になし」は良くない

どうしても特技が見つからない場合、空欄は良くないと思って「特になし」と書いてしまっていませんか?

確かに空欄のまま提出するのは印象が悪くなってしまいますが、「特になし」と書くのも印象は良くないのです。

最初に話しましたが、趣味・特技は直接的に採用に影響するわけではありませんが、応募者の人柄を見るための項目なので、その人を知りたいという意思があります。

それなのに、何もないとなると人柄を見ることが出来ず、印象が悪くなる可能性が出てきます。

もちろん、「注意が必要な特技」で紹介したようなギャンブルや嘘の特技は書かない方が良いので、それと比べれば「特になし」でも大丈夫です。

ですが、一番良いことは何かしらの特技を書くことです。

自分では分からないのであれば、他の人に自分の特技は何だと思うかを聞いてみてください。

意外と自分では当然と思っているようなことが、他の人から見たら十分に特技と言えるものもありますよ。

まとめ

人は誰でも1つは趣味や特技を持っているものなので、「自分には何もない」と決めつけてしまうと見つかるものも見つからなくなってしまいます。

自分の特技となることはなんだろう、と自分の生活を振り返ってみましょう。

気づかなかった自分の特技を発見できれば、自信にもつながりますよ!

自己PRにも繋がる特技欄を活用し、面接の際に自分への印象をアップさせてください。

また、近年ではパソコンやアプリで作成した履歴書でも良い会社が増えてきています。

手書きでの作成が苦手な方は、こちらの「履歴書はスマホアプリでも作れる!簡単で綺麗なアプリやサイト7つを紹介」を参考に、自分に良い方法で作成してください。

履歴書の作成が完了した方も、つまずいている方も、ぜひ人材派遣会社のウィルオブ・ワークへご登録ください。

自分の特技が何か、一緒に探していきましょう。

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