派遣社員とは、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で働くことです。
正社員やアルバイトとして働くことはイメージができても、派遣社員はなかなかイメージできない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はそんな派遣社員の働き方が正社員とどう違うのか、メリット・デメリットなどをくわしく解説します。
また、派遣法という法律は派遣社員の方が働きやすいように何度も改定されているので、派遣法についても触れていきます。
- 派遣社員が気になる方は登録だけでもしてみませんか?
- 派遣社員は、他の雇用形態に比べて特殊なので、よく分からない方は多くいます。ここではそんな派遣社員について紹介していきます。
派遣社員の働き方が気になる方は、まずは派遣会社に登録をして相談することをおすすめします。すぐに働かなくても良いので、希望に合う仕事を一緒に探しましょう!
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目次
派遣社員とは?
派遣社員の働き方は「派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で働く」というものです。
そのため、派遣社員と聞くと日雇い派遣や事務系しかない、収入が不安定といった、マイナスイメージを持つ方がいるかもしれません。
ですが、実際はそこまで悪い点ばかりではなく、派遣社員でもメリットがあり、派遣先の企業で活躍されている方は多くいます。
まず始めに、派遣社員で働くことについて説明をしていきます。
派遣の概要
そもそも何故、派遣という働き方があるのか。
それは、企業と求職者、双方が求める人材や職場環境で働き、会社をより良くするためです。
企業側としては、会社の環境や業績を良くするために、即戦力となる人材を求めて求人を出します。
ですが、良い人材を得る為に求人を出すための出費が意外と大きいものです。
そこまで力を入れたのに、期待する人材が集まらなかった場合は大きな痛手となってしまいます。
求職者としては、自分のライフスタイルに合わせ、自分のスキルを発揮できる様な環境で働きたいと希望しています。
実際に1人で希望に合う企業を探すのは大変で、何度も面接を受けるのも時間や交通費がかかってしまうのです。
そんな双方の架け橋となるのが、「派遣」という働き方。
求職者が派遣会社で登録を行い、派遣会社の担当者に業務内容や勤務時間などの希望を相談します。
求職者の希望を考慮し、派遣会社の担当者がその条件にマッチした求人を探します。
この求人は、派遣会社と提携している企業から選びますので、細かい条件に合う求人が見つかる可能性が高まるのです。
派遣会社を通すことで、企業側はより効率的に求める人材を紹介してもらうことができ、求職者は求人を探す手間が省けて希望に近い条件の仕事を見つけることができます。
このように、派遣とは企業側と求職者の手助けとなり、より多くの方に働くチャンスを与える働き方と言えます。
派遣社員の働き方
一言で派遣社員と言いますが、実は派遣の働き方には「長期派遣勤務」「単発派遣勤務」があります。
長期とする期間は派遣会社によって変わりますが、派遣期間が大体6ヶ月~2年としています。
それぞれの働き方について、解説をしていきます。
長期派遣勤務
長期派遣勤務とは、派遣先で長く勤務することを想定されている派遣のことです。
長期の契約だとしても、派遣社員には一定期間ごとに契約更新があるため、場合によっては短期で契約終了になってしまうこともあります。
厚生労働省の「平成29年派遣労働者実態調査の概況(再集計確報版)」にある「派遣契約の状況」を見ると、1年を超えて3年以下で働いている割合が34.6%と多くの方が長期で働いていることが分かります。
長期で働くと社会保険への加入や有給がもらえるというメリットがあり、安定の収入が見込めます。
派遣社員が社会保険や有給を得るための条件や取得方法につきましては、それぞれくわしく説明している記事があるので、あわせてご覧ください。
◆派遣でも社会保険に入れるの?加入の条件やメリットをくわしく解説!
◆派遣社員にも有給休暇はある!取得条件や派遣先が変わる場合など徹底解説
しかし、長期で働けると言っても、有期の場合は同じ職場で働ける期間は3年が上限となっています。(派遣3年ルール)
同じ職場で働き続けたい場合は、雇用形態を変えるか、派遣を有期ではなく無期雇用派遣へ切り替える必要があるので、派遣会社の担当者に相談をしてみましょう。
単発派遣勤務
短期よりも短い単発派遣という勤務形態もあります。
よく、単発と聞いて日雇い派遣と同じだと思われる方がいますが、実は別物です。
2012年10月1日から労働者派遣法改正法で日雇派遣が原則禁止となっています。
この日雇派遣とされる期間は、30日以内での派遣を行うことを禁止にしたのです。
つまり、単発派遣とは言っても、31日以上働かなくてはならない条件があるので、最低でも1ヶ月程度は働く必要があります。
自分が長期よりも単発派遣の方が合うといった方は、単発派遣を扱う派遣会社を選ぶようにしましょう。
派遣会社によって単発派遣の求人を扱う比率が変わってくるので、派遣会社へ登録する前に単発派遣はどのくらいあるのか、どういった業種なのかを聞いておくと良いですよ。
単発派遣勤務に興味がある方は、こちらの「単発の派遣の期間は最低何日から可能?始める前に知っておきたい情報」でよりくわしく解説していますので、是非ご覧ください。
派遣社員と正社員の違い
最初に基本的な派遣社員という働き方について話してきましたので、今度は正社員と比較し、どこがどう違うのかを見ていきましょう。
雇用主
派遣社員と正社員の大きな違いの1つにあるのが、この雇用主が何処にあるのかです。
これは正社員に限らず、アルバイトや契約社員にも言えるのですが、雇用主は勤務先の企業にあります。
その企業と、直接雇用契約を結ぶことで成立します。
一方、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んでいるので、雇用主は派遣会社となります。
最初に説明をしたように、派遣会社から紹介された企業で勤務する形となるのが派遣という働き方です。
そのため、雇用契約の内容や福利厚生は派遣会社に基づくので、間違えないようご注意ください。
給与形態
給与形態で多いのは、正社員は月給制、派遣社員は時給制であることです。
これは、派遣社員の働き方にも関連し、人によって勤務時間や日数が変わるため、働いた分だけもらえる時給制が取り入れやすいからです。
時給制であるため、休みの日が多い月などは給与が減ってしまうのはデメリットと言えます。
ですが、時給で考えると派遣社員も高めの金額で設定されているので、働き方によっては派遣社員の方が良い可能性もあります。
株式会社リクルートジョブズリサーチセンター「2023年11月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査【三大都市圏(関東・東海・関西)】」によると、派遣社員の三大都市圏の平均時給は1,654円でした。
正社員と派遣社員の給与の差や収入アップの方法について、さらにくわしく知りたい方は「派遣社員の年収はどれくらい?相場や正社員との差・収入アップ方法を紹介」で解説していますので、是非ご覧ください。
勤務時間・休日・転勤
大きな違いで思いつくのがこの部分ではないでしょうか?
正社員は、勤務時間や休日は固定しており、基本的に8時間勤務で週休二日制(フルタイム)となります。
出張や転勤といった、最初に決まった勤務地と離れることもあるのです。
この勤務時間や転勤・出張などは、会社によって変わってきますので、最初に契約する際にしっかり確認する必要があります。
派遣社員は、勤務時間や休日を自分のライフスタイルに合わせて決めることができます。
派遣会社の担当者に希望の勤務時間や日数を伝えておくことで、それに合わせた求人を派遣会社から紹介してもらえますよ。
転勤については、基本的にはないと思っていて大丈夫です。
ですが、派遣会社によっては転勤も認めていることもあるため、必要だと思われる転勤の場合は言われる可能性があります。
絶対に転勤したくない方は、派遣登録の際に転勤は希望しないことを伝えておきましょう。
契約期間
正社員は、フルタイムで定年まで勤務する「無期雇用」となるので、契約期間は設定されていません。
このことから、正社員は安定して働けると言われています。
派遣社員の場合は、一定期間で契約更新をする必要がある「有期雇用」です。
そのため、契約期間が切れる際に契約を更新するか、満期終了とするかによって仕事が続けられるかが決まります。
契約に関しては直前に告知されるのではなく、期限が来る30日前から知らされるので、不当である場合は派遣会社の担当者に相談することも可能です。
派遣社員の働き方でも紹介しているので、あわせてご覧ください。
仕事内容
基本的に、与えられた仕事をする点では正社員も派遣社員も同じです。
ですが、正社員には自分がやる仕事以外にも雑務や、自分が担当していない仕事を頼まれることがあります。
他にも、会社で行う会議や集会などに出席する必要が出てくるので、やらなくてはならないことが増えます。
そして、責任を伴う業務を頼まれるようになるため、プレッシャーも感じるようになる可能性もあるのです。
派遣社員は、自分がやるべき仕事をこなす為にいるので、雑務などの契約時に言われた以外の仕事をする必要がありません。
自分が与えられた仕事に専念できるのが派遣社員の大きなメリットなのですが、担当する仕事が決まっているので成果を求められます。
実力主義の世界とも言えるので、しっかり自分のスキルを上げつつ会社に貢献していきましょう。
福利厚生
福利厚生は、正社員であっても派遣社員であっても受けることができます。
なぜなら福利厚生は、雇用形態ではなく勤務時間や日数などの一定条件を満たしていれば、受けることができるからです。
ただし、一括りに福利厚生と言っても様々な種類があり、正社員と派遣社員で受けられる福利厚生が異なる場合があります。
社会保険などは加入できる派遣会社も多くありますが、優待サービスなどは受けられないこともあります。
また、勘違いされやすいのですが、派遣社員の福利厚生は派遣会社に基づきます。
派遣会社がどういった仕組みになっているのかを、登録時に確認をしてしっかり把握しておきましょう。
社会保険に入りたい方は、時短勤務であっても条件を満たすことで加入可能です。
その条件については、こちらの「派遣でも社会保険に入れるの?加入の条件やメリットをくわしく解説!」をご覧ください。
派遣社員のメリット・デメリット
どのような方が派遣社員として働いているのか、正社員とは何が違うかを説明してきました。
ここで、派遣社員で働くメリットやデメリットについて改めて解説していくので、自分に合うかをしっかり見極めていきましょう。
派遣社員のメリット
まず、派遣社員のメリットと言える点をまとめて見ます。
- 勤務時間や給与など希望に合う働き方ができる
- 時給が高い
- 自分の仕事に専念できる
- スキルアップや経験を積むことができる
- 次の仕事が見つけやすい
- 未経験でも働ける求人が多い
- 派遣会社にいつでも相談ができる
派遣社員として働く最大のメリットは「働き方の自由度」「高給料」「仕事が見つけやすい」といったものがあります。
こうしたメリットは、ちょっとした時間に働きたい主婦や、夢のために長期雇用が難しい方にぴったりの働き方と言えます。
また、将来的には正社員になるため、自分のスキルアップや経験を積むために働きたいと思っている方にもおすすめしています。
派遣社員のデメリット
何事にもメリットがあればデメリットもあります。派遣社員として働くデメリットを紹介します。
- 収入が不安定
- 福利厚生がつかないこともある
- 契約期間が定まっている
- 解雇される可能性が高い
- 仕事の出来で契約や給料に影響が出ることもある
デメリットで目立つのは、やはり仕事や収入の不安定さです。
派遣は有期雇用となるので、一定期間ごとに契約更新をする必要があります。
派遣先の企業に必要とされないと見なされれば、契約を終了されることもあるのです。
派遣社員とは実力主義な働き方とも言えます。
未経験OKの求人であったとしても、働き始めて戦力と認められなければすぐに契約終了……なんてことにも。
もちろん、派遣会社もなるべく長く働いてもらいたいと思っているので、全力でサポートしますが、一番重要となるのが本人の働き具合です。
紹介してくれた派遣会社や、自分の力を見込んでくれた派遣先の企業のためにも、頑張って働く意思を持ち続けましょう。
正社員のメリット・デメリット
派遣社員よりもメリットと感じる部分やデメリットとなる部分はどこか、紹介していきます。
正社員のメリットやデメリットを見て、派遣社員ではなく正社員を目指したいと思った方は、総合人材会社「ウィルオブ」へ無料登録し相談だけでもしてみましょう。
希望する条件をうかがい、派遣社員から初めて正社員を始める方法や、正社員として働くまでのプランを提案させていただきます。
正社員のメリット
正社員のメリットはどこか、以下でまとめて紹介します。
- 安定した雇用と給料
- 昇給やボーナスがある
- 福利厚生が充実
- 責任感ある仕事を任せてもらえる
- 深いコミュニケーションが取れる
正社員のメリットは、やはり雇用や給料の安定性が一番大きいと言えます。
他の雇用形態に比べ、よほどのことがなければ解雇されることがないからです。
そして、正社員は長く働く傾向にあるので、昇給やボーナス、福利厚生適用の対象となり、出世の可能性もあります。
また、長く働くことで社員同士のチームワークも深まり、コミュニケーションが取りやすいのもメリットの1つです。
飲み会やレクリエーションなどを行う会社もあるので、人と関わることが好きな方は、そういった職場を希望するのも良いでしょう。
業務内容も他の雇用形態の方に比べて責任ある業務を任されることが多く、仕事の量も多くなります。
責任感ある仕事を任されることでモチベーションが上がる方にとっては、やりがいのある働き方です。
正社員のデメリット
雇用が安定して、給料も他の雇用形態と比べて多い正社員ですが、正社員だからこそのデメリットもあります。
- フルタイムで働く
- 残業や休日出勤がある
- 雑務などで時間を取られる
- 転勤する可能性がある
- 休みを取りづらい
正社員は会社に取られる時間が多いので、派遣社員やアルバイトに比べてプライベートな時間が少なくなります。
また、残業や休日出勤も頼まれたりするので、休みだったはずが急に仕事が入って予定が狂うということもあるのです。
これに関しては、会社にとってフレックスタイム制を活用しているところもあるので、別日に休みを取ることもできます。
- ※フレックスタイム制とは?
会社が定めている一定期間の総合的な労働時間の範囲内で社員が自分で労働時間を決められる制度のこと。
なるべく自分の予定に合わせて勤務時間を調節したい方は、このフレックスタイム制を適用している会社を選びましょう。
勤務時間はフレックスタイム制で調整ができますが、業務内容によっては繁忙期などで有給などを使っての休みが取りづらくなる可能性があります。
派遣社員やアルバイトであれば、フルタイムではなく前もって休みを含めてのシフトが決められ、急な休みも取りやすい業務を組んでもらえるので、時間の自由度は少なめです。
また、勤務内容によっては転勤をする必要が出てきます。
家族がいる場合は、単身赴任となる可能性があるので、転勤を希望しないのであれば入社時に言っておくといいでしょう。
派遣社員として働きたいならやるべき6つのこと
これまで、派遣社員としての働き方やメリット・デメリットなどを話してきました。
これらを踏まえ、派遣で働くことに興味を持った方もいるかもしれません。
ですが「派遣で働くには、何から始めたら良いの?」と疑問に思われるのではないでしょうか。
そこで、派遣社員として働きたいと思ったらやるべきことを紹介していきます。
自分の経歴を簡単に洗い出す
派遣は、勤務先が変わるので派遣会社で登録シートなどを用意していることがあります。
そのため、履歴書や職務経歴書が不要となります。
不要といっても、登録シートに何を書くか、面接時に自分のことをどうアピールするか悩んでしまうものです。
いざというときにしっかり答えられるよう、事前に自分の経歴やできることなどを洗い出しておきましょう。
どのような仕事や経験をしてきたか、どういったスキルがあるか、得意なことは何かなど、自分のことを伝えられるようにしてください。
派遣先は、経験やスキルによって変わってきます。自分がやりたい仕事にも繋がっていくので、何を強調するかも確認しておくといいでしょう。
勤務条件を簡単に決める
派遣会社が持つ求人は多くあります。その中から自分に合う求人を選ぶには、自分が希望する条件を出すことです。
ですが、その条件も多すぎると逆に仕事が絞られてしまい、やりたい仕事に就けないことがあります。
そこで、自分が仕事を探すときに出す条件を「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」で分けることをおすすめします。
たとえば、
- 「絶対譲れない条件」……勤務地は都内、水曜日休み
「出来れば叶えたい条件」……服装自由、車通勤OK
このように、条件を明確にすることで派遣会社も求人を探す範囲が広がるので、仕事が見つかりやすくなります。
派遣会社を選んで登録する
派遣会社への登録は必須となりますが、派遣会社に行かなくてもWEBや電話で登録が完了する会社もあります。
もし、派遣会社へ行く時間がない方は、このWEBや電話での登録に対応している派遣会社であることも確認しておきましょう。
数ある派遣会社の中で、どこに登録しようか悩んだ際の目安にもなりますよ。
派遣登録会への登録手順やどんなことをするのかをこちらの「派遣登録の流れを解説!気を付けるポイントやおすすめの派遣会社も紹介」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
派遣会社に自分のスキルや経験、希望する勤務条件を伝える
派遣会社を決めたら、まずは派遣登録会への参加を予約します。
登録会では、派遣がどういった働き方をするかの説明や、登録シートへの記入などを行います。
派遣会社の担当者との面接もこの時にあるので、身なりをしっかり整えて挑みましょう。
面接といっても、希望する職種や条件・経験・スキルなどを聞かれるだけなので、しっかりと自分の希望することを伝えてください。
担当者からも質問をされると思いますが、それについても嘘偽りなく伝え、希望することが難しいとなった場合はどうしたらいいのかと相談をすることもできます。
仕事を紹介してもらう
派遣登録会で聞いたことを参考に、派遣会社は条件に合う仕事を探し、紹介してくれます。
ですが、あくまでもこれは担当者がスキルや勤務条件を見て判断した求人情報なので、最終的に決めるのは求職者です。
自分でもしっかりと求人内容を確認し、分からないことがあれば担当者に質問をしてください。
そうすることで、自分が求める職場で働くことができるようになるのです。
仕事を紹介してもらえなかった場合、他の派遣会社に登録するのもあり
もし、登録した派遣会社から紹介してもらう仕事が合わなかったり、紹介すら来ない場合は他の派遣会社にも登録することをおすすめします。
実は、複数の派遣会社へ登録しても問題はないのです。
むしろ、働く機会が増えるので、複数登録することは良いことでもあります。
ただ、働く機会が増えるといって多くの派遣会社へ登録をしてしまうと、ダブルブッキングしてしまう可能性があります。
そうなって何度も断りを入れるようになると、失礼になってしまうだけでなく、信用性を失ってしまいます。
そうならないためにも、派遣会社への登録は2~3社と決めておきましょう。
未経験でも安心して始められる派遣会社3社を紹介
では、派遣社員について理解していただけたところで、初めての方でも安心して始められるおすすめの派遣会社を3社紹介します。
何を基準に見れば良いかわからない方は、こちらの「評判の良い派遣会社とは?おすすめ15社や見極める方法なども紹介」もあわせてご覧ください。
ウィルオブ・ワーク
- 扱う業種は「事務」「コールセンター」「販売/接客」「介護/福祉」
- 求人は全国に対応
- 研修や仕事に関するケアやサポートが充実
- 未経験の求人が多く、初めての仕事にも挑戦できる
- 福利厚生もついているので安心して仕事ができる
リクルートスタッフィング
- 幅広い業種の求人を扱っている
- 求人は全国に対応
- リクルートグループが運営しているので安心して働ける
- 充実した研修や資格取得でスキルアップを狙える
- 未経験でもできる仕事があるので新しいことにチャレンジできる
テンプスタッフ
- 業界トップクラスの求人数
- 求人は全国に対応
- 終業後もサポートしてもらえるので安心して仕事ができる
- 各種社会保険や割引特典などの福利厚生が充実
- スキルアップを目指した講座が多い
他の派遣会社も知りたい方はこちらも
これまで紹介してきた派遣会社は幅広い求人に対応していて、大手会社で安心して働けることを前提としていました。
ですが、これら以外にも業種に特化した会社や強みとしているものに違いがある派遣会社が多くあるのです。
他の派遣会社についても知りたい方はこちらの「【最新比較】派遣会社おすすめ20社!ランキングに惑わされない選び方も紹介」で分かりやすく比較しているので、是非ご覧ください。
派遣社員から正社員を目指す方法もある?
派遣社員について説明してきましたが、やはり正社員の方が良いと思う方もいると思います。
でも、比較して分かったように、正社員として働くには資格や経験が必要となる場合もあって採用されるのが難しい業種もあります。
そこで、急に正社員として働くことに不安を感じる方は、派遣から正社員を目指すことをおすすめします。
これから派遣社員を目指す4つの方法を紹介しますが、こちらの「派遣社員から正社員になるには?派遣で働きながら正社員を目指す方法」でも解説していますので、あわせてご覧ください。
派遣先の正社員になる
一番安心して正社員を目指せる方法と言えるのが、派遣先の正社員になることです。
これは、派遣社員として働き、仕事ぶりを派遣先の会社が認めて正社員として雇いたいという場合に成立します。
派遣されている間に働いているので、その会社がどのような雰囲気か、どういった方が働いているのかを知ることができます。
会社側としても、派遣された社員のスキルや人格などが分かり、安心して雇うことができるのです。
ですが、派遣として雇うのと正社員として雇うことでは人件費に大きく差が出るため、派遣先の企業で正社員になることは難しいと言われているのです。
派遣先で正社員として働きたいのであれば、派遣会社の担当者に相談をしてみましょう。
派遣で経験者として転職する
派遣として色々な企業で経験を積むことで、業務経験必須の企業でも正社員として採用される可能性が高くなります。
この経験が積めるのは、派遣のメリットでもあります。
転職活動で不安になってしまう方は、経験不足やスキルの低さを感じてしまうことが大きな理由の1つではないのでしょうか。
そんな不安を解消するにはやはり経験を積むことです。
自分が納得するまで派遣社員として働き、自信がついてきたら派遣会社の担当者に「そろそろ正社員として転職をしたいです」と相談してみましょう。
転職に関してのアドバイスや、どんな会社が良いか、面接のポイントなど、一緒に考えてくれます。
紹介予定派遣で働く
紹介予定派遣は、最長6ヶ月の派遣期間を経て、派遣先の企業が正社員として雇うかを審査します。
派遣社員として働いていた方が急に正社員になるのとは違い、契約時から正社員を予定しているので、もとから正社員を目指している方におすすめです。
ですが、派遣期間後の審査で派遣社員と企業の双方が合意しなければならないので、企業が断れば正社員となれません。
中には正社員ではないものの、契約社員やパートとして直接雇用を希望することもあるので、よく話し合って決めましょう。
もちろん、こちらから断るのも大丈夫なので、断る理由を正直に述べてください。
嘘や曖昧に答えてしまうと、正社員として働く気がないのかと思われてしまい、信用を失う恐れがあります。
派遣会社の正社員になる
派遣として働いていると、関わりが深い派遣会社の担当者の働きを見て派遣会社で働くことに興味を持つ方もいます。
派遣会社の中でも色々は働き方があります。派遣会社で働きたいと思ったのであれば、担当者へ相談をしてください。
担当者は一番近くでサポートしてくれているので、どういった人格か、働きぶりはどうかなどを把握しています。
そんな担当者が、より自分に合う部署や働き方を紹介してくれるので、履歴書や面接など、必要となる準備を手伝ってくれます。
あくまでも、派遣会社の担当者はサポートをするだけです。
最終的に派遣会社で正社員として働けるかは、他の企業と同じように面接やスキルなど、自分の力によって決まります。
派遣会社の正社員については、こちらの「派遣会社の正社員とは?派遣先に常駐する働き方やメリットなどを解説」でもくわしく解説しているので、あわせてご覧ください。
人材会社ウィルオブへ幅広く相談してみる
派遣法改正ってなに?
派遣として働くなら、派遣法について少しでも知っておくことをおすすめします。
そもそも、派遣法とは「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」と言い、簡単に説明をすると「派遣社員の権利を守るために施行された法律」です。
たとえば、派遣社員の賃金の適正化や他の雇用形態と同じように社会保険や福利厚生の適用、契約期間の改善といったものがあります。
この派遣法は何度も法改正が行われており、今でも派遣で働く方が働きやすくなるよう変わっています。
派遣法改正がどのように行われてきたか、くわしくは以下の記事にて解説していますので、是非ご覧ください。
◆派遣法の基本をわかりやすく解説!これまで行われた法改正についても紹介
◆派遣の2018年問題とは?派遣法改正を交えながら紹介!
◆同一労働同一賃金とは?制度の概要を解説
まとめ
派遣社員は正社員とどう違うのか、派遣という働き方はどんなメリットやデメリットがあるかを知ることで、より深く派遣への理解が深まったのではないでしょうか。
正社員として働きたいと思っていても採用までが難しい方や、自分のスキルや経験に自信が持てない方は、派遣社員として働いてみるのも有効な1つの手段です。
これからも派遣社員などの非正規雇用に関する制度は改善されていくので、より働きやすい環境に変化していきます。
自分がやりたい仕事をするために正社員の道だけでなく、派遣社員という働き方も視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
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- 派遣社員は、正社員に比べて時間に縛られることがなく、プライベートも充実させることが出来ます。将来正社員になるためのスキルアップを目的に派遣を希望される方もいるでしょう。
自分がどんな働き方をしたいか、まずは派遣会社ウィルオブに相談をしてみませんか?希望条件に沿うような働き方を提案させていただきます。
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