結婚や出産、介護を理由に離れてしまった職場。「ブランクはあるけれど、諸々が落ち着いた今、やはりもう一度復帰を考えたい!」と思ったときには、年齢的に40代や50代。
ミドルシニア世代に差し掛かっているということも珍しくありません。
今回は、40代~50代の再就職・転職に役に立つ稼げる資格を紹介します。
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目次
一般事務や経理の仕事を目指す方におすすめの事務系の資格
40代以上も求人対象となる場合が多い事務系の仕事ですが、そこには即戦力が求められます。即戦力のアピールとしても有効な資格を紹介します。
日商簿記検定
「簿記」とは、「企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能」です。
簿記を習得することで、経理に必要な会計知識、財務諸表を読む力、経営管理能力、分析力を身につけられます。
◆参考サイト:商工会議所の検定試験(簿記)
〔種別と難易度〕
・初級
合格率:50%
試験時期:随時受付 試験時間:40分
試験場所:商工会議所が認定した「商工会議所ネット試験施行機関」(自宅受験は不可)
受験料:2,200円
・3級
合格率:30-40%
試験時期:毎年2月、6月、11月の3回 試験時間:120分
試験場所:全国、受験希望地の商工会議所に問い合わせ
受験料:2,850円
・2級
合格率:20-40%
試験時期:毎年2月、6月、11月の3回 試験時間:120分
試験場所:全国、受験希望地の商工会議所に問い合わせ
受験料:4,720円
・1級
合格率:10%
試験時期:毎年2月、6月、11月の3回 試験時間:180分
試験場所:全国、受験希望地の商工会議所に問い合わせ
受験料:7,850円
MOS
「MOS」とは、「Microsoft Office Specialist」の頭文字を取ったもので、「ExcelやWordなどのマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを証明できる資格」です。
マイクロソフトオフィス製品は、適宜バージョンアップされているため、MOSはバージョンごとに試験が用意されています。
◆参考サイト:MOS公式サイト-マイクロソフト オフィス スペシャリスト
〔種別〕
・Word スペシャリスト(一般)
試験時期:毎月1-2回(指定のPC教室などでは随時) 試験時間:50分
試験場所:全国(試験はすべて実技試験、試験会場に用意されたPCを使い実施)
受験料:10,780円
・Word エキスパート(上級)
試験時期:毎月1-2回(指定のPC教室などでは随時) 試験時間:50分
試験場所:全国(試験はすべて実技試験、試験会場に用意されたPCを使い実施)
受験料:10,780円~12,980円
・Excel スペシャリスト(一般)
試験時期:毎月1-2回(指定のPC教室などでは随時) 試験時間:50分
試験場所:全国(試験はすべて実技試験、試験会場に用意されたPCを使い実施)
受験料:10,780円
・Excel エキスパート(上級)
試験時期:毎月1-2回(指定のPC教室などでは随時) 試験時間:50分
試験場所:全国(試験はすべて実技試験、試験会場に用意されたPCを使い実施)
受験料:10,780円~12,980円
ビジネス会計検定
ビジネス会計検定とは「財務諸表に関する知識や分析力を問うもので、財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことに重点」を置いた技能検定試験です。
◆参考サイト:ビジネス会計検定試験
〔種別と難易度〕
・3級
合格率:62%
試験時期:年2回(毎年3月と9月) 試験時間:120分
試験場所:札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡のいずれか
受験料:4,400円
・2級
合格率:48%
試験時期:年2回(毎年3月と9月) 試験時間:120分
試験場所:札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡のいずれか
受験料:6,600円
・1級
合格率:29%
試験時期:年2回(毎年3月と9月) 試験時間:180分
試験場所:札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡のいずれか
受験料:11,000円
女性に人気!人と関わる医療・福祉系の資格
高齢化社会が進む現在、医療・福祉分野の求人は40代以上を対象にしたものも豊富です。
ただし、多くの場合「資格保有」が条件となっています。国家資格を今から……はさすがに難しくても、関連業務を担うための資格取得は40代からでも十分間に合います。
登録販売者
「登録販売者」は、2009年薬事法改正時に誕生した比較的新しい資格です。
「かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類に限る)の販売を行うための専門資格」とされています。薬局やドラッグストアで薬剤師が不在の際にも一般用医薬品販売ができる専門家です。
◆参考サイト:一般社団法人 日本医薬品登録販売者協会
〔試験について〕
合格率:40%
試験日程:都道府県ごとに試験日・申込み締め切りが異なります。概ね、毎年試験日は8月下旬~12月中旬、申込み締め切りは各試験日の約2ヶ月前です。
試験時間:240分
試験場所:全国
受験料:都道府県によって異なる(13,000円~18,100円)、合格時には販売従事登録料も必要
医師事務作業補助者
「医師事務作業補助者」の主な業務は診断書や電子カルテの入力、書類作成、検査予約など医師の事務業務をサポートするポジションです。
『ドクターズオフィスワークアシスト®』の称号を取得できます。
◆参考サイト:全国医療福祉教育協会(医師事務作業補助者実務能力認定試験)
〔試験について〕
合格率:60-80%
試験日程:毎月1回 試験時間:90分
試験場所:在宅受験(認定機関の通信講座の受講生)、会場受験(認定機関の通学受講生)
受験料:5,000円
未経験者も、キャリアアップを目指す方も必見!金融系の資格
年齢を問わず、安定的な求人がある金融系の仕事。
中には国家資格もありますが、しっかり勉強をすれば40代からでもチャレンジ可能、かつ以降ずっと「生涯現役」で使える資格があります。
ファイナンシャル・プランニング技能検定
「ファイナンシャルプランナー」とは、「一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家」で、いわゆる「暮らしとお金の専門家」です。
◆参考サイト:日本FP協会
〔種別と難易度〕
・3級
合格率:学科70~80%・実技80~90%
試験時期:年3回(毎年1月・5月・9月) 試験時間:学科120分・実技60分
試験場所:全国(受検申請者各人に受検票にて指定試験会場を通知)
受験料: 学科試験 3,040円・実技試験 3,040円(含事務手数料)
・2級
合格率:学科70~80%・実技80~90%
試験時期:年3回(毎年1月・5月・9月) 試験時間:学科120分・実技90分
試験場所:全国(受検申請者各人に受検票にて指定試験会場を通知)
受験料: 学科試験 4,256円・実技試験 4,560円(含事務手数料)
社会保険労務士
「社労士」とは社会保険労務士法に基づいた国家資格者で、「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を目的として、業務を行う仕事です。
◆参考サイト:社会保険労務士試験公式サイト
〔試験について〕
受験資格: 1.学歴、2.実務経験、3.厚生労働大臣の認めた国家試験合格のいずれかを保有する者(受験資格証明書の提出も必要)
合格率:10%
試験日程:年1回(毎年8月) 試験時間:選択式80分+択一式210分
試験場所:全国社会保険労務士会連合会試験センター
受験料:9,000円
転職は今がチャンス!不動産・建築系の資格
男性のイメージが強いかもしれませんが、不動産・建築分野の仕事の求人は、男女問わないものも多く、「接客」という点では細やかな配慮ができる女性が求められる傾向もあります。
勉強は必要ですが、ブランク期間を有効活用し、不動産売買に関する資格を目指すこともオススメです。
宅地建物取引士資格試験
宅地建物取引業を営む場合は、「宅地建物取引業法」に基づき、国土交通大臣または都道府県知事からの免許を受けなければいけません。
免許を受けるに際しては、所管ごとに企業規模や業務内容等を考慮して国土交通省令で定められた人数の宅地建物取引士を配置しなければいけません。
宅地建物取引士になるためには、「宅建業法」で定められている「宅地建物取引士資格試験」をクリアする必要があります。
◆参考サイト:一般財団法人 不動産適正取引推進機構(宅建試験)
〔試験について〕
合格率:15%
試験日程:年1回(毎年10月 第3日曜日) 試験時間:120分
試験場所: 原則として、居住の都道府県内指定の試験会場
受験料:7,000円
管理業務主任者試験
「管理業務主任者」とは、「マンション管理業者が管理組合などに対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格者」を指します。
管理業務主任者試験に合格したら、「管理業務主任者」として登録します。
◆参考サイト:一般社団法人 マンション管理業協会
〔試験について〕
合格率:20%
試験日程:年1回(毎年12月) 試験時間:120分
試験場所: 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県、沖縄県
受験料:8,900円
賃貸不動産経営管理士
「賃貸不動産経営管理士」とは、賃貸のマンション・アパートといった賃貸住宅の管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家で、賃貸不動産の管理業務についての幅広い知識を有しています。
◆参考サイト:賃貸不動産経営管理士
〔試験について〕
合格率:50%
試験日程:年1回(毎年11月) 試験時間:90分
試験場所: 札幌、盛岡、仙台、大宮、千葉、東京、横浜、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、高松、福岡、熊本、沖縄
受験料:13,200円
キャリアの証明にも!将来性も期待できるWEB・IT系の資格
WEBやIT関連の資格は、まだまだ新しいものも多いため、40代以降であってもその資格を「持っている」ことが企業からの好評価につながるケースも多々あります。
ITパスポート試験
「ITパスポート」とは「ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”」を指します。
IT社会で働くことが当たり前となっている今、仕事をする上で不可欠なITについての基礎知識を習得済みであることを証明する国家試験です。
◆参考サイト: 【ITパスポート試験】情報処理推進機構
〔試験について〕
合格率:50%
試験日程:月1〜3回 試験時間:120分
試験場所: 全国の指定試験会場
受験料:5,800円
情報処理技術者試験
「情報処理技術者試験」とは、「情報処理の促進に関する法律」に基づいて、情報処理技術者としての「知識・技能」が一定以上の水準であることを経済産業省に認定してもらう国家試験です。
◆参考サイト:情報処理推進機構(情報処理技術者試験)
〔試験について〕
合格率:25%
試験日程:年2回(4月・10月) 試験時間:150分
試験場所: 全国の指定試験会場
受験料:5,700円
全業種で使える!持っていると有利な資格
学生が取得するイメージが強い資格ですが、就職活動を控えた学生が取得を目指す=就職活動には有利、ということです。
いずれも年齢の制限はなく、どのような分野であれ備えているとプラスのイメージにつながる資格です。
TOEIC
TOEICとは「Test of English for International Communication」の頭文字を取ったもので、米国の非営利テスト開発機構 Education Testing Service(ETS)主催の英語によるコミュニケーション能力の程度を測るための試験です。
◆参考サイト:【公式】TOEIC
〔試験について〕
合格率:合否ではなく獲得スコアで評価(990点満点)
試験日程:年10回(1月・3月・4月・5月・6月・7月・9月・10月・11月・12月)
試験時間:120分
試験場所: 全国の指定試験会場
受験料:5,830円
秘書検定
秘書検定とは、相手に「感じが良い」という印象を与えるためにはどうすることが必要か、という点に関して、社会人が備えるべき基本的な常識を「秘書技能」という名称で検定化したものです。
◆参考サイト:ビジネス系検定
〔種別と難易度〕
・3級
合格率:70%
試験時期:毎年2月、6月、11月の3回 試験時間:120分
試験場所:全国、希望ブロック内の指定試験会場
受験料:2,800円
・2級
合格率:70%
試験時期:毎年2月、6月、11月の3回 試験時間:130分
試験場所:全国、希望ブロック内の指定試験会場
受験料:4,100円
・準1級
合格率:40%
試験時期:毎年6月、11月の2回 試験時間:140分
試験場所:全国、希望ブロック内の指定試験会場
受験料:5,300円
・1級
合格率:30%
試験時期:毎年6月、11月の2回 試験時間:150分
試験場所:全国、希望ブロック内の指定試験会場
受験料:6,500円
日商PC検定
「日商PC検定」とは、文書作成や表計算などに関するアプリケーションソフトの利用・活用に関わる能力や、多様化するネットワーク環境において適正かつ円滑なITの利用・活用を行う知識・スキルを問う検定試験です。
◆参考サイト:商工会議所の検定試験(日商PC)
〔種別と難易度〕
・ベーシック
合格率:80%
試験時期:会場ごとに設定 試験時間:30分(実技のみ)
試験場所:商工会議所認定「商工会議所ネット試験施行機関」であり、同検定試験に対応したソフトウェアが導入されている機関
受験料:4,200円
・3級
合格率:80%
試験時期:会場ごとに設定 試験時間:45分(内30分は実技)
試験場所:商工会議所認定「商工会議所ネット試験施行機関」であり、同検定試験に対応したソフトウェアが導入されている機関
受験料:5,240円
・2級
合格率:68%
試験時期:毎年6月、11月の2回 試験時間:55分(内40分は実技)
試験場所:商工会議所認定「商工会議所ネット試験施行機関」であり、同検定試験に対応したソフトウェアが導入されている機関
受験料:7,330円
・1級
合格率:33%
試験時期:年2回(2月・10月) 試験時間:90分(知識+実技)
試験場所:商工会議所認定「商工会議所ネット試験施行機関」であり、同検定試験に対応したソフトウェアが導入されている機関
受験料:10,480円
文書情報管理士検定
「文書情報管理士」とは、「書類の最適な電子保存の方法を理解し、文書の大切さを伝えるエキスパートのための資格」です。
◆参考サイト:JIIMA 公式サイト
・2級
合格率:70%
試験時期:夏期・冬期の年2回(定められた40日間の試験期間中に、自分のスケジュールに合わせた日時で受験可)
試験時間:90分
試験場所:全国の指定会場
受験料:11,000円
(*以下、1級以上は前級の取得が受験資格となります)
・1級
合格率:60% 受験資格:同検定2級取得者
試験時期:夏期・冬期の年2回(定められた40日間の試験期間中に、自分のスケジュールに合わせた日時で受験可)
試験時間:90分
試験場所:全国の指定会場
受験料:11,000円
・上級
合格率:40% 受験資格:同検定1級取得者
試験時期:夏期・冬期の年2回(定められた40日間の試験期間中に、自分のスケジュールに合わせた日時で受験可)
試験時間:90分
試験場所:全国の指定会場
受験料:11,000円
40歳を過ぎて再就職したい人におすすめ
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ブランクを感じる人や、自分が持つスキルを活かせる仕事がなかなか見つからない人を就職するまでサポートしてくれるサービスです。
未経験でも活躍できる仕事もたくさんあるので、新たな気持ちで就職先を見つけることができます。
まとめ
「持っていると有利」とされる資格は、分野ごとに異なります。
もちろん受験や合格のためには勉強、場合によっては講座等の受講が必要なものもありますが、ここに紹介している資格はいずれも年齢や受験資格の制限なく挑戦できるものです。
つまり「今さら」ではなく、「40代からでも十二分に挑戦できる!」ということです。
ブランクをマイナスポイントとしないためにも、企業側への自己PRの手段のひとつとして「資格」を味方につけるのです。
※掲載されている内容は、2019年9月現在の情報です。
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- 資格があれば就職に有利となるため、資格取得を目指そうとする方がいるでしょう。ですが、仕事と勉強を両立させるのは難しいものです。
実は、派遣会社によっては資格取得のサポートも行っているので、資格取得を目指しながら仕事ができるような働き方を一緒に考えてくれます。ライフスタイルに合わせた働き方も提案することができますよ。 >>相談・登録はこちら