バイトと派遣社員はどう違う?メリット・デメリットを徹底検証!

近年、正社員が減り、バイト(パート)や派遣社員として働く人が増えています。この2つの働き方は似ているように思われがちですが、雇用形態が根本的に異なります。この記事では、バイトと派遣社員の違いについてわかりやすく解説します。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて上で、自分に合ったワークスタイルを選びましょう。 

バイトや派遣で働く人は増えている 

近年、バイトや派遣社員として働く人の割合は増え続けています。平成6年頃からバイトや派遣を含む非正規雇用者の数は増加の一途をたどり、現在では労働者全体の約4割に及ぶ時代になっています。 

厚生労働省の調査によると、平成29年度の非正規労働者は全体の37.5%を占める2,036万人となっています。このうち、最も多いのがパートの997万人(49.0%)、次いでアルバイト の417万人(20.5%)、派遣社員の134万人(6.6%)という結果になりました。このことからパート・バイトとして働く人の割合が多いことがわかります。 

現在パートやバイトをしている人の中には「このまま今の仕事を続けていいのか」「今後どんな働き方をしていこうか」と迷っている人も多いかもしれません。働き方を変えたいと考えたときに、派遣での就労は選択肢の1つになります。 

ワークスタイルの多様化が進む現代社会において、もっとも大事なことは、自分が本当に輝けるフィールドで働くことです。派遣とバイトの違いや特徴を知り、よりよいワークスタイルを選びましょう。 

派遣とバイト・パートとの違いとは?

 

そもそも派遣とバイト・パートは、どう違うのでしょうか。バイトとパートは、呼び名は違っていても法律上の扱いに明確な区別はありません。一般的に学生はバイト、主婦はパートと使い分けられていることが多いようです。しかし、派遣とバイト・パートを比べると、大きな相違点があります。 

雇用形態の違い 

派遣とバイトの大きな違いとして「雇用形態」が挙げられます。バイトで働く場合、気に入った企業(バイト先)に直接応募して面接を受け、採用が決まればその企業と直接雇用契約を締結します。その後、企業から業務指示を受け、給料も企業から支払われることになります。 

一方、派遣社員の雇用主はあくまでも派遣会社です。業務の指揮命令権は派遣先企業にありますが、給料は派遣会社から支払われます。 

雇用期間の違い 

バイトの場合、特定期間のみ募集しているものもありますが、基本的には雇用期間に定めはありません。しかし、派遣社員はあらかじめ就業期間を定めて、雇用契約を結ぶ必要があります。期間は短期から長期までさまざまですが、3ヶ月ごとや6ヶ月ごとの更新が一般的です。また、同じ職場で働ける期間は最長3年までと決まっています。ただし、3年働いたあとに派遣先に直接雇用されれば、その限りではありません。 

給与の違い 

派遣の給料はバイトに比べて高いことがほとんどです。企業がバイトを直接雇用しようとすると、求人を出す広告宣伝費や給与計算をする人件費、研修費用など諸経費がかかります。さらに一定の条件を満たせば、たとえバイトであっても社会保険に加入させなければなりません。 

派遣社員の場合、そうした諸々のコストを軽減できます。そのうえ、派遣会社が派遣先のニーズをもとに人材を手配するので、ミスマッチが起こりにくく、即戦力のある人に安心して仕事を任せられる利点があります。このような理由から、多少時給が高くても派遣社員を雇用したいという企業が多いと考えられます。 

派遣社員のメリット・デメリット 

派遣のメリット 

派遣社員はバイトに比べて時給が高いことが多く、福利厚生が充実しているのが大きなメリットです。大手派遣会社であれば、年に1回の健康診断の実施や社会保険制度の完備、有給休暇制度など、充実した福利厚生のサービスを受けることができます。 

また、さまざまな企業で経験を積めるのは派遣社員ならではの魅力です。直接雇用だと選考のハードルが高い大手企業でも、派遣社員としてなら働けるチャンスが高まります。アルバイトに比べて責任のある仕事を任せてもらえる可能性もあるので、スキルアップを目指せるでしょう。 

バイトの場合、職場で困ったことやトラブルがあっても、自分で問題を解決しなくてはならない場面がしばしばあります。一方、派遣社員であれば、派遣会社の担当者が相談にのってくれるので安心です。職場の環境を改善してほしいときにも、派遣会社が間に入ってくれるので、自分が直接派遣先企業と交渉する負担がありません。 

派遣のデメリット 

派遣社員は、ずっと同じ職場で働くことができるバイトと違って、就業期間が決まっています。そのため、今の職場が気に入っていても、基本的に3年以上は働くことができません。また、給与に交通費が含まれていることが多いため、交通費は別途支給されないことがほとんどです。 

バイトのメリット・デメリット 

バイトのメリット 

バイトのメリットは自由度が高く、気軽に働けるところです。シフトを組んで交代制で働くケースが多いので、勤務時間や休日を自由に選ぶことができます。また、バイトの仕事は派遣社員のように雇用期間に制限がないので、ずっと同じ職場で働き続けることも可能です。夏休みや年末年始など限られた期間のみ募集している案件もあり、1日や数日といった短い期間だけ働くこともできます。 

バイトのデメリット 

派遣に比べて賃金が低いことがほとんどです。都心部と地方では時給の格差があり、地域によっては定められた最低賃金すれすれの時給であるケースも多いでしょう。不安定な雇用であるため、社会的信用度は低いとみなされがちです。 

バイトはスキルや知識を問われない簡単な作業が多いので、気楽に働くことができます。その反面、スキルを身につけて成長したい人には物足りないかもしれません。 

自分の中で優先順位をつけよう 

バイトと派遣では、どちらもそれぞれにメリット・デメリットがあります。仕事選びの基準は人によって違うので、どちらが正解ということはありません。自分にとって何が重要なのか、どの条件なら譲歩できるかを考えることが大切です。派遣とバイト、どちらの雇用形態で働くか迷ったときには、以下の項目に優先順位をつけて考えることをおすすめします。 

・給与・待遇

・仕事内容

・勤務地

・勤務曜日・日数

・休日

・勤務時間

・企業規模

・職場の雰囲気

働きたいと考えるのであれば、派遣のほうが有利です。好きな時間・好きな曜日だけ働きたい場合はバイトのほうが適しているかもしれません。自分のライフスタイルに合わせて、納得のいく働き方を選びましょう。 

まとめ 

派遣とバイトの大きな違いは雇用形態にあります。バイトが直接雇用であるのに対して、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で働くワークスタイルです。 

派遣とバイトでは、それぞれメリット・デメリットがあります。派遣社員は時給が高く、大手企業で働けるチャンスに恵まれます。困ったときには派遣会社の担当者に相談できる安心感もあります。しかし、就業期間に定めがあるため、同じ職場では基本的に3年までしか働けません。 

一方、バイトは自由度が高く、気軽に働けるのがメリットです。しかしその反面、単純な作業が多く、スキルアップを図るのは難しいかもしれません。派遣に比べると時給が安い傾向があります。 

どちらの働き方がいいか迷ったときは、就業条件に優先順位をつけることで、選ぶべきワークスタイルが明確になるはずです。自分のライフスタイルに合わせて、ベストな働き方を選びましょう。 

参考サイト: