こどもにおもちゃをどう与える?役割と選び方を解説

子育てを意識すると、願うようになるのはこどもの健やかな成長でしょう。
そのために、赤ちゃんの時からおもちゃを与えて知能などを鍛える教育(知育)に力を入れようと意気込んでいませんか?
人によっては、こどもが可愛いからと多くのおもちゃを与えているかもしれません。

実は、おもちゃはただの遊び道具ではなく、こどもの成長を支える大切な役割を持っているのです。

ここでは、そんな子どもに与えるおもちゃがどう影響するのか、そして、おもちゃをどう与えていけば良いのかを説明していきます。

こどもとおもちゃの関係

最初に述べたように玩具とは、こどもの知育などの成長を支えてくれます。
アスレチックなどの体を動かす遊具であれば、こどもの身体能力の発達にも影響を与えます。ほかにも、おもちゃで遊ぶことによって興味を持つものが見つかり、それが将来の夢へと繋がる可能性も秘めています。

こどもにとってのおもちゃとは、発育に大きな影響を与えるものとして重要な存在と言えるでしょう。
つまり、どのような形であれ、こどもとおもちゃは切っても切れない関係にあるのです。

当然、こどもの遊び相手としての役割もあるので子育てには必要不可欠なアイテムです。

おもちゃの与えすぎに注意!こどものためになる与え方


子どもの成長にはおもちゃが必要ではありますが、だからと言って与えすぎるのは良くありません。

おもちゃがたくさんあるということは、あまり考えずともそれだけ遊ぶ手段が多いとも言えます。
子供の知育にはおもちゃでどう遊ぶか、どんな遊び方をするのかを子供自身で考え、見つけていくことが必要です。
ですが、おもちゃをたくさん与えることで、その想像する機会を減らしてしまうことになります。

また、おもちゃ一つひとつへの愛着が薄れてしまう可能性もあります。
おもちゃが少なければ数少ないおもちゃを大切にしようと自然と丁寧に扱って長く遊ぶようになるのです。これは大人でも同じことが言えるでしょう。
ですが、おもちゃが多いと「壊れたらあれがあるからいいや」と一つのおもちゃへの愛着が薄れ、長く遊ぶことをしなくなるかもしれません。

こども目線での話だけではなく、親としてもおもちゃが多ければ、それだけ収納に困ってしまうということもあります。

それならば、おもちゃをなるべく与えなければ良いのだろうか、と言われればそうではありません。

要は、おもちゃの与え方を工夫すればいいのです。

おもちゃを与えるルールを決めておく

いつでもほしいときに与えるのではなく、特別な日に買ってあげるというルールを決めておくことをおすすめします。

この特別な日とは、誕生日やクリスマスなどの行事のとき、イベント(発表会)で頑張った日などのことを言います。もちろんこれ以外にも月に一度だけ特別に買ってあげる日を作る、などでも大丈夫です。

決まり事を作っておくと、こどもも「この日は特別な日だから何を買ってもらおうかな」と、自分なりにおもちゃを厳選するようになります。
そうすることで、何が欲しいのかを考え、決めるという自分の中で順位付けができるようになるのです。

とはいっても、これはあくまでも自我が芽生えてからできることなので、0歳などの場合は親がお子さんは何が好きか考え、与えるようにしましょう。

種類ではなく数を増やす

これは、一つのおもちゃを長く遊ぶための手段とも言えますが、種類をむやみに増やすのではなく、一つの種類でアイテムを増やすようなおもちゃを与えることを指します。

たとえば、子供のおもちゃの代表格の一つでもあるプラレール
これは、線路を自由に繋げて電車などを走らせる男の子に人気のおもちゃです。

このおもちゃの特徴としては、線路を増やせばそれだけ長いレールを作ることができるというもので、その種類は豊富です。線路の途中にトンネルや駅などのアイテムもあり、自分だけのレールを作ることができます。
このレールやアイテムを増やすことによって、プラレール一つで長く遊ぶことができ、レールをどう作るかという想像力をつけることもできます。

女の子でいえばシルバニアファミリーなどの人形のハウスなどが当てはまるでしょう。
一つのハウスがあれば、人形は単体でも販売しているため、ファミリーが増えても人形だけを購入すれば長く遊ぶことができます。
ですが、人形だけでなくハウス自体も新しいものが出ているので、本当にこどもが新しいハウスが欲しいと言ってきたら買ってあげることも検討してあげましょう。ハウスの雰囲気によって遊び方を変えることができ、こどもの感性を高めることが期待できます。

種類が固まっていれば、片付けもまとめて置けるので収納スペースも確保しやすくなります。

手作りのおもちゃもおすすめ

市販のおもちゃも良いのですが、時にはおもちゃを手作りするのも新鮮で良い刺激となります。
この時、親だけで作るのではなくこどもと一緒に作ることで、愛着がわき、より一層大切にしてくれるようになるでしょう。
また、自分でおもちゃを作り出したということをきっかけに、今度は自発的に考えておもちゃを作り始めるかもしれません。

こどもの創造意欲をかき立てる刺激あるプレゼントとなるので、ときどきは手作りのおもちゃを検討してみてはいかがでしょうか。

おもちゃだけでなく親も一緒に


どうやって与えられたおもちゃで遊ぶかを考え、工夫することで子供の知育になると話してきています。
ですが、子供の成長に一番必要なのは「親」とのコミュニケーションです。

子供にとって親とは、きわめて身近な存在となっています。そんな親から与えられる刺激は子供の感性や知識に大きく影響するのです。

また、一番初めに経験する集団生活が「家族」であり、人との付き合い方も学べます。

幼い頃の親とのコミュニケーションは、子供の基盤となる大切な時間です。おもちゃだけでなく、親子の時間も十分に持つことが子供にとって一番良い環境と言えるでしょう。

年齢によって遊ぶおもちゃは変わる

おもちゃと一言で言っても種類は多く、どのおもちゃが子どもに合っているのかはなかなか見つけづらいものとなります。

自分の好みや遊びたいことがはっきりとしてくる年齢であればそれに合わせて買ってあげれば大丈夫です。
しかし、0歳などのまだ自我がはっきりしていない頃だと、好みも何もありません。

そんな時、ある程度の目安でそれぞれの年齢のこどもが興味を持つおもちゃを紹介していきたいと思います。

0歳~1歳

赤ちゃんのうちは視界がぼやけており、色や形を認識しにくいものです。
そのため、原色系のはっきりとした色をしたものや、音が鳴るもの、手につかみやすいものといった玩具を好む傾向にあります。

まだ寝がえりやハイハイしかできない時期であれば特にそうですが、遊べる範囲が狭いこともあり、単調な動きで楽しめるものをおすすめします。

赤ちゃんが遊ぶおもちゃで有名なものは「がらがら(ラトル)」です。

これは、先ほど話したはっきりとした色、音が鳴る、掴みやすいといった特徴を集結させた玩具で、赤ちゃんが遊ぶのに最適な玩具と言えます。

また、歯固めの用途としても使えるので、口に入れてもすぐに洗えるような形のものを選び、常に清潔さを保つ必要があります。そのため、洗浄しやすい形のものを選ぶと管理も楽になるでしょう。

ラトルの種類が多すぎて選べない人は、目安として「赤ちゃんが持ちやすいか」「洗浄しやすいか」「細かい部品は使っていないか」という点を優先して選ぶと決めやすいです。

2歳~3歳

2歳前後は特に自分でやりたがるようになり、活発に動きだす時期になります。
(子育てで一番大変な時期ともいわれています)

そして、動けるようになったことで、興味を持つものの幅も広がります。
赤ちゃんのように握るなどの大まかな動きをするだけではなく、指先を使った細かな動きをするようになっていくのです。
そのため、遊ぶおもちゃも少し複雑なものへと変わっていきます。

たとえば、手で押して進む車や積み木のようなブロック系、ワイヤーコースターなどといった指先や体全体を使って遊ぶものを好む傾向にあります。

自分が触ることでどう動くか、積み木はどう積んでいけるか、ワイヤーコースターのどの球を動かすとここまで移動させられるかといった感覚を養うことができます。

また、色や形もはっきりと識別できているので、おもちゃを選ぶ際にはこどもが好むおもちゃの種類や色も考慮していきましょう。

4歳~6歳

この頃になると、遊ぶ種類が増え、屋内外の遊びを好むようになります。
というのも、幼稚園に入れる年齢は満3歳であり、年長クラスとなれば満6歳までなります。そのため、始めての集団行動を経験し、ほかの子と遊ぶようになるのです。

体を思い切り動かすボール遊びや、おままごとで普段の生活さながらの道具を使って遊んだりするでしょう。
男女によっても遊ぶ内容も変わり、だんだんと性別を意識するようになっていきます。

もちろん、一人で遊ぶおもちゃもより高度で頭も体も使うものへと変わります。
大人がやることや、テレビのヒーローやアイドルのマネをし始める時期でもあるので、変身セットのような本格的なアイテムを欲しがるようになるでしょう。

この時、親も一緒に遊ぶとより親子の絆が深まります。

親子の時間を作るなら「絵本」


絵本とは、親が子供に読み聞かせる本なので親子の時間を作るのに適したアイテムです。
絵が多いので文字がわからない子でも、本が苦手な子でも楽しく読めるので、最初に触れる書物としておすすめします。
一般的に、絵本を楽しめる年齢は生後10ヵ月くらいからと言われているので、こどもの成長を考慮しつつ絵本の購入を検討してみてください。

ですが、絵本の種類は多く、書店に行ってもどれを選べば良いのか悩んでしまうかもしれません。
そんなときは、書店がおすすめする絵本であったり、年齢向けの絵本を紹介していたりするので、それを目安に探すと良いでしょう。
もし、子供と一緒に本を探すのであれば、絵などを見て子供が興味を持ったものや、親があらすじを読んで良いと思ったものを選んでください。

最近では、飛び出す絵本やアイテムが添付された絵本などもあり、より一層楽しめるような仕掛けがあるので、そういったものを探すのも楽しいかもしれませんね。

年齢別で見る絵本を選ぶ目安

ここで、少しだけ年齢別から見えてくる絵本の傾向についてお話をします。絵本選びの参考になればと思います。

0歳~1歳 身近なもの、音、リズムを楽しむものなどを題材とした内容が多い傾向。読み聞かせるというよりも一緒に遊ぶ感覚に近い。
2歳~3歳 日常生活でありそうな題材が多い傾向。音やリズムがあると、まるで自分も一緒に絵本の中で体験しているような感覚になって楽しめる。
4歳~6歳 ストーリー性があり、絵本でも童話などを題材とした内容が多い傾向。こどもの想像力も成長し、長いストーリーでも理解できるようになる。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
こどもにとってのおもちゃは、遊び相手であり、想像力をかき立てる大切な存在です。
年齢や好みによってもおもちゃの種類が変わり、それに合わせておもちゃを与える親は大変かもしれません。

ですが、こどもは与えられたおもちゃでどう遊ぶか工夫ができるし、成長してくれば好みもはっきりしてきます。親だけで悩まず、お子さんの希望も聞いておもちゃを選んでください。

そして、おもちゃだけでなく、親も一緒に遊んであげることが重要です。
こどもの成長を見守るという意味でも、なるべく親子の時間を作って楽しく子育てをしていきましょう。