仕事と子育ての両立はできる!視点や発想を変えて楽になる6つの方法とは

「女性の働き方・働きがいに関する調査」によると、「家庭と仕事の両立」に不安を抱える人は、実に全体の8割を超える割合だそうです。中には、仕事も子育ても中途半端な気がしている、などと自分を責めてしまう人も。

もちろん、ずっと女性が担ってきたそれらの役割を、夫婦、あるいは社会全体の問題として考えるべきという議論は継続してなされるべきです。

しかしその議論とは別に、今、明日、働く女性の前に立ちはだかる切実な問題として「仕事と子育ての両立」が依然としてあります。社会や夫婦のあり方を変えるのには時間も必要。となれば、すぐに自分でできる工夫を実践して、毎日の暮らしをちょっとだけ楽にして心にゆとりが持てたらいいですよね。

ここでは、永遠のテーマともいえる仕事と子育ての両立を、ちょっと楽にする6つの方法をご紹介していきます。

毎日をちょっと楽にする6つの方法

毎日の仕事と子育てや家事。ほんのちょっと視点や発想を変えると楽になることもまだまだあります。ここからは、今日からできる6つの方法をご紹介します。

1.やるべきことはタスクで把握・管理

子育てや家事は毎日行うルーティン作業と、臨機応変に行う必要がある作業とに大きく分類されます。

臨機応変に行う作業は記憶から抜け落ちることもしばしば。それを思い出した時の「ドキッ」をなくすだけでも気持ちにゆとりが生まれます。

そして、そんな事態を防ぐために有効なのが「すべきこと」をタスク管理して可視化することです。

簡単すぎて効果があるの?と思う人もいますよね。しかし、すべきことを可視化するというのは、作業の効率化を図るうえで、簡単ながらも非常に効果が高い方法です。文字にすることによってするべきことを自然とインプットでき、できることを先にやっておくという家事配分の調節につながります。

その方法は簡単です。お弁当や朝食、洗濯や登園・登校準備など毎日のルーティン作業を貼りだし「保護者会出欠のプリント提出」などのランダムな仕事をカレンダーなどに書き込んでおくだけ。

パートナーと分担しているルーティンの仕事は、どちらの仕事なのかも明確に書き出してカレンダーとは別の目に付くところに貼っておきましょう。

その書き込みを見れば、その日にすべきことが把握できるため、時間配分の調節や家事の省略可などを無意識に行うことができます。たとえば、

    ・お弁当・朝食づくり・後片付け・夕飯下ごしらえ(ママ)
    ・洗濯干し(パパ)
    ・登園・登校準備(パパ)
    ・ゴミまとめ(ママ)
    ・ゴミ出し(パパ)
1日(月) 2日(火) 3日(水)
・不燃ごみ
・保護者会プリント期限
・妹・音楽教室(習い事)
・兄・習字道具
・可燃ごみ
・兄・妹引き取り訓練
・兄・スイミング
※カレンダーの書き込み

こうして書き出すと毎日すべきことの他に、その日にどんなタスクをこなすのか可視化できました。一週間の予定をみると、前倒ししてできるタスクの存在にも気が付きます。

この場合は保護者会のプリントなどがそうですね。書き込んで意識にインプットすることで、予定を前倒しして前週のうちにタスクを完了することも可能になります。
完了したら打消し線で消しておきましょう。

そして、もちろんその日に完了したタスクにも打消し線をすることが大切です。

こうしたタスクの可視化を実践している人も多いと思いますが、メリットはするべきことが整理できるだけではありません。終わったタスクに打消し線が増えることで達成感が生まれ、心の余裕が小銭貯金のように積もっていくことにもあります。

つまり、やるべきことが明確になることと、心の余裕達成感につながるという精神的な利点という2つの効果が狙えるのです。

2.使うところに使うものを収納する


使うものは使う場所に収納すると聞くと「そんなの当たり前!」と思われるかもしれません。

しかし、一度よく見まわしてみましょう。

お風呂に入る際、着る下着やパジャマを脱衣所に収納すれば「下着を出してからお風呂に入る」という一連の流れが格段に楽になります。

子供がリビングで宿題をするなら、文房具やランドセルなどを置くコーナーをリビングに設けましょう。帰宅後、なかなか所定の場所にランドセルを片づけない事によるイライラも軽減されます。

リビングにおもちゃが散らかるのは、子供がおもちゃを持ってきてリビングで遊ぶからです。そんな時はリビングにお片付けBOXを設置してみると良いですよ。

毎日の食事に使う食器もだいたい決まっています。普段の食事なら、ご飯茶碗、お椀、大小のお皿か小鉢、コップ程度で収まる事がほとんどです。

それらはいちいち食器棚にしまわず、トレイの上に伏せて出しておきキッチンクロスでも掛けておくことをおすすめします。トレイにきれいなクロスを敷いておけば、水きり兼食器収納として、洗ってそのまま使うスムーズな流れが生まれますよ。

他にも、

  • 洗剤類のストック場所にフックなどではさみをつるす(詰め替え作業の効率化)
  • 筆記用具はダイニングのペン立て
  • フローリングワイパーは各階の目に付くところに

など、見直してみると案外多くの事が見つかるかもしれません。

そして、その収納場所を家族全員に周知することで、子供やパートナーが仕事に気づきやすくなるというメリットもあります。

3.ルーティン献立にすれば足りない栄養も可視化

食事作りと同じくらい面倒な、毎日の献立を考える作業。子供の栄養を考慮して、毎食頭を悩ませている人が多いのがこの献立作りです。しかし、これもいっそのことルーティン献立としてしまいましょう。

たとえば、月曜日はカレーと野菜スープ、火曜日は焼き魚と煮物、水曜日は肉を使った炒め物とサラダ……という具合に献立を決めてしまうのです。

その際、月曜日のスープは火曜の朝も飲む、火曜日は焼き魚と一緒に多めの煮物を作り木曜日まで副菜にする、月曜の野菜スープの残り野菜を水曜のサラダに、など食材がうまく回るように1週間の献立を決めます。

あとはそれを繰り返すだけ。煮物の食材や魚の種類を多少アレンジすればいいのです。さすがに飽きてきたというタイミングがあれば、ルーティン献立の見直しをしましょう。

常備菜の冷凍や作り置きよりも手間がかからず、献立が決まっている、というだけで精神的なゆとりも生まれます。

また、まとめて献立を考えることによって、かえって足りない栄養が可視化され、バランスの良いルーティン献立になるという思わぬ利点もあるのです。

4.しなければならない家事という思い込みを捨てる

毎日行う家事はどんなことでしょうか。それは本当に毎日必要な家事でしょうか。

育児はもちろん待ったなしの最優先事項です。保育園や学校への持ち物、子供のスケジュールの把握も欠かせませんし、スキンシップタイムだって欠かしたくありません。

食事作りと後片付け、これも毎日発生します。お腹は毎日減りますし、季節によっては汚れたお皿を放置すれば悪臭を放ったりします。

ところが、掃除や洗濯はどうでしょう。掃除は週末にまとめてという人も多いと思いますが、洗濯などは毎日やらなければならないと思い込んでいる人もいるのでは?

明日着ていくものがあって、洗濯機がいっぱいになってないなら、洗濯は1日置きでも大丈夫です。

厚手のトレーナーやセーターなどは、目に見えて汚れていなければ、しっかりホコリを払ってもう一度くらい着ても大丈夫。洗濯の面倒な分厚い足ふきマットは廃止してフェイスタオルで十分です。
これなら、最後に使った人が洗濯カゴに入れて普通に洗濯できます。

洗濯物をたたむのが面倒なら、すべてハンガー収納にする、下着はたたまずに放り込む、など、たたまなくて済む工夫もしましょう。

洗濯にお風呂の残り湯を使うと節約になるかもしれませんが、部屋干しの際に雑菌が繁殖するリスクにもつながります。
残り湯洗濯をやめれば、お風呂上りにお湯を抜いてこすらないタイプのスプレー洗剤をかけ、髪を乾かしている間放置して洗い流せばお風呂掃除も完了します。これなら最後に入る人がサッとやっておけますよね。

こうしてみると、洗濯、掃除に関する家事には毎日やらなくてもいいものが案外見つかります。

空いた時間は子供とのスキンシップタイムに充てれば、親も子も充実した時間が持てますね。手抜きができるところはとことん手抜きする、そんな意識を持って、もう一度家事を見直してみましょう。

5.休日は思い切って家事代行を利用


休日は思い切り子供と遊びたいけれど、平日にできなかった家事をこなすのに精一杯。そんな状態が続いてしまうなら思い切って家事代行を利用してみましょう。

最近は、家事代行を依頼する心のハードルもめっきり下がりました。共働き家庭が家事を外注するのは海外では当たり前のことです。

気になる費用面も、相場では1時間2500円前後と、2時間程度の家事なら大きすぎる負担額ではありません。掃除のプロに水回りを中心に依頼するだけでも、かなり満足いく仕上がりになります。

普段のお掃除を多少手抜きしていても、数週間に一度しっかりきれいにしてもらえればスッキリします。

食事でも家事でも、予算が許すならば外注してしまいましょう。それで気持ちのゆとりが手に入り、子供と笑顔で向き合えるなら決して無駄遣いではありません。

6.時短家電の導入

今やたくさんの時短家電が販売されています。例を挙げると、

  • 洗濯乾燥機
  • ロボット掃除機
  • 食器洗浄乾燥機
  • 自動調理鍋
  • 布団乾燥機

などなど。

洗濯乾燥機、ロボット掃除機、食洗機などはよく知られていますが、最近特に人気なのが自動調理鍋です。

メーカーにもよりますが、多くの商品は帰宅してから食材を入れてスイッチを入れるだけで調理完了のブザーが鳴るまでほったらかしでOK。キッチンに居なくてもいいので、その間子供の宿題や連絡帳を見るなどの時間にあてられます。

また、予約調理モードがあれば、朝に食材を入れておけば帰宅後に出来立ての料理が食べられるという夢のような生活も。夏場にも食材が傷まない温度をキープしてくれる商品もあります。

自動調理なべの価格は数万円と高価ですが、仮に4万5000円とした場合、週5回、5年間使用すると1か月あたり750円です。しかし、1か月750円以上のゆとりが生みだせるという考え方をすると購入しても決して損はしない金額です。

布団乾燥機は数十年前から存在していますが、やはり存在価値の大きな家電です。梅雨時のジメっとした布団とも決別でき、花粉やPM2.5などの懸念もなく、いつでもふわふわの布団で眠ることができます。

また、天気の良い休日に「せっかくだから布団を干さなきゃ!」など、布団干しに縛られて思う存分子供とのレジャーを楽しめないなんてこともなくなります。

布団乾燥機は、近年コンパクト化がすすみ、大きな収納スペースを占有することもなくなりました。また、比較的リーズナブルな家電なので、まだ導入してない人は、まず布団乾燥機の導入から始めてみるといいかもしれません。

まとめ

朝は慌ただしく自分と子供の支度、昼間は残業にならないように目まぐるしく働いて、家事と子供の世話に追われているうちに1日が終わる……。

そんな毎日の中「なんとか仕事と子育てを両立できている」と思っていても、疲れは蓄積し、知らず知らずに心と体に影響を与えてしまいます。

すべての家事や育児を完璧にしなければ!なんて思い込みはいりません。完璧でなければならないのはあなたの笑顔だけです。その笑顔を守るためにも、自分をいたわりながらできるちょっとした工夫で、仕事と子育ての両立にゆとりが持てれば最高ですね。