履歴書を書くときに、書類審査だけでも絶対に受かりたいと考えて、「盛ってしまう」……よくありそうな話です。
「前職は3ヶ月で辞めたけれど、辞めグセがあると思われそうだから、半年続けたことにしよう」など、履歴書で嘘をついてしまったら、どうなるのでしょうか。
バレたらマズい履歴書の嘘について解説します。
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目次
履歴書で嘘をつくのは危険
履歴書で嘘をつくのは、大変危険なことです。
なぜなら、嘘がバレたときに、それまで築いてきた信用をすべてなくしてしまうからです。
履歴書に嘘を書くのはほんの出来心で、普段は自他ともに認める誠実な性格なのかもしれません。
でも、嘘が一つバレるだけで、「誠実な人」から「ときにはごまかす人」という印象に切り替わってしまいます。
その印象は、仕事を続ける限り、消えることはないでしょう。
どうして履歴書で嘘をつかないほうがいいのか、その理由はいくつかあります。履歴書にペンを入れる前に、心に刻んでおきましょう。
履歴書で嘘をつかないほうがいい4つの理由
では、何故嘘を付かない方がいいのか、具体的な理由を4つ紹介していきます。
結局、自分が困ることになるから
仕事が未経験なのに「経験あり」と書いたり、その仕事をするにあたって十分な技術や経験があることをアピールするために、前職の在職期間を長めに書いたとします。
すると、その嘘がばれないように自分ができること上のことをしなくてはならなくなり、結局は自分の首を絞めることになります。
就職すれば、当然のごとく履歴書の経験や技術に見合った仕事を渡されます。
しかし、経歴書そのものが嘘であれば、振られた仕事を満足に行うことができません。
周りからは失望され、「前職で○年間、何をやっていたの?」などといわれることもあるでしょう。
嘘がそのまま仇となってしまうわけです。
年金手帳や源泉徴収票で職歴がバレてしまうから
実は、職歴をごまかそうとしても、年金手帳や源泉徴収票で職歴は簡単にバレてしまいます。
なぜなら、年金手帳であれば過去の加入履歴が記載されていますし、年末調整のために取り寄せる源泉徴収票には、会社名や退職日が書かれているためです。
また、雇用保険被保険者証を提出するときにも、バレてしまう可能性があります。
退職日を一ヶ月だけ後ろにずらすなど、ほんの少しのごまかしであれば気づかれないかもしれません。
しかし、大胆な嘘をついてしまうと、バレる可能性が高まります。
経歴詐称は懲戒解雇の対象になるから
履歴書に嘘を書くことは、立派な経歴詐称です。
そして、経歴詐称とみなされた場合は、懲戒解雇の対象になることすらあります。
懲戒解雇になってしまうのは、履歴書に書いた嘘が、仕事の遂行に影響をきたすほど重大なものだった場合です。
募集時に必須とされていた資格を取得していない、採用の決め手となった職歴が実際には存在しないなどが、重大な嘘に当てはまります。
懲戒解雇になるとどうなるか、懲戒処分について「何をしたら懲戒解雇になる?懲戒対象6例や懲戒処分の6種類について解説」でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
資格証明の提示を要求されることがあるから
採用になると、仕事に必要な資格証明を提示しなければならないことがあります。
応募の時点で履歴書に資格証明を添付する必要がないからと、実際には取得していない資格を取得済みと記載してしまったら大変です。
すぐにボロが出てしまうことになります。
デメリットでも嘘は書かずに言い方を変える
嘘を書こうとする理由は、自分にとって大きなデメリットと感じているからです。
ですが、嘘を書いてしまうと社会的信用を失うなど、より大きな痛手を負うことになります。
そこで、デメリットをストレートに書くのではなく、言い方を変えて少しでもマイナス要素を減らして履歴書に書くように工夫をしましょう。
たとえば、前職から退職してしばらく仕事をしていなかった期間がある場合、何か資格の勉強をしていた、やってみたいことに挑戦していたなどは立派な理由になります。
仕事をしていなかったとしても、自分が目指すことの為に時間を費やしていたことは、プラスの理由になる可能性があります。
そして、この言い換える方法は、履歴書でよく悩みがちな趣味や特技が分からない場合にも使える方法です。
自分はここがデメリットだけど、どう言い換えればデメリットを軽減できるかを考え、嘘を書かないようにしてください。
マイナス要素をどのように工夫してプラスに持っていくか、その書き方について「履歴書の特技が書けない!自分に合う特技の見つけ方や特技の書き方を紹介」でも紹介をしています。
どう言い換えれば良いか分からないとき、何かのきっかけになるかもしれないので、是非ご覧ください。
履歴書だけでなく面接でも嘘はNG
これまで履歴書だけについて話をしてきましたが、履歴書を参考に面接が行われるので、面接でも嘘をつくことはNGです。
もし、履歴書で嘘を書いたのであれば、面接でもそのことについて聞かれる可能性があります。
その時、嘘に嘘を重ねるように話してしまうと、動揺したりしてさらに大きな嘘に発展するかもしれません。
ただでさえ嘘はNGなのに、それを大きくしてしまうと、社会的信用がより損なわれてしまうのです。
そのため、履歴書だけではなく、面接でも嘘を言わないですむように、事前に何を話すかをまとめておきましょう。
面接時に質問されたことに答えられないと、焦ってとっさに嘘が出てしまう恐れがあるので、ある程度話すことをまとめて面接時に焦らないようにしてください。
面接を上手く乗り越える方法がこちらの「バイト面接の対策とは?採用される人がやっている事前準備や回答例を紹介」で紹介されているので、興味がある方はあわせてご覧ください。
採用されてからが本番
仕事は、採用されてからが本番です。
どんなに見栄えの良い履歴書を作って採用されたとしても、履歴書内容に実際の仕事が伴わなければ、周囲に迷惑をかけてしまいます。
履歴書には、事実をありのままに記載するようにしましょう。
素直な履歴書は、採用後の働きやすさを保障してくれます。
おわりに
履歴書の嘘は、採用されてからずっと自分の心に影を落とすようになります。
希望の企業に就職できたとしても、嘘がいつバレるかとヒヤヒヤした日々を送るなんて、全然楽しくありません。
自分の将来にも影響することなので、内容によっては嘘が刑法で罪にならないものであっても、嘘は書かないようにしましょう。
ありのままの自分を示した履歴書を提出して、それでも採用されたとしたら、こんなに嬉しいことはありませんよね。
採用通知を心から喜べるよう、気持ちよく仕事ができるよう、自分の未来を見据えて履歴書を作成しましょう。
- 派遣なら資格取得を目指しながら働けるのでスキルアップを目指せます!
- 履歴書に書ける資格があると、自分に自信がつくので嘘を書かずにすみます。また、実務経験も積めるので、仕事に役立つスキルも身につきます。
派遣社員であれば、いろいろな職場で経験をすることで、自分がやりたい仕事希望や働き方をご相談ください。未経験でも研修や資格取得サポート備わっています。
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