PHPエンジニアの平均年収|年収アップのために必要なスキル

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PHPエンジニアとして活躍し続けるために、働き方や転職を視野に入れている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、他の業種と比較した際のPHPエンジニアの年収、収入アップが見込める資格やスキルについて解説します。PHPエンジニアの今後の見通しとキャリアパスも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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アンケートから見るPHPエンジニアの平均年収

ITエンジニアは、扱う言語によって年収が左右されます。PHPは、WEBサービス・Webアプリケーション開発での需要が高いため、Javaエンジニアに次ぐニーズがあります。また、PHPはHTMLの中に埋め込めるなど、多言語との応用が利きやすいのも特徴です。このように利便性が高い点からも、一定の経験やスキルを持ったPHPエンジニアであれば、将来活躍の場がなくなる可能性は低いでしょう。

2020年アンケート:PHPエンジニアの年代別平均年収

TECH Streetは、転職サービス「doda」に会員登録を行った20代~50代のITエンジニアを対象にアンケートを実施しています。2020年1月1日〜2020年9月30日に集計した「プログラミング言語別年収ランキング(2020年総合版)」による年代別PHPエンジニアの平均年収は以下の通りです。
<2020年のPHPエンジニアの平均年収>

20代:361万円
30代:467万円
40代:586万円
50代:547万円

同アンケートの結果によると、PHPを含めた全21種の言語別平均年収は、20代が312~476万円、30代は467~569万円、マネージャーや管理職を任されることの多い40代になると539~753万円、50代では403~635万円となっています。

他言語と比較してみると、PHPエンジニアの平均年収はやや低めの水準となっているものの、国税庁が2019年(令和元年)に行った「民間給与実態統計調査」では、年間を通じて勤務した給与所得者の平均年収はおよそ436万円であったと報告されています。

これらのデータを踏まえると、30代以降のPHPエンジニアは、全業種の平均年収よりも高い水準となっていることが見て取れます。
<2019年のPHPエンジニアの平均年収>

20代:389万円
30代:481万円
40代:502万円
50代:616万円

同アンケートの結果では、PHPを含む全21種の言語を扱うITエンジニアの年代別平均年収は、20代が375~512万円、30代が455~666万円、40代が414~710万円、50代が515~928万円となっていました。

2020年の結果と比較してみると、PHPエンジニアの平均年収は高くなっていることが分かります。

2019年から2020年の1年間で、言語による年収の差は小さくなっているのです。同アンケートの結果では、PHPを含む全21種の言語を扱うITエンジニアの年代別平均年収は、20代が375~512万円、30代が455~666万円、40代が414~710万円、50代が515~928万円となっていました。

2019年から2020年の1年間で、言語による年収の差は小さくなっているのです。

参照元:TECH Street「2020年プログラミング言語別年収ランキング」
参照元:国税庁「民間給与実態統計調査

▼PHPエンジニアの転職については
こちらのPHPエンジニアの転職を成功させるには?キャリアアップの方法を解説!でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

PHPエンジニアとして働くうえでの今後の見通し

PHPは、世界中にユーザーを持つWordPressに用いられている言語です。現在、サーバーサイド言語としてのシェアが高い一方で、用途がWeb開発に限定される点から将来性を懸念する声も耳にするのではないでしょうか。

PHPのシェアから見る現状

W3Techsが公表する「World Wide Web Technology Surveys」を見てみると、2022年4月以降、サーバー内で動作するサーバーサイド言語におけるPHPのシェア率は77.5%を占めています。また、PHPを用いるWordPressで稼働するWebサイトは、世界中のWebサイトの43.0%を占めています。

2022年4月1日以降、CMS(Contents Management System)におけるWordPressのシェア率は64.2%と半数以上を占有する結果となっており、2022年1月時点の開発言語別求人数もPHPがトップとなっていました。日本国内において、現在PHPエンジニアの需要は高まっていると考えられます。

参照元:調査サイト「W3Techs

PHPの将来性には懸念の声も

PHPのニーズは高まっているものの、Web以外での分野であまり使われていないのが現状です。Webサイトの数が増加の一途をたどる昨今は問題がないと見られていますが、適用範囲の狭さから新規分野への参入も難しく、将来の見通しが明るいとは言い切れません。

Webに特化するPHPは、スマートフォン用のアプリ開発などには適用できず、新たな言語の出現によって代替されてしまった場合、一気に需要が減少すると懸念されています。

なお、年収のアンケート結果でPHPエンジニアの平均年収が他言語よりも低いのは、習得しやすいPHPに人気が集まりエンジニアが増加し、需要と供給のバランスが安定してきた結果だと考えられます。PHPの需要を維持するには、必然的にWebでのシェアを守っていく必要があるでしょう。

※同時作成中のKW「php 将来性」の記事のURLへ内部リンクを貼ってください。

PHPエンジニアの年収アップのために必要なスキル

PHPエンジニア年収アップ
PHPエンジニアは、保有するスキルによって年収アップが期待できます。PHP言語で開発されたシステムの追加開発や保守などの需要は高く、開発実績の多い言語であることから企業の信頼が高いのも強みです。ただし、今後PHPだけでは契約の獲得が困難になるケースも想定されます。他のエンジニアとの差別化を図るためにも、技術面だけでなく、コミュニケーション能力やマネジメント能力のアップも意識したいところです。

関連するプログラミング言語のスキル

PHPエンジニアとして年収のアップを狙うなら、PHPのスキルをさらに高めて競争力を強化しなければなりません。他のエンジニアよりも技術力に長けていれば、優先的に仕事を与えてもらえる機会が増えるでしょう。また、他言語の習得により活躍のフィールドを広げていけば、さらなる年収アップにも期待できます。

Web開発の現場では、ひとつのプロジェクトの中にPHPだけでなくJava・Ruby・HTML・CSSといった言語が用いられることが多いため、関連する言語を習得すればフロントエンドも含めたプロジェクト全体に携われます。

フレームワークの知識を深める

複雑な工程を必要とするWebシステムの開発に、効率化を図るためのフレームワークが用いられるケースも増えているようです。世界的に人気のある「CakePHP」は、PHP言語を用いたオープンソースのフレームワークです。エンジニアごとに分業しやすく、サーバーの設定や動作環境の整備をほとんど必要としないなど、利便性の高さに定評があります。

「Laravel」も世界的に普及しているフレームワークですが、こちらは主にWebアプリケーションの制作に用いられます。今後エンジニアには、習得した言語を対象としたフレームワークに関する知識も求められるでしょう。さまざまな現場でスムーズに対応できるよう、開発スピードを高めるフレームワークの知識が必要です。

サーバーやデータベースの知識を備える

PHPエンジニアはWebシステムの開発が中心です。開発を行う際に必須となるサーバーやデータベースに関する知識があれば、仕事の領域を広げられます。PHPエンジニアとして、押さえておきたいのがLAMP環境の知識です。

LAMP環境とは、Linux(ソフトウェア)・Apache(サーバー用ミドルウェア)・MySQL(データベース用ミドルウェア)・PHP(プログラミング言語)の頭文字を取ったもので、現在Web開発の主流となっており、LAMP環境で環境を構築できるエンジニアの需要は非常に高くなっています。

幅広いフェーズでの開発経験を積む

PHPエンジニアの求人では、サーバーサイドと併せてフロントサイドの開発経験を求められるケースも多くなっています。Web開発において、ユーザーからの見た目や使いやすさを実現するUIやサイトを訪れたユーザーにより良い体験を提供するUXは、インターネットが普及した現代においてとても重要なものです。

HTML・JavaScript・CSSなど、フロントサイドの開発に必要な知識と経験を持つエンジニアであれば、開発における全体の管理やより多くの工程に関与できます。プロジェクト全体の管理を行い、期日までの納品につなげるプロジェクトマネージャーとなれば、活躍の場が広がり大幅な年収アップも期待できるでしょう。幅広い知識があれば大きなアピール材料となり、年収の高い企業への転職も実現しやすくなります。

上流工程での経験値を積む

システムの開発を成功に導くには、システムの内容に基づいて詳細なスケジュールを組み立てる必要があります。開発の初期段階となる要件定義や基本設計、詳細設計といった上流工程は、システムのクオリティを大きく左右するものです。上流工程の仕事内容は、クライアントにヒアリングした内容を基にシステムの範囲を明確化し、ソフトウェア・ハードウェアの構造を決定、機能ごとの細かい設計を行う重要な作業です。

システム開発にはチームワークが欠かせません。上流工程を目指すのであれば、プログラミングスキル以外のコミュニケーションスキル、マネジメント力も必要です。PHPエンジニアとして将来的な年収アップを目指すなら、プロジェクトメンバーと積極的なコミュニケーションを図るなど、普段から意識しておくとよいでしょう。上流工程に携われるようになると、ITエンジニアとしての市場価値が高まります。

PHPのスキルを資格取得で証明する

客観的に自身のスキルを証明できる資格を保有していれば、転職先の企業やクライアントからの信頼を獲得しやすくなります。資格試験に臨む際は、単にテキストを暗記するのではなく、基礎をしっかりと理解したうえで着実にステップアップしていかなければなりません。PHPエンジニアとしての技術力が正式に評価されれば、高い水準でのシステム開発に携われるチャンスも掴みやすくなるでしょう。

PHP技術者認定試験

日本国内において知名度の高いPHP資格試験は、一般社団法人PHP技術者認定機構が運営する「PHP技術者認定試験」です。経済産業省所管である独立行政法人IPAが定める「ITスキル標準」に登録されており、企業に所属するエンジニアであれば昇進や転職、フリーランスのエンジニアならばビジネスチャンスの拡大に有用です。PHP技術者認定試験には「初級試験」「上級(準上級)試験」「認定ウィザード」といった3つのグレードがあります。

初級試験は、PHPの基礎知識を確認する内容となっており、学生や社会人2年目くらいまでのプログラマー、Webデザイナーを対象としています。上級(準上級)試験は、3年以上の実務経験があるPHPエンジニアが対象です。実用的かつ高度なプログラミングテクニックが問われるため、合格率10%程度の難関資格であり、受験するには十分な対策が求められます。

認定ウィザードになると通常の試験とは異なり、審査方式が採用されています。受験の資格を得るには、上級試験に合格してから2年以内という前提をクリアしなくてはなりません。試験では4,000字以上の論文を匿名で提出します。非常に難関な資格試験となっているため、取得した際には大きなメリットが期待できます。

Linux技術者認定試験 LinuC(リナック)

2018年にNPO法人LPI-Japanが運営をスタートさせた「LinuC」は、サーバーOSとしてシェアの高いLinuxのスキルを示す資格試験です。既存の「LPIC」を日本に特化した形にしており、近年では採用や人事評価に取り入れる企業も増えてきています。LinuCのレベルも3つに分かれており、上位の試験を受けるには下位の試験合格が前提条件です。

レベル1・レベル2の試験ではそれぞれ101/102・201/202というように、出題範囲の異なる2つの試験を受けます。両方の試験を5年以内に合格しなければならないという期限が設けられています。LinuCは、LAMP環境を用いることの多いPHPエンジニアにとって、取得する意義の大きい資格です。

PHPエンジニアとしてキャリアパスを考える

エンジニアとして今後も長く活躍するために、どのようなキャリアパスを描くべきかと悩む方も多いでしょう。ビジネスにデジタル技術が欠かせなくなっている昨今、PHPエンジニアのキャリアにはさまざまな選択肢があります。

PHPのスペシャリストを目指す

PHPの知識や技術をさらに極め、スペシャリストとなることも選択肢のひとつです。PHPの周辺事項に詳しいエンジニアとして、システム開発・設計におけるサーバーの設置やデータベース構築、プロジェクトを円滑に進めていくための詳細なタスク管理のほか、チーム全体のスキルアップをサポートするメンターとしての役割も果たせれば自身の優位性は保たれます。

ただし、PHPのスペシャリストは需要が高い一方で新しい言語の流行により立場を脅かされてしまうリスクもあります。領域を広げて活躍するための準備も忘れないようにしましょう。

プロジェクトマネージャー(PM)を目指す

上流工程のエンジニアを経て、プロジェクトマネージャーを目指す選択肢も考えられます。プロジェクトマネージャーの役割は、計画の立案から予算の管理、業務の調整、開発後の評価までを担うプロジェクトの総責任者です。開発現場で培った経験はもちろん、コミュニケーション能力や状況を正しく把握する能力なども求められます。

ただし、プロジェクトマネージャーのポジションはエンジニアと比べて人数に限りがあるため、求人数の少なさから激しい競争となることが予想されます。

プログラミング言語のマルチプレーヤーを目指す

複数の言語を扱えるエンジニアになれば、PHPの需要が減少しても他言語の仕事に携われます。業界の流行やニーズにも対応しやすいため、安定した仕事量が見込めるはずです。ただし、扱う言語が多くなったことにより習熟度にバラつきが出るおそれもあります。中途半端にならないよう心掛けましょう。

▼エンジニアの転職については
こちらのWebエンジニアの将来性が高い理由 | キャリアアップの方法も解説でも詳しく解説していますのでぜひ、参考ください。

まとめ

PHPエンジニアの平均年収は、全業種の平均と比較して高い水準にあります。現在では、Webシステム・アプリケーションの多くでPHPが使われているため、エンジニアの需要は高い傾向にあります。現状では問題がないものの、今後、他言語が流行すれば求人数が減り、競争が激化する可能性も考えられます。

将来を見据えて、資格の取得やPHP以外の言語を習得することも非常に有意義なことです。上流工程やプロジェクト管理に携われるチャンスがあれば、積極的に関与して経験を積み、幅広い領域で活躍できるエンジニアを目指してください。

PHPエンジニアとして転職をお考えならば、まずは「自身のスキルと強みに気付くこと」が重要!

転職を考えているのならば、客観的に自分の「強み」や「市場価値」を知ることが重要です。
キャリアアドバイザーとともにスキルや今後についての整理をしてみませんか?
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