昨今正社員を雇用せず派遣社員で賄う会社が激増しています。昔より格段に門戸が広くなった派遣社員ですが、せっかく就業し始めた派遣先も人間関係が悪かったり内容が違ったりといった予期せぬ事態に陥ることが決して少なくありません。そこで今回は一般事務より時給が高いと思われる派遣経理に特化して、優良求人の見分け方のアンケートを取ってみました。
あらゆる視点から多面的に見極めることが大事!
今回は経理事務に特化ということで、経験がなく分からない方もいたようですが、具体的な資格内容を問われる、いいことばかり載せていない、直接出向いて事務所の雰囲気を観察するなど的を得た鋭い意見も聞くことが出来ました。
・毎回、定期的に募集されている会社はなんらかの問題があり。(40代/女性/会社員)
・何回も載ってる所はブラックが多いので危険です。(10代/女性/学生)
このようにいつも掲載されている企業はあまり優良とは思えないというのは年代を問わない一般的な意見として多く見られます。
・社員数がそれなりにいる会社であれば大丈夫。(20代/男性/学生)
・福利厚生が充実していることと、女性が多いことです。(20代/男性/会社員)
実際の仕事内容ではなく別の視点から考察してみるといった意見は男性からも多く聞かれました。
・経理事務所の机がきちんと整理されている職場では働きやすい環境である場合が多いと思う。(30代/男性/会社員)
・面接時に見る、壁のカレンダーやトイレのタオル。使用しているボールペンに取引先の社名があるかをチェック。(40代/女性/パートアルバイト)
直接出向いた事務所を注意深く観察して見極めることも重要なポイントとなるようです。
・「要ワード・エクセル」など、ある程度の条件を付けてくるところ。(30代/女性/自営業(個人事業主))
・資格の有無を厳しく見るところは良いと思います。(40代/女性/無職)
経理事務の場合に限っては、真剣に続く派遣社員を派遣先の方が吟味しているかどうかという点も優良企業を見分けるコツとなりそうです。
冷静に真摯に向き合う姿勢が双方に必要
アンケートの結果見えてきたのは、次のようなことです。何度も募集を出さない=派遣社員が長続きしている。具体的な資格の有無を問うことで良質な派遣社員を期待している。零細企業よりは福利厚生が整い社員数もある程度いる企業が狙い目。事務所が整然としており取引先の存在が見えている。
そうはいっても派遣先を血眼になって探している身としては、すべてに当てはまる案件を見つけ出すのは至難の業でしょう。せめて2項目くらいは当てはまる企業に的を絞って応募するのが、優良企業で就業できる大きなキーポイントになりそうですね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年02月04日~2016年02月10日
■有効回答数:100サンプル
