学校を卒業後、定職につかずフリーターとして働いていた方も、20代半ばを迎えると「そろそろちゃんと就職したい」と感じ始める方が多くなります。
そうは言っても、ずっとフリーターを続けていた身では、はたして自分を採用してくれる企業があるのか、正社員としてきちんと働けるのか不安は募るばかりです。
しかし、あきらめる必要は決してありません。
フリーターや未経験に向いている職種を見つけることで、ベスト就職ができる可能性を高めることができるのです。
ここでは、フリーターから就職や正社員を目指すべき理由、就職しやすい仕事9選を紹介していきます。
職種だけでなく、フリーターから正社員への就職に関してくわしく知りたい方は、こちらの「フリーターから正社員になるには?就職のコツやおすすめ企業・職種を紹介」もご覧ください。
- いきなり正社員が不安な方は未経験OKの仕事もある派遣がおすすめ
- フリーターからいきなり正社員を目指そうと思っても、経験不足から不安に感じる方も多くいます。未経験だと、その思いはより強くなります。
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目次
フリーターが正社員で就職するのは難しい?
正社員と聞くと、経験やスキル、場合によっては資格も必要になるのではと思う方は多くいます。
確かに、専門職であれば経験・スキル・資格などを必要としていることもあるので、仕事によってはフリーターから正社員に就職するのは難しいといえます。
ですが、企業はなるべく長く働いてもらいたいと考えているので、仕事に対する熱意や自分ができること、将来どんな働き方をしていたいかなどを伝えることで採用率が高まります。
それでも、やはり仕事に関連する経験やスキルを持たずに急に正社員として働くことに不安を感じる方もいます。
その場合は、派遣社員やアルバイトなどで希望する職種で仕事を始め、経験やスキルに自信がついてから正社員を目指すことをおすすめします。
フリーターが就職を考えるのはどんなとき?
今までなんとなくフリーターを続けてきた方も、必ず就職を考えようとするきっかけがあります。
ここでは、フリーターが就職を考えるようになる理由は何かを紹介していきます。
収入が不安定
フリーターは気ままに働ける反面、時給が低いのが最大のデメリットです。
正社員は昇給やボーナスなどで収入が上がるのに対し、フリーターはほぼ横ばい状態となっています。
また、アルバイトやパートの場合、シフト制で働くことがほとんどなので、企業や店舗の都合によってシフトが削られ、収入が急に減ってしまう可能性も考えられます。
将来が不安
フリーターは厚生年金や社会保険に加入していないことが多く、万が一の病気やケガ、失業してしまうなど、たちまち生活できない状況に陥るリスクがあります。
家族がいたとしても、高齢になって年金生活をしている場合だと長期的に頼ることは難しいといえます。
そのため、今の生活費はなんとか稼げていても、将来に対して漠然とした不安を抱えている方が多いのです。
フリーター仲間が就職した
同じようにフリーターとして働いていた仲間が次々と就職を決め、充実した生活を送っているのを目の当たりにすると、自分だけが取り残された気持ちになってしまいます。
そうした状況の中で「このままではいけない」と焦りを感じ、就職活動を始めたという声もよく聞かれます。
社会的地位が低い
一般的にフリーターは社会的地位が低く、年を重ねれば重ねるほど世間の風当たりが強くなる傾向があります。
収入も不安定なため、住宅ローンや自動車ローンの申し込みをしてもちゃんと返済ができるのかと思われてしまい、審査に通りにくくなってしまうのです。
将来、結婚をして子どもが欲しい、マイホームが欲しいとなっても収入面や生活の安定性などを考えると、社会的信用度が低いままでは実現は難しい可能性が高まります。
フリーターが就職しやすい職種とは?
フリーターが就職を目指す場合、特殊なスキルや実務経験が必須の職種だと、いきなり正社員として採用されるのは難しいかもしれません。
反対に、人間性や人柄、社会人としてのマナーといったヒューマンスキルが重視される仕事なら、フリーターからでも努力次第で正社員になれる可能性があります。
また、慢性的に人材不足の業界であれば、新しい人材を積極的に採用したいと考えているはずです。
フリーターが就職しやすい仕事の具体例として、次の9つがあげられます。
販売、サービス職
スーパーやアパレル、商業施設、飲食店などのスタッフとして、顧客に商品やサービスを提供する仕事です。
特別な資格がいらず、未経験者でも応募できる求人が多いので、フリーターでも採用されやすいといえます。
接客が好きな方であれば、誰でもチャレンジできますが、給料の面では他の業界に比べて低い傾向にあります。
他にも、体力が必要となる仕事もあるので、自分に合う働き方はどんな店舗かを検討してから選ぶようにしましょう。
営業職
営業職は特別な資格を必要とせず、人間力が物を言う仕事です。
求人件数が豊富にあり、フリーターが正社員として就職しやすい職種の1つといえるでしょう。
営業は大変という印象があるかもしれませんが、頑張った分だけ成果につながりやすく、やりがいや手応えを感じられる仕事でもあります。
また、クライアントと直接接する仕事なので対人スキルも身につきます。
このスキルは、どの業界でも活用できるので人と接する仕事がしたい方は、まずは営業職から始めるのもおすすめです。
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軽作業系
工場や倉庫などでの仕事が多く、担う仕事も単純作業が多いので仕事を早く覚えやすく、未経験でも始めやすい仕事です。
商品を扱う仕事で、ライン作業のような業務では細かい作業が必要となることもあるのですが、自分の仕事に集中できますよ。
ほかにもフォークリフトを使う仕事やピックアップ作業など体を動かす仕事など、軽作業と一言で言っても幅広いのも特徴です。
未経験であっても自分の得意なことや仕事に活かせることは何かを考え、どの軽作業に向いているかを検討して仕事を選びましょう。
清掃業
軽作業系のように経験やスキルなどを必要としないので、未経験でもできる仕事として同じくくりにされることもあります。
清掃業は大変な仕事で常に人手不足のため、求人は多く採用される可能性は高めです。
また、日常の掃除でも活かせる技術を学ぶこともできるので、掃除が苦手な方も挑戦してみても良い仕事だといえます。
仕事によっては力が必要な仕事である場合もあるため、場所や業務内容をしっかりと確認をし、自分に合いそうな仕事が何かを見極めましょう。
技術職
具体的な職種でいうと、IT系のエンジニアやプログラマーが該当します。
急激な成長を遂げているIT業界は、業務を担う人材の育成が追いつかず、未経験者の採用を積極的に行なっています。
新しい知識や技術を学ぶのが苦でなければ、フリーターでも比較的チャレンジしやすい職種です。
ただ、特殊なスキルや資格が必要な場合もあるため、すぐに仕事を始めたい方にはあまり向いていないともいえます。
ですが、一度身につければ長く働けるものなので、学ぶことを検討してみてはいかがでしょうか。
建築業
土木作業員のように現場で作業する人材は、常に人手が不足しているので体力に自信がある方におすすめの仕事です。
日中や夜間など時間帯の幅も広いので、他の仕事を日中にして現場での仕事を夜間にするといったシフトの組み方もできます。
また、建築業で長く働きたい場合は、建築関連の資格を取得することにより、現場だけでなく管理職などでも働ける可能性が高まりますよ。
介護士
介護業界は、常に介護士が不足していることに悩まされているので求人の数も多くあります。
資格や経験が必要だと思われるかもしれませんが、実は介護を必要とする方に直接触れない部屋の掃除や食事の配膳などの仕事であれば未経験からでも始められるのです。
そのため、フリーターが就職しやすい職種の筆頭に挙げられており、「最後の砦」と考えている方もいます。
低賃金でハードワークという印象が強い職種ですが、働きながら上位の資格を取得すれば、キャリアアップしながら収入を上げることも十分可能です。
また、介護職に特化した派遣会社があるので、「介護派遣会社おすすめの15社徹底比較!会社の選び方やメリットなども紹介」で探してみてください。
保育士
保育士は介護職などと同じように常に人手不足であり、求人も常に多く出されています。
資格がない場合は、保育士をサポートする仕事を行うので、未経験でも働けるのです。
もちろん、長く働きたいのであれば資格取得を目指しながら現場での経験を積むようにしましょう。
また、未経験・無資格でも働ける求人も扱っている派遣会社については、こちらの「保育士におすすめの派遣会社7社を徹底比較!会社選びのポイントも解説」もあわせてご覧ください。
フリーターから正社員を目指す方法
フリーターから就職するのにおすすめの職業を紹介してきましたが、1人で仕事を探すのは時間がかかる上に仕事がない間の生活費も不安になります。
なるべく早く就職したいのであれば、派遣会社やハローワークなどの支援サービスを活用することをおすすめします。
派遣会社やハローワークでは、幅広い雇用形態での仕事の提案を行っているので、自分に合う仕事が見つかりやすくなります。
色々な仕事に挑戦して、自分がやりたい仕事を見つけたい方におすすめの働き方です。
もし、最初から正社員を目指したいのであれば、就職までの徹底したプランの提案やサポートを行ってくれる転職エージェントに相談すると良いですよ。
向いている仕事がわからない方は派遣社員がおすすめ
フリーターにとって、いきなり正社員の求人に応募するのは少しハードルが高く感じられるかもしれません。
実際、いざ就職活動を始めても「どんな仕事が自分に向いているのかわからない」と思い悩む方も多いようです。
そうした自信のなさから、就職活動が円滑に進まないこともあるでしょう。
フリーターが就職する選択肢の1つとして、派遣社員として働く方法があります。
派遣社員なら、いろいろな仕事を経験できるため、自分の適職を見つけられます。
紹介予定派遣であれば、派遣社員として実務経験を積みながら、正社員を目指すことも可能です。
派遣会社の多くはサポート体制も充実しています。
無料や格安のスキルアップ講座を受講できる上、コーディネーターによるアドバイスや相談も可能なので、経験の少ないフリーターにとって力強い味方となってくれるでしょう。
登録する派遣会社を比較したい方は、こちらの「【最新比較】派遣会社おすすめ20社!ランキングに惑わされない選び方も紹介」をご覧ください。
まとめ
現在フリーターだからといって、正社員を目指すのをあきらめる必要はありません。
たとえ未経験でも、仕事への熱意や自分が仕事で何ができるかなどを企業に伝えることで、正社員として就職するのは十分に可能です。
フリーターから正社員として就職したい方は、未経験でも歓迎される職種を選ぶことをおすすめします。
どんな仕事が自分に合うかわからないと悩んでいる方は、派遣社員として働くのも1つの手です。
派遣社員としていろいろな職種を経験するうちに、自分に合った仕事が見つかる可能性が高まります。
また、派遣会社によってフォロー体制も整っているので、正社員への就職をスムーズに進めたい方はぜひ活用してください。
自分に合う仕事を見つけてから正社員を目指すことで、正社員になった後、長く働き続けられるようにもなるのです。
周りが就職していってると慌てるのではなく、自分が将来どんな働き方をしたいかを考えながら仕事を探してくださいね。
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