長らくの間ひとつの仕事に打ち込んできた夫に、ある日突然「転職」を切り出されたら、その時、妻はどうしたら良いのか。
転職は夫一人だけの問題ではなく、家計全体にも影響する、いわば「家庭の問題」です。
なぜ夫は転職を決めたのか、それによって家計全体の収入が減るのか増えるのか、家族としてどのように対応し、以降のサポートにはどのようなことが必要なのか。
また、転職に失敗したときにはどうしたら良いのだろう、という不安もついて回るはずです。
今回は、夫が突然「転職したい」と言い出したとき、妻はどうすれば良いのか、について紹介します。
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- 夫が転職となると、場合によっては収入が減って生活が厳しくなることがあります。そうなったとき、少しでも生活費の足しになるように働くことを検討されるかもしれませんね。派遣であれば、希望に合わせた勤務時間や日数で働けます。また、派遣会社ならブランクがあっても受け入れてくれる求人もあり、仕事も見つけやすいですよ。
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目次
旦那が転職!?夫からの申し出に妻が取るべき行動
夫からの予期せぬ「転職」の申し出に、妻は驚いてしまいます。
絶対に転職するという揺るがない決定としての報告から、「これから転職を考えている」程度の相談まで、申し出の度合いは幅広いでしょう。
ですが、いずれの場合も今後の生活を感がえたとき、すんなり「わかりました」ということは難しいものです。
だからといって、安易に反対や拒否をすることはしないでください。
もしかしたら、夫には何か考えがあって転職の話を切り出してくれているのだから、夫の話を聞いてから意見を言うようにしましょう。
転職の話をされたとき、妻はどういった対応を取ったら良いのかを話していきます。
夫の決断をしっかり聞く
一声も出ない、もしくは声を荒げてしまう、いずれのパターンもあるかと思いますが、ともあれ「理由を聞く」ことからはじめます。
現職に対する不満や不信からなのか、将来への展望からなのか。
その理由は、例えば、単純に給与や休日に関することなのかもしれないし、上司や同僚からのパワハラ等人間関係によるものかもしれません。
ただ変わらないのは、その理由がポジティブなものであれネガティブなものであれ、夫は「転職」を考えるほどの状況にあるということ。
まずはその決断についてじっくり、しっかり聞くことからはじめます。
転職先について、夫だけでなく妻も調べる
夫との対話を経て転職先の具体名や転職したい方向性が見えてきたら、妻も協力して転職先についてリサーチします。
頭ごなしに「反対」しても、喧嘩になるばかり。
賛成や反対、どちらにしてもその理由をきちんと伝えることが大切です。
そのためにも、夫だけでなく妻も一緒にリサーチし、家族としてより良い一歩を踏み出せるようにしましょう。
転職先の調べ方もいくつかあります。
【(1)インターネット検索で会社名を入力し、ホームページを確認する】
会社のモットーや考え方、社風、社長の人となりなどが見えてきます。
また、上場企業であれば、ホームページにIR情報が記載されているので、ます。IRを見ると、財務状況や経営状態なども確認できます。
【(2)その会社あるいは業界で働いている人に話を聞く】
実際に働いている人の話を聞いて、ホームページなどの情報と相違がないか確認します。
会社や業界の動向や将来性もチェックするべきです。
【(3)ブログやSNSをチェックする】
最近では、オフィシャルブログを運営する企業も増えてきました。
また、社長ブログ、人事担当者ブログ、新入社員ブログなど、リアルな声を発信している企業も多くあります。
会社の雰囲気が伝わり、夫が働く姿がイメージできるかもしれません。
夫が転職するのであっても、妻自身もその会社に入るくらいの気持ちで、徹底リサーチをおすすめします。
家計への影響を概算する
転職に際して最も家計に響くのが、収入の増減。
転職によって結果的に収入が増える場合でも、一時的に収入が減ってしまうことがあります。
転職先での給与支払い開始のタイミングによって、収入が途絶えてしまう時期が発生してしまうことも考えられます。
例えば、転職活動を始めてから内定がでるまで1~2ヶ月かかるとしたとき、新しい会社に入社してから給料が支払われるまで、1ヶ月はかかります。
そうすると、退職してから転職活動をする場合は、3ヶ月間生活できるだけのお金が必要です。
また、転職活動で思った以上にかかる費用が交通費。
移動時間短縮のために利用するタクシー代や、カフェでのお茶代なども想定しておくことが重要です。
そして、健康保険や年金についても視野に入れておきましょう。
転職完了までの期間に「どこにも務めていない」期間が生じれば、その期間中の健康保険や年金は勤務先給与からの天引きで処理が施されず、自身で支払わなくてはなりません。
場合によっては、自分が働きに出ることも検討する
結果的には収入アップにつながるとしても、一次的に収入が減る、その期間が続いてしまうケースも想定しなければいけません。
最終的には働きに出る必要がなくなるかもしれませんが、働きに出ることになっても焦らないように、妻も何ができるかを考えておくことが大切です。
仕事の時間帯や仕事中の子どもの世話、どのくらい稼げばいいのかなどを夫の転職にあわせて調整していきます。
生活のリズムが変わると無理をしなくてはならない部分が出てくるので、なるべく転職前と生活リズムが変わらないことを目指しましょう。
アルバイトやパートで働く場所を探す、派遣会社に登録する、専門的な知識がある場合はフリーランスで仕事をする、など、今の自分にできることを検討してみましょう。
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未経験でも働ける企業を多く扱っているので初めての職種に挑戦したい人にもピッタリの派遣サポートサービスです。
転職時に出ていくお金、入ってくるお金
ただ職場を、あるいは職種を変えるだけ、と侮ってはいけません。
転職時には、お金の動きが発生します。
働きながら転職活動をするか、一旦辞職してから転職活動をするか、でも変わってきます。
交通費、通信費、履歴書代や郵送代を含む雑費など、いずれの場合にも必要な経費もありますが、それ以外のお金の出入りについては次の通りです。
働きながら転職活動をした場合
【入ってくるお金】
- 現職での給与、賞与など
- 条件に応じて、退職時に退職金
【出て行くお金】
- 通常の生活費(家賃、食費、光熱費、通信費など)
- 必要に応じて入社時の健康診断の費用など
一旦退職してから転職活動をした場合
【入ってくるお金】
- 条件に応じて、退職時に退職金
- 失業手当(ただし、自己都合での退職の場合は待機期間を経てからの支給開始)
【出ていくお金】
- 通常の生活費(家賃、食費、光熱費、通信費など)
- 年金、健康保険の自己負担での支払い
- 必要に応じて入社時の健康診断の費用など
いずれの場合も必要になるお金
当たり前の感覚で見落としがちですが、どんな場合でも必要最低限の生活費は発生します。
月々の生活費がどの程度なのか、何ヶ月分ほどの余裕があれば一転職活動中の不安が少しでも軽減されるのかなど、予め見積もっておかなければいけません。
転職が決まったときに必要となる手続き
転職が決まり、前職を退職することが決まったら、身分証明書・名刺・通勤定期・健康保険被保険者証・前職に関連する書類データ・支給されていた制服等を返却しなければいけません。
健康保険被保険者証は、扶養家族分も返却します。
そして、離職票・雇用保険被保険者証・源泉徴収票・年金手帳等を退職時に受け取ります(離職票は失業手当の受給に必要な書類のため、転職先が決まっている場合には必要なし)。
その上で、雇用保険被保険者証・源泉徴収票・年金手帳を転職先に提出します。
特に健康保険、年金に関しては家族分も含めて手続きが必要なので、見落とさないようにしなければいけません。
また、2022年4月から年金手帳は発行廃止されていますので、年金手帳がない場合は「基礎年金番号通知書」等基礎年金番号がわかるものを提出ください。
転職したいと言う夫に対して妻ができるサポート
転職活動に踏み切る夫のサポートとして、妻ができることは何でしょうか。
苛立ちや不安があるかもしれませんが、夫の転職活動が始まったらできるだけ支えることで、転職を成功させる可能性が高まります。
妻だからことできるサポートは何か、考えていきましょう。
笑顔で送り出す
面接に行く際など、背中を押してくれる存在があると心強いのは言うまでもありません。
もちろん妻として抱える不安もありますが、夫もその不安を感じていないわけではない、と言い聞かせ、転職が成功するようにということだけを願い、夫を笑顔で送り出しましょう。
常に味方でいることを伝える
転職活動が思うように進まないときなど、相談されることもあれば、何も言わない男性もいるでしょう。
そんな時は、根掘り葉掘り状況を聞くのではなく、ただ妻として、家族として、普段通りの生活を送りながら、いつでも味方でいることだけをそっと伝えます。
時には相談に乗る
相談された時には、もちろん親身になって相談に乗ってあげると良いでしょう。
自分自身が女性であるがゆえに、なかなか理解できない部分もあるかもしれません。
でも、「家族」の将来を見据える気持ちは同じはずです。
この先を一緒に乗り越えていくにはどうすれば良いか、夫婦の将来、家族の将来を一緒に考えていきます。
前向きな姿勢で
生活が安定しないうちは、不安ばかりが先立つことは当たり前のことです。
ですが、不安にばかりならず「転職活動が終わったら」「転職が上手くいったら」と前向きな考えを持ち、夫のことをサポートしていきましょう。
40歳を過ぎて再就職したい人にはウィルオブがおすすめ
転職を決めてもなかなか次の就職先が見つからない、専業主婦だったけれど少しでも家庭を支えるために再就職をしたい人におすすめなのが、人材会社「ウィルオブ」です。
ブランクを感じる人や、希望する仕事がなかなか見つからない人を就職するまでサポートしてくれるサービスです。
未経験でも活躍できる仕事もたくさんあるので、新たな気持ちで就職先を見つけることができます。
まとめ
突然、夫から転職したいと言われても最初から否定せずに、まずは夫が転職したい理由などを聞くことが大切です。
そして、転職する方向になれば、夫だけでなく妻もサポートすることでより良い転職活動をすることができます。
転職となると就職先が見つかるのか、生活がどうなるのかなど不安に思うことが多くあるでしょう。
ですが、夫婦の今後の生活のためにも夫婦で支え合い、頑張っていくことが将来のためにもなります。
夫婦でよく話し合い、良い転職となるように大変な時期を乗り越えていきましょう。
参考サイト:
・みんなの転職体験談
・JOBSHIL (ジョブシル)
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- 夫の仕事環境が変わることで、収入や生活リズムも変わることがあります。安定するまでは、苦労することもあるので、お互いをサポートし合うことが大切です。家事をしていても時間に余裕があるなら、空いた時間で派遣社員として働いくことで生活費の足しにできますよ。生活に合わせて働くことが出来るので、検討をしてみてください。
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