主婦のための履歴書・職務経歴書の書き方基本のルール

主婦が再就職を考えるとき、つい「知っているつもり」になってしまっている履歴書や職務経歴書の書き方。何かしらの公募に応募してみようかな、と思ったら、まず必要になるのが履歴書です。
履歴書を記入する際に守るべき基本的なマナーは、大丈夫ですか?

それぐらい……と思われる方も多いかもしれませんが、まさか「履歴書の不備」が仇となってしまうことなどないように、再確認していただけるようポイントをまとめます。

履歴書の書き方基本のマナー。準備するものは?

履歴書の種類と選び方

コンビニや100円ショップでも入手可能な履歴書ですが、実は「どれも同じ」ではありません。「決まり」というわけではありませんが、マナーとして「どのような場合に、どの履歴書を使う」という暗黙のルールがあります。

JIS規格の履歴書

企業からの指定がない場合にはどの履歴書を使っても構わないのですが、日本工業規格(JIS)規格のものが、いわゆる「標準」のものとされています。
JIS規格の履歴書は、紙面に占める割合として学歴・職歴欄が多く、自己PR等の記載欄が少ないのが特徴です。

言い換えると、職歴(社会人として企業に務めた経験年数)が長く、当該欄に記載できる内容が充実している場合には、それ自体がアピール材料になりますが、「職歴」として記載できることが少ない場合には余白が目立ってしまいます。
したがって、学歴・職歴に記載できる内容が多い人は、JIS規格の履歴書を使うと良いです。

JIS規格以外の履歴書

大きく分けて「転職用」のものと「パート/アルバイト用」のものがあります。両方をカバーできる、また転職でもパート/アルバイトでもないけれど、学歴・職歴欄への記載事項が少なく、むしろ志望動機、趣味特技、所持資格、自己PRなどに紙面を割きたい場合には、「一般用」のものを使います。

・転職用の履歴書
「職務経歴書」とセットになっているものが多く、前職の退職理由を記載する欄がある用紙もあります。

・パート/アルバイト用の履歴書
勤務の希望日時などを書くことができるようになっていますが、志望動機などを記載するスペースは少なめです。

・一般用の履歴書
志望動機、趣味特技、所持資格、自己PRなどを記載するスペースがJIS規格のものに比べると多く、どちらかと言うと社会人経験が浅く、学歴・職歴以外でアピールしたい人が使います。

履歴書のサイズは読みやすさを重視

通常、市販の履歴書はB4が二つ折りにされた状態で陳列されています。
近年は、webからテンプレートをダウンロードして履歴書を作成するケースも増えてきているため、A4で作成する人もいます。

特に指定がない場合はB4(折りたたんだサイズはB5)であれA4であれ構わないのですが、読む人が「読みやすいサイズ」というのを意識します。

手書きにすべきか、PC作成が良いのか

外資系企業やITベンチャー企業など、一部の業界では「パソコンでの履歴書作成」が常識化されているケースもありますが、多くの場合は手書き・パソコンでの作成の差異によって企業側が何がしかの差をつける、企業側からの評価に差が出る、ということはありません。
むしろ作成者として踏まえておくべきは、手書き/PC作成のメリット・デメリットです。

手書きのメリット

手書き「文字」から「自分という人間」が相手に伝わる可能性がある。
市販のものから選ぶので、用紙サイズの選択ミスがない。

手書きのデメリット

修正液等は使用できないので書き直しができず、作成に時間を要する。
「文字」が読みづらい場合がある。

PC作成のメリット

文字が読みすく、PC作業に慣れている人の場合は作成時間も短い。一度作っておけば、提出先が異なる場合にも転用できる。

PC作成のデメリット

履歴書サイズに指定がある場合には、印刷の用紙サイズに要注意。

手書きの場合は黒いペンで。オススメのインク、太さとは

履歴書に記入する際は、黒色インクのペンかボールペンを使用します。鉛筆やシャープペンシル、最近多い消せるボールペン、修正液や修正テープは使用不可です。
また、インクのかすれやにじみにも注意します。

書き間違えてしまった場合は、面倒くさがらず新しい用紙に最初から書き直します。

オススメはゲルインクのもの

インクには水性・油性の他に、ゲルインクがあります。ゲルインクは水気に強く、紙面上でもにじみにくいのが特徴です。

オススメのペンの太さ

オーソドックスなペンの太さは0.5mm。前後に0.38mmや0.7mmといったものも多くありますが、履歴書を書く上でのオススメは0.7mm。0.7mmは、書いた文字が「潰れない」程度の頃合いの太さとされています。

もちろん高級なボールペンもありますが、コンビニでも買うことのできる「uni ジェットストリーム」や「ゼブラ サラサ」などもオススメです。

顔写真も重要なポイント

たとえ面接時に履歴書を持参するケースであっても、履歴書に顔写真を貼るスペースがあれば必ず貼ります。
その写真は、胸から上を写した顔が良くわかるものでなければいけません。

帽子やサングラスなど顔がわからないものはNG。過度な露出、派手な色柄の服装、華美なアクセサリー等の装飾品は避け、なるべく直近3ヶ月以内に撮影したものを添付します。
あくまでも「証明写真」でなければならず、スナップ写真やプリクラなどの代用は不可です。

誤字脱字のチェックは怠らない

誤字脱字は、常識を問われる評価軸にもなります。徹底的にくまなくチェックし、皆無にしなければいけません。
PC作成の場合は、WordやGoogleドキュメントの機能を使い誤字脱字チェックをすることができますが、手書きの場合は時間をおいて読み直す、第三者に目を通してもらうなどのチェック体制を取り、手落ちがないようにします。

意外な落とし穴?!名前、住所にも気を遣うべき


書いた履歴書を発送する際には、その封筒の書き方にも注意を払います。

封筒の表書きで気を付けるべきこと

〔住所〕
投函場所が県内、市内であっても、省略することなく都道府県名から正確に記入します。

〔名前〕
社名などを記入する際には、(株)などの略字を使ってはいけません。
・企業(会社・部署)宛の場合
 「******株式会社 #####部御中」という形で書きます。
・担当者個人宛の場合
 「******株式会社 #####部 ++様」という形で書きます。
 「御中・様」をダブルで使用してはいけません。

〔左下〕
 「応募書類在中」「履歴書在中」など、記載します。

封筒の裏面はどう書くべき?

省略することなく、自分の住所と名前を正確に記します。

中に入れる書類が汚れないようにクリアファイル等に入れてから封筒に入れるようにし、さらに書類に折り目をつけないように角2号など定形外サイズの封筒を使用します。
定形外サイズ、かつ、書類の重さもあるので、郵便料金が不足することのないように注意します。

40代の職務経歴書の書き方ポイントは?

志望動機の書き方

なぜ、働きたいのか?を明確に書きます。ポイントは「働く意欲」の有無です。

例えば「夫の収入が減ってしまったため、仕方なく……」や「子どもが高校に上がったため、時間ができたので……」という答え方は、ポジティブには捉えられない場合があります。
「身の上話」ではなく、その組織で働く上でのモチベーションをアピールできる伝え方を意識することが大切です。

自己PRの書き方、注意点

その上で、自己PRでは「専業主婦としての期間」を隠すのではなく「正当なブランク」として印象づける工夫をします。
履歴書には「〇〇年~◇◇年 専業主婦のため職歴なし」と記し、まずは無駄な転職歴が無いことを示します。「専業主婦としてのスキル」が即戦力として採用されるケースもあります。

ブランクが長い人の職務経歴書の書き方ポイントは?

志望動機の書き方

仮に、ブランクが長い場合には、職歴記載欄には手短に「一身上の都合により退社」とだけ記し、「自己PR欄」を活用します。

例えば「前職を退職してからのブランク期間が〇〇ヶ月(◯◯年)ありますが、その期間には今後のビジネスシーンに生かせるよう*****をしてまいりました。同期間に習得したスキル/資格/免許を最大限に活用しながら、御社にて貢献させていただきたいと存じます」などのように記します。

*****の部分には、実際に行った「留学して語学の勉強」「専門学校に通学して資格取得」「特殊免許の取得」など具体的なエピソードを入れます。
言い換えれば、ブランク期間に何を身につけ、それを以降どのように生かすことができるのか具体的かつ明確に、しっかりと自己PRに繋げるのです。

40歳を過ぎて再就職したい人におすすめ

履歴書の準備ができていざ仕事を探してもなかなか見つからない…そんな人におすすめなのが「Chance Work for 40」。
ブランクを感じる人や、やったことがない仕事に就いてみたい人を就職するまでサポートしてくれるサービスです。

未経験でも活躍できる仕事もたくさんあるので、新たな気持ちで就職先を見つけることができます。

まとめ

「しっかりとした理由や目的があることで生じたブランク」であれば、その期間が長くとも問題はありません。「なぜ今のタイミングで再就職を希望するのか」という点をクリアにし、対外的にアピールする就職の意欲にもつなげます。

履歴書は就職の第一歩。中身をしっかり考えて、丁寧に作成することが大切です。基本のルールを今一度確認し、企業側に、「この人に会いたい!」と思ってもらえる履歴書・職務経歴書を完成させましょう。

参考サイト

しごとナビ@履歴書
ボールペン専門ページ byピントる
カメラのキタムラ プリントサービスHP