時給がよかったり、人気のお店だったりなど、「ここにだけはどうしても受かりたい!」と思うバイトがありますよね。
競争率の高いバイトに応募するなら、いつも以上に面接に力を入れる必要があります。
憧れのバイトに採用されるためにできる、バイト面接の事前準備や印象を良くするコツをお伝えします。
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目次
採用されやすい人とされにくい人の差は存在する
履歴書の内容が同じであっても、バイトの面接では採用されやすい人とされにくい人の差が出てしまうことがあります。
「履歴書はしっかり書けたはずなのになんでだろう?」と疑問に思った経験がある方もいるかもしれません。
その違いはいろいろありますが、なかでも面接時の印象や対応は大きく影響している可能性があります。
同じバイトに応募してもほかの人が受かって自分が落ちてしまい、原因がわからず悩まれた経験を持った経験はありませんか?
実は、面接時のちょっと下工夫によって採用されやすくなることもあるのです。
たとえば、丁寧なことば遣いや姿勢、質問されたことにハキハキを答えるなど対策はさまざまです。
次の章からは面接前から面接時までの流れに沿って準備のコツを解説します。
バイト面接に受かるための対策4つ
面接当日に慌てずに対応するためにも、事前準備は必要です。
ここでは、バイト面接に向けておすすめする対策を4つ紹介します。
前もって面接会場までの道順を調べておく

基本的なことですが、面接会場までの道順を前もって調べておくと当日慌てずに済みます。
もし、交通トラブルがあったとしても道順を知っていると別のルートで面接に向かうことができます。
そのためにも、面接会場までの道を実際に通る、地図アプリを活用してルートを下見しておくなどの対策をしておきましょう。
また、当日は余裕をもって会場には10分前に着くようなスケジュールを組んでおくことも大切です。
服装や髪型などの身だしなみを整える
第一印象が与える影響は大きいため、身だしなみのチェックは欠かさずに行ってください。
服装はもちろんですが、髪型やメイク、爪の手入れ、装飾品のように細かいところまで確認をしてください。
過度な装飾やネイル、濃すぎるメイクや香り、寝ぐせがついた髪型などは人によってはマイナスなイメージを与えてしまいます。
そのため、面接時の身だしなみは基本的な部分として以下のポイントに気を付けてみましょう。
- シワのないスーツやワイシャツ
- 髪型は整髪料で整えて清潔感を保つ
- 爪は短く切りそろえる
- メイクはナチュラルに
- 装飾品はシンプルなデザイン
身だしなみについては、こちらの「知っておくと失敗を9割回避!新社会人や派遣社員の服装マナーを紹介」でもくわしく解説しているので、あわせてご覧ください。
志望動機を明確にする
履歴書を作成するときにも志望動機を考えて作成していますが、面接では直接話をするためもう一度志望動機について見直しておくことをおすすめします。
面接時には志望動機について質問をし、どのような考えや意見を持っているかを見極める場でもあります。
そのため、履歴書に書いた志望動機よりもくわしい話ができるチャンスなので話したいことをまとめておきましょう。
たとえば、何が好きであるかや学びたいなどの具体性を明示したり、企業や店舗と結びつけたりすることができます。
ほかにも、自分の強みを仕事に活かす方向性で話すことにより、仕事に対して前向きな印象を与えられます。
志望動機としておすすめしないのは、家から近いや時給が良い、理由はないなどの志望動機として弱く仕事に対して意識が低い内容です。
志望動機に正解はありませんが、短くても働きたい理由を明確に伝えられるので事前に準備をしておくことをおすすめします。
質問されそうなことを予想する
面接では、よく聞かれる質問がいくつもあるので事前に答えを用意しておくことが可能です。
質問に対する返答を用意しておくことで、面接時に落ち着いて答えることができます。
よくある質問としては、志望動機や仕事経験、自分の長所・短所、勤務に関する希望などが挙げられます。
このよくある質問に対してどう答えれば良いか悩まれている方は、この記事で紹介している「面接時によく聞かれる質問や回答」を参考に自分なりの回答を用意しておきましょう。
面接時に確認をしておいた方がいいこと

面接では、面接官が質問するだけでなく、逆にこちらから質問をさせてもらえる時間をもらえます。
その時、確認しておいた方が良いことを紹介するので、もし面接時に話しが出てこなかったら質問をしてみましょう。
業務内容
求人情報にあった通りの仕事ができるか、確認をしてください。
もし、求人情報で「など」がついていたら、他にもどんな仕事があるのかを確認し、できることやできないことをはっきりさせておきます。
実際に働き始めて困らないよう、面接の時点で聞いておくことは大切ですよ。
勤務時間やシフト
勤務時間を知ることで、どこから残業かが分かります。
また、もしシフト制の勤務体制であれば、シフトに入ってほしい曜日や日数を確認して置いてください。
採用となった際にシフト調整のためにも、事前に自分の希望する日程とすり合わせ、スケジュールを組む作業がスムーズに行きます。
研修や試用期間があるか
業務未経験の方や、自社の業務に慣れてもらうためにある期間です。
会社によってはこの研修や試用期間がない場合があるので、面接の時に聞いておいてください。
研修があると思っていたのに、実際働き始めたら研修がなく業務が始まってしまったとなると、業務での失敗やトラブルを招いてしまいます。
また、試用期間中の給与も変わる場合があるので、そのあたりも聞いておきましょう。
給与や社会保険など
求人情報によっては、給料や社会保険、福利厚生などがはっきりと表記されていないことがあります。
仕事を始める前に、この給料や社会保険などの契約はどうなるかを明確にし、後々のトラブルを防ぐようにしてください。
また、気になる方は昇給やボーナスなどがあるかも聞いておくと良いですよ。
残業について
正社員だけでなく、アルバイトやパートにも残業はあります。
残業がある場合は、自分はどのくらい残業できるか、残業できない日があればその日についても話してください。
会社側としても、事前に残業できる範囲が分かっていれば業務の振り分けもできるので、残業に関するトラブルを避けることができます。
職場の雰囲気
もし、その会社で働くとなったら、業務以外にも職場の雰囲気が気になる方がいるでしょう。
職場の雰囲気が自分に合わなくては続けていくことができないので、自分と同じようなアルバイトはどのくらいいるか、男性と女性の比率など気になることは聞いて良いのです。
会社にとっては、職場を実際に見ることもできるので、見ておくと自分が働き始めた時のイメージがつきますよ。
もし話が出なければ結果がいつ出るか
面接が終わる際に、会社側からいつまでに連絡をするか話がされます。
ですが、人によっては教えてもらえないこともあるので、いつ合否の連絡がくるかを聞いてください。
連絡が来る日が分かれば、その日までにどう動こうかある程度予定が立てられますし、連絡に気付けないという事態を防ぐことにもつながります。
面接時によく聞かれる質問や回答
面接でよく聞かれそうな質問に関しては事前に準備をしておくことをおすすめします。
いくつか例を出しますので、参考にしてみてください。
よくされる質問や好印象を与える回答については「バイトの面接でよく聞かれる質問対策!好印象を与える答え・回答例をご紹介」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
質問①どうしてこの仕事を選んだの?
- 事務職「黙々と作業をするのが好き」
- 接客業「人と接するのが好き」「こちらのお店の接客が好きで働きたいと思った」
どの職種であっても、この質問をされることが多いです。
ここでの回答でのポイントは、自分のアピールと企業や店舗に興味があることを絡めることです。
なぜその企業を選んだのか、そこでなければならないということを告げることでより良い印象を与えることができます。
逆に、悪い回答は「家から近い」「時給がいい」などといった条件的な部分だけだと、その企業でなくても条件が合えばどこでもいいのか、という印象を与えてしまう可能性があるので気を付けましょう。
質問②今までの仕事経験は?
- 経験あり「以前は飲食店のホール業務をしていましたが、簡単な調理もやっていました」
- 経験なし「未経験ではありますが、早く覚えるよう頑張ります」
前職と同じ職種を希望するのであれば、その時の業務をなるべく詳しく言うことで、得意分野やできる仕事をアピールすることができます。
また、未経験であっても似た職種であれば生かせそうなスキルをアピールし、まったく経験がない場合でもやる気や熱意を見せることで良い印象を与えることができます。
質問③あなたの長所と短所は?
- 長所は人と接することが好きで、明るく元気なところです。短所は落ち着きがないところで、何かをする前に一度深呼吸して落ち着こうと心がけています。
自分の長所と短所などを言葉にするのは意外と難しいものです。
ここでのポイントは、自分の長所と仕事を絡めることです。
仕事と全く関係ないPRでも良いのですが、できれば仕事と絡めた方が相手に「この仕事に向いている人なのかもしれない」と印象付けることができます。
また、短所も長所と関連付けると話しやすくなります。
短所となる部分に対する改善や対処方法もあるとさらに良いでしょう。
質問④いつから、どのくらい働けますか?
- 来週の月曜日から可能です。平日であれば10時から18時まで働けます。
勤務開始日はなるべく早い方が採用側から見れば助かりますが、自分に無理のない日時を伝えましょう。
勤務時間についてもなるべく詳しく伝えるとスムーズにスケジュール調整も進みます。
質問⑤ほかに質問はありますか?
- 採用していただいた場合ですが、配属される部署での仕事内容を教えていただけますか?
面接をしていて質問する内容がない場合には「求人情報や説明がわかりやすかったので、質問は特にありません」でも大丈夫です。
ですが、企業ホームページや求人情報を見ただけではわからない部分や、自分が採用された場合に気になるところなどを事前にメモをしておくことをおすすめします。
面接官に仕事への意欲があると好印象を与えることができます。
逆に仕事とは関係ないものや、面接の中で説明していたことを質問してしまうと悪印象を与えてしまいます。
そうならないためにも、しっかりと事前に調べておきましょう。
面接時に気を付ける6つのポイント
面接本番、話すことを事前に用意していても、その時の態度や話し方などで印象がガラッと変わってしまいます。
そうなると、それまでに準備していた努力が報われません。
ここでは、面接時に気を付けることで印象を良くするポイントを6つ紹介します。
椅子には背筋を伸ばし、足を揃えて座る
面接中に「おかけください」と椅子をすすめられたら、「ありがとうございます」と一礼してから椅子に座ります。
大事なのは、椅子に座ってからの姿勢です。
姿勢が悪いと、この先どんな質問にどう受け答えをしても、だらしない印象を与えてしまいます。
椅子の背にもたれかからず、背筋を伸ばして座りましょう。
足は、女性であれば膝を揃えて男性はサッカーボール1つぶんほど足を広げてください。
膝と並行になるように足先を揃え、ガニ股や内股にならないよう注意します。
手は、女性であれば右手の上に左手を重ねて組み、男性であればこぶしにして両ひざに揃えます。
面接官の目を見て話す
受け答えをするときには、面接官の目を見て話します。
目をそらしてしまうと、「こちらのいうことがきちんと伝わっているのかな?」と、相手を不安にさせます。
笑顔を意識する

ほんの少し口角を上げるていどの笑顔を練習し、面接に活かしましょう。
それだけでも、明るい印象を持たれます。
一方で、表情が硬いと暗い印象を持たれてしまいます。
質問にハキハキと答える
質問には、ハッキリしっかり答えましょう。
わからないことはハッキリと「わからない」と答えて構いません。
返事があいまいだと、「この人は、きびきび働いてくれそうにないな」と思われてしまいます。
ネガティブなことを言わない
以前やっていた仕事が辛かったとか、人間関係で苦労したとかといった、ネガティブな話はNGです。
「だから、御社の素晴らしい環境でお仕事したい」という志望動機につなげたいのかもしれませんが、単に愚痴ととらえられてしまい、メリットはありません。
たとえば、「前の仕事は体力勝負でついていけず、机の上でできる楽な仕事を探していました」などと話してしまうと、「この人にはスタミナがないのかな」と受け取られてしまいます。
前の仕事のことには触れず、「机でじっくり取り組む仕事が自分にあっていると思い、志望しました」などとポジティブ変換しましょう。
印象を悪くする質問はしない
あからさまに条件の部分しか見ていないものや、事前準備が不十分だとわかるような質問はやめましょう。
面接官から見ると、仕事への意欲がなく、仕事を任せられないと悪印象を与えてしまいます。
もし、聞きづらいことを聞きたいのであれば言い方を変えましょう。
たとえば仕事内容がわからないのであれば「採用していただいた場合、事前に勉強しておいた方がいいことなどはありますか?」といったように、少しでも前向きな言い方に変えるだけで印象が大きく変わります。
良い質問と悪い質問については、こちらの「バイトの面接の逆質問で好印象を残す質問例とやってはいけないNGと例」でも解説していますので、ぜひご覧ください。
バイト面接に落ちてしまう人の理由は?
前述したポイントをしっかり守れれば、採用される確率が上がりますが、思わぬところで不採用となってしまうケースもあります。
そんなケースを見ていきましょう。
身だしなみが面接に適していない
「清潔感のある髪型、服装をする」でも説明しましたが、身だしなみ1つで印象を良くも悪くもします。
職種によって変わりますが、基本的には清潔感のあるカジュアルスーツやリクルートスーツを着ていくことをおすすめしています。
ラフな格好や派手な服やメイク、ボサボサした髪型などは避けてください。
普段の仕事でラフな格好でも良いという会社もありますが、面接となるとその人の印象にも関わりますので、普段よりも整えて面接に臨むようにしましょう。
会話が続かない
面接は基本的に面接官からの質問に答える形式ですが、その質問の返答の仕方で印象が変わってきます。
たとえば、前職の仕事は?と聞かれた時に「事務です」の一言だけだと会話が広がりません。
前職の業務内容は履歴書や職務経歴書を見れば分かるのですが、面接官はよりくわしく見極めるために、直接話を聞きたいと思っています。
また、一言で終わってしまうと「愛想がないな」「この人のことがよくわからない」と思ってしまい、あまり良い印象を与えられません。
一言で済ませるのではなく、それに付随してどんなことをしたか、何を学んだかを話すことで人柄を知ってもらえます。
緊張で会話が出てこないと思うかもしれませんが、話す前に一呼吸置いてから話すと落ち着いて話をすることができますよ。
マナーが守れない
面と向かっていない場面では意外と素が出てしまうものです。
電話やメールで面接官と連絡のやり取りをする際に出てしまう言葉遣いに気を付けましょう。
ついフレンドリーになってしまったり、横柄な態度になってしまったりすると、顔が見えない分余計に悪い印象を与えることになります。
言葉遣いはもちろん、真摯な態度で受け答えをしていきましょう。
ですが、メールの文章となった場合、件名や書き出しなどはどう書いたらいいかわからない人が多いのではないでしょうか。
そこで、「バイトの応募メールで失礼に思われたくないという人に教えたい書き方と例文を紹介」でメールの書き方を紹介していますので、自分の書き方は大丈夫かをご確認ください。
履歴書やエントリーシートの記入漏れなどの不備
面接官が初めて目にするのはこの履歴書やエントリーシートです。
つまり、これらの書類は自身の「顔」でもあります。
ここで何か不備があると、面接官は確認をしない人なのか、注意力がなさそうといった印象を受けてしまいます。
履歴書やエントリーシートへの記入漏れや誤字、書類が汚れている、証明写真の添付ミスなどの不備である初歩的なミスは見逃さないようにしましょう。
提出する前に一度確認をすることを習慣づけてください。
履歴書の書き方やマナーなどをまとめたページがありますので、以下の参考よりご確認ください。
【参考】
・履歴書に書いてもいい資格ってどんなもの?仕事に関係ない資格まで書くべきなのか?
・履歴書で嘘を書くと何がマズイ?嘘を書いてはいけない4つの理由など解説
・派遣の求人応募で志望動機は必要?作成時のコツ・例文を紹介
バイト面接に関する疑問と解説

バイト探しで同じ日に2か所面接を受ける、面接以外に予定があるといったときに知りたいのが面接でかかる時間ではないでしょうか。
実際に面接に関係してくる時間について解説していきます。
面接の時間はどのくらいかかるか
面接時間については、会社によって大きく変わりますが、平均的には30分前後と言われていて、長くても1時間ほどです。
しかし、派遣の場合は派遣登録会の時間も入れて2時間かかることもあります。
この時間を目安としても交通トラブルが起こる可能性もあるため、余裕をもって予定を立てることをおすすめします。
面接に向かう途中でトラブルがあった時の対処
移動時間が長いと、それだけトラブルの影響で遅れる場合が多くあります。
早めに出ても事故の影響などで面接時間に間に合わないといったことになるかもしれません。
そんなときは、慌てずに面接担当者へ連絡を入れましょう。
この連絡先は、求人情報や面接日程を設定した電話やメールで前もってメモしておくと便利です。
どうしても行くまで時間がかかりすぎるとわかった時点で面接の日程を変更してもらうのも一つの手段です。
会社へ謝罪をし、面接日程の変更を頼むと場合によってはその熱意が伝わり、変更してもらえる可能性があります。
間違ってもドタキャンなどといった連絡もなく逃げることをしてはいけません。
まとめ
この記事では、バイト面接で採用されやすくなるコツを面接前・面接当日・面折中の流れに沿って紹介してきました。
面接は緊張しやすいものですが、事前にしっかり準備を整えておくことで、当日は落ち着いて対応できるようになります。
とくに、身だしなみやよく聞かれる質問への対策は早めに行うことが大切です。
自分らしさや強みをしっかり伝えられるよう、今回紹介したポイントを参考に自信をもって面接に臨みましょう。
- 派遣なら面接対策や社会人としてのマナーを学ぶことができるところもある
- 面接で採用される方がやっていることでも、人によってはそれでも苦手意識が拭えずなかなか採用されないかもしれません。
ウィルオブなら、あなたが希望する条件や人柄を見て求人を紹介するので、面接よりも採用される可能性が高まります。派遣会社によっては面接や社会人マナーの研修もありますよ。 >>相談・登録はこちら