派遣会社のイメージは何となくついても、実際にどのような会社や仕組みなのかと聞かれると分からない方もいるでしょう。
派遣の仕組みがわかると、派遣社員の立場を理解できるため、働く際にも非常に役に立ちます。
こちらでは派遣の仕組みや、派遣会社・派遣社員・労働先企業の関係性などについて解説します。
派遣会社を選ぶポイントも解説していますので、派遣会社選びに迷っている方はチェックしてみてください。
先に派遣会社の選び方を確認したい方は、「派遣会社を選ぶときのポイント」へお進みください。
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- 派遣会社は、あなたがやりたい仕事の条件や今までの経験を元に仕事を紹介し、 就業後はパートナーとして就業先への交渉や仕事の悩みを解決するためのサポートをします。スキルアップを目指している方にもおすすめの働き方です。
派遣会社を初めて選ぶなら、サポート体制が充実しているウィルオブがおすすめです。未経験からチャレンジできるお仕事も多く取り揃えており、入社前・入社後のお悩みに寄り添うサポートを行っているので安心して働けます。気になる方は、まずは登録をして悩みや不安をご相談ください。
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目次
派遣会社とは
はじめに、派遣会社とはどんな場所なのか見てみましょう。
派遣社員として働く予定がある方は参考にしてみてください。
派遣会社は派遣の求人を紹介する場所
派遣会社は別名「人材派遣会社」とも呼ばれており、派遣の求人を中心に扱っています。
派遣会社のスタッフとして登録することで、派遣会社より求人を紹介してもらえます。
なお、求人数・取り扱う求人の職種は、派遣会社によって違うため気を付けてください。
派遣会社への登録料は基本的に無料
派遣会社への登録費用は原則発生しないため安心して利用できます(悪徳業者のなかには、費用を要求するケースもあるようです)。
なお、派遣スタッフとして登録するときの主な手順は下記の通りです。
1.派遣会社のサイト内から申し込む(メールアドレス必須)
2.派遣会社から連絡(メールor電話)がくる
3.日時を予約して登録説明会に参加する(登録説明会が不要の派遣会社もあります)
4.派遣会社から条件に合う求人を紹介してもらう
派遣登録から就職までの流れや注意点について「派遣登録の流れを解説!気を付けるポイントやおすすめの派遣会社も紹介」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
派遣会社に登録したスタッフは福利厚生を利用できる
派遣会社に登録したスタッフは、派遣会社の福利厚生を利用できます。
法定福利厚生は社会保険のように法律で定められているものが対象で、正社員や派遣社員など関係なく加入条件を満たせば利用可能です。
もう1つの法定外福利厚生は、派遣会社によって用意している福利厚生が変わるのでどういったものがあるか事前に確認をしておきましょう。
内容の例として、「ワード・エクセルの講座受講」「宿泊施設の割引」などがあります。
ただし、福利厚生の内容には派遣会社が紹介した勤務先で働いている人のみを対象としているケースもあるため気を付けてください。
派遣会社に登録する前に知っておくべきこと
派遣として働き始めようと思っても、分からないことは多くあるでしょう。
そこで、派遣会社に登録する前に知っておくと良いことを3つ紹介していきます。
派遣会社には特徴がある
数多く派遣会社はありますが、細かく見ると派遣会社にはそれぞれ強みとなる点が違ってきます。
求人や職種の数であったり、サポート対応している範囲、福利厚生の適用など、見るべき点は多いのです。
このような細かい部分を見ることで、自分に合った働き方も見つかります。
派遣会社にどのような特徴があるか、こちらの「【最新比較】派遣会社おすすめ20社!ランキングに惑わされない選び方も紹介」でくわしく比較しているので参考にしてください。
派遣社員の仕組みを知っておく
派遣として働きたいのであれば、登録前に派遣社員の仕組みをもう一度確認をしておきましょう。
派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で勤務するという働き方です。
そのため、雇用主は派遣会社にあり、仕事の指示や福利厚生などは派遣会社のものが適用されます。
求人も時給制のものが多く、勤務時間や日数も希望によって融通がきくので、自分のライフスタイルに合った働き方ができるのは派遣社員の大きなメリットです。
ですが、一方で派遣社員は契約期間が設けられ、定期的な更新が必要です。
そして、同じ場所で3年以上働くことはできないというデメリットがあるので、仕事が安定しません。
派遣社員のメリットやデメリットをしっかり考慮し、自分に合った働き方なのかを見極めましょう。
もっとくわしく派遣社員について知りたい方はこちらの「派遣社員の働き方とは?仕組みや正社員との違いなどをくわしく解説」も是非ご覧ください。
派遣社員も社会保険が適用
社会保険は正社員にしか適用されないと思われている方も居ますが、実は、条件を満たしていれば派遣社員でも社会保険に加入することができます。
勤務時間や日数、期間などが細かく条件としてあります。
それらを満たしていれば加入できるので、派遣会社で扱う条件で社会保険に加入できるかを確認し、自分に合う働き方で社会保険に加入できるよう、派遣会社と相談してみましょう。
実際にどのような条件があるのか「派遣でも社会保険に入れるの?加入条件や手続きについてくわしく解説!」でご確認ください。
「優良派遣事業者」であるかもチェック
派遣会社の中には、優良派遣事業者に認定された会社があります。
優良派遣事業者とは、法令遵守だけでなく、派遣社員へのキャリア形成支援、労働環境の確保、派遣先で起こるトラブル予防など安心して仕事ができるサービスを派遣社員や派遣先企業に提供出来ていると認定される制度です。
審査認定機関によって審査されているので信頼度が高く、安心して働ける会社だと言えます。
派遣会社を選ぶ際に悩んでいる方は、この認定がされているかも1つの目安として見ておくといいでしょう。
優良派遣事業者については、こちらの公式サイト「優良派遣事業者認定制度」をご覧ください。
派遣会社を選ぶときのポイント
各派遣会社によって特徴は違います。
選び方を間違えると、自身に合う求人とは巡り合えません。
ここでは、派遣会社を選ぶときのポイントを紹介します。
どの職種の求人に力を入れているかチェックする
どの職種の求人に力を入れているか確認しましょう。
例えば、人と接する仕事をしたい人は「接客・営業」の求人を多く紹介している派遣会社へ登録するといった形です。
求人数が多い派遣会社へ登録しても、自身が希望する職種の求人がなければ効果は期待できません。
公式サイト内に、力を入れている職種が記載してあるケースもあるので参考にしてみてください。
時給をチェックする
同じ業務内容の求人なのに、派遣会社によって時給が違うケースもあります。
下記が具体例です。
【例】A求人が2つの派遣会社で紹介されている場合
- B派遣会社では時給1,400円で募集
- C派遣会社では時給1,300円で募集
仮に1日7時間勤務が20日続いた場合、B派遣会社のスタッフとして働いている人は「196,000円」の給料です。
対して、C派遣会社のスタッフとして働いた場合「182,000円」の給料しか発生しません。
同じ業務内容なのに、両者には「14,000円」の差があります。
給料を1円でも多くもらうためにも、いろいろな派遣会社の求人を比較しましょう。
求人を紹介している地域をチェックする
求人を紹介している地域をチェックするのも忘れてはなりません。
派遣会社によっては、取り扱う求人の地域範囲が狭い場合もあります。
広い地域の求人を扱っている派遣会社に登録することをおすすめします。
おすすめの派遣会社
派遣会社と一言で言っても数多くあるので、その中から探すのは大変なことです。
そこで、派遣で働くのが初めての方におすすめの派遣会社を3社紹介します。
未経験OKの求人あり!ウィルオブ・ワーク
派遣会社の種類 | 業界/職種特化型(事務・コールセンター・販売/接客・介護/福祉) |
---|---|
福利厚生 | 社会保険(条件有り)、有給休暇、日払い制度、多くの研修によるフォロー体制など |
公式サイト | https://willof.jp/ |
法人サイト | https://willof-work.co.jp/corp/contact/ |
東証プライム市場上場企業のグループ会社で、全国に支店を持つ派遣会社です。
社員が業界経験者であることが特徴で、未経験で始めた仕事でも研修や面談でしっかりとサポートしています。
職場によっては、ウィルオブ・ワークの社員が派遣先に常駐しているので、何かあってもすぐに対応してもらえるため安心して働くことができます。
また、ホームページには載っていない仕事や時短で働ける仕事も多数扱っているため、まずは登録して自分の希望条件を伝えた上で仕事を探してもらうことをおすすめします。
製造業や軽作業の仕事多数!働くナビ
派遣会社の種類 | 業界/職種特化型(製造業、工場) |
---|---|
福利厚生 | 社会保険(条件有り)、有給休暇、育児休暇など |
公式サイト | https://www.hatarakunavi.net/ |
スタッフサービスグループが運営している、製造業や工場系に特化した派遣会社です。
製造業の特殊な技術を必要とする仕事から、軽作業などの未経験でもできる仕事まで幅広く扱っています。
未経験の方も安心して仕事ができるよう、研修や専属のコーディネーターによるサポートが充実していますので、不安なことや悩みができたら担当者に相談をしてみましょう。
福利厚生も完備しており、仕事だけでなくライフスタイルでも安心して過ごせます。
自分に合った仕事を探せる!スタッフサービス
派遣会社の種類 | 総合型 |
---|---|
福利厚生 | 社会保険(条件有り)、有給休暇など |
公式サイト | https://www.022022.net/ |
未経験でもできる仕事もあるので、初めての仕事でも安心してできるように研修などが充実しています。
営業の対応力も高く、早くに仕事紹介をしてもらえるため、急いで仕事を見付けたい方には合う派遣会社だと言えます。
就業後でもコーディネーターに不安や悩みなどを相談できるので、安心サポートが充実しているのです。
派遣会社に登録するメリット
派遣会社へ登録すると、いろいろなメリットがあります。
この章では、派遣会社へ登録する(派遣スタッフとして働く)メリットを紹介します。
勤務先担当者とのやり取りを派遣会社の担当者が行ってくれる
派遣スタッフとして働けば、勤務先担当者とのやり取りを派遣会社の担当者が行ってくれます。
「残業を減らしたい」、「給料を上げてほしい」、「職場内でのパワハラをどうにかしてほしい」などの悩みを勤務先担当者へ直接話さなくてもよいため、ラクな気持ちで相談できるでしょう。
仕事とプライベートの両立が可能
派遣は、業務内容は勤務時間がはっきりしており、勤務時間や日数を希望にあわせて働くことが可能です。
そのため、主婦やWワークをしている方で時間を調節し、仕事の配分やプライベートを充実させたいと思う方にぴったりの働き方と言えます。
残業代が付く
正社員のなかには、サービス残業を行っている(残業代が付かないのに働いている)人もいます。
しかし、派遣スタッフの場合はサービス残業を行う必要はありません。
もし、勤務先担当者から残業代を付けないといわれた場合は、直ちに派遣会社の担当者へ報告してください。
契約満了となったときに、別の求人先を紹介してもらえる可能性がある
派遣業務において契約満了となった時に、同じ派遣会社から別の求人を紹介してもらえる可能性もあります。
求人内容によっては、時給が大幅にアップするかもしれません。
ただし、派遣会社からの印象が悪くなると、求人の紹介をしてもらえる確率は下がります。
業務態度だけではなく「派遣会社の担当者への接し方」も加味されるので気を付けてください。
派遣会社に登録するデメリット
メリットとなる面を紹介してきましたが、デメリットとなる部分もあります。
派遣として働く前に、このデメリットについても確認をしておきましょう。
契約期間がある
派遣には契約があり、どんなに派遣先の職場が気に入っていたとしても、それを超えて働くことは出来ません。
これは、派遣法で定められていることで、同じ派遣先では3年を超えて働くことはできないとしています。
通称「派遣3年ルール」と言われています。
※くわしくは「派遣の3年ルールって?働き続けるコツや派遣法について徹底解説!」をご覧ください。
もし、同じ職場で働き続けたいのであれば、派遣先企業で直接雇用で契約を切り替える必要があります。
仕事が紹介されない期間が出てくる可能性がある
派遣会社が有している求人から紹介されるので、求人がない場合は紹介されないこともあります。
また、求人の数はあっても、求職者の希望に合う求人がないと紹介されないこともあるので、仕事がない期間も出てきてしまうのです。
そのため、中には複数の派遣会社に登録している方もいます。
もし、希望する条件の求人がない場合は、妥協できる部分を探して少しでも仕事の幅を広げるようにしましょう。
時給が多いので給与に影響する
正社員であれば月給なので給与額が安定していますが、派遣は時給制のところが多く、求人によっても金額が変わってきます。
また、仕事が紹介されない期間があると、その期間は収入がゼロになってしまうのです。
ですが、同じ仕事でも求人情報によって金額が違い、より給与が高いところをとこだわりすぎて探してしまうと求人が見つからないこともあります。
給与が高いところはそれだけ仕事の結果を求められる場合もあるので、自分のスキルと給与につり合いが取れるような仕事を見つけるようにしましょう。
派遣会社とハローワークの4つの違い
派遣会社の他にハローワークでも求人を探せますが、この2つには大きな違いがあります。
この章では、派遣会社とハローワークの違いを主に4つ紹介します。
この2つについては下記ページでも説明しているので、あわせてご覧ください。
運用元
派遣会社は一般企業が運営していますが、ハローワークは厚生労働省が中心となり運営しています。
つまり、ハローワークは国や自治体が運営しているということです。
求人の種類・求人の紹介方法
さきほど書いた通り、派遣会社は派遣の求人を中心に扱っています。
一方、ハローワークの場合は「正社員・契約社員・派遣・請負・アルバイト(メインは正社員求人)」など、いろいろな種類の求人を扱っています。
ただ、派遣会社の場合は条件に合う求人を紹介してもらえることもありますが、ハローワークの場合は希望条件に合う求人を紹介してもらえるケースは少ないです。
応募~採用までのプロセス
求人に応募してから採用されるまでのプロセスも若干異なります。
派遣会社の応募~採用までの流れは下記の通りです。
- 1.派遣会社の担当者へ応募する旨を伝えるorインターネット上で応募する
2.派遣会社内での選考に通過した場合、勤務予定企業の担当者と面談日程が調整される
3.派遣会社の担当者、勤務予定企業の担当者と面談が行われる(派遣会社の担当者がいないケースもある)
4.派遣会社の担当者から、面談結果の連絡が入る
対して、ハローワークの応募~採用までの流れは下記の通りです。
- 1.ハローワークの担当者へ求人に応募したい旨を伝える
2.応募を許可されたらハローワークで紹介状を発行してもらう
3.応募方法を確認し、紹介状と必要書類(例.履歴書・職務経歴書など)を企業へ送付する
4.企業の採用担当者とやり取りを行い、面接の日程を調整する
5.企業の採用担当者との面接が行われる
6.内定した場合、企業の採用担当者から連絡が入る
ハローワークで求人応募する場合は、派遣会社のように採用~応募までを仕切る担当者がいません。
さらに、履歴書・職務経歴書の作成などを就活中に自身で準備することも多いです。
履歴書や職務経歴書の作成が苦手な方は、以下のページでも紹介しているので、悩まれている方は参考にしてください。
就職活動の負担を少しでも減らしたい方は、派遣会社での求人応募を考えてみてください。
フォローの手厚さ
ハローワークでは、新しい職業に挑戦できるように、さまざまな業種の知識やスキルを身につける職業訓練があります。
これは、専門的なものから一般的なものまで幅広く扱っているので、自分に合う職業や興味がある職業を探している方におすすめと言えます。
ですが、受講料やテキスト代など費用がかかるので、慎重に訓練を受ける職業を選ぶ必要があります。
ハローワークの職業訓練を受けるためには、失業保険を受給しているか、していないかによっても変わってきますので、くわしくは「ハローワークインターネットサービス」をご覧ください。
そして派遣会社でも、スキルアップを目的としたセミナーなどを行っている会社がり、初めての仕事で自分にできるかわからない、不安がある方にとって心強いサービスと言えます。
さらに嬉しいのは、このセミナーは無料で受けられるものが多い点です。
また、仕事の紹介だけでなく、仕事に関する不安や悩み、希望条件の詳細について相談ができたりして求職者へのフォローが手厚い傾向にあります。
このフォローは就職するまでではなく、就職後にも続くので求職者は安心して働けるのです。
ハローワークも派遣会社もセミナーや訓練などがあって就職へのフォローは行われます。
しかし、就職後もフォローしてくれるのは派遣会社でした。
仕事中に何かあったときに相談できる場所があると安心するといった方は、派遣として働くことをおすすめします。
派遣社員と派遣会社、勤務先企業の契約・関係性は
最後に、派遣社員と派遣会社、勤務先企業の契約・関係性をそれぞれ見てみましょう。
派遣会社と派遣社員の契約・関係性は
派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んでいます。
つまり、勤務先企業の社員ではないということです(勤務先企業からすると「派遣社員=外部委託者」です)。
給料の支給・社会保険料の支払処理は全て派遣会社で行われます。
さらに、派遣社員が勤務先企業に対して異議がある場合も派遣会社へ伝えることになっています。
派遣社員と勤務先企業の契約・関係性は
勤務先企業は、派遣社員に対して指揮命令できる関係性となっています。
ただし、勤務先企業は派遣契約書に明記してある業務しか指示できません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
派遣会社の仕組みを理解しておくと、スムーズに派遣契約を結べます。
快適な仕事ライフを送るために必要なことなので覚えておきましょう。
また、どの派遣会社にすれば良いか悩んでいる方は、こちらの「【最新比較】派遣会社おすすめ20社!ランキングに惑わされない選び方も紹介」で比較しているので、是非参考にしてみてください。
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